基礎データ
全国図鑑 | No.0800* |
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分類 | プリズムポケモン |
タイプ | エスパー / はがね |
高さ | 3.8m |
重さ | 460.0kg |
特性 | プリズムアーマー |
Zワザ | サンシャインスマッシャー |
各言語版での名称
言語 | 名称 |
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日本語 | ネクロズマ(たそがれのたてがみ)・日食ネクロズマ |
英語 | Dusk Mane Necrozma |
ドイツ語 | Necrozma(Abendmähne) |
スペイン語 | Necrozma Melena Crepuscular |
フランス語 | Necrozma Crinière du Couchant |
イタリア語 | Necrozma Criniera del Vespro |
韓国語 | 네크로즈마(황혼의 갈기)・일식 네크로즈마 |
中国語(簡体字) | 奈克洛兹玛(黄昏之鬃)・日食奈克洛兹玛 |
中国語(繁体字) | 奈克洛茲瑪(黃昏之鬃)・日蝕奈克洛茲瑪 |
マレー語 | Necrozma Surai Senja |
ブラジルポルトガル語 | Necrozma Juba Crepúsculo |
ロシア語(公式サイト) | Некрозма-«Сумеречная Грива» |
ロシア語(トレーラー) | Некрозма(Сумеречная Грива) |
タイ語 | เนครอสมา แผงคอแห่งสนธยา |
概要
光に飢えた黒き存在・ネクロズマが、太陽の使者と呼ばれるソルガレオを飲み込み一体化してしまった姿。通称「日食ネクロズマ」。
かつてのキュレムを彷彿とさせる吸収合体のポケモンであるが、その容姿は両者が混ざり合ったブラック/ホワイトキュレムのものとは異なり、ソルガレオの身体にバラバラになったネクロズマが強化アーマーのような形で食い込んだフォルムとなっている。
背中からは元々の大きな腕がレーザー発射器官を兼ねた副腕として飛び出し、側面からは二つに割れた元・後頭部が加速ブースターとして出現する等、元々似ているとネタにされていたライガーゼロ等のゾイドにより近い姿となった。
発光しているその姿はソルガレオの「ライジングフェーズ」にも似、彼の専用技である「メテオドライブ」と『サンシャインスマッシャー』も使用可能。
しかし、その性質は「融合」と言うより「寄生」に近く、身体こそソルガレオをベースとしているが、主導権はほぼ完全にネクロズマが握っている。
ネクロズマがパワーを得るために肉体は常に発光させられ、その身体からあふれ出る光エネルギーを吸収して飢えを満たし続けている状態にある。
一方、合体によってソルガレオ単独よりも高い攻撃力を発揮すると公式サイトなどでは宣伝されており、実際の攻撃力も高め。
色違いは変わらずネクロズマ部分が青みがかっているが、ソルガレオもそちら側の色違いである真っ赤なボディが光ったピンクの薄明太陽となる。
融合したソルガレオが通常色であってもお構いなしに色違いカラーとなるが、逆にネクロズマが通常色だった場合、色違いのソルガレオと融合しても通常色となる不思議仕様。
性能
形態 | H | A | B | C | D | S | T |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日食ネクロズマ | 97 | 157 | 127 | 113 | 109 | 77 | 680 |
ネクロズマ | 97 | 107 | 101 | 127 | 89 | 79 | 600 |
ソルガレオ | 137 | 137 | 107 | 113 | 89 | 97 | 680 |
ソルガレオとの能力差 | -40 | +20 | +20 | ±0 | +20 | -20 | ±0 |
伝説のポケモンらしく、HP・素早さを除く全能力が100以上で、特に攻撃に関しては157とポケモン全体でもかなりの高水準。
一方でネクロズマが被さった分重いのか、素早さは77と伝説ワーストクラス。
公式サイトには光を放つ能力をブースターとして加速に用いる事で推進力を生むと記述されてはいたのだが、どうもこの能力は攻撃力に割かれているらしく、瞬発力を生んでくれるような能力では無かった模様。
耐久力に関しては耐性が最も多いタイプであるはがねと複合した事と、弱点軽減のプリズムアーマーが重なる事で安定している印象になった。
合体系のポケモンに漏れず、技は元となるネクロズマ依存。
前述の通り「メテオドライブ」を新たに習得できるようになっており、合体時にちゃんと習得するかを聞かれるので、2世代前のアレみたいに勝手に技が置き換わる不都合は無いためご安心を。
しかし逆に言えば分離する度に技を忘れてしまうと言う裏返しにもなるためポイントアップを使う場合は都合が悪いと言う欠点でもある。
ロトムと違いゲーム上に一体までしか作れないのでこの点は非常に不便。
相性補完の上ではウルトラネクロズマ型にするにあたって相性の良い形態と言われている。
単体で見た場合はソルガレオで足りなかった攻撃の上昇が大きく、これによりゼルネアスでもメテオドライブで容易に確1を狙いやすい。
素早さの遅さは逆に自力で習得するトリックルームで活かしやすいと言うメリットになるため総じてゼルネアスに対して圧倒的優位を取れる形態と言える。
更に特性の効果も優秀に働き、4倍弱点が3倍弱点になる程度で耐久低下のデメリットばかり目立つ月食と異なり、弱点はそこそこ多いがどれも2倍の日食にとって弱点技に対する耐久力上昇に繋がる為、下がったHP分による耐久低下のデメリットを補えてると言える。
特にサブでもメジャーなじしん程度は余裕で耐えられるのは嬉しい限り。
一方でゲンシグラードンを始めとした90族に対して上を取れないのはかなり痛く、これらに対して上を取りつつゼルネアスに圧力を掛けるならソルガレオの方が優秀。
一応「りゅうのまい」を覚えるので素早さは多少補える。一回積んでもドラパルトを抜けないのは少々気がかりだが。
また技不足も深刻であり、サブウエポンはソルガレオにあった電気技や格闘技、炎技が無い。此方は地面技や無駄に揃っている岩技、竜技程度しかない。
補助技はソルガレオの最大の特徴と言えるワイドガードを習得しないが、代わりにステルスロックを習得するといった具合。
世代毎の変遷
第8世代
この世代の伝説戦ではダイマックスとの相性が注目され、ウルトラネクロズマに変身できなくなった点を吹き飛ばす程の活躍を見せた。
ダイマックスによる高HPとプリズムアーマーによる耐久性、ダイスチルとダイアースの併用による要塞化もあって極めて堅牢なポケモンに変貌。ダイマックスの解除後は「あさのひざし」で回復したり、耐久力を武器に「りゅうのまい」を積みまくるなど、やりたい放題をやってのけた。
第9世代
ダイマックスが廃止され、勿論ウルトラネクロズマも没収されたままなので、レギュレーションGで解禁されたが使用率は低迷し、苦境に立たされた。また「ザシアンを安定して対策できる枠」としてのバリューが、ザシアンの弱体化によって失われたのも大きい。だが「りゅうのまい」で素早さを増強すれば状況次第で超速勢に喰らい付けるだけマシか。また素早さインフレを逆手に取った「トリックルーム」型も、この世代で使うとした場合の主流の1つと言える。
使用トレーナー
ゲーム版
番外作品
ポケモンGO
2024年6月のPokemon GO Festのリアルイベントで先行実装され、7月のグローバルイベントで本実装される。
本作ではネクロプラスソルの代わりに「サンエナジー」が必要であり、入手方法は今のところスペシャルリサーチ(1回分)、公式が配布した専用コードの報酬、グローバルイベントで実施されたたそがれのたてがみの★5レイドの報酬のみ。合体解除は無償でできるが、再び合体するには新しくエナジーを要求されるので注意(しかも、メガエナジーやゲンシエナジーとは異なり逐次補充する手段が存在しないため、合体するタイミングはよく考える必要がある)。また原作と異なりネクロズマと合体に必要なソルガレオ、合体に必要なサンエナジーさえ揃っていれば何体でも所持できる。この仕様はあかつきのつばさでも同様である。
合体することでレガシー技「メテオドライブ」を習得できる。ジム・レイドでの威力がフルゲージ230、トレーナーバトルでは威力135・必要量65というハイスペックであり、はがね技のDPSのランキングを無理矢理更新するに至っている。通常技に「メタルクロー」を覚えているため、はがね技の統一が可能。
尚、はがね技に関しては「アイアンヘッド」も引き続き習得できる。威力は劣るもののチャージ量が少なく小出しにしやすいメリットがあるため、場合によってはこちらを習得させた方が動かしやすいケースも多い。
トレーナーバトルに於いては、ゲージを溜めやすい「シャドークロー」「サイコカッター」による起点作りから、「あくのはどう」、「げきりん」、「みらいよち」、「メテオドライブ」or「アイアンヘッド」の4種類のタイプの技を使いこなせる。得意不得意が分かれるメタグロスに対して、マスターリーグの現環境のほぼ全ての相手に対応できると言っても過言ではないだろう。
ダメージを軽減されることが少ないの月食と比べ、日食は得意な耐性を以てジム・レイド、トレーナーバトルの両面で活躍できる性能であると言える。
ポケモンマスターズ
マジコスルザミーネ&ネクロズマ
パシオにて主人公のとは別個体のソルガレオを取り込んだネクロズマが現れ、その力を欲したブレイク団の攻撃により怒り、パシオの光を食らおうとしたが、同じ過ちを繰り返さないと決めたルザミーネの説得と彼女とのバトルを通して彼女をバディとして認め、バディストーンの力により大丈夫な状態になる。
バディーズエピソード内でバディストーンの輝きによって調和した関係が保っているほか、互いに高め合っているとしか言えない力が観測されるなど図鑑説明や合体方法から信じられないほどお互いに友好的に描写されている。
技は「ミラーショット」「プリズムレーザー」であり、全部特殊技となっているが本作での種族値はちゃんと特殊型に設定されているのでご安心を(?)。
味方の特殊技の威力を上げ、逆に被弾ダメージを減らすパッシブスキルを持ち、サポートの側面も持ち合わせている。
バディーズ技を使うことでウルトラネクロズマにウルトラバーストする。詳細は当記事にて。
技
ミラーショット |
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30%の確率で相手の命中率を1段階さげる |
クリティカット+ |
自分の急所率を2段階あげる |
プリズムレーザー |
追加効果なし |
光あふれる愛を |
自分のバディーズわざ発動可能状態までのカウントを2減らす。自分の特攻を6段階あげる。自分の素早さを1段階さげる |
バディーズ技
美しき真実の愛が放つ てんこがすめつぼうのひかり |
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バトル終了までウルトラネクロズマになる |
★6EX+EXロール解放後: 初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
マスターパッシブスキル:アローラの信念 |
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味方全員の特殊技の威力を20%あげる。味方全員の特殊技で攻撃を受けたときのダメージを25%軽減する。この効果は自分のチームにアローラのタグを持つ味方のバディーズが多いほどさらに上昇する |
無傷登場時次回抜群威力↑ |
HPが満タンで登場したときに自分を次回抜群威力上昇状態にする |
登場時次回ゲージ消費0 |
登場したときに自分を次回ゲージ消費0状態にする |
B技後P技全体化 |
バディーズわざをつかったあと対象が自分および1体となっているポケモンの技が成功したときにその技の対象が全体になる。このパッシブスキルの効果を受ける技は対象が複数の場合でも技の威力や追加効果の成功率がさがらない |
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- サン&ムーン88~90話
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
14章で登場。ポニの祭壇に突如として出現した巨大な空間の裂け目からネクロズマがソルガレオをさらって一体化し、「たそがれのたてがみ」の姿となってウルトラメガロポリスに帰還。
半年後にウルトラメガロポリスでソルガレオと分離し、ルナアーラを取り込んで「あかつきのつばさ」の姿に変わる。
余談
日食ネクロズマの体重は、ソルガレオ(230.0kg)とネクロズマ(230.0kg)の合計になっている。
はがねタイプで唯一、剣盾で初登場した技「てっていこうせん」を覚えられないポケモンである。元がエスパー単タイプなので当然と言えば当然なのだが。
関連イラスト
関連タグ
【図鑑番号順】
0799.アクジキング→0800.ネクロズマ(たそがれのたてがみ/あかつきのつばさ/ウルトラネクロズマ)→0801.マギアナ(500ねんまえのいろ)
第3伝説
世代 | ポケモン |
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第3世代 | レックウザ(メガレックウザ) |
第4世代 | ギラティナ(オリジンフォルム) |
第5世代 | キュレム(ブラックキュレム/ホワイトキュレム) |
第6世代 | ジガルデ(10%フォルム〜パーフェクトフォルム) |
第7世代 | ネクロズマ(たそがれのたてがみ/あかつきのつばさ→ウルトラネクロズマ) |
第8世代 | ムゲンダイナ(ムゲンダイマックス) |
第9世代 | テラパゴス(ノーマルフォルム→テラスタルフォルム→ステラフォルム) |
関連ポケモン等
同複合タイプ
合体関連
- ネクロズマ+ソルガレオ+ネクロプラスソル=たそがれのたてがみ
- ネクロズマ+ルナアーラ+ネクロプラスルナ=あかつきのつばさ
- キュレム+レシラム+いでんしのくさび=ホワイトキュレム
- キュレム+ゼクロム+いでんしのくさび=ブラックキュレム
- バドレックス+ブリザポス+キズナのタヅナ=はくばじょうのすがた
- バドレックス+レイスポス+キズナのタヅナ=こくばじょうのすがた