「じゃれつく」には以下の意味がある。
- 動物などが甘えて遊ぶ様。
- ポケモンの技の1つ。
ここでは後者を説明する。
技データ
概要
第6世代より存在する、数少ないフェアリー物理技。
相手に激しいスキンシップを行い、もみくちゃとしてしまう形で攻撃する。
第8世代にてソウルクラッシュが登場するまでは、フェアリータイプ唯一の物理攻撃技であった。威力はこちらが勝っている。
性能について
煙と共にハートやら星やらが飛び交う演出や、「ポコポコ!!」という可愛らしい音が鳴るなど、
一見すると微笑ましい光景だが、エフェクトのイメージに反して威力は90もある。
ゲップといい、やたら威力の高いポケモンの日常行為は何かがおかしい……。
現状、専用技を除いてフェアリ唯一の物理技であるため、物理型フェアリーには必須技となる。
また対ドラゴン・格闘・悪対策に採用するのも悪くなく、上記のドンファンやリングマなどの攻撃が高いポケモンや、アブソルやスカタンクなどの悪技メインポケモンの相性補完として採用される場合もある。
忘れがちであったが10%の確率で相手の攻撃力を下げる効果もある。
欠点は90%というやや不安な命中率。要するに肝心な際に外れる。
習得ポケモン
登場当初は一部ポケモンのレベル技またはタマゴ技であったが、LPLEでわざマシンに、剣盾でわざレコードとなり、多くのポケモンが習得した。
習得可能なポケモンは比較的小柄で軽いポケモンが多い(グランブルでも50kg以下)。ただし、たまにめちゃくちゃパワフルな大型や重量級ポケモンも覚える。
例えばドンファン、リングマ、ウインディ、ツンベアー、ハルクジラ、ケッキング、ダイオウドウ、ガチゴラス、イダイナキバ、テツノカイナ。
また、ドラミドロ(!?)などの様に別ベクトルで危険そうなポケモンもちらほら。
一方、カプ・コケコやカプ・ブルルの様に物理攻撃力は高めながら覚えられないフェアリーも存在している。逆にカプ・テテフとカプ・レヒレは覚えられるが物理攻撃力は低い。
しかし、勇者または王と呼ばれカプ神達より攻撃力が高いザシアンは覚えられる。
余談
ミミッキュ固有Zワザ「ぽかぼかフレンドタイム」使用はこの技が必須となる。
ガラルスタートーナメントでは、ネズとタッグを組んだポプラが「しっかりやりなネズの坊やさもないと……じゃれつくよ」と発言している。
一方のネズは青ざめ「88歳の じゃれつくなんて おれには ムリだよ できないよ」と返している。
ポケモンGO
第2世代のフェアリータイプ追加と共に実装された。
本作ではゲージがたまると使用可能なスペシャルアタックとしての扱いを受けており、原作同様、威力は90で、分割ゲージであるためある程度連射が効くなど、技としては比較的優秀。
フェアリータイプの分割ゲージ技には威力110の「マジカルシャイン」があるが、そちらと比べると威力が低い代わりに発動時間が短く、全体的なダメージ効率ではこちらが上回る。
一応プクリンを除いて同時習得するポケモンはいない。
最大の特徴として攻撃発生速度(モーションから攻撃に移るまでの速度)が圧倒的に短いことがある。流石に「おんがえし」ほどではないものの、「マジカルシャイン」より速いどころか「ストーンエッジ」「ハイドロポンプ」と肩を並べる程。
つまりこの技を防衛ポケモンが使うと回避が非常にし辛いため、この技を被弾しやすい。
よって防衛ポケモンに覚えさせるのが最適といえ、特にケッキングは攻撃種族値の高さから攻撃側の格闘プを返り討ちに出来てしまう。
ドンファンもケッキングほどの火力はないものの、ノーマルアタックの「あまえる」と合わせてかくとうタイプでゴリ押しして来たポケモンを返り討ちにできることも。
アーケード版では
ポケモントレッタアルティメットZ2弾に登場したクチートの技として初登場し、その後もポケモンガオーレとポケモンメザスタでミミッキュとプクリン(メザスタではサケブシッポも使用)、ポケモンフレンダでキチキギスが使用する。
……のだが、演出がかなり怖い。
トレッタは使用上相手ポケモンを映るのであるが、それ以外の作品では共通として
使用ポケモンが微笑みながらゆっくりと近付く
↓
画面が暗転すると共に、目が赤く輝いて相手をフルボッコ
↓
使用ポケモンがこちらを見て笑った後にその場を去り、攻撃を受けた側が目を閉じて気を失う(フレンダ以降ではこのシーンが省略されている)
……という演出となっている。
(こうなった原因は恐らくミミッキュ)
Pixivでは
イラストではマリルリが行うものが多い。
(邪悪で熾烈に相手を苦しませると書いて「邪烈苦」とも捉えられるであろう…。)