データ
初出 | 第9世代 |
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タイプ | かくとう |
威力 | 65 |
命中 | 100 |
PP | 15 |
分類 | 物理 |
直接攻撃 | ○ |
範囲 | 敵1体 |
効果 | 相手が先制攻撃技を繰り出した場合、先制で攻撃でき、必ずひるませる。ただし、相手が先制攻撃技を選択していない場合は失敗する。 |
概要
第9世代のDLC『ゼロの秘宝』から追加されたわざ。
相手の動きを見切って素早い掌底を放つことで、撃ち込まれた相手は怯んで攻撃出来なくなる。
多くのかくとうタイプが習得でき、他にダイケンキやゲッコウガ等の武術・体術に優れるポケモンや、ジュカインやマニューラ、ファイアロー等のスピードに優れるポケモンが習得する。
ファイアローは後述の通り、この技がピンポイントで刺さるのだが良いのだろうか…?
対先制用のねこだましと言える技である。ただ、使用のために相手の行動を読む必要があるという点ではむしろふいうちに近い。
優先度は+3であり、多くの先制技やしんそくよりも上、ねこだましと同じ。つまり、相手がねこだましを撃ってきた場合には素早さ勝負となる。
因みに、お互い「はやてがえし」を選択した場合でも発動するため、これもねこだまし同様、素早さ勝負となる。
威力65のためテクニシャン補正は乗らない。
また、ねこだましと違い「場に登場したすぐのターンのみしか使えない」という制限はない。
攻撃を潰せた際のリターンは大きいが有効に働く状況は限られる。覚えさせる際には「きあいのタスキ発動後の少ないHPを先制技で削りにくる相手に対して使う」など、具体的なシチュエーションを想定するのが望ましい。
ねこだましと同様に特性せいしんりょくやおんみつマントを持たれると怯まないので注意。
また、先制技であっても補助技に対しては失敗する。そのため特性いたずらごころへの対策には使えないが、はやてのつばさやヒーリングシフトによる攻撃技には有効(ただし補助技であるおいかぜには無効であり、ヒーリングシフトの優先度はこの技と同じ+3であることに注意)。
SVの対戦環境においては環境トップに君臨するカイリューのしんそくが猛威を振るっており、カイリューのしんそくの対策のためにはやてがえしを実装したのでは?といった憶測を呼んでいるが、使い手側にカイリューに有利なポケモンは少なく、特性がせいしんりょくの場合もあるカイリューに対して有効に働く場面は限られる。
エビワラーじゃんけん
意外な使い方でこの技を活用する勢力がいる。
というのも、この技に加えきあいパンチとマッハパンチを覚えさせたエビワラー同士で対面させ、じゃんけんのように互いに技を繰り出しあうという対戦方式を編み出したトレーナーが現れたのである。
いずれもかくとうタイプであることは共通しており、技の優先度を並べると
- はやてがえし→マッハパンチ→きあいパンチ
以上の順番となる。
- 「マッハパンチ」が当たった時点で「きあいパンチ」は不発となる。
- 「はやてがえし」は先制技である「マッハパンチ」を不発にできる。
- その「はやてがえし」も先制技ではない「きあいパンチ」相手には不発となり叩きこまれてしまう。
このためあいこ以外は一方的に攻撃が通ってしまう見事な三すくみが図らずも出来ていたのだ。
「エビワラーじゃんけん」とでも呼ぶべきこの遊びは藍の円盤の配信後からSNS上で話題を呼び、ネットニュースで紹介されるといった影響を及ぼすまでになっている。
因みに、「はやてがえし」「マッハパンチ」「きあいパンチ」の3つの技をすべて覚え、且つ格闘タイプを持つポケモンは他に、ゴウカザル・ローブシン・パーモットがおり、特性「てつのこぶし」を持つという点も共通している。
『ポケモンSV』DLCの新技「はやてがえし」を使ったじゃんけん風大会盛りあがる。エビワラーで三種の技を使い分け、“択”を制する