野村謙二郎
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のむらけんじろう
元プロ野球選手。2010年から2014年まで広島東洋カープの監督を務めた。
大分県出身。佐伯鶴城高、駒澤大学から1988年ドラフト1位で広島東洋カープへ入団。同期には江藤智がいた。
選手としては1990年から遊撃手のレギュラーを奪取。1991年のカープの優勝に貢献し、1995年には史上6人目のトリプルスリーを達成。一時はメジャーからも声がかかるほどの走攻守三拍子そろう名選手だった。
2005年に通算2000本安打を達成して引退。広島一筋17年、現役通算2020安打をマークした。
2010年に広島東洋カープの監督に就任。監督就任早々「すごいな、カープ。どうやったんだ?」などと迷言を残し、就任1年目は安定の5位。以下、2012年まで5位、4位。
2011年のアウェーのオリックス・バファローズ戦では「DH今村」をかますなどトンチンカンな采配も多いが、河内貴哉の8年ぶり勝利投手を言葉でアシストするなどリーダーシップに定評がある。
2013年には後半戦の怒濤の追い上げにより3位となり、カープ初のクライマックスシリーズ出場を果たし、ファーストステージでは阪神タイガースを2連勝で破るもファイナルステージでは読売ジャイアンツに3連敗。
2014年は前年の勢いそのままに勝ち星を重ねたが、交流戦で大失速してしまう。その後なんとか持ち直し、阪神と最後まで2位争いを繰り広げたが最終的に3位。クライマックスシリーズではファーストステージで敗退し、ファンや選手達に惜しまれつつ退任した。
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