概要
甲子園を目指す高校球児達の成長や葛藤などを描いた物語。「月刊アフタヌーン」で2003年11月号より連載中。ファンの間では『おお振り』と略す場合が多い。
主人公が在学する西浦高校は作者の母校である浦和西高等学校がモデル(ちなみにエースをねらえ!の西高もモデルとしている)で、同校を中心とする綿密な取材に基づくきめ細やかな試合描写と、キャラクター一人ひとりの移ろいゆく心理描写が特徴。
2010年12月25日発売の『月刊アフタヌーン』2月号にて、作者産休のため休載に入る。
休載期間中は、1ページ完結のショートストーリー『小さく振りかぶって』を不定期連載。産休明け後、2011年11月発売の『月刊アフタヌーン』1月号より約1年ぶりに連載を再開している。
ストーリー
埼玉県の西浦高校に入学した三橋廉は部員募集中の野球部グラウンドに足を運び、監督である百枝まりあに入部希望者として迎えられ、投球を披露することになる。スピードこそ遅いものの、複数の球種と緻密な制球力をキャッチャーの阿部隆也から認められるが、同時に三橋本人の扱い難い性格も懸念される。三橋は群馬県の三星学園野球部で中学時代もエース投手だったが、学園経営者である祖父に忖度した監督の抜擢であり、それを不満に思うチーム内で孤立。3年間の試合は全敗の結果となり、逃げるようにこの西浦に来たのだという。
「野球を本気で楽しめるのは、本気で勝とうとする人間だけよ。私は勝ちたいの」
甲子園を目指すチーム内の士気に水を差す三橋への荒療治に、百枝は三星学園との練習試合を決定。かくて部員数ギリギリの新設の野球部に女性監督という西浦高校野球部の物語が始まる。
登場人物
西浦高校
家族
桐青高校
崎玉高校
美丞大狭山高校
武蔵野第一高校
千朶高校
春日部市立高校
ARC学園高校
三星学園
TVアニメ
2007年4月に第1期『おおきく振りかぶって』
2010年4月に第2期『おおきく振りかぶって~夏の大会編~』
どちらも、TBS・MBSにて放送された。
制作のA-1Picturesにとって初の30分レギュラーアニメとなる。
スタッフは実際に野球を体験して制作に望んだとのこと。音響も、作者が取材で懇意にしている浦和西高等学校野球部の協力でバットでボールを打つ現実の音を録音している。
ニコニコ動画にて、2017年9月26日~10月12日まで『おおきく振りかぶって』2話から特別編が、2017年10月6日~10月12日まで『おおきく振りかぶって~夏の大会編~』2話から13話がまで期間限定無料配信された。
どちらも第1話は同サイトにて常設無料で観られる。
主題歌
第1期
オープニングテーマ
「ドラマチック」(第1話 - 第13話)
作詞・作曲 - 小出祐介 / 編曲・歌 - BaseBallBear
「青春ライン」(第14話 - 第25話・特別編)
作詞・作曲 - 水野良樹 / 編曲 - 江口亮(EPICレコードジャパン) / 歌 - いきものがかり
エンディングテーマ
「メダカが見た虹」(第1話 - 第13話)
作詞・作曲・歌 - 高田梢枝(SMEレコーズ) / 編曲 - TOMI YO
「ありがとう」(第14話 - 第25話・特別編)
作詞・作曲 - 石田順三 / 編曲 - 鈴木Daichi秀行(SMEレコーズ) / 歌 - SunSet Swish
第2期
オープニングテーマ
「夏空」
作詞・作曲 - 尾崎雄貴 / 編曲・歌 - GalileoGalilei
エンディングテーマ
「思想電車」
作詞- 酒井由里絵 / 作曲 - 酒井由里絵、重松謙太 / 編曲・歌 - チュール
舞台版
関連イラスト
関連動画
関連タグ
カップリングタグ
登場校
桐青 春日部市立 崎玉 美丞大狭山 武蔵野第一 ARC 千朶
少年野球チーム
ブックマーク数
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