基礎データ
全国図鑑 | No.0435 |
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シンオウ図鑑 | No.085 |
コーストカロス図鑑 | No.103 |
ガラル図鑑 | No.131 |
ヒスイ図鑑 | No.111 |
パルデア図鑑 | No.227 |
ローマ字表記 | Skutank |
ぶんるい | スカンクポケモン |
タイプ | どく / あく |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 38.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | あくしゅう/ゆうばく/するどいめ(隠れ特性) |
おとしもの | スカンプーのけ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | スカタンク | スカンク+tank(英語で戦車) |
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語 | Skuntank | skunk(スカンク)+tank(戦車) |
フランス語 | Moufflair | moufette(スカンク)+flair(嗅覚) |
韓国語 | 스컹탱크 | 英語名に同じ |
中国語 | 坦克臭鼬 | 坦克(戦車)+臭鼬(スカンク) |
タイ語 | สกาแทงค์ | 日本語名の音写 |
進化
スカンプー → スカタンク(Lv.34)
概要
第4世代『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』から登場したスカンクポケモンのスカンプーの進化系。
巨大になった尻尾を背中に載せていて立派なリーゼントみたいな見た目に変化しており、尻尾の先から激臭の液体を噴射することができる。体内で臭い液体を熟成させることができ、熟成した時間が長いほど、臭さが強烈になっていく。XYでのモーションでもとくしゅわざなどを発動するとき説明に書いてあった通り尻尾の先から発射する姿を見ることができる。
この液体は可燃性なのか、特性がゆうばくであったり、だいばくはつやかえんほうしゃ、ほのおのうずを覚えられる。
なお、尻尾は毛に覆われていてどういう構造になっているかはわかっておらず、排泄はどこから行うのかも謎に包まれている。順当に考えるならば尻尾に穴が空いていてそこから毒液を発射しているのだろうが…それにしても尻尾が焼けただれたりしないのだろうか?
ゲップやみだれひっかき、かみつくも習得できるので全身が武器の塊となっている。加えていやなおとも覚える事から屁は音響兵器としても活用できるらしい。
なお、くろいきりやスモッグなどそれっぽい技を覚える一方でかつてはきりばらいを覚えることが出来た。屁の勢いで霧を払うとかそういうことなのか…?
名前の由来は「スカンク」+「タンク(戦車)」。
尻尾を砲台に見立てているのだろう。
野生下では地面に穴を掘って生活しているらしく、液体の匂いは食べ物で決まるのだと言う。
鳴き声が「派手な放屁の音」そのものであり、なかなかインパクトが強い。
「LEGENDSアルセウス」の図鑑説明によれば『毒汁 放ちて 獲物と 対峙す。 己の 毒汁の臭気に 耐えられず 仕留めし獲物 喰えぬこと あり。』と解説されており、(どくタイプである以上は)猛毒に塗れた餌が食えないというより、自分の屁に含まれる毒素が強すぎて餌をダメにしてしまうようである。いくら強力な武器を得たとて狩は楽になるとは限らず…自然界はそう甘くないのだ。
ゲームでの特徴
入手に関してはスカンプーも参照。
DPt・BDSP
- 『ダイヤモンド』『ブリリアントダイヤモンド』限定のポケモンであり、野生では221ばんどうろと225ばんどうろ、後者では地下大洞窟の「広めの空洞」「草原の空洞」「河岸の空洞」「水鏡の大空洞」「陽だまりの大空洞」にも出現する。
- 「かえんほうしゃ」が進化と同時に取得するので、特にプラチナでテコ入れされる前のダイヤモンド・パールの環境下では、ほのおタイプそのものが冗談抜きでヒコザル系統とポニータ系統しかおらず、かつスカタンクのとくこう自体71と並みより少し下程度とは言え、威力95命中100と安定した高火力で、シナリオならバツグンさえ突けば大体即死圏内なので、事実上のほのおタイプ担当として採用したトレーナーも結構いたほどである。
- ストーリーにおいては、ギンガ団のジュピターが使ってくる事で有名であり、弱点はドラピオンと全く同じなために倒すのに一苦労する存在(ちなみに本来の進化レベルが34であるにもかかわらず、ギンガハクタイビルでの対決時点ではレベル20である)。というのも、ハクタイシティ探訪時点ではじめんタイプの技に乏しいからである(まともにじめんタイプの技を覚えているのはカラナクシぐらいである)。
- 余談
ソード・シールド
- ワイルドエリアの「ミロカロ湖・南(晴曇雪吹砂霧)」「ミロカロ湖・北(雨照砂)」「砂塵の窪地(曇)」「げきりんの湖(曇)」に出現。
- ストーリーではネズの手持ちとして登場するが、こちらの使用ポケモンによっては最後に出てくることもあり、「ネズの切り札ポケモンではないか?」と勘違いされたりしているが、実際はタチフサグマがエースである(ネズがダイマックスを使わないのが原因)。
LEGENDSアルセウス
スカーレット・バイオレット
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
103 | 93 | 67 | 71 | 61 | 84 | 479 |
ちょっと鳴き声がアレなことに目をつぶれば、弱点が地面一つだけで能力値もバランスがよく炎技を自力で習得できるなど使い勝手は良いポケモン。
第5世代
ハズレ特性であった『あくしゅう』の仕様が『攻撃時に1割でひるみ追加』となり高めの素早さを生かせるようになって、地味にだが強化されている。もう1つの特性はゆうばく、誘爆がどんな状況であるか是非想像していただきたい。
第6世代
XYでは新たなタイプのフェアリータイプに弱点を突けるようになったと同時に、じゃれつくやゲップを新たに習得した。
第7世代
新たにレベルアップ技で「ベノムトラップ」「ふいうち」などを習得した。特にタイプ一致先制技のふいうち追加は大きい。
実は第四世代時点でも教え技で覚えられたのだが、長らく没収されてしまっていたのである。
当時より威力が下がったとはいえ、強力な技には変わりないのでファンは喜んだ。
あまり知られていないが第五世代のバトルサブウェイには当時同時習得のできなかった「ふいうち」(第四世代の教え技)と「イカサマ」(第五世代以降のスカンプーのタマゴ技)を両立した、改造以外では当時両立不可能な構成のスカタンクが存在していた。
この件は後のBW2にて「イカサマ」が教え技に抜擢されたことで両立可能になったという、どこぞのワダマンダ事件を彷彿させる形で解決に至っている。
第8世代
剣盾では「わるだくみ」、「スイープビンタ」、「たたりめ」、「ふしょくガス」、「しっとのほのお」、「うっぷんばらし」といったクセのある技を習得。
第9世代
SVでテラスタルが登場。テラスタル中は必然と単タイプとなるため、複合タイプの耐性が優秀なスカタンクにとって耐久面ではむしろマイナス。極力テラスタルなしの立ち回りが基本になるだろう。
ちなみに「ダストシュート」の習得は本世代からである。しかも、「いかりのまえば」や「はたきおとす」まで習得した事でよりトリッキーに立ち回れるようになった。
使用トレーナー
ゲーム版
※1:強化後
アニメ版
- ウブカタ(DP127話)
- ロケット団精鋭部隊(新無印24話・74話・75話・90話)
漫画版
- ギンガ団SHITAPPA(ポケスペ)
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
- 時・闇・空の探検隊では悪役の探検隊ドクローズのリーダーとして登場する。ドガース・ズバットと共に金儲けを企みプクリンのギルドに助っ人として参入、食糧庫を荒らしたり主人公達の手柄を横取りしたりと、前作のイジワルズ同様主人公達に嫌がらせを仕掛けてくる。しかし、いそのどうくつで主人公達から奪った遺跡の欠片の謎を解こうとした所にカブトプスやオムスターの大群に打ちのめされる。その後の出番は無いが、改心はしている様子。
- これとは別個体のスカタンクを勧誘し仲間にする事も可能。優秀なかしこさグループに所属しており、苦手なはがねタイプにも対抗出来る「かえんほうしゃ」等も覚えられる。悪役とは言え探検隊のリーダーを務めるだけの事はある。
- …が、敵として戦う場合はドクローズの個体が可愛く見える程の害悪性能。食らえば物凄い勢いでHPが削られる「どくどく」、こちらの火力が大幅に減る「おきみやげ」等非常に嫌らしい搦め手を容赦なく使ってくる。かと言って倒そうにも接近すれば「あくしゅう」による怯みで思うように戦えないし、いざ倒せば「ゆうばく」で死なばもろともと言わんばかりに此方の体力を大幅に削ってくる。
- 更に周囲の道具やスカタンクが持っていた道具も消滅する為、スカタンクが登場するダンジョンで道具を取り返す依頼を受ける場合は「しめりけ」がほぼ必須となる。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- ジュピターのスカタンク
- DP97話で登場。ロケット団が奪った「しらたま」を隙を突いて奪い取り、ロケット団を星にする。
- ウブカタのスカタンク
- DP126・127話にて、ポケモントレーナーズスクールに入学したポケッチカンパニーのウブカタという男のパートナーで登場。ロケット団がスクールのポケモンを奪って逃げようとした時にはコジロウのマスキッパにやられてしまう。翌日再びポケモンを盗みに入ったロケット団が逃げ込んだ小屋からあぶり出そうと小屋の中に潜り込み、強烈な臭いを出してロケット団を追っ払った。
- 新無印24話・74話・75話・90話
- ロケット団精鋭部隊のポケモンで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
7章で本来のプラチナの護衛であるパカとウージを襲撃したギンガ団のSHITAPPA達のポケモンとして複数登場。
尚このスカタンク達、よく見ると1話分丸々塗りミスをしている。
(本来頬の色は顎や腹部と同じ色なのだが、その回のスカタンク達は全員毛並みと同じトーンが貼られている)
尚、原作と違いジュピターのエースとして登場はしておらず、その枠はモジャンボが担当している。
(単行本34巻に掲載されているギンガ団紹介ページにてシルエットという形で登場しているため所持はしていると思われる)
関連イラスト
関連タグ
0434.スカンプー→0435.スカタンク→0436.ドーミラー
同複合タイプ
関連ポケモン等
- その他
- ブニャット:一応、対になるポケモン。