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詳細

キュレム

きゅれむ

キュレムとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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「ヒュラララ!」

基礎データ

全国図鑑No.0646
イッシュ図鑑第1版No.152
英語名Kyurem
ぶんるいきょうかいポケモン
タイプドラゴン / こおり
たかさ3.0m
おもさ325.0kg
とくせいプレッシャー


概要

「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」(第5世代)にて登場した伝説のポケモン
歴代初のドラゴン・こおりタイプのポケモン。
体の色は灰色。

体内で膨大な極低温の冷凍エネルギーを造りだし、それを解放することで周りを雪や氷で覆い尽くすことができる。
ぜったいれいどがこれ程似合うポケモンも居ないだろうが、覚えるまでかなりの年月を要した。
本来であればレシラムゼクロムを凌ぐほどの力を持っているようだが、体に何らかの負担がかかるのか、普段は自らが作り出す冷気で自分自身の体を凍り付かせることで、力を封じる代わりに細胞組織を安定させるリミッターとしているらしい。

名前の由来はキリスト教における地獄コキュートスあるいはK/T境界 (大量絶滅)と思われる。

ジャイアントホールに落下した隕石に潜んでいたようでストーリー攻略後にそのジャイアントホールの最深部にて出会う事が出来、レベルは75。
カゴメタウンにはこのポケモンと思われる伝承が残っており、どうやら肉食、特に人間を主食にしていたらしい。ポケモン世界の伝承は誇張込みのことも多いので実際のところはわからないが。

こごえるせかいという専用技を覚える。
戦闘BGMは、ORASではゼクロム戦であるが、本来はちゃんとキュレム版もある(BW/BW2では当然そのバージョン)。

外見

黄色の鶏冠が特徴で前傾姿勢で手の指は2本と首は長いがティラノサウルス科の恐竜のようなで外見で頭頂と顔面が露出した兜と翼の生えた鎧を装備しており、これらは前述の冷気で生成された氷で造られている。戦闘前のマップ画面での姿および図鑑でドット絵が左右反転しないことで確認できるのだが、翼の形は左右非対称である(右側が短い)。
背面を見ると遠近法で左右対称のように見えないことも無いが、上述のように右の翼が短いので、イラストを描く際は注意したい。
ちなみにマップ画面での姿では、頭部右側の突起も欠けていることが確認できる。

ポケモン



ゲーム内における設定

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
125130901309095660

HP125、攻撃、特攻がそれぞれ130種族値があり、火力が非常に高い。素早さも、伝説ポケモンがひしめく90をギリギリ抜く95である。専用技の「こごえるせかい」は「こごえるかぜ」の威力を強化したもの。

しかし、種族値だけで見れば割と優秀だが、種族値に無駄があり、こおりタイプ複合であるがゆえに、弱点が4つ(次世代で一つ増えた)もあり、特にドラゴンが最も苦手とするはがねタイプが弱点となってしまっているのが痛い。さらに、はがねタイプはこおり技も半減のため、キュレムは一致技がはがねタイプに対してどちらも効果いまひとつになってしまう
さらに、追い打ちをかけるかのごとく、はがね対策およびサブウェポンの定番である「じしん」を覚えないという不遇さで、使用できるはがね対策は「だいちのちから」「きあいだま」「めざめるパワー」程度しかなく、レパートリーはかなり狭い。教え技や厳選なしではメタグロスに勝つことは不可能という、伝説ポケモンとしては余りにも悲しいポテンシャルである。(後のポケモン剣盾ぜったいれいどをレベルアップで覚えたので、現在では三割の確率で勝てる。え、ズルい?やっぱり?)

加えて覚える技も使い勝手がいまいちなものばかりであり、フォルムチェンジ無しで戦うとなると霰パに組み込むか、「りゅうせいぐん」「ふぶき」をメインとした特殊技中心のスタイルが存在する程度である。
キュレムを対戦で活躍させるのなら基本的にはフォルムチェンジさせることになるだろう。

ストーリーにおける扱い

BW

ゲームのストーリー的には前作および前々作のギラティナレックウザポジションである。
「冷気で体が凍り付いていた」という図鑑の内容や本編での「レシラム・ゼクロムは元は一つだった」という話など、この2匹と何らかの関係性があるのではと発売当初から言われていたものの、この段階ではストーリー的な絡みがほとんど無く、様々な部分が謎に包まれていた。

昔話によると「人やポケモンを取っては喰らう」という恐ろしい逸話もある。
この話が本当かどうかは不明。

BW2

BWから2年後の世界、キュレムはプラズマ団によって捕らえられ、その能力を悪用されてしまっていた。事実、ソウリュウシティはその能力で凍結した世界と化してしまう。

そして、ソウリュウシティで奪われた「いでんしのくさび」により、Nのゼクロム/レシラムと融合、ブラックキュレム/ホワイトキュレムと化してしまう。
なお、ゲーチスの杖の影響でこの場面で戦闘するキュレムは捕獲する事は出来ない
倒した後はゲーチスとの直接戦闘となる。

ポケモンまとめ5


この作品で、とあるドラゴンポケモンがレシラムゼクロムに分離した際に余りとして排出された「虚無」を司るドラゴンであることが明かされた。
その失われた体と心を埋めるために、真実と理想の英雄を待つと言われている。

クリア後、Nのゼクロム/レシラムを仲間にした後、ジャイアントホールにおいて戦闘することが出来、ここでようやく捕獲が可能となる。レベルは70。
同時に「いでんしのくさび」も入手できる。

BW1とは違い、図鑑完成に必須である。そもそも、上述の通りストーリーに絡むうえに、BWキュレムがBW2のウリなのだから、手に入れないという選択肢は無いだろう。

ORAS

レシラムとゼクロムを手持ちに加えた後、「おおぞらをとぶ」で「いびつな穴」に向かい、奥にあるリングを調べるとバトルになる。レベルは50。
「いでんしのくさび」は洞窟内でダウジングマシンを使う事で見つけられる。

USUM

ウルトラワープライドでレシラムとゼクロムを手持ちに加えた状態で青色のワープホールに飛び込むと一定確率で出現。レベルは60。
「いでんしのくさび」はエーテルパラダイスで入手。

剣盾

ポケモンHOMEが連動開始時に先行して送ることが出来た。キュレムが手持ちorボックスにいると、ラテラルタウンのほりだしもの市から「いでんしのくさび」を譲ってもらえる。
後に冠の雪原ダイマックスアドベンチャーで一般解禁。

番外作品

ポケモンGO

  • 2020年7月8日から最高難易度の★5のレイドボスとして実装された。…実装されたはいいのだが、残念ながらその性能はお世辞にも良いとは言い難い
  • 元々こおりタイプは弱点が多く、しかも現在対戦環境下でよく使われるかくとうタイプはがねタイプの技を苦手としているという点があまりにも痛すぎる。かくとう・はがねタイプの技は威力と回転効率を両立した優秀な技が多いため、いくら伝説ポケモンのキュレムといえどもあっさり撃ち負けてしまいやすいのである。
  • そして、肝心の習得技もはっきり言って非常に微妙。通常技が「りゅうのいぶき」と「はがねのつばさ」、ゲージ技が「りゅうせいぐん」「ドラゴンクロー」「ふぶき」となっている。
  • 見てわかるように、苦手なはがね・かくとうタイプに対して有効な打点となる技が1つとして存在しない。つまり、かくとうタイプやはがねタイプを出されるとその時点で詰んでしまうのである。そんなところまで原作を忠実に再現しなくても……。そもそも、いくらタイプ一致技であるからとはいえ、ドラゴン技が2つもあるのは明らかに過剰と言わざるをえない。せめてどちらか片方を「だいちのちから」か「きあいだま」あたりにしていればもう少し違った活躍ができたかもしれないのだが…
  • 又追い打ちとして、データ追加時にはPvPで強い「こごえるかぜ」を覚えていたが、実装直前に削除されてしまったバルジーナは技の弱体化を食らっただけでまだしも、キュレムは与デバフも選択肢そのものも奪われた。哀れ。
  • 一応フォローしておくと、かくとうタイプは元々耐久性の優れた種がほとんどいないこともあり、等倍ダメージを叩き出せるドラゴン技を駆使すればある程度は対抗できなくもない。また、本作は原作と比べてダメージの軽減率が緩めであるため、うまいこと「りゅうせいぐん」を当てることさえできればはがねタイプに対してもそれなりにダメージを与えることはできる。もちろん、フル出力の「りゅうせいぐん」をうまく相手に命中させられる状況に持っていければの話であるが。
  • 総じて、ステータス自体は優秀であるが、それをうまく引き出せるだけの技がないために活用の場が見当たらないというのが現状。今後のテコ入れに期待したいところである。
  • なお、ボスとして攻略する場合は、上記の弱点がそのまま攻略のしやすさに直結するため、この直前まで配信されていたレシラムやゼクロムと比べると攻略は圧倒的に楽(レシラム・ゼクロムと比べて防御力が低いという事情もある)。反面、ゲットチャレンジは他のボスにはない独特の挙動であるため、慣れないうちはエクセレント判定を狙うのが中々に難しい。何度も投げて練習しよう。
  • ちなみに、ブラックキュレムおよびホワイトキュレムは現状では未実装。一応、図鑑には欄が存在するため、ギラティナデオキシスのように、将来的に通常のキュレムとは別のポケモンとして実装されるのではないかと考えられる。


スマブラfor

アイテムのモンスターボール、マスターボールから登場。左右に「こごえるかぜ」を起こし、相手に連続ヒットしたあと凍結させる。

アニメ版

2012年2月、ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」が2012年6月発売と発表された。
それと同時に、キュレムがそれぞれゼクロムレシラムと融合した「ブラックキュレム」「ホワイトキュレム」が公開された。
更にポケモン映画15周年にあたる2012年、『キュレムVS聖剣士ケルディオ』が公開された。
映画でのCVは俳優高橋克実が担当。また、東宝の配給であるためか、鳴き声にゴジラのものが一部使用されていたりする。

ゲームでは融合することで姿が変わるが、映画ではゼクロム・レシラムと同時に産まれたため、それぞれの遺伝子を持っていることでいつでも姿を変えることが可能。かなりのチートっぷりである。レシラムとゼクロムの遺伝子を持つが故に、地上最強のドラゴンポケモンとして名を馳せる。

能力もだが、高橋氏の好演もあり、本作における敵(ヴィラン)でありながらめちゃめちゃ良い性格だとして観客から評判である。
渋く重厚な演技と優しく柔らかい演技の両方をこなせる人だからこそゼクロムとレシラムのどちらの姿も出来るキュレムにはピッタリとも言える。

2015年の光輪の超魔神フーパにも登場。フーパの影が呼び出した。この姿での飛行はしておらず、姿を変えている。→ブラックキュレムホワイトキュレム

『めざせポケモンマスター』4話にて氷のパワーをうまくコントロールできないツンベアーの氷の力に関して、サトシが「キュレムもビックリだよ!」と告げているシーンで姿が登場している。

余談

色違いは、レシラム・ゼクロムとは違い、BW1でもBW2でもちゃんと出る

BW1では、キュレムは第五世代初出のポケモンにもかかわらず、なぜか図鑑の完成には必要とされていないイッシュ・全国版問わずである。(クリア前にキュレムをもらうとちゃんと152番で登録される)
(似たような事例として、FRLG~DPtのホウオウルギアも全国図鑑の完成に必要がなかったが、これは当時、通常プレイでの入手方法が幻のポケモン並に限られていたことによると思われる。初出の第二世代では図鑑の完成に必要だったことも補足しておく。)

また、ポケモン映画公式サイトによれば、ゼクロムレシラムの力を併せ持つドラゴンタイプ最強のポケモンで、最強の遺伝子を持って、ゼクロムとレシラムと同時に生まれたという説明がある。

ちなみに、フォルムチェンジしたキュレムは通信交換やポケムーバー等で他のソフトに送ったり、ポケモンバンクに預ける事はできない。
これは言うまでもなく「いでんしのくさび」の仕様に関係している。
その為、他のセーブデータに移動する際はキュレムをフォルムチェンジ解除しておく事。
また、同一ROM内に複数のキュレムを保有している場合はいずれか1匹しかフォルムチェンジさせることができない。
ちなみに、レシラムとゼクロム、どちらか片方と合体する姿は確認されているものの、3匹が同時に合体した「本来の姿」は未だに公式で描かれていない。

また、キュレムの分類である境界とは物事の境目の事を言い、ゼクロムレシラムの元ネタである太極図の陰陽の境目にキュレムは位置している。

関連イラスト

Kyurems
キュレム Ver.2
氷柱
きみと ぼくは にている



関連タグ

ポケモン ポケモン一覧 伝説ポケモン
ポケモンBW ポケモンBW2
ゼクロム ブラックキュレム
レシラム ホワイトキュレム
境界 虚無 人食い

0645ランドロス0646キュレム→0647ケルディオ

同複合タイプ

セビエ/セゴール/セグレイブ

第3伝説

世代ポケモン
第3世代レックウザ(メガレックウザ)
第4世代ギラティナ(オリジンフォルム)
第5世代キュレム(ブラックキュレム/ホワイトキュレム)
第6世代ジガルデ(10%フォルムパーフェクトフォルム)
第7世代ネクロズマ(たそがれのたてがみ/あかつきのつばさウルトラネクロズマ)
第8世代ムゲンダイナ(ムゲンダイマックス)


ヒードラン:こちらは自分の熱で体が溶けている。

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