概要
女子高生によって行われる野球競技。統括団体「全国高校女子硬式野球連盟」も存在する。大会が始まったのは21世紀が始まる直前で、戦前から行われている男子に比べると歴史は新しい。人口も女子野球と同様、まだ少ないが人口は確実に増えており、伸び代が高い競技と言える。
歴史
日本では男子と違い、戦後に至っても高校の女子野球部が長く存在しなかった。しかし、中国や韓国のチームとの親善試合を機に、女子野球部の創設が認められ、1997年から夏の大会が、2000年からは春の大会が開催されている。1998年には統括団体「全国高校女子硬式野球連盟」が創設されている。
日本の競技人口はやはり極端に少なく、男子高校野球が盛況を見せるなか、他の女子競技に比べてもかなり少なかった。しかし、2010年代に入り、全国高校女子硬式野球連盟加盟校や登録選手者が急速に増えつつあり、2015年には19校698人だったのが、2021年には43校1320人にほぼ2倍となっている。
2021年には、夏の大会の決勝が「高校野球の聖地」甲子園で開催された。また、2022年(同年度)の春の選抜も東京ドームで行われた。いずれも翌年以降も実施される。