概要
男子野球日本代表の愛称であり、2009年の第2回WBCの際に制定された。(ただし2009年当時は「SAMURAI JAPAN」で、日本語表記になったのは2012年から)。
これ以前に男子ホッケー日本代表が「さむらいジャパン」という愛称を使っていた。
野球は監督が誰であっても「侍ジャパン」の名称を使用しており、現在でもファンの間で浸透している。
なお一部メディアでは「小久保ジャパン」や「稲葉ジャパン」など監督名を前につける呼称を使用しており、当百科でも第1回WBC(監督:王貞治)以降の記事は「監督名+ジャパン」の項に記載されていることが多い。
主な成績
ロサンゼルスオリンピック(1984年)
金メダル 監督:松永玲一
この年にオリンピックの競技として採用されたが、正式種目ではなく公開競技という扱いだった。
日本は台湾(チャイニーズタイペイ)に敗れて一度はオリンピック出場を逃したが、キューバの出場辞退によって追加招集が決まり、運良く出場権を手にした。
予選では白組と青組のうち日本は青組に入り、韓国(メンバーの中には後に中日でプレーする宣銅烈がいた)・カナダ・ニカラグアと決勝トーナメントに進む2枠を賭けて争った。
初戦の韓国には2-0で勝ち、2戦目のニカラグアは19-1と圧勝するが、3戦目のカナダには4-6と敗れ2勝1敗。
勝敗は韓国と並んだものの、直接対決の勝利により1位通過を決めた。
準決勝では白組2位の台湾と対戦。(メンバーの中には西武でプレーする郭泰源とロッテでプレーする荘勝雄がいた。ちなみに郭源治は既に中日にプロ入りしていたため出場していない。)
延長10回にサヨナラ勝ちを決めて決勝へ進出。
決勝戦の相手は青組1位のアメリカで、6-3でアメリカを破り金メダルに輝いた。
3位決定戦は台湾が韓国を下して銅メダルに輝いた。
出場選手
ポジション | 背番号 | 名前 | 所属 | プロ入り |
---|---|---|---|---|
投手 | 11 | 米村明 | 河合楽器 | '84中日5位 |
投手 | 12 | 吉田幸夫 | プリンスホテル | |
投手 | 14 | 伊東昭光 | 本田技研 | '85ヤクルト1位 |
投手 | 15 | 伊藤敦規 | 福井工業大学 | '87阪急1位 |
投手 | 16 | 宮本和知 | 川崎製鉄水島 | '84巨人3位 |
投手 | 18 | 西川佳明 | 法政大学 | '85南海1位 |
捕手 | 20 | 嶋田宗彦 | 住友金属 | '84阪神4位 |
捕手 | 21 | 吉田康夫 | 三菱自動車川崎 | '85阪神5位 |
捕手 | 22 | 秦真司 | 法政大学 | '84ヤクルト2位 |
内野手 | 2 | 正田耕三 | 新日本製鐵広畑 | '84広島2位 |
内野手 | 3 | 浦東靖 | 新日本製鐵堺 | |
内野手 | 4 | 森田芳彦 | 鹿児島鉄道管理局 | '85ロッテ3位 |
内野手 | 5 | 上田和明 | 慶應義塾大学 | '84巨人1位 |
内野手 | 6 | 和田豊 | 日本大学 | '84阪神3位 |
内野手 | 10 | 広沢克己 | 明治大学 | '84ヤクルト1位 |
内野手 | 23 | 福本勝幸 | 東芝 | |
外野手 | 7 | 荒井幸雄 | 日本石油 | '85ヤクルト2位 |
外野手 | 8 | 古川慎一 | 亜細亜大学 | '85ロッテ4位 |
外野手 | 25 | 熊野輝光 | 日本楽器 | '84阪急3位 |
外野手 | 27 | 森田昇 | 日本生命 |
※プロ入りした代表メンバーで最後に引退したのは広沢克己である。(2003年引退)
ソウルオリンピック(1988年)
銀メダル 監督:鈴木義信
前回と同様、公開競技として実施された。
監督は鈴木義信(東芝)がコーチから昇格した。
出場国は前回の6か国から8か国に増えて、Aグループはアメリカ(1位)・韓国(2位)・オーストラリア・カナダ。Bグループに入った日本はプエルトリコ・オランダ・台湾と対戦。
予選ではプエルトリコに7-1、台湾に4x-3でサヨナラ勝ち、オランダに6-1と3連勝で1位通過を決めた。一方で前回銅メダルの台湾は3連敗でグループステージ敗退となった。
準決勝は開催国韓国と対戦し、3-1で勝利。韓国の安打が6に対して日本の安打はなんとたったの1だった。
決勝は再びアメリカと対戦。
しかし、ジム・アボットの前に3-5で敗れ、オリンピック連覇は果たせなかった。
3位決定戦はプエルトリコが7-0で韓国を下し銅メダル。開催国の韓国はまたしても4位に終わった。
出場選手
ポジション | 背番号 | 名前 | 所属 | プロ入り・備考 |
---|---|---|---|---|
投手 | 11 | 潮崎哲也 | 松下電器 | '89西武1位 |
投手 | 12 | 渡辺智男 | NTT四国 | '88西武1位 |
投手 | 14 | 鈴木哲 | 熊谷組 | '89西武2位 |
投手 | 15 | 菊池総 | 東芝 | |
投手 | 16 | 吉田修司 | 北海道拓殖銀行 | '88巨人1位 |
投手 | 18 | 石井丈裕 | プリンスホテル | '88西武2位 |
投手 | 19 | 野茂英雄 | 新日本製鐵堺 | '89近鉄1位 |
捕手 | 20 | 古田敦也 | トヨタ自動車 | '89ヤクルト2位 |
捕手 | 22 | 應武篤良 | 新日本製鐵広畑 | 後に早稲田大学監督 |
内野手 | 1 | 西正文 | 大阪ガス | 次回にも出場 |
内野手 | 2 | 葛城弘樹 | 東芝 | |
内野手 | 3 | 米崎薫臣 | 日本生命 | '88近鉄1位 |
内野手 | 6 | 野村謙二郎 | 駒澤大学 | '88広島1位 |
内野手 | 9 | 小川博文 | プリンスホテル | '88オリックス2位 |
内野手 | 10 | 筒井大助 | 住友金属 | |
内野手 | 28 | 大森剛 | 慶應義塾大学 | '89巨人1位 |
外野手 | 8 | 中島輝士 | プリンスホテル | '88日本ハム1位 |
外野手 | 21 | 前田誠 | 東芝 | |
外野手 | 25 | 松本安司 | 三菱重工名古屋 | |
外野手 | 27 | 笘篠賢治 | 中央大学 | '88ヤクルト3位 |
※プロ入りした代表メンバーの中で最後まで現役を続けたのは野茂英雄だった。(2008年引退)
投手は7人のうち4人が西武に入団している。
バルセロナオリンピック(1992年)
銅メダル 監督:山中正竹
今大会より初めて正式種目となった。監督は山中正竹(住友金属)がコーチから昇格。
今大会で初めてキューバが参戦した。
出場国は、日本・キューバ・台湾・アメリカ・プエルトリコ・ドミニカ・イタリア・スペインの8か国で、総当たりのリーグ戦を行い上位4か国が決勝トーナメントに進出する。
勝率が同じだった場合は直接対決での成績・それでも同じ場合は失点の少なさが上位となる。
7試合を終えた結果、キューバが全勝で首位通過し、5勝2敗で日本・台湾・アメリカが並んだが、三つ巴で1勝1敗だったため、3失点(台2+米1)の日本が2位、10失点(日0+米10)の台湾が3位、16失点(日7+台9)のアメリカが4位となった。
準決勝では台湾(メンバーの中には後に阪神に入団する郭李建夫がいた)と対戦したが台湾に2-5で敗れ、初めて決勝進出を逃した。
3位決定戦はアメリカ(メンバーの中にはジェイソン・ジアンビがいた)との対戦になり、8-3で勝利し、銅メダルを獲得した。
決勝はキューバが11-1で台湾を破り、無敗の9連勝で頂点へ上り詰めた。
キューバ代表はオマール・リナレス(後に中日に入団)、オレステス・キンデラン(日本ではシダックスでプレー)、ルルデス・グリエル(DeNAでプレーしたユリエスキ・グリエルの父)などの破壊力抜群の打線で他国を圧倒した。
出場選手
ポジション | 背番号 | 名前 | 所属 | プロ入り・備考 |
---|---|---|---|---|
投手 | 12 | 佐藤康弘 | プリンスホテル | |
投手 | 14 | 杉山賢人 | 東芝 | '92西武1位 |
投手 | 15 | 渡部勝美 | 大昭和製紙北海道 | |
投手 | 16 | 西山一宇 | NTT四国 | '92巨人3位 |
投手 | 17 | 小桧山雅仁 | 日本石油 | '92横浜1位 |
投手 | 18 | 伊藤智仁 | 三菱自動車京都 | '92ヤクルト1位 |
投手 | 19 | 杉浦正則 | 日本生命 | のちに日本生命監督 |
捕手 | 10 | 高見泰範 | 東芝 | のちに東芝監督 |
捕手 | 23 | 三輪隆 | 神戸製鋼 | '93オリックス2位 |
内野手 | 1 | 大島公一 | 日本生命 | '92近鉄5位 |
内野手 | 3 | 若林重喜 | 日本石油 | |
内野手 | 4 | 西正文 | 大阪ガス | 2大会連続出場 |
内野手 | 5 | 徳永耕治 | 日本石油 | |
内野手 | 6 | 十河章浩 | 日本生命 | |
内野手 | 7 | 小島啓民 | 三菱重工長崎 | |
内野手 | 8 | 小久保裕紀 | 青山学院大学 | '93ダイエー2位・のちに日本代表監督 |
外野手 | 9 | 坂口裕之 | 日本石油 | のちに日本石油監督 |
外野手 | 25 | 佐藤真一 | たくぎん | '92ダイエー4位 |
外野手 | 26 | 中本浩 | 松下電器 | |
外野手 | 28 | 川畑伸一郎 | 住友金属 |
※代表メンバーで後にプロ入りしたのはこれまでで少ない8人。最後まで現役を続けたのは小久保裕紀(2012年引退)。一方で、高見泰範は'85年阪急5位指名(愛知工業大学)されたが入団拒否して社会人入りしている。
見ての通り、日本石油から4人、日本生命から3人と特定のチームからの選出が目立つ。
アトランタオリンピック(1996年)
銀メダル 監督:川島勝司
監督はソウルオリンピックでヘッドコーチだった川島勝司(ヤマハ)が就任。
参加国は、日本・キューバ・アメリカ・韓国・オランダ・オーストラリア・ニカラグア・イタリアの8か国で、前回同様総当たり戦で上位4か国が決勝トーナメントに進出する。
日本は初戦のオランダ戦で12-2でコールド勝ちを決めたものの、2戦目のキューバ戦に7-8xでサヨナラ負けを喫すると、3戦目のオーストラリア戦は6-9、4戦目のアメリカ戦は5-15とコールド負けで3連敗と雲行きが怪しくなる。
しかし、5戦目のニカラグア戦を13-6で勝つと、6戦目の韓国戦は14-4のコールド勝ち、7戦目のイタリア戦を12-1で破り、4勝3敗で3位通過を決めた。
予選はキューバが前回に続いて無敗で首位通過、6勝1敗でアメリカが2位、ニカラグアも日本と同じ4勝3敗だったが直接対決で日本に負けたため4位となった。
準決勝はアメリカと対戦。(メンバーの中にはセス・グライシンガーがいた)
後半に一気に畳み掛けて11-2と予選の雪辱を果たし決勝進出。
決勝の相手は五輪連覇を狙うキューバ。
1回・2回と3失点ずつ計6点を奪われる苦しい展開だったが、4回に1点を返すと続く5回には5点を挙げて6-6の同点に追いついた。
しかし、6回からはキューバの猛攻に合い、6回に4点、7回に1点、8回に2点と3イニング連続失点。
対する日本も7回に1点、9回に2点を返すもここで力尽き、9-13で敗れ銀メダル。
キューバの2大会連続金メダルとなった。
3位決定戦はアメリカが10-3でニカラグアを下し銅メダルに輝いた。
今大会はキューバが9試合で118得点、日本が89得点、アメリカが93得点という驚異の得点を挙げたことからも分かる通り、極端な打高投低だった。
出場選手
ポジション | 背番号 | 名前 | 所属 | プロ入り・備考 |
---|---|---|---|---|
投手 | 11 | 三澤興一 | 早稲田大学 | '96巨人3位 |
投手 | 12 | 森中聖雄 | 東海大学 | '96横浜2位 |
投手 | 14 | 木村重太郎 | 東芝 | |
投手 | 15 | 川村丈夫 | 日本石油 | '96横浜1位 |
投手 | 16 | 小野仁 | 日本石油 | '96巨人2位 |
投手 | 18 | 森昌彦 | NTT東海 | 18を背負った選手で唯一プロ入りせず。森祇晶とは別人 |
投手 | 19 | 杉浦正則 | 日本生命 | 2大会連続出場。のちに日本生命監督 |
捕手 | 9 | 大久保秀昭 | 日本石油 | '96近鉄6位 |
捕手 | 21 | 黒須隆 | 日産自動車 | |
内野手 | 1 | 福留孝介 | 日本生命 | '98中日1位 |
内野手 | 2 | 野島正弘 | 日本石油 | |
内野手 | 3 | 松中信彦 | 新日本製鐵君津 | '96ダイエー2位 |
内野手 | 4 | 今岡誠 | 東洋大学 | '96阪神1位 |
内野手 | 6 | 桑元孝雄 | 三菱自動車川崎 | |
内野手 | 7 | 井口忠仁 | 青山学院大学 | '96ダイエー1位 |
内野手 | 8 | 西郷泰之 | 三菱自動車川崎 | |
外野手 | 10 | 中村大伸 | NTT東京 | |
外野手 | 24 | 高林孝行 | 日本石油 | |
外野手 | 25 | 佐藤友昭 | プリンスホテル | |
外野手 | 27 | 谷佳知 | 三菱自動車岡崎 | '96オリックス2位 |
※最後まで現役を続けたのは福留孝介(2022年引退)。また福留は'95年近鉄1位を拒否して社会人入りしている。
シドニーオリンピック(2000年)
4位 監督:大田垣耕造
今大会で初めてプロ選手の参加が認められた。
監督は大田垣耕造が投手コーチから昇格。
プロ選手の参加によって、代表メンバーが20人から24人に増えた。内訳は大学生5人・社会人11人・プロ8人である。
なお、プロ選手の参加によって、本大会より金属バットから木製バットに統一された。
参加国は日本・キューバ・アメリカ・韓国・オランダ・イタリア・オーストラリア・南アフリカの8か国で、総当たり7回戦を行い上位4か国が決勝トーナメントに進める。
プロ選手が初めて参加したことで今度こそ金メダルと期待されたが、蓋を開けるとプロとアマの考え方の違いでなかなか足並みが揃わず、予選も苦戦の連続で辛うじて4位を確保するのがやっとという結果になった。
準決勝は予選1位のキューバと対戦するも0-3で敗れた。
3位決定戦では韓国と対戦するが、1-3で敗れ、日本は初めてオリンピックでメダルを逃してしまった。
韓国のメンバーは具臺晟(後にオリックス)、李炳圭(後に中日)、鄭珉台(後に巨人)、林昌勇(後にヤクルト)、そして李承燁(後にロッテ→巨人→オリックス)といったプロ選手で固めていたため、日本が次のアテネ大会以降オールプロで臨む契機となった。
決勝はアメリカ(メンバーの中には阪神でプレーするマイク・キンケードがいた)が4-0でキューバの3連覇を阻み、ソウル大会以来の金メダルに輝いた。
出場選手
※太字はプロ選手。
ポジション | 背番号 | 名前 | 所属 | プロ入り・備考 |
---|---|---|---|---|
投手 | 11 | 土井善和 | 日本生命 | |
投手 | 12 | 河野昌人 | 広島東洋カープ | 4年目 |
投手 | 13 | 渡辺俊介 | 新日本製鐵君津 | '00ロッテ4位 |
投手 | 14 | 吉見祐治 | 東北福祉大学 | '00横浜2位 |
投手 | 15 | 石川雅規 | 青山学院大学 | '01ヤクルト1位 |
投手 | 16 | 山田秋親 | 立命館大学 | '00ダイエー2位 |
投手 | 17 | 杉内俊哉 | 三菱重工長崎 | '01ダイエー3位 |
投手 | 18 | 松坂大輔 | 西武ライオンズ | 2年目 |
投手 | 19 | 杉浦正則 | 日本生命 | アマ選手で唯一3大会連続出場。のちに日本生命監督 |
投手 | 54 | 黒木知宏 | 千葉ロッテマリーンズ | 6年目 |
捕手 | 2 | 鈴木郁洋 | 中日ドラゴンズ | 3年目 |
捕手 | 21 | 阿部慎之助 | 中央大学 | '00巨人1位 |
捕手 | 22 | 野田浩輔 | 新日本製鐵君津 | '00西武6位 |
内野手 | 3 | 松中信彦 | 福岡ダイエーホークス | 4年目 |
内野手 | 4 | 平馬淳 | 東芝 | |
内野手 | 5 | 中村紀洋 | 大阪近鉄バファローズ | 9年目 |
内野手 | 6 | 田中幸雄 | 日本ハムファイターズ | 15年目 |
内野手 | 8 | 沖原佳典 | NTT東日本 | '00阪神6位 |
内野手 | 9 | 野上修 | 日本生命 | |
外野手 | 1 | 田口壮 | オリックス・ブルーウェーブ | 9年目 |
外野手 | 10 | 梶山義彦 | 三菱自動車川崎 | |
外野手 | 24 | 飯塚智広 | NTT東日本 | |
外野手 | 25 | 廣瀬純 | 法政大学 | '00広島2位 |
外野手 | 26 | 赤星憲広 | JR東日本 | '00阪神4位 |
※2023年現在、現役選手は石川雅規のみである。
予選に選出されていたプロ選手
ポジション | 名前 | 所属 |
---|---|---|
投手 | 松坂大輔 | 西武ライオンズ |
投手 | 小池秀郎 | 大阪近鉄バファローズ |
投手 | 川越英隆 | オリックス・ブルーウェーブ |
捕手 | 古田敦也 | ヤクルトスワローズ |
内野手 | 野村謙二郎 | 広島東洋カープ |
内野手 | 松中信彦 | 福岡ダイエーホークス |
内野手 | 初芝清 | 千葉ロッテマリーンズ |
外野手 | 井出竜也 | 日本ハムファイターズ |
※本戦に出場したのは松坂と松中のみ。
アテネオリンピック(2004年)
前回プロ選手で固めた韓国に敗れたことから、この大会よりオールプロで挑むこととなった。
長嶋茂雄を監督に迎えたが、本大会を前にして長嶋は脳梗塞に倒れ、やむなく指揮を断念。ヘッドコーチの中畑清がそのまま本大会で指揮を執った。
日本の対戦相手はキューバ・カナダ・オーストラリア・台湾・オランダ・ギリシャ・イタリアの7ヶ国で、総当たりの結果6勝1敗で首位に立った。(2位のキューバも6勝1敗だったが、直接対決で日本が勝ったため日本が1位)
しかし、日本は準決勝で、唯一予選で負けた4位のオーストラリアに0-1で再び敗れ、決勝を逃した。
3位決定戦はカナダと戦い11-2で勝利。銅メダルを手にした。
決勝戦はキューバが6-2でオーストラリアを下し、8年ぶりに金メダルに輝いた。
出場選手
※所属は2004年当時、年齢は満年齢。
ポジション | 背番号 | 名前 | 所属 | プロ年数(年齢) |
---|---|---|---|---|
投手 | 11 | 清水直行 | 千葉ロッテマリーンズ | 5年目(29歳) |
投手 | 13 | 岩瀬仁紀 | 中日ドラゴンズ | 6年目(30歳) |
投手 | 15 | 黒田博樹 | 広島東洋カープ | 8年目(29歳) |
投手 | 16 | 安藤優也 | 阪神タイガース | 3年目(27歳) |
投手 | 17 | 三浦大輔 | 横浜ベイスターズ | 13年目(31歳) |
投手 | 18 | 松坂大輔 | 西武ライオンズ | 6年目(24歳) |
投手 | 19 | 上原浩治 | 読売ジャイアンツ | 6年目(29歳) |
投手 | 20 | 岩隈久志 | 大阪近鉄バファローズ | 5年目(23歳) |
投手 | 21 | 和田毅 | 福岡ダイエーホークス | 2年目(23歳) |
投手 | 30 | 小林雅英 | 千葉ロッテマリーンズ | 6年目(30歳) |
投手 | 61 | 石井弘寿 | ヤクルトスワローズ | 9年目(27歳) |
捕手 | 9 | 城島健司 | 福岡ダイエーホークス | 10年目(28歳) |
捕手 | 59 | 相川亮二 | 横浜ベイスターズ | 10年目(28歳) |
内野手 | 2 | 小笠原道大 | 北海道日本ハムファイターズ | 8年目(31歳) |
内野手 | 5 | 中村紀洋 | 大阪近鉄バファローズ | 13年目(31歳) |
内野手 | 6 | 宮本慎也【主将】 | ヤクルトスワローズ | 10年目(34歳) |
内野手 | 8 | 金子誠 | 北海道日本ハムファイターズ | 11年目(29歳) |
内野手 | 25 | 藤本敦士 | 阪神タイガース | 4年目(27歳) |
外野手 | 1 | 福留孝介 | 中日ドラゴンズ | 6年目(27歳) |
外野手 | 10 | 谷佳知 | オリックス・ブルーウェーブ | 8年目(31歳) |
外野手 | 23 | 村松有人 | オリックス・ブルーウェーブ | 14年目(32歳) |
外野手 | 24 | 高橋由伸 | 読売ジャイアンツ | 7年目(29歳) |
外野手 | 27 | 木村拓也 | 広島東洋カープ | 14年目(32歳) |
外野手 | 55 | 和田一浩 | 西武ライオンズ | 8年目(32歳) |
※2023年現在、現役選手は和田毅のみ。
第1回WBC(2006年)
優勝 監督:王貞治
出場選手
※所属は2006年当時、年齢は満年齢。
ポジション | 背番号 | 名前 | 所属 | プロ年数(年齢) |
---|---|---|---|---|
投手 | 11 | 清水直行 | 千葉ロッテマリーンズ | 7年目(31歳) |
投手 | 12 | 藤田宗一 | 千葉ロッテマリーンズ | 9年目(34歳) |
投手 | 15 | 黒田博樹※1 | 広島東洋カープ | 10年目(31歳) |
投手 | 15 | 久保田智之※1 | 阪神タイガース | 4年目(26歳) |
投手 | 18 | 松坂大輔 | 西武ライオンズ | 8年目(26歳) |
投手 | 19 | 上原浩治 | 読売ジャイアンツ | 8年目(31歳) |
投手 | 20 | 薮田康彦 | 千葉ロッテマリーンズ | 11年目(33歳) |
投手 | 21 | 和田毅 | 福岡ソフトバンクホークス | 4年目(25歳) |
投手 | 24 | 藤川球児 | 阪神タイガース | 8年目(26歳) |
投手 | 31 | 渡辺俊介 | 千葉ロッテマリーンズ | 6年目(30歳) |
投手 | 40 | 大塚晶則 | テキサス・レンジャーズ | 10年目(34歳) |
投手 | 41 | 小林宏之 | 千葉ロッテマリーンズ | 10年目(28歳) |
投手 | 47 | 杉内俊哉 | 福岡ソフトバンクホークス | 5年目(26歳) |
投手 | 61 | 石井弘寿※2 | 東京ヤクルトスワローズ | 11年目(29歳) |
投手 | 61 | 馬原孝浩※2 | 福岡ソフトバンクホークス | 3年目(25歳) |
捕手 | 22 | 里崎智也 | 千葉ロッテマリーンズ | 8年目(30歳) |
捕手 | 27 | 谷繁元信 | 中日ドラゴンズ | 18年目(36歳) |
捕手 | 59 | 相川亮二 | 横浜ベイスターズ | 12年目(30歳) |
内野手 | 1 | 岩村明憲 | 東京ヤクルトスワローズ | 10年目(28歳) |
内野手 | 2 | 小笠原道大 | 北海道日本ハムファイターズ | 10年目(33歳) |
内野手 | 3 | 松中信彦 | 福岡ソフトバンクホークス | 10年目(33歳) |
内野手 | 7 | 西岡剛 | 千葉ロッテマリーンズ | 4年目(22歳) |
内野手 | 8 | 今江敏晃 | 千葉ロッテマリーンズ | 5年目(23歳) |
内野手 | 10 | 宮本慎也【主将】 | ヤクルトスワローズ | 12年目(36歳) |
内野手 | 25 | 新井貴浩 | 広島東洋カープ | 8年目(29歳) |
内野手 | 52 | 川崎宗則 | 福岡ソフトバンクホークス | 7年目(25歳) |
外野手 | 5 | 和田一浩 | 西武ライオンズ | 10年目(34歳) |
外野手 | 6 | 多村仁 | 横浜ベイスターズ | 12年目(30歳) |
外野手 | 9 | 金城龍彦 | 横浜ベイスターズ | 8年目(30歳) |
外野手 | 17 | 福留孝介 | 中日ドラゴンズ | 8年目(29歳) |
外野手 | 23 | 青木宣親 | 東京ヤクルトスワローズ | 3年目(24歳) |
外野手 | 51 | イチロー | シアトル・マリナーズ | 15年目(33歳) |
※1:黒田から久保田に交代
※2:石井から馬原に交代
※2023年現在、現役選手は青木宣親と川崎宗則と西岡剛のみ。
関連タグ
ブレイブブロッサムズ:男子ラグビー日本代表の愛称