概要及び球団史
新潟県を本拠地としているプロ野球チーム。Jリーグのプロサッカーチームである「アルビレックス新潟」と同じ運営母体を持つ。
2004年の球界再編騒動時、地元の総合企業・NSGグループの創始者で当時アルビレックス新潟の社長を務めていた池田弘が発起人として、日本野球機構(NPB)に加盟するプロ野球球団の創設を目指す任意団体「新潟に県民球団を創る会」を発足。またチーム名も既にサッカー、バスケットボール、チアリーディングチーム等で使用している「アルビレックス」を使用することも決まり、球団の仮称は「新潟アルビレックス」と発表された。
しかし球界再編騒動の収束後、この時点での新球団計画は「NPB加盟球団の創設」から「独立リーグの創設」へ方針転換され、2006年7月に「北信越ベースボール・チャレンジ・リーグ」(BCリーグ)の運営会社が発足、8月に新潟県を本拠地とする新球団「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」(新潟アルビレックスBC)として加盟することに。リーグは2007年開幕。
以降ベースボール・チャレンジリーグの加盟球団として活動をしていた同球団であったが、NPBでは球界の裾野を広げるべく2023年7月に、「2024年シーズンからNPBの2軍戦のみに参加する新規参入球団」が公募された(加盟ではなく参加であるため、保証金などのハードルは下がる)。その後NPB参加が認められ、BCリーグからの離脱と2024年シーズンからのイースタン・リーグ所属が決まった。
試合数増加による球団運営費用の増大に合わせて食品宅配会社「オイシックス・ラ・大地」とスポンサー契約(ネーミングライツ契約)を交わし、チーム名は「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」(オイシックス新潟アルビレックスBC)として活動。略称は「オイシックス」を使用するが、NPB正会員のオリックス・バファローズ2軍との混同を避けるため1文字表記を「オ」ではなく "Oisix" から取った「O」とすることがリーグから発表されており、新聞の見出し等では「新潟BC」表記の方が多い。ちなみに独立リーグ時代のユニフォームは胸の部分にスポンサーであるコメリのネームが入っていた。
アルファベットの略称は「A」。1973年まで使用されたヤクルトアトムズ(現・東京ヤクルトスワローズ)以来51年ぶりとなる。
選手一覧
監督・コーチ
所属選手
投手
背番号 | 名前 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|
11 | 上村知輝 | 右 | 右 | |
14 | 内田健太 | 左 | 左 | |
15 | 西村陸 | 右 | 右 | |
16 | 下川隼佑 | 右 | 右 | |
17 | 三上朋也 | 右 | 右 | NPB、DeNA・巨人OB |
19 | 小林慶祐 | 右 | 右 | NPB、阪神タイガースから移籍 |
21 | 牧野憲伸 | 左 | 左 | 独立、信濃グランセローズから移籍 |
23 | 薮田和樹 | 右 | 右 | NPB、広島東洋カープから移籍 |
26 | 目黒宏也 | 左 | 左 | |
28 | 飯田大翔 | 右 | 右 | |
29 | 山田拓朗 | 右 | 右 | |
30 | 能登嵩都 | 右 | 右 | |
31 | 安城健汰 | 右 | 右 | |
34 | 伊禮海斗 | 左 | 左 | |
41 | 鈴木颯人 | 右 | 右 | |
43 | 八神辰大 | 左 | 左 | |
45 | 前川哲 | 右 | 右 | |
46 | 木口広大 | 右 | 右 | |
48 | 舘池亮佑 | 右 | 右 | |
54 | 田中択磨 | 右 | 右 |
捕手
背番号 | 名前 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|
12 | 谷本智 | 右 | 右 | |
27 | 片山悠 | 右 | 右 | |
38 | 片野優羽 | 右 | 右 | |
39 | 島崎太一 | 右 | 右 |
内野手
背番号 | 名前 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0 | 高義博 | 右 | 右 | |
2 | 稲葉大樹 | 右 | 左 | 独立リーグ初年度からのフランチャイズ選手、「ミスターBCリーグ」 |
3 | 田中俊太 | 右 | 左 | NPB、巨人・DeNAOB |
4 | 宮崎天斗 | 右 | 右 | |
6 | 永澤蓮士 | 右 | 右 | 独立、信濃グランセローズから移籍 |
8 | 藤原大智 | 右 | 両 | |
25 | 小西慶治 | 右 | 右 | 独立、信濃グランセローズから移籍 |
32 | 伴在汰文 | 右 | 左 | |
33 | 熊倉凌 | 右 | 右 | |
36 | 園部佳太 | 右 | 右 | NPB、オリックス・バファローズから移籍 |
56 | 山田龍青 | 右 | 右 |
外野手
背番号 | 名前 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 陽岱鋼 | 右 | 右 | NPB、日本ハム・巨人OB |
7 | 小池智也 | 右 | 右 | |
9 | 髙山俊 | 右 | 左 | NPB、阪神タイガースから移籍 |
24 | 知念大成 | 左 | 左 | |
37 | 中山翔太 | 右 | 右 | NPB、東京ヤクルトスワローズOB |
44 | 比嘉天佑 | 右 | 左 | |
51 | 篠田大聖 | 右 | 左 | |
52 | 松尾翔二朗 | 右 | 右 | |
55 | 佐藤拓実 | 左 | 左 |
OB
NPBのドラフト会議に指名された選手
BCリーグ時代の在籍年。☆印は支配下登録で在籍した選手、太字は現役。
指名以外では外国人選手のミッチ・デニング(2013年〜2015年在籍)が2015年途中にヤクルトと契約している。
- 雨宮敬(2010年〜2011年):読売ジャイアンツ(2011年育成ドラフト5位、2012年〜2014年→2015年に新潟へ復帰し2016年まで在籍)
- 渡辺貴洋(2011年):読売ジャイアンツ(2011年育成ドラフト6位、2012年〜2013年→2014年に新潟へ復帰し2018年まで在籍)
- 髙井俊(2015年〜2016年):読売ジャイアンツ(2016年育成ドラフト1位、2017年〜2020年)
- 渡邉雄大☆(2014年〜2017年):福岡ソフトバンクホークス(2017年育成ドラフト6位、2018年〜2021年→阪神タイガース2022年〜2023年)
- 知野直人☆(2017年〜2018年):横浜DeNAベイスターズ(2018年ドラフト6位)
- 樋口龍之介☆(2017年〜2019年):北海道日本ハムファイターズ(2019年育成ドラフト2位、2020年〜2022年)
- 長谷川凌汰☆(2018年〜2019年):北海道日本ハムファイターズ(2019年育成ドラフト3位、2020年〜2022年)
- 伊藤琉偉☆(2023年):東京ヤクルトスワローズ(2023年ドラフト5位)
NPB出身で、当球団に在籍経験がある主な選手
永久欠番
- 10・ファンナンバー
当初はBCリーグ全球団共通の永久欠番だったが、NPB入りに際し「サポーターの背番号」としての永久欠番に。
- 22・高津臣吾
BCリーグ時代の2012年。高津臣吾が選手兼任監督を務め2年連続で地区優勝、その後3勝0敗で福井ミラクルエレファンツとのリーグチャンピオンシップも制してBCリーグ初優勝を飾った。チームは続く香川オリーブガイナーズ(四国アイランドリーグplus優勝チーム)とのグランドチャンピオンシップにも3勝0敗で勝利し、初の独立リーグ日本一を達成。
シーズン終了後に高津は現役を引退、この功績により背番号「22」は永久欠番になっている。