ウエスタンリーグ
うえすたんりーぐ
プロ野球の2軍リーグの一つであり、パシフィック・リーグが運営している。
2024年時点では以下の6チームが参加している。
球団名 | 略称 | 本拠地 | 備考 |
---|---|---|---|
くふうハヤテベンチャーズ静岡 | くふうハヤテ(ハ/V) | ちゅ~るスタジアム清水(静岡県) | 2軍限定参加。2023年結成、翌年に新規参入。 |
中日ドラゴンズ | 中日(中/D) | ナゴヤ球場(愛知県) | |
オリックス・バファローズ | オリックス(オ/B) | 杉本商事バファローズスタジアム舞洲(大阪府) | 一時「サーパス神戸」→「サーパス」に改名していた。2004年末に近鉄を吸収合併。 |
阪神タイガース | 阪神(神/T) | 鳴尾浜球場(兵庫県) | 2025年に同県内尼崎市のSGLスタジアム尼崎へ移転予定。 |
広島東洋カープ | 広島(広/C) | カープ由宇球場(山口県) | |
福岡ソフトバンクホークス | ソフトバンク(ソ/H) | タマホームスタジアム筑後(福岡県) |
イースタン・リーグでは他球団1軍の保護地域内に本拠を置いている球団(日本ハム、ロッテ、ヤクルト、巨人)が半数を占めるのに対し、ウエスタンはオリックス2軍が2015年に神戸市(1軍準/旧本拠地)から大阪市へ移転して以降は第三地(どの球団の保護地域でもない府県)に2軍本拠を置く広島と新規参入のハヤテを含めて他球団保護地域に2軍本拠を置くチームが無いのが特徴である。
1952年に関西ファーム・リーグとして発足。この時は広島が経営難により2軍を一時解散していたため不参加で、山陽電気鉄道が運営する山陽クラウンズが2軍限定で2年間だけ加入して広島や当時は山口県に本拠を置いていた大洋(現DeNA)からレンタル移籍の形で選手を受け入れていた。
関西ファーム・リーグはセ・リーグの中日、洋松(現DeNA)および阪神が脱退し、同年に2軍を再開した広島も合流して新日本リーグを結成したがパ・リーグの阪急、南海、近鉄、そして福岡県を本拠としながらも移動コストの関係で大阪府堺市に合宿所を置いていた西鉄の4球団でリーグ戦を継続し、新日本リーグが行き詰まった後は中日と阪神が復帰、関西ファーム時代は不参加だった広島が合流して7球団体制のウエスタン・リーグへ移行した。
1979年にクラウンライターライオンズが買収されて西武ライオンズとなり埼玉県へ本拠を移転、イースタン・リーグに移ったため6球団体制に。2004年末には大阪近鉄バファローズがオリックス・ブルーウェーブとの合併による離脱で5球団体制となった。
2024年に前年結成のハヤテがファーム限定で新規参入し、20年ぶりの6球団体制となる。前年に募集した2軍限定の新球団はいずれもイースタンへの加盟を希望していたが、NPBは両リーグの球団数を偶数に是正するためハヤテをウエスタン加盟とする裁定を下した(静岡市清水区は電源周波数の50Hz/60Hz地帯境界を基準に区分した場合、60Hz地帯の西日本に含まれる)。