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ホワイトキュレム

ほわいときゅれむ

ホワイトキュレムとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン、キュレムのフォルムチェンジ形態の1つである。
目次 [非表示]

「バァーニキュラムッ!!」

基礎データ編集

全国図鑑No.0646
ぶんるいきょうかいポケモン
タイプドラゴン / こおり
たかさ3.6m
おもさ325.0kg
とくせいターボブレイズ

各言語版での名称編集

言語名称
日本語ホワイトキュレム
英語
  • デンマーク語
  • ノルウェー語
  • スウェーデン語
White Kyurem
ドイツ語Weißes Kyurem
スペイン語Kyurem Blanco
フランス語Kyurem Blanc
イタリア語Kyurem Bianco
韓国語화이트 큐레무
中国語焰白酋雷
フィンランド語White Kyuremiksi
インドネシア語・マレー語Kyurem Putih
オランダ語Witte Kyurem
ポーランド語Biały Kyurem
ブラジルポルトガル語Kyurem Branco
ロシア語Белый Курем
タイ語ไวท์คิวเรม
トルコ語Ak Kyurem
ベトナム語Kyurem Trắng

概要編集

ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』より登場したキュレムフォルムチェンジ(正確に言えば吸収合体形態)。


キュレムにいでんしのくさびという特別などうぐを使うことでレシラムを吸収し、この姿となる。このときにレシラムはいったん失われるが、もう一度「いでんしのくさび」を使うことで元に戻る。

デザインもキュレムレシラムの合体だと分かるようになっており、上半身の左半分にレシラム、右半分にキュレムの特徴が見られる。レシラムのデザインコンセプトを受け継いでか、腰は細くくびれて腹部に丸みを帯び、下半身に重心が寄っている女性的な印象の強いシルエットとなっている。合体という響きからほのおタイプが入ってると間違われたりするが、あくまでタイプはドラゴン/こおりである。

真実を司るレシラムを吸収して「ポケモンと人間の真実の世界」が来ることを見通すようになり、その未来を守るために炎と氷の力を以て戦うといわれている。


2012年映画「キュレムVS聖剣士ケルディオ」のPVの中でキュレムの尻尾に炎の玉のようなものが出現し、全身が炎に包まれてホワイトキュレムに変化する様子が確認できる。


*桜キュレムさん*

レシラムゼクロムと同様にオーバードライブ状態で体の一部が赤く発光するが、さらに肩の透明なトゲ部分がチューブ状に伸び、尻尾に接続される。ドット絵では常にこの状態であるようだ。

図鑑ではこうなっていない状態のドット絵を見ることができる。


なお、性格、個体値、色違いなどの情報はキュレムのものを参照し、レシラムの情報は一切反映されない。これは対になるブラックキュレムも同様。


色違い編集

体の灰色が濃く、氷のような部分が青っぽくなり、瞳と鶏冠状の部分が紫色になるが、レシラムの色違いとは異なり通常の姿と同様のオレンジ色の光を発している。


ゲームでの特徴編集

『ホワイト2』のストーリーにて、ゲーチスの手によりNと共にいたレシラムを取り込んで主人公の前に立ちはだかる。このバトルではゲーチスにより捕獲は出来ず、倒すしかない。

いでんしのくさび」は殿堂入り後はジャイアントホールでキュレムとの戦闘後に入手。


ちなみにポケモンBWのソフトの相手と対戦をする場合、相手側からは「キュレムのすがた」として表示される(ステータスはブラックキュレムのままである)。


キュレムを手持ちに加えている状態でキナンシティの民家にいる女性に話しかけると「いでんしのくさび」が貰える。


おおぞらをとぶで行けるマボロシのばしょの一つで、レシラムとゼクロムが手持ちにいる状態で行けるキュレムがいる「いびつなあな」にて、隠しアイテム扱いで拾う事ができる。


『SM』では殿堂入り後、『USUM』ではエピソードRRクリア後にエーテルパラダイス1Fのエントランスにいるビッケと話した後、エーテルパラダイスB2Fのラボエリアにいる財団職員から「いでんしのくさび」を貰う事ができる。


殿堂入り後、キュレムが手持ちかボックスにいる状態でラテラルタウンのほりだしもの市で会話をすると「いでんしのくさび」が貰える。


手持ちかボックスにキュレムがいるとき、マリナード市場の競りに「いでんしのくさび」が並ぶことがある。


性能編集

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
1251209017010095700

2つのポケモンが1つになって出来たポケモンだけあり、その能力は高い。

中でもとくこうが非常に高く、その種族値はこれまでの特殊アタッカーであるミュウツーディアルガを上回る驚異の170。第五世代では、デオキシスアタックフォルムに次いで歴代2位の高さを誇っていた。時が進み第八世代並び第九世代現在はメガシンカ、ゲンシカイキの廃止により禁止級伝説の中で特攻種族値が一番高い存在に返り咲いた。

また、その他の能力も、物理攻撃力が落ちた以外はキュレムと同じ水準であり、とくこうの伸びを考えると極めて強力なポケモンである。


融合することで、専用技コールドフレアを習得できる。まれに相手をやけど状態にする効果があり、その威力は「ふぶき」を上回る140である。

しかし発動には2ターンを要する関係でパワフルハーブかZクリスタルを持たせない限りれいとうビームを2発撃った方が強いため、「使えない専用技」の代表格となってしまった。

対となるブラックキュレムの「フリーズボルト」は、他に物理こおり技を覚えなかった頃はまだ使えていたのだが、最近ではそうもいかなくなってしまった模様。


また、レシラムを取り込んだ証としてクロスフレイムも使用でき、こおりタイプ・ドラゴンタイプ共通の壁であるはがねタイプに有効打を打てるのも強みである。ただしタイプは不一致であるため過信は禁物。



第5世代編集

登場当時は「とくこう170+タイプ一致の超火力『ふぶき』『りゅうせいぐん』」「耐性の関係でカイオーガに非常に強い」「激戦区90から少し抜けたすばやさ種族値95で並み居るドラゴンを上から叩ける」という点が注目され、非常に強力なポケモンと評価されることが多かった。

実際、伝説解禁のダブルバトル大会「クリスマスカップ」では、圧倒的な使用率で聖夜に相応しい猛吹雪を巻き起こしていたという。


第6世代~編集

フェアリータイプがドラゴンを無効化するようになり、更にこおり技・ほのお技までも半減で受けられるみず・フェアリー複合(マリルリ等)にあっさり止められてしまう羽目になった。

一応「だいちのちから」や「ラスターカノン」などである程度切り返せるが、自身これといった積み技を持たないため粘られるとジリ貧に陥る。

だけならまだしも自身の上から容赦なくフェアリー技で殴ってくる上にチート級の積み技まで持つゼルネアスの存在が痛すぎる。

そのため現在では登場時の強さはやや鳴りを潜めている。


第8世代編集

ポケモン剣盾』ではDLCに先んじて2020年2月にガラル地方に連れて行けるようになった。

ダイマックス+「じゃくてんほけん」の組み合わせが使えるようになり、苦手な相手に強引に居座っての火力増強が可能になった。

ブラックキュレムとは異なりそれ以外での積み技、特にとくこうを上げる手段は与えられなかったが、こちらは剣盾で新しく習得した「フリーズドライ」を高い特攻種族値170から撃てるという強みがあり、苦手だった水・フェアリーはおろか、竜王戦ルールでザシアンメタとして一定数採用されるヌオー、さらに元々相性の良かったカイオーガといった、強力な水タイプへの打点が確保された。


氷、ドラゴン、地面といった広範囲への高い火力に加え、伝説戦トップメタであるグラードンやカイオーガの両方を先に述べた95という絶妙な素早さ種族値から一致弱点技で殴れるという、高いポテンシャルを秘めているといえる。ザシアンとの対面こそどうしようもないものの、味方としてなら相性が良い点も大きい。


第9世代編集

ポケモンSVでは藍の円盤DLC配信後、金策ニンフィアの後継として注目される。タイプで無効にされないれいとうビームを高火力で連打できる点が評価された。


番外作品編集

ポケモン不思議のダンジョン編集

ボスとして登場。


「氷の祭だん」でキュレムを倒してクリアする「氷の祭だん最奥部」にてこの形態がボスとして立ちはだかる。


みんなのポケモンスクランブル編集

ゼクロム・レシラム・キュレム捕獲済みの状態で、レシラムが出てくるステージで昼または夜の12時台の時に行くとホワイトキュレムが出現することがある。

同作品ではフォルムチェンジができないため、この方法でしか入手できない。


ポケとる編集

イベントステージのハイパーチャレンジに登場。ブロックとバリアのオジャマがとにかく激しいので、それらに対応できるスキル・メガ効果を持ったポケモンを連れて行くのが望ましい。

スキルはデフォルトでふりはらう++(手持ち外のポケモンを5個消す)、スキルチェンジでバリアはじき(バリアを2個消してさらにダメージアップ)である。また最大まで育成した際の攻撃力がポケとる内最大の150なので、対ドラゴンタイプではその火力と(スキルチェンジした場合)バリアはじきを活かして高いダメージを与えられる。


アニメ版編集

アニポケ第1~7シリーズ編集

劇場版『キュレムVS聖剣士ケルディオ編集

ベストウイッシュ劇場版にて登場するキュレムが自在にフォルムチェンジする。


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

  • 第11章

ジャイアントホールにて、七賢人ロットがアクロママシーンを無効化したことでアクロマからの支配から解放されたブラックキュレムが、今度はレシラムと融合してホワイトキュレムへと姿を変えてプラズマフリゲートを破壊すべく行動を開始。


ゲーチスが自爆させたプラズマフリゲートからこぼれ落ちた、プラズマ団によって略奪されたポケモンのボールを氷の橋を作って受け止め、分離する意味も一つになる意味もなくなったことでレシラムを解放して通常キュレムに戻る。


関連イラスト編集

ホワイトしろキュレム

ホワイトキュレムホワイトキュレム


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物)

ポケモンBW2

ドラゴンタイプ こおりタイプ

複合タイプ

フォルムチェンジ 第3伝説

第5世代伝説・幻組

ドラゴンポケモン

キュレム レシラム

ブラックキュレム キュラム

いでんしのくさび


図鑑番号順

0645.ランドロス(けしん/れいじゅう) →

 0646.キュレム(ブラックキュレム/ホワイトキュレム)

  → 0647.ケルディオ(いつものすがた/かくごのすがた)


第3伝説順

4.オリジンギラティナ ←

  → 6.10%フォルム/50%フォルム/パーフェクトフォルム


同複合タイプ


合体仲間


他関連ポケモン等

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