曖昧さ回避
- 元プロ野球選手。本稿で解説。
- 日本の男性声優。東京俳優生活協同組合(俳協)所属。 → 金子誠(声優)
- 元サッカー選手。最終所属はヴァンフォーレ甲府。
概要
1975年11月8日生まれ、千葉県我孫子市出身。
ポジションは内野手。右投右打。
常総学院高校より、1993年ドラフト3位で当時の日本ハムファイターズ(⇒北海道日本ハムファイターズ)へ入団。背番号8。
1996年に新人王のタイトルを獲得、その後2011年4月20日、対オリックス戦で通算1500安打を達成。
捕球・守備範囲・スローイング・ポジショニング等全てにおいて高いレベルを誇る守備の名手。二塁手時代に5回、遊撃手になってからは2007年から3年連続で守備率1位を記録している。
一方打撃は苦手で、基本的に9番打者で2割前半~中盤の打率がデフォ。打順調整が仕事とよく言われる。その反面意外とチャンスに強く、9番と思えないほど打点は稼ぐなど意外性のある打撃を見せるため、「金子には期待しない(期待しなければ打つから)」が日ハムファンの合言葉。本人も「打撃練習は嫌い」だとか、「指名打者じゃなく指名守備で出場したい」などと公言している。
そのため、どの監督でも打撃力を理由に金子を外しては守備が崩壊してスタメン復帰するため、「金子外しはどの監督も通る道」と言われている。
あだ名は「マック」。選手会長をやっていたため、ファンからは「(元)会長」「相談役」と呼ばれることが多い。名前が「誠」で北海道には五稜郭があるという繋がりから、新選組の誠の旗を模した応援グッズもよく用いられている。
2006年より「ファイターズ金子誠の週刊マック」というラジオ番組を持っている。当時1軍で活躍中のプロ野球選手が、シーズン中にラジオのレギュラーをもつという、非常に珍しい番組である。
2014年9月27日、このシーズンでの現役引退を発表。10月1日の引退試合には9番・ショートで先発フル出場。走攻守そろった活躍を見せ、チームは8-1で勝利した。
試合後行われた引退セレモニーにて、普段は滅多に見せない涙を見せながらもスピーチでは「今日は僕のために集まってくれてありがとうございました」とヒーローインタビューでおなじみとなったフレーズを発してファンを喜ばせた。その後チームメイトの手によって胴上げされ、背番号と同じ8回宙を舞った。
また、この年の日本ハムはシーズン3位からクライマックスシリーズファイナルステージに進出し、リーグ優勝のソフトバンクと対戦。第6戦に敗れて敗退が決まった試合終了後、同じく同年限りで現役引退する稲葉篤紀と共に両チームの選手から胴上げされ、ファイターズ一筋21年の現役生活に幕を閉じた。
引退後はチーム統轄本部特命コーチに就任。背番号は88。コーチ研修を兼ねた野球留学ののち、一軍・ファームコーチの補佐などフロントスタッフとして活動。2018年シーズンは一軍内野守備コーチ、2019年シーズンは一軍打撃チーフ兼作戦コーチ、2020年シーズンは一軍野手総合コーチをそれぞれ担当。
2022年シーズンは野手総合コーチと打撃コーチを兼任し、同年オフをもって日本ハムを退団。
2023年シーズンからは千葉ロッテマリーンズの戦略コーチを担当する。
エピソード
- よく「壁紙」と評される色彩感覚の持ち主。
- 建山に服を見立ててもらう。店員が話しかけると建山「この人(金子)には聞かなくていいから、こっちに聞いて」その後それまで着ていた服を建山に捨てられる。
- 2010年オフ、ふくらはぎのリハビリの一環で地下足袋トレ。でも「みんながはいたらスパイク履きます」とみごとな天邪鬼っぷり。
- (金子誠とは)「うな重の山椒。あってもなくてもいいけど、あったらうれしいかな。でも好き嫌いあるよね」
- 「ススキノは俺のもの」
- 夫人は元テレビ朝日キャスターの白木清か(しらき・さやか)。