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概要編集

単に「高校野球」と書かれた場合はたいてい男子の硬式野球を指すが、軟式野球や女子野球などでも高校生だけの大会が行われている。また男子の硬式野球の場合高等専門学校の1~3年生、中等教育学校の後期課程、定時制及び通信制の生徒など、満16歳から18歳までの学年に相当する生徒・学生も参加できる。


男子硬式の全国大会のうち、阪神甲子園球場で行われる選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)と全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)は高校総体よりもテレビや新聞などでも大々的に報じられ、日本の風物詩として定着している。


また1997年に開始した女子硬式の選手権大会においても2021年以降決勝戦は阪神甲子園球場で開催されているほか、2022年以降の春の大会の決勝戦は東京ドームと、プロ野球のホーム球場が使用されている。


夏の甲子園の大会は47都道府県(そのうち東京と北海道は2校)の代表49校がトーナメント方式で戦う。さらに下1桁が0となる回(記念大会)では埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡も代表校が2校選ばれ、合計56校が夏の甲子園の大会に出場する。なお都道府県で行われる大会は正式には「地方大会」であって、「(甲子園の)予選大会」ではない。また甲子園に直結しない春の大会や、センバツの選考対象となる秋季大会などもなる。

夏の選手権大会は100回を迎えた。


スポーツ漫画・アニメの題材としても多用されており、数多くの名作がある。


日本の高校野球は層が厚く練習が厳しい事でも知られ、かつては通いの部員でも平日は始発ギリギリで登校して午前6時から8時まで朝練を行い、午後4時から10時まで午後練を行い終電ギリギリで帰る野球部も、私立の名門なら普通にあったぐらいである。しかも体育科系の高校なら週5日制として1日当たり約授業2コマ分が体育系の授業となっており、授業の名目でトレーニングをすることもあるぐらいであった。

もっとも、2020年代時点では睡眠の大切さが浸透し、朝練を廃止した名門校も少なくない。また、ウエイトトレーニングや瞬発系の普及によって、練習に時間を掛ける前に体が余りの練習強度に悲鳴を上げてしまう逆転現象も起こっている。


その一方、極度の勝利至上主義や猛暑日の中の試合など問題点が数多くある。

他の学生スポーツ競技大会と注目度の格差も大きく、まだプロスポーツチームや企業と契約していない未成年学生をメディアが過剰に追いかけたりする姿勢もいかがなものかと疑問が投げかけられている。


また、高校野球に限った事ではないが、県外から生徒を集めるような強豪校は学生寮による閉鎖的な空間が形成されやすく、昔からいじめや指導者・上級生によるパワハラが横行していたという(現在はそういった事象が明るみに出ると、学校側も野球部の活動停止や廃部といった厳しい措置を取ることが多い)。



漫画MAJOR等で取り上げているが、『高校を転校・編入した場合は1年間公式戦に出場できない』ルールがある。

(ちなみに他競技は半年間。例:1234)但し、例外もある。(詳細はこちら。



主な甲子園連覇高校編集

年度、高校名、プロ入りした主な選手の順番に記述。


春夏連覇編集

1962年 作新学院

1966年 中京商業(現、中京大中京)

1978年 箕島

1987年 PL学園   野村弘樹 橋本清 立浪和義 片岡篤史 宮本慎也

1998年 横浜    松坂大輔 小山良男 小池正晃 後藤武敏

2010年 興南

2012年 大阪桐蔭  藤浪晋太郎 森友哉

2018年 大阪桐蔭  根尾昂 藤原恭大 横川凱 柿木蓮


夏連覇編集

1922年 和歌山中

1930年 広島商

1940年 海草中

1948年 小倉(前年、小倉中)

2005年 駒大苫小牧 田中将大


春連覇編集

1930年 第一神港商

1982年 PL学園

2018年 大阪桐蔭


夏3連覇編集

1933年 中京商(現、中京大中京) 延長25回の死闘


主な高校球児編集

高校野球の名門校に通っていた、もしくは甲子園大会に出場したことのある選手(プロ含む)をリストアップ。


森昌彦 王貞治 高木守道 尾崎行雄 有藤通世 荒木大輔

桑田真澄 清原和博 イチロー 松井秀喜 ダルビッシュ有 西岡剛

松井稼頭央 前田健太 中村紀洋 金城龍彦 川上憲伸 福留孝介 武内晋一

西村健太朗 辻内崇伸 平田良介 福井優也 福田永将 斎藤佑樹 坂本勇人

榎下陽大 堂上直倫 中田翔 野村祐輔 中村晃 小林誠司 東浜巨

浅村栄斗 今村猛 堂林翔太 今宮健太 菊池雄星 岡田俊哉 西川遥輝

一二三慎太 高橋周平 大谷翔平 濱田達郎 田村龍弘 北條史也 高橋大樹

松井裕樹 安楽智大 オコエ瑠偉 綾部翔 平沢大河 小笠原慎之介


板東英二・・・夏の甲子園で1試合25奪三振および、大会通算83奪三振の記録を持つ。(徳島商業

伊東勤・・・熊本工業高校定時制3年の時、夏の甲子園に出場。(その後転校)

大嶺祐太・・・高校の定時制に入学、その後同じ学校の全日制に編入し甲子園に春夏出場。

上重聡・・・日本テレビアナウンサーPL学園時代に1998年の春・夏とも松坂大輔の横浜高校と対戦した。

TIM・・・レッド吉田は3年夏の甲子園(東山高校)、ゴルゴ松本は3年春の選抜(県立熊谷商業)にてベンチ入り。

斉藤慎二(ジャングルポケット)・・・八千代松陰で1998年の夏の甲子園に出場、多田野数人の控え投手でベンチ入り。その時の対戦相手が上重聡のいるPL学園だったが出番はなかった。

とにかく明るい安村・・・旭川実業で1999年夏の甲子園に出場、『伝令として3回出た』。

ティモンディ・・・コンビの2人とも済美高校野球部に所属。特に高岸はレギュラーで、芸能界入りした現在でも140km/h越えのストレートを投げることで知られている。


海外での「高校野球」編集

野球の本場アメリカでも高校野球は盛んではあるが、大会は州内での大会が関の山で、甲子園のような大規模な全国大会は存在しない。

そのため、国内に住む外国人には、本拠地としているプロチームを追い出し、公共放送でフルイニングをテレビ放送されるような人気の春・夏の甲子園大会には驚きを隠せないようである。

また、向こうのアマチュア野球は大学野球が主流であり、それ専門のチャンネルが設けられるほどに人気があることと、「プロスペクト」と呼ばれるメジャーリーガー候補は大卒者が多数という事情もあると思われる。

昨今では、上記のイチロー、松井秀喜や松坂大輔、田中将大、ダルビッシュ有などの甲子園で名を馳せた選手がMLB入りを果たし、アマチュア時代の投球の映像とともに甲子園大会は「彼らもグラウンドに立った、全日本王者を決める伝統的なハイスクール・ベースボールの大会」として紹介され、徐々に認識されているようである。


関連イラスト編集

甲子園のマモノたち1円陣

「新たな夏、プレイボール。」一日じゃ届かない


関連タグ編集

野球 甲子園阪神甲子園球場

豊中市(前身である第1回全国中等学校優勝野球大会が開催された)


柳沢慎吾…大の高校野球ファンであり、過去の試合やその年の試合の再現である「ひとり甲子園」という芸を持っている。


外部リンク編集

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