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はがねタイプ

はがねたいぷ

はがねタイプ(Steel Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

はがねタイプは『ポケットモンスタークリスタル』(第2世代)から登場したタイプの一つ。
日本語の五十音順的にも英語的にもあくタイプよりも後ろに来るので、17番目のタイプと考えてよさそう。

はがねタイプのカテゴリーに分類されるポケモンの特徴としては、金属鉱物をイメージさせる外見をしていたり、体の一部又は表面、あるいは全体が鉱物金属そのもので出来ているものが入れられている。

金属をモチーフにしている為、パラメーター的には、「ぼうぎょ」が大変高く設定され、「とくこう」、「とくぼう」、「すばやさ」が低い

性質としては非常に守りに長ける。
純粋なはがねタイプの場合、他のタイプへの耐性(いまひとつ+効果なし)が"11(第5世代までは12)"も存在する"驚異の硬さ"を誇っている。
ドラゴンタイプの技に対して抵抗がある数少ない(第5世代までは唯一)のタイプでもあり、ほのお、かくとう、じめんタイプが使われる理由の1つに「はがねタイプの弱点を突けるから」があるほど。
天候「すなあらし」でダメージを受けない点も強みで、パーティ内でバンギラスカバルドンと仲良くしている姿をよく見かける。
……反面、弱点の3タイプはいずれもはがねタイプ以外にも多くのタイプの弱点を突くことができるため採用率が高く、なおかつ高威力、高性能の技を多くのポケモンが覚えられるため、安易に交換で出して読まれて大きく削られる、ということがよくある。
地味に4倍弱点持ちが多いのも欠点の1つ。こいつこいつが何度不意の4倍を喰らったことか。

一方攻撃面は難点が多い。
そもそも攻撃相性が弱めである。フェアリータイプの弱点を突ける数少ないタイプであるが、主要な4つのタイプ(ほのお、みず、でんき、はがね)に半減されてしまうからである。
使い勝手のよい攻撃技が少ないことも問題である。
物理技では、先制攻撃であるバレットパンチはタイプ一致の使用者が少なくルカリオハッサムメタングメタグロスのみ。
コメットパンチは威力に優れる強力な技であるが、タイプ一致で覚えられるのがメタングとメタグロスのみ。しかもXYで威力が10も下がるという弱体化を受けてしまった。命中率は5上がったというのに。
アイアンテールは同じく威力に優れ、しかも覚える種族が多いという利点があるが、命中率が低過ぎる為実戦では不安定である。
アイアンヘッドは命中100で更に3割ひるみの優秀な効果が付いているが、使用者の大半は「すばやさ」が低いので追加効果はあってないようなものに近い。威力も80と中途半端なため、タイプ一致の主力技がこれしかないというのでなければ使われづらい。
一応ドラゴンタイプを持つガブリアスのフェアリー対策用サブウェポンとして搭載されることがなくはない。メガシンカ後に威力を補強して普通に使う姿も見られる……はがねタイプでないお前が強くなってどうするという感じだが。
また、ジャイロボールメタルバーストなど使い所を考える必要のある技も多い。
特殊技では、まともなものが威力80のラスターカノンジラーチ専用技のはめつのねがいのみ。そしてそもそもはがねタイプに特殊技をメインに据えるポケモンが少ない。


まとめると、
守備面は群を抜いた耐性の多さ、数少ないドラゴン耐性を持つ反面、弱点を突かれると案外脆い。
攻撃面は汎用的で使い勝手のよい技が少ないため今一つ。
耐性が優秀なことを生かした「守って勝つ」戦法が一番はがねタイプらしい戦い方だろう。

世代別の特徴

第1世代

この頃にはがねタイプは存在していなかったが、後にはがねタイプが加わるコイルレアコイルでんき単タイプとして登場していた。
また、アローラにてタイプが変わるサンドサンドパンディグダダグトリオの4匹もこの世代出身。

第2世代

その驚異的な耐性の多さから一世を風靡するかに思われたが、追加された種族はわずかしかいなかった。
技も「メタルクロー」「はがねのつばさ」「アイアンテール」の3つのみで、どれも命中率が100未満という酷い有様だった。
対戦ではエアームドフォレトスが弱点の少なさや高い物理耐久を買われ「まきびし」の担い手となり、イワークから進化したハガネールは対でんきタイプの役割を担った。
一方ストライクから進化したハッサムはめぼしい技が少なく、専ら「バトンタッチ」を使っていた。またレアコイルははがねタイプ追加のせいでじめん4倍になってしまい、更にはがね技も一切覚えないとあって使いどころが少なかった。
余談だが、はがねタイプのみのポケモンはこのとき存在しなかった。

第3世代

その後のはがねタイプの代表選手となるメタグロスが登場した。
所謂「600族」の一体で攻撃と防御に優れ、半専用技「コメットパンチ」、相手から能力を下げられない特性「クリアボディ」、エスパータイプ複合で弱点が当時ほのおじめんしかなかったことなど、あらゆる面で他を圧倒する強さを誇っていた。
FRLGで「だいばくはつ」を習得して以降は不利な相手であっても無理矢理吹き飛ばしてしまえる力を持つようになり、特にこの世代から始まったダブルバトルではあちらでもこちらでもメタグロスという状態だった。
とはいえその「コメットパンチ」も命中率が85しかなく、攻撃チャンスが多く1回くらい外れても問題なかったとはいえ、安定するとは言い難かった。
この他、初のはがね単タイプのポケモンとしてクチートレジスチルの2匹が登場した。レジスチルはジラーチと共にはがねタイプ初の伝説のポケモンでもある。

第4世代

物理特殊分化と共に技が整備され、先制技「バレットパンチ」、威力命中安定の「アイアンヘッド」、命中安定だが自分が相手より遅ければ遅いほどダメージが増すトリッキーな技「ジャイロボール」、特殊安定火力の「ラスターカノン」が登場した。
前世代猛威を振るっていたメタグロスにあろうことか「バレットパンチ」が追加され、「コメットパンチ→バレットパンチ」という流れるような連続攻撃で次々と相手を倒していった。
『プラチナ』以降はハッサムにもこの技が搭載され、第4世代登場時に追加された特性「テクニシャン」がフルに生かせるようになった。HGSSではこれまた「テクニシャン」の恩恵を受ける「むしくい」までも手に入れ更に強化された。
またジラーチは『プラチナ』以降「アイアンヘッド」を習得し、高い「すばやさ」からの先制6割ひるみという凶悪な戦術を手に入れた。
新勢力ではエスパータイプ複合のドータクンが登場。当時弱点が2つしかなかったところを特性によって片方消し去ってしまうというトリッキーなポケモンで、新技「ジャイロボール」の担い手となった他「すばやさ」を反転させるという新技トリックルームの使い手としても重宝された。
前世代中期に先行登場したルカリオはまさかの「かくとう・はがねタイプ」となって登場した。かくとうタイプの方が目立つが、数少ないタイプ一致「バレットパンチ」の使い手でもある。
みずタイプ複合で御三家として初のはがねタイプであるエンペルトは高いとくこうを持ち、ドラゴン技を受けながら「れいとうビーム」などで返り討ちにすることができる。はがねタイプでありながらほのおタイプに強いのも特徴。
レアコイルがまさかの進化を遂げてジバコイルになり、一般はがねタイプ最高のとくこうから強力な一致技を放てるようになった。
伝説のポケモンでは、ドラゴンタイプ複合で「とくこう」を始め様々な能力が高く、多彩な戦法を有する『ダイヤモンド』のパッケージポケモンディアルガ
まさかのほのおとの複合で、高い「とくこう」と独特かつ豊富な耐性を持つヒードランが登場した。

第5世代

ドラゴンタイプ隆盛の時代であり、はがねタイプは唯一のドラゴン耐性として活躍した。
新勢力ではより攻撃面、防御面それぞれに特化したポケモンが追加された。
ドリュウズじめんタイプとの複合で、特性「すなかき」をフルに生かしシングルにダブルにと大活躍。
ナットレイはまさかのくさタイプとの複合、「すばやさ」が低い分守りに長ける他「ジャイロボール」で驚異の火力を引き出すことも。
むしタイプとの複合では、メタグロス以上の「こうげき」種族値と最低の「すばやさ」種族値を持つシュバルゴ、これとは逆にはがねタイプ最速を更新したアイアントという対照的な2匹が登場。
伝説のポケモンもかくとう複合のコバルオン、むし複合のゲノセクトが登場した。
技では「ヘビーボンバー」が登場。自分と相手の重さの差が大きいほどダメージが大きくなるという特殊な技だが、登場当初はさほど注目されなかった。
既存組ではいわタイプ同様特性「がんじょうの仕様変更が大きく、きあいのタスキ」と同等の効果を持つようになったことで戦術が大幅に拡大した。
これにより低レベル戦法が登場し、ココドラコイルダイノーズなどが躍進した。
通常レベル組でもエアームドジバコイルボスゴドラなどが格段に戦いやすくなった。
一方、この世代で「だいばくはつ」のダメージ計算方法が変更され、元々相手のぼうぎょを半減していたのが削除されたことで実質威力が低下。伴って「だいばくはつ」を戦法の一つにしていたメタグロスやドータクンなどが弱体化を受けた。

第6世代

新登場のフェアリータイプの数少ない弱点の1つになった。更に新要素であるメガシンカもXY・ORAAS合わせて6匹追加された。
これによって攻撃面が充実しますます強化される……かに見えたが、一方でゴーストタイプあくタイプの技を半減できなくなってしまった。
これによって弱点が一気に2つも増えたメタグロス・ドータクン・ジラーチは大幅に弱体化し、その他のポケモンもゴーストあくに押し負ける事態が多発。
そしてフェアリータイプの追加により、ドラゴン耐性が唯一のものではなくなってしまった。
その為、以前の防御主体の活用から一転攻撃面にシフトする動きが多く見られた。
新精力では、初のゴーストタイプ複合であるギルガルドが登場。癖があるものの読み次第で実質種族値720になるという驚異のポケモンで、物理特殊どちらでも戦えるとあって幅広く活躍した。
クレッフィはフェアリータイプ複合で、特性「いたずらごころ」による変化技中心の戦術を得意とする。
既存勢力では、クチートフェアリータイプの追加、そしてメガシンカの追加という大幅な強化を受け、一気に最前線に躍り出た。
前世代に登場したキリキザンは、あくタイプの攻撃相性強化、かくとうタイプ弱体化で相対的に強くなり、ダブルバトルを中心に活躍した。

なお、この世代に登場した「さかさバトル」でははがねタイプがとんでもないことになる。
耐性と弱点が引っ繰り返る為、弱点タイプの数が2桁という酷い有様になってしまうのだ。
幸い通常の対戦では採用されていないが、かつてこれがレーティングバトルのスペシャルルールに採用されたことがある。
……ここでのはがねタイプは見るも無残であった。

第7世代

新規で追加されたポケモンは、優秀な補助技や特性を備えるトゲデマルや、エスパー複合で物理主体の禁止級ソルガレオ、高火力のUBカミツルギ、圧倒的な体重で「ヘビーボンバー」をぶっ放す巨大UBテッカグヤと粒ぞろいのラインナップ。
リージョンフォームは雪山に登ったサンド系統と火山にすむディグダ系統が獲得している。
技ではダダリンの「アンカーショット」、ソルガレオの「メテオドライブ」といった優秀な専用技が登場している。

優秀なフェアリータイプが数多く追加されたことで、それへの対抗策としてはがねタイプがポケモン・技共に重宝されるようになっている。
新規組では様々な戦法が可能なテッカグヤ、当初は微妙と評されるも研究の結果ダブルで超強力なアタッカーとして見出されたカミツルギが活躍。
既存組ではメガシンカ後の「すばやさ」の仕様変更で一気に強くなったメタグロスルカリオ、じめんタイプによりでんき無効かつ新たにタイプ一致必中技スマートホーンまで手に入れたドリュウズがシェアを大幅に拡大させている。
技でもはがねタイプ以外がヘビーボンバー「アイアンヘッド」などを役割破壊として仕込むケースが増えている。特に「ヘビーボンバー」はフェアリータイプに体重の軽いポケモンが多いことから対策として高い性能を誇る。
一方でタイプによってフェアリーを半減できないことや、先制技を無効化する手段が増えたことでダブルのキリキザンが弱体化している。

他のタイプとの相性

はがねタイプの技を相手に与えた場合

  • いわ・こおり・フェアリータイプのポケモンには、効果が抜群になる。
  • ほのお・みず・でんき・はがねタイプのポケモンには、効果が今一つになる。

他のタイプの技をはがねタイプに与えた場合
  • ほのお・かくとう・じめんタイプの技は、効果が抜群になる。
  • ノーマル・くさ・こおり・ひこう・エスパー・むし・いわ・ドラゴン・はがね・フェアリータイプの技は、効果が今一つになる(第5世代以前では、ゴースト・あくタイプの技も効果が今一つだった)。
  • どくタイプの技は、効果が無しになる。

タイプ特性

  • 「どく」「もうどく」状態にならない。ただし、特性「ふしょく」を持つポケモンにはどく状態にされる。
  • 天候「すなあらし」によるダメージを受けない。
  • 特性「じりょく」を持つポケモンが相手だと、交代することができない。


はがねタイプのポケモン一覧

第1世代(『赤緑』)
※この2種族は、第2世代で新たに「はがねタイプ」が付加された。

No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)  
081 コイル 082 レアコイル

第2世代(『金銀』)

No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)  
205 フォレトス - -
208 ハガネール - -
212 ハッサム - -
227 エアームド - - - -

第3世代(『RS』)

No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)  
303 クチート - - - -
304 ココドラ 305 コドラ 306 ボスゴドラ
374 ダンバル 375 メタング 376 メタグロス
379 レジスチル - - - -
385 ジラーチ - - - -

第4世代(『DP』)

No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)  
395 エンペルト
410 タテトプス 411 トリデプス - -
413 ミノマダム(ゴミのミノ) - -
436 ドーミラー 437 ドータクン - -
448 ルカリオ - -
462 ジバコイル
476 ダイノーズ - -
483 ディアルガ - - - -
485 ヒードラン - - - -

第5世代(『BW』)

No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)  
530 ドリュウズ - -
589 シュバルゴ - -
597 テッシード 598 ナットレイ - -
599 ギアル 600 ギギアル 601 ギギギアル
624 コマタナ 625 キリキザン - -
632 アイアント - - - -
638 コバルオン - - - -
649 ゲノセクト - - - -

第6世代(『XY』)

No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)  
679 ヒトツキ 680 ニダンギル 681 ギルガルド
707 クレッフィ - - - -

第7世代(『SM』)

No. 名前(たね)    No. 名前(1進化)   No. 名前(2進化)  
027 アローラサンド028アローラサンドパン--
050 アローラディグダ051アローラダグトリオ--
777 トゲデマル - - - -
- - - - 791 ソルガレオ
797 テッカグヤ - - - -
798 カミツルギ - - - -
801 マギアナ - - - -

メガシンカポケモン

特殊な条件で追加・変化

はがねタイプのポケモンの主な使い手

鉄壁ガードの女の子
けっきょく ボクが いちばん つよくて すごいんだよね(笑)


穴と化石に恋するおっさん
四天王のガンピは ギルガルドを なでなでしている!


星の



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