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球詠

たまよみ

マウンテンプクイチ氏による女子野球漫画。2016年6月号より連載。
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データ

作者マウンテンプクイチ
フォーマットストーリー漫画
ジャンルスポーツ女子野球
出版社芳文社
連載誌まんがタイムきららフォワード
連載開始2016年6月
単行本既刊4巻
連載状況連載中



以下は8月5日時点のWikipediaの情報から、試合結果がわかってしまう大きなネタバレを省いたものである。

あらすじ


舞台は埼玉県越谷市。鋭い変化球を得意とする武田詠深は、中学時代は変化球に対応できる捕手に恵まれなかったために積み重ねた特訓の成果を発揮することができず、中学を卒業する際には女子野球の道をいったん諦める。
しかし「制服が可愛い」という理由で選んだ進学先の新越谷高校で、幼い頃から野球で遊ぶ間柄だった山崎珠姫と再会したことをきっかけに、女子野球部でバッテリーを組むことになる。
珠姫は強豪チームで捕手としての実力を磨いており、「魔球」とも言われる詠深の変化球を捕逸せずに捕ることができた。

新越谷高校はかつて女子高校野球の強豪校であったが、野球部は過去の不祥事による活動謹慎期間中にほとんどの部員が退部しており、彼女らは1年生の部員を中心に、ほとんどゼロからチームを作っていくことになる。
未練あって活動停止中の野球部に残っていた先輩、中学野球の経験者、初心者だが才能ある者など、経験も実力もばらばらな女子高校生たちは、練習試合を重ね、友情を育みながらチームをまとめ上げ、全国大会の地区予選に出場する。

登場人物


新越谷高校

主要登場人物が通う高校の女子野球部。かつては強豪校であったものの、成果が出ない状態が何年か続く中で先輩後輩の上下関係やしごきが理不尽なまでにエスカレートし、物語開始の前年には練習中の「暴力沙汰」に発展して対外試合禁止および活動自粛の停部処分を受けていた。物語開始時点では停部は解除されており、不祥事を起こした当事者も野球部を去っているが、他校の生徒からはダーティーなイメージを持たれている。停部中にほとんどの部員が去り、廃部にならないよう怜、理沙のみが名義を残していた中、詠深、珠姫、川口姉妹の4人がキャッチボール部として活動を再開し、その後思いがけず実力や素質のある部員が集まり、向上心の強い希の参加を機に全国大会出場を目指すことになる。

チーム内では通常、互いを先輩後輩の隔てなく名で呼び合っているが、教師や他校の生徒からは姓で呼ばれる。

武田詠深(たけだ よみ)
背番号1番。投手(エース) / 一塁手 / 三塁手。1年生。右投げ右打ち。
ロングヘアの両脇をツーサイドアップにしている。変化球が得意で、ビーンボール(頭部死球)になるコースから首を切り落とすように鋭く曲がってストライクゾーンへと落ちる「魔球」を切り札とする。子供の頃に幼馴染の珠姫と遊んだキャッチボールから着想を得て、中学時代に特訓や試行錯誤を重ねてこの変化球を会得したものの、この「魔球」を捕ることができる捕手がおらず、封印を余儀なくされていた。新越谷高校への進学も「制服で選んだようなもの」であり野球からは離れるつもりであったが、珠姫と高校で再会したことで活躍の機会を得る。野球に対してはあくまで楽しむものであるというスタンスで、その上で皆との野球を1戦でも長く続けたいから全国大会を目指したいという立場を取る。
漫画のふきだし内では通常「ヨミ」とカタカナ表記で呼ばれている。

山崎珠姫(やまざき たまき)
背番号2番。捕手。1年生。右投げ右打ち。
詠深の幼馴染で、大人になったら一緒に硬球で野球をすることを約束していた間柄。詠深とバッテリーを組む。中学時代には強豪チームで正捕手をしており、ガールズリーグで全国大会に出場した経験がある。当時の公式戦で捕逸ゼロの実績を持ち、詠深の「魔球」を捕ることができる。「生意気」とも評される強気の配球が持ち味で、見極められやすく待球に弱いという「魔球」の弱点を采配で補う。勝敗が全てで努力の過程が評価されないようなスタンスの野球とは中学校で決別したとしつつも、全国大会を目指すからには本気で野球に向き合いたいという想いを持つ。
詠深からは「タマちゃん」と呼ばれている。

中村希(なかむら のぞみ)
背番号3番。一塁手 / 左翼手。1年生。左投げ左打ち。
福岡県(福岡市箱崎)出身で、博多弁で話す。ボブカットの金髪で、花の飾りが付いたヘアピンをしている。中学時代までは野球の盛んな地域の強豪チームでプレーしており、中学時代のチームメイトたちと全国大会で再会する約束を果たすために野球部に入部した。普段はおどおどしているが、勝負が絡むと並々ならぬ闘争心を見せ、強敵と見込んだ相手に挑みたがる。頭抜けた打率を持つチームの「最強打者」で、追い込まれてからの集中力も高いが、かつて中学時代に全国大会出場を賭けた勝負所で4打席も打ち損じたという失敗経験を抱える。現在のチーム発足当初も好機になると得点できず、第12話まではいくら安打を打ちまくっても得点圏打率がゼロという悩みを抱えていた。
芳乃には強い信頼を置いている。

藤田菫(ふじた すみれ)
背番号4番。二塁手。1年生。右投げ右打ち。
ツインテールの髪型で、上品で丁寧なプレーを好む。中学時代からのチームメイトである稜とは、プレイスタイルの違いから言い争いが絶えないが、仲も良い。

藤原理沙(ふじわら りさ)
背番号5番。三塁手 / 投手。2年生。右投げ右打ち。
同学年の怜を目標に野球を始めたという経緯を持ち、かつて怜と共に、野球部の活動停止期間中も籍を置いていた。第10話から身体能力を生かした球威を見込まれ、息吹と共に、それまで投手としての経験はないものの投手に任命される。四番投手になるのが夢。

川崎稜(かわさき りょう)
背番号6番。遊撃手。1年生。右投げ右打ち。
ボーイッシュな言動で、派手で大味なプレーを好む。中学時代からのチームメイトである菫とは、プレイスタイルの違いから言い争いが絶えないが、仲も良い。

川口息吹(かわぐち いぶき)
背番号7番。左翼手 / 投手。1年生。右投げ両打ち。
芳乃の双子の姉。二つ結いのおさげの髪型。選手としての実績がない初心者だが、視力が良く、幼い頃から野球選手の物真似が得意で、敵味方の選手の投法や打法のフォームをコピーできるという特技を持つ。ただし非力なため、球速や長打力までは模倣できない。お調子者かつ、窮地に陥りそうになるとすぐに内心で泣き言が出るが、泣き言を言いつつも奮戦する。打撃投手としては高く評価されている。

岡田怜(おかだ れい)
背番号8番。中堅手。2年生。右投げ右打ち。
キャプテン。かつて野球部の活動停止期間中も、周囲の風当たりに耐えつつ、理沙と共にグラウンドの整備や備品の手入れを行っていた。新入生が入部するまで部を守った後は退部するつもりでいたが、詠深たち1年部員に請われてキャプテンに就任する。攻守走の揃った実力者で、チームを牽引する。

大村白菊(おおむら しらぎく)
背番号9番。右翼手。1年生。右投げ右打ち。
黒髪姫カットの髪型で、丁寧語で話す。野球の世界に対する強い憧れから入部した初心者だが、剣道では全国優勝の経験を持つ。相手の投手を怯ませる豪快なスイングが武器で、周囲からも本塁打を期待されているが、初心者であるため空振りや三振が多く打率も低い。長打力にコンプレックスのある希からは一方的にライバル視されている。

川口芳乃(かわぐち よしの)
背番号10番。マネージャー。1年生。
息吹の双子の妹で、詠深とは同級生で席が隣同士。ボブカットの両脇をツーサイドアップにしている。ミーハーな野球ファンのように見えてデータに詳しく、敵味方の選手の能力を詳細かつマニアックに把握しており、チームの参謀役を務める。家が新越谷高校から近く、幼い頃に過去の新越谷高校野球部の部員たちに遊んでもらったことから、野球部には密かな思い入れを持っている。選手のサインを収集していおり、自室は野球選手のポスターやサインボール、選手名鑑などで埋め尽くされている。
監督の藤井と共に作戦の相談をするほか、チームの体調や栄養管理、精神面でのケアなど、マネジメントにおいて多彩な能力を発揮する。第2話ではノッカーとしての能力を菫から評価されている。第14話でベースコーチの役割を振られて背番号のあるユニフォームを受領するが、野球選手としての能力は息吹とのキャッチボールが務まる程度。

藤井杏夏(ふじい きょうか)
新越谷高校教師。
第4話から登場して野球部の顧問(監督)を引き継ぐ。普段の言動は優しそうだが、新越谷高校が埼玉県屈指の強豪校であった頃の野球部OGで、練習では鬼コーチぶりを発揮する。顔が広く、さまざまな高校の野球部との練習試合の約束を取り付けて、新越谷高校野球部に実戦経験を積ませる。高校教師としての担当教科は家庭科。

他校のライバルたち

柳川大附属川越高校
通称は「柳大川越」。第5話から第9話にかけて、新越谷高校野球部にとって初の本格的な練習試合の対戦相手として登場する。物語開始より1年前の夏・秋の大会で、朝倉の活躍により弱小校から県内上位へと躍進を遂げたことが語られている。

メンバーらは基本的にチーム内でも新越谷からも姓で呼ばれているが、単行本第2巻の登場人物紹介では一部メンバーのフルネームが明かされている。

大野彩優美(おおの あゆみ)
背番号1番。投手(エース) / 中堅手。3年生。
キャプテン。左投げのサイドスローによるクロスファイア(対角線投法)を得意とする。チーム内でエースの座を奪い合う間柄で1年後輩の朝倉に対して、強烈なライバル意識や劣等感を抱く。
第5話から第9話にかけては柳大川越側の視点人物として、対戦相手から見た主要登場人物らの印象を語る役割を担う。練習試合を通して新越谷の実力を認め、第13話で県大会のトーナメント組み合わせを決めるための抽選会にて再会した際には、過去の不祥事で陰口を囁かれる新越谷を聞こえよがしの嫌味で擁護している。

浅井花代子(あさい かよこ)
背番号2番。捕手。3年生。
実質的なチームの中心的存在で、精神的に不安定な面のある大野をフォローする。試合中は怜からキャプテンだと誤解されていた。珠姫や芳乃からは強肩による鋭い送球を高く評価されているほか、打者としても警戒されている。

大島留々(おおしま るる)
背番号8番。中堅手。1年生。
「~ス」という語尾で話す。先輩である大野と朝倉を慕っているが、朝倉に対抗意識を持つ大野からは、双方にいい顔をする態度を不満に思われている。中学時代の珠姫の活躍を知っている。

朝倉智景(あさくら ちかげ)
背番号11番。投手。2年生。
右投げからの剛速球を武器とし、物語開始の前年に柳大川越を強いチームへと躍進させた。大野からは一方的にライバル視されているが、気まぐれで飄々としたところがあり、新越谷との練習試合の当日も魚釣りに興じて遅刻している。怜から全国レベルの直球と評されているが、朝倉本人は直球だけでは全国大会進出は難しいと考えており、変化球の開発に試行錯誤して調子を崩していた。

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