曖昧さ回避
概要
正式名称は「阪神鳴尾浜球場」。
プロ野球チーム阪神タイガースの2軍チーム(ウエスタン・リーグ所属)が2024年シーズンまで使用していた本拠地球場で、「タイガース・デン」の愛称を持つ。
その名の通り阪神電気鉄道の所有施設で、共にその子会社である球団と阪神園芸が運営・管理を行っていた。
1994年に、兵庫県尼崎市にあった「阪神浜田球場」に代わる2軍本拠地として開場。
西宮市の海にほど近い平坦な市街地内に位置し、1軍本拠地である阪神甲子園球場とはマイカーで10分ほどの距離にある。
公式戦も行われる球場はスタジアムというよりはグラウンドを思わせるような雰囲気で、バックスクリーンのすぐ真後ろを阪神高速5号湾岸線が通る。その他の施設として選手寮、屋内練習場、球団事務所があり、練習の見学及び公式戦の観戦は無料である。
このほか甲子園球場が高校野球の全国大会の主会場となる関係で、その出場校が当球場を道路を挟んだ向かい側にある西宮市鳴尾浜臨海野球場と共に練習会場として使用する事があった。
二軍本拠地移転
鳴尾浜の設備は老朽化が進み、海に面していて増改築が困難なため2025年より阪神沿線の大物駅前に建設中のSGLスタジアム尼崎へ本拠地を移転する。浜田球場撤退から31年ぶりに尼崎市へ戻ることになった。
球場の跡地には阪急阪神東宝グループの物流拠点として大型倉庫が建設される予定。
交通アクセス
観戦客用の駐車場はないので、阪急電車とJR線の各駅から路線バスを乗り継ぐ必要がある。