基礎データ
各言語版での名称
言語 | 名称 |
---|---|
日本語 | ジガルデ・パーフェクトフォルム |
英語 | Zygarde Complete Forme |
ドイツ語 | 9Optimum-Zygarde |
スペイン語 | Zygarde Forma Completa |
フランス語 | Zygarde Forme Parfaite |
イタリア語 | Zygarde Forma Perfetta |
韓国語 | 지가르데 퍼펙트폼 |
中国語(簡体字) | 基格尔德・完全体形态 |
中国語(繁体字) | 基格爾德・完全體形態 |
チェコ語・ハンガリー語 | Zygarde 100% |
フィンランド語 | Zygarden täydellinen forme |
ヒンディー語 | कम्प्लीट फ़ॉर्म Complete Form |
インドネシア語・マレー語 | Zygarde Bentuk Sempurna |
ポーランド語 | Zygarde Kompletna Forma |
ブラジルポルトガル語 | Forma Completa de Zygarde・Fórmula Completa de Zygarde |
ロシア語 | Полная форма Зайгарда |
スウェーデン語 | Zygarde fullständig form |
タイ語 | ซีการ์ด ฟอร์มสมบูรณ์ |
トルコ語 | Zygarde Tamamlanmış Formu |
概要
映画「光輪の超魔神 フーパ」のエンドロールで映画予告に登場した巨大ポケモン。
その正体は、ジガルデがその真の力を解放した姿だった!
ジガルデは小型のジガルデ・コアに、よく似たジガルデ・セルが融合して誕生するポケモン。
集合率が10%だとドーベルマンのような姿になり、集合率が50%だと我々が良く知るジガルデの姿へと変化する。
合計種族値600と異様な存在だったが、やはりまだ全力を発揮していなかったようである。
そして集合率が100%となった時発現するのが、このパーフェクトフォルムである(英語名:Complete Forme)。
2足歩行の怪獣…というかロボットのような姿をしており、両翼にはゼルネアスの蒼とイベルタルの紅を想わせるハニカム状の模様が確認できる。
きみ出演作品間違えてない?
胸部にある口はパワーを開放する時に開き、内部にそれぞれ青、水色、白、オレンジ、赤に光る5つの六角形が存在する。一見これがコアの様にも見えるが、実際にコアが宿っているのは翼と尻尾であり、別々の意志で動かす事が可能。
なおイラストで判るように、尻尾や両翼の先端は蛇の口のように内部に開く仕組みになっており、アニメでは「りゅうのはどう」の発射口や、「しんそく」の威力を引き上げるブースターとして使用している。
どうやらこの形態はゼルネアス・イベルタルを越える力を持つと言われているようだが…。
なお、全長は50%ジガルデより縮んでいるが、人型に近くなっているのでサイズ自体は大幅に巨大化している。重量はしっかり50%フォルムの2倍。
ゲームでの特徴
2016年2月27日、ポケットモンスターサン・ムーンが2016年冬に発売される事が発表。
今のところ、マイナーチェンジ版の発表が未明で、完全な謎は解き明かされぬままになる可能性が非常に高くなるという、3匹目の伝説ポジポケモンで異例の事態が発生してしまった。
以降、登場メディアがアニポケ、及びポケモントレッタのみで、本家ゲームでの扱いがどうなるのかは一切不明という状況が長らく続いたが、2016年6月11日に公開された映像にて、ポケットモンスターサン・ムーンに登場する事が判明した。
「オーラブレイク」に続く新特性「スワームチェンジ」を持った状態で、バトル中に自分のHPが半分を切ると10%、50%どちらからでもパーフェクトフォルムへ変化する事が判明。
この形態固有の新技として、胸の口から光線を放って地面に「Z」の字を描き、地脈のエネルギーを大爆発させる「コアパニッシャー」が披露されている(さながらブレストファイヤー、あるいはメガ粒子砲)。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10% | 54 | 100 | 71 | 61 | 85 | 115 | 486 |
50% | 108 | 100 | 121 | 81 | 95 | 95 | 600 |
パーフェクト | 216 | 100 | 121 | 91 | 95 | 85 | 708 |
50%との差 | +108 | +0 | +0 | +10 | +0 | -10 | +108 |
実際に解禁されてみると、その強化内容はユーザー達の予想とは大きく異なっていた。
50%時と比較すると、HPの種族値だけが大幅に上昇し、他は素早さが10特攻に回された程度。
HPの種族値がバトル中に変動するポケモンは、ダイマックスを除けばジガルデに他にはSVで追加された禁止伝説のテラパゴスのみであり、フォルムチェンジ時増加した分だけ疑似的な回復を果たすことが出来る。
但しそのフォルムチェンジ条件の都合上、実際のHPは種族値ほど高くはない。加えてそれ以外の能力は据え置きなので、実質的な戦闘力(特に物理火力)は他のフォルムと変化は無く「最終形態の癖に大して強くない」と言うのが大部分の意見となっている。
とは言え曲がりなりにもじめん・ドラゴンタイプである為攻撃範囲と耐性は優秀な部類。
素早さから特攻に10振り直されたのは恐らく特殊技かつ、相手が先に行動している場合に最大限に効果を発揮する「コアパニッシャー」を使わせる為であろう。特性を無効化させる他、全体技だったり、「いかく」の影響も受けなかったりとダブルバトルでの側面が目立つ。
なお、アニメでのジガルデが全地球上からセルを集めていたのに対し、ゲームでのジガルデはアローラ地方のセルしか取り込んでいないため、能力上昇に差が出たという声もある。
まあ、設定とゲーム上の性能が大きく異なったりするのは伝説ポケモンではよくあることである。
というような感じで過小評価ばかりされており、実際に使ってくれるプレイヤーも少なく、このまま埋もれてしまうのではと思われたが・・・
公式ネット大会「シャドースチール(全ポケモン100lv、同じポケモン{一部伝説は除く}や道具もOKの何でもあり)」においては、なんだかんだで強かったとの声が多数聞かれる結果になった。
10%フォルムできあいのタスキを持たせた場合ならば、相手の攻撃を一度耐えた後で大幅な回復と耐久力の強化を行える為、次ターンでの先制技で倒される心配がなく、ミミッキュ同様ストッパー性能がかなり高い。
保障された行動回数で「へびにらみ」による足止めをしたり、「りゅうのまい」の積みで十分となった攻撃・素早さから3タテを狙う事も十分に可能。このフォルムに限ったことではないが、サウザンアローによりひこうタイプで受け出しができない点が特に大きい。
50%フォルムの方は素の耐久力に優れ「みがわり」を入れることで並の火力なら正面から起点にしてしまう。ガブリアスの「げきりん」くらいなら耐えるし、不一致「れいとうパンチ」程度なら2発耐える例も。
HD弱点保険ジガルデではフェローチェの「れいとうビーム」やカプ・テテフの「ムーンフォース」2発を耐えて返り討ちにした、マギアナの「フルールカノン」(威力130)をも耐えてしまったなどの報告もある。
第八世代からは「ダイアシッド(ヘドロばくだん)」や「ダイアース(だいちのちから)」を組み込む事で特殊アタッカーとしても広がり、要らない子扱いされていた「コアパニッシャー」の復権に繋がった。
このように、耐久が高く、技も優秀なのばかりで持ち物自由、型も多数であるという点で力を見せつけたのである。
この大会では同じような強化ポジのメガレックウザやウルトラネクロズマ、独自のタイプを持つホワイトキュレムやギラティナと比べれば地味ではあったものの、強かったのは使用ポケモンがレベル100になり、レベル50の時以上に多くの攻撃を耐えられるようなったからだという声もあったが、それでもやはり合計能力値708は伊達ではなかったのだ。
番外作品
ポケモンマスターズ
- マジコスセレナ&ジガルデ
2022年3月17日にて、マジコスセレナのバディーで実装。ドラゴンタイプのアタッカーで、EXロールはサポート。
バディーズ技「秘めた力を解き放つコアパニッシャー」を使うとパーフェクトフォルムとなり、パッシブスキルが「初登場時BC加速1」と「初登場時物理・特殊ブースト1」が「必中化」と「全ダウン無効」に変化する。
技
サウザンウェーブ |
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相手を交代禁止状態にする |
クリティカット+ |
自分の急所率を2段階あげる |
コアパニッシャー |
追加効果なし |
想いに 触れる! |
自分の攻撃と特攻を6段階あげる+回復付帯状態にする |
バディーズ技
秘めた力を解き放つコアパニッシャー |
---|
バトル終了までパーフェクトフォルムになる |
★6EX+EXロール解放後: 初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
マスターパッシブスキル:カロスの先導 |
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味方全員の技の威力を10%あげる。味方全員の技で攻撃を受けたときのダメージを20%軽減する。この効果は自分のチームにカロスのタグを持つ味方のバディーズが多いほどさらに上昇する |
相手交代禁止時B技威力↑5 |
相手が交代禁止状態のときは自分のバディーズわざの威力をあげる |
必中化 |
技が必ず命中する |
全ダウン無効 |
すべての能力がさがらない |
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 劇場版「ボルケニオンと機巧のマギアナ」
- 後半でマギアナ救出のため敵陣に乗り込むサトシ一行に加勢し、姿を披露。何気にフォルムチェンジを人前で堂々と使ったのは一時離脱直前以来だったりするが、本編で登場する際の事を考慮してか、この時はまだサトシ逹がパーフェクトフォルムを目撃する事はなかった。
- XY編
- XY135話(XY&Z42話)でプニちゃんとZ2が共に世界中のジガルデ・セルを吸収し、遂にパーフェクトフォルムとなる。その圧倒的なパワーで伝説の巨石を圧倒し、最後は「コアパニッシャー」の一撃で巨石を完全に破壊。フラダリの野望に終止符を打った。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
14章にて、100%の力を行使しないと収拾できない事態が起こると本能的に感じ取ったジガルデが遠く離れたアローラ地方へ移動。
プラターヌ博士の頼みを受けてアローラ地方に向かったジーナ・デクシオの手で「ジガルデ・セル」を60匹まで集められ、また2人から依頼されたサンが「コア」を含めた残りの40匹の回収を完了。
ウルトラスペースからアローラに戻った際にパーフェクトフォルムとなり、同時にラナキラマウンテンにいたネクロズマと交戦。ソルガレオ・ルナアーラと手を組んで捕獲可能まで弱らせた。
余談
上記の通り詳細については長い間明かされなかったが、実はアニメや派生作品では「サン・ムーン」に登場する以前から登場への伏線やゲームの情報が少しずつ明かされていた。
- コロコロでその存在が公表された際に新ポケモンという謳い文句で全面的に押し出される。
- ポケモントレッタでの性能ではHPが非常に高く、フォルムチェンジ時に回復する。またポケモンカードゲームでも「ジガルデEX」として参戦した時には、こちらも単体のEXとしてはHPが高く回復技を持つ。
- 「サン・ムーン」でフォルムをチェンジする時「たくさんのけはいをかんじる」という文章やアニメーションはポケモントレッタで先行して公開される。
- アニメでは予知でジガルデが暴れる様子を「カロスが緑の炎に包まれる」とあり、新規技として緑の炎を発生させるコアパニッシャーが追加される。
ちなみに、ジガルデの各フォルムのモチーフは、おそらく北欧神話だと思われる。
また「サン・ムーン」の舞台のアローラ地方のモデルになったハワイは、環境破壊や持ち込まれた外来種により生態系を大きく乱されたため絶滅危惧種や絶滅種が多いという、"生態系の秩序を保つ"という設定に相応しい特徴を持った地域でもある(これは本来生息しているカロスのモチーフのフランスも同様)。
関連イラスト
関連タグ
0717.イベルタル→0718.ジガルデ(10%フォルム/50%フォルム/パーフェクトフォルム)→0719.ディアンシー(メガディアンシー)
同複合タイプ
第3伝説
世代 | ポケモン |
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第3世代 | レックウザ(メガレックウザ) |
第4世代 | ギラティナ(オリジンフォルム) |
第5世代 | キュレム(ブラックキュレム/ホワイトキュレム) |
第6世代 | ジガルデ(10%フォルム・50%フォルム・パーフェクトフォルム) |
第7世代 | ネクロズマ(たそがれのたてがみ/あかつきのつばさ→ウルトラネクロズマ) |
第8世代 | ムゲンダイナ(ムゲンダイマックス) |
第9世代 | テラパゴス(ノーマルフォルム→テラスタルフォルム→ステラフォルム) |
ポケモン関連
その他
- インペリアルドラモン:世界の危機を救う伝説の竜人型生物、形態変化を行う、複数の存在が合体する、竜人形態の胸に竜の頭がありそこの口から得意技を発射する、基本色と色違いの基礎色が同じ、等の点が似ている。
- ゲッターロボ:緑オーラ、胸からビーム、小型体が集結して巨大化など