概要
プロ野球の2軍リーグのひとつで、セントラル・リーグによって運営される。
参加チーム
2024年時点では以下の8チームが参加している。
球団名 | 略称 | 本拠地 | 備考 |
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北海道日本ハムファイターズ | 日本ハム(日/F) | ファイターズスタジアム(千葉県) | 1軍の北海道移転時も移動コストを考慮し鎌ヶ谷市に留まった。 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 楽天(楽/E) | 森林どりスタジアム泉(宮城県) | 参入当初は山形県のやまぎんスタジアムを使用。 |
埼玉西武ライオンズ | 西武(西/L) | CAR3219フィールド(埼玉県) | 一時「インボイス」→「グッドウィル」に改名していた。 |
千葉ロッテマリーンズ | ロッテ(ロ/M) | ロッテ浦和球場(埼玉県) | |
読売ジャイアンツ | 巨人(巨/G) | ジャイアンツ球場(神奈川県) | 東京都稲城市へ移転予定。 |
東京ヤクルトスワローズ | ヤクルト(ヤ/S) | ヤクルト戸田球場(埼玉県) | 茨城県守谷市へ移転予定。 |
横浜DeNAベイスターズ | DeNA(De/DB) | 横須賀スタジアム(神奈川県) | 一時「湘南シーレックス」に改名していた。 |
オイシックス新潟アルビレックスBC | Oisix(O※/A) | HARD OFF ECOスタジアム新潟(新潟県) | 2軍限定参加。2024年にBCリーグから移籍。 |
※略称を「オ」とした場合ウエスタン・リーグのオリックス・バファローズと重複することからアルファベット表記 "Oisix" の "O"を1文字略称とすることがリーグから発表されている。
半数の4球団は他球団の1軍が本拠を置き、野球協約上の保護地域としている県に2軍本拠を置いている(ウエスタンでは2015年に全面解消された)。
他球団の保護地域内では活動に制約を課される(例えば埼玉県に2軍本拠を置くヤクルトとロッテは県内での活動に際し、地域保護権を持つ西武から事前に書面で承諾を得なければならない)デメリットがあるため巨人は1軍と同じ東京都、ヤクルトは第三地(どの球団の保護地域でもない県)の茨城県へ移転を予定している。
沿革
1955年に新日本リーグを母体として発足したが、関西ファーム・リーグを改組したウエスタン・リーグと異なり運営方針がなかなか定まらず1961年にようやく巨人、国鉄(現ヤクルト)、大洋(現DeNA)、大毎(現ロッテ)、東映(現日本ハム)の5チームでリーグ戦が始まった。
1979年、福岡県(2軍は大阪府)を本拠としていたクラウンライターライオンズを西武が買収したことにより埼玉県へ移転、両リーグとも6球団体制となる。
2004年末の球界再編騒動に伴う東北楽天ゴールデンイーグルス発足の際はこちらに振り分けられ、同時に消滅した大阪近鉄バファローズがウエスタン・リーグに加盟していたため、2005年より7チーム体制となった。加盟球団が奇数の場合は日程が組めないチームが必ず1つ生じるため、ウエスタンとの交流戦や社会人・クラブチームとの交流戦を実施したり、巨人とロッテの2軍合同チーム「シリウス」を編成するなど様々な形で日程を埋めていた時期がある。
2024年にそれまでBCリーグに加盟していた新潟アルビレックスBCがファーム限定で新たに加入し、8球団体制となった。なお加入審査ではBCリーグで栃木ゴールデンブレーブスを運営するエイジェックが「栃木県を本拠に新チームを立ち上げる」として新潟との競願となっていたが、こちらは却下されている。