曖昧さ回避
以下の意味がある
- Jリーグの現在の下位カテゴリのリーグにあたる日本フットボールリーグ(※現行のJFL)の略称。J2リーグと共に1999年に創設・開始。
- Jリーグの下位カテゴリのリーグとしてかつて存在したジャパンフットボールリーグの略称。1992年から1998年まで開催された。現行のJFLと区別するために旧JFLとも呼ばれる。また、J2リーグと現行のJFL、この2つのリーグの直接の前身に当たるリーグでもある。
- J-WAVEをキー局とするFMラジオ系列、ジャパン・エフエム・リーグの略称。
ここでは1. について解説する。
概要
主催は一般社団法人日本フットボールリーグ(以下:JFLまたは一般社団法人JFL)、公益財団法人日本サッカー協会(以下:JFA)。
日本の男子サッカー界の第1種区分のリーグにおいて、アマチュア体制を貫くチームにとっては国内最高峰に位置するリーグである。そのため、『アマチュア最高峰リーグ』とも称される。
ただし、実態は純粋にアマチュアとは呼べないリーグである。しかしながらそれでもプロではないリーグであるため、アマチュアリーグというよりはノンプロフェッショナルリーグ(ノンプロリーグ)と呼称したほうが適切である。その為、プロ契約者を擁する制限も無いのでプロチームも在籍できる、がその一方で、Jリーグとは異なりプロ契約者の保有は義務付けられていない。
なお、これはJFLのみならず、JFLより更に下位のカテゴリである9つの地域リーグや更にその下の都道府県リーグ、北海道地域と一部の県地域における更にその下の道県内各地区リーグも同様で、これらも実態は純粋にアマチュアとは呼べないリーグとなっている。
理由は「アマチュアリーグと呼ばれてふさわしくなるためのルールが厳格に制定及び統一されていないため」である。(※ちなみに厳格なルールがあるフランスの国内リーグでは、アマチュア最高峰でもある3部リーグではプロ最下部である2部リーグ(リーグ・ドゥ)から降格してきたチームに2年間のプロ契約選手の保有猶予が与えられ、4部リーグ以下だとプロ契約選手保有自体が禁じられているので、「日本のJFL以下のリーグよりかはアマチュアリーグとして成り立っている」と言える。余談だが、かつてグルノーブル・フット38が経営難の為に5部リーグまで落とされて、当時プロ契約選手として在籍していた松井大輔が放出されたのはそのルールによるものである。)
ただ、これらを逆手に取って自由にクラブ運営をし、結果、全国的に認知されるほどの個性を持てるようになったクラブが複数存在するようになったのもまた事実である。(※地域リーグ時代にある試合で観客にマグロ丼をタダで振る舞ったり、別のある試合では観客に1人1000円振る舞ったりしていた鈴鹿ポイントゲッターズはその最もたる例である。)
そして、Jリーグとは異なり各チームに在籍する選手の社会的保証はあまり考えられていないので、大半の選手は他に正規職を持つか、アルバイトをしながらサッカーをプレーしている。
様々な各チームの環境
前の項で述べたことに加え、プロ契約をおこなう所もあるが、クラブがスポンサーを通して職を斡旋したりする場合もある(これが出来るクラブは現状の中ではマシな方)。
なお、サッカー選手としての給与は無給なところも多く、さらに選手が年会費を払うチームまで存在することもある。JFL以下の下位カテゴリを「セミプロ」リーグではなく「ノンプロ」リーグと呼称したほうが適切なのはこれらの点も関係している。
選手契約を結ぶことにより年俸を球団が支給するオールプロが「プロ野球(NPB)」、「独立リーグ」、社会人として大手企業に就職しサラリーをもらいながら野球に専念し、引退後には一般社会人と同じ仕事に従事する「社会人野球」、企業のバックアップがないため、所属する企業と別企業のの正規職に就いているケースとアルバイトに従事しながらプレーするケース、その両方が並立することもある「クラブチーム」に大別される野球界が最も近いのかもしれない。
さらに大相撲でたとえるならば、給料を支給される「十両」以上の関取とちがい、基本的に無給の「幕下」以下に相当するといえばわかるだろう。
ただし、細かいことを言うならば、野球界とも大相撲とも似ても似つかない部分が存在するので、例えるには不足している部分もある。(その上、社会人野球は実業団チームが減る一方でクラブチームが増えてきている。)
JFLと同じ立場にある他国のリーグ
なお、JFLと同じ立場にあるサッカーリーグは、有名ドコロだと・・・
- スペインのセグンダ・ディビシオンRFEF(4部リーグ)
- イングランドのナショナルリーグ(5部リーグ)
- ドイツのレギオナルリーガ(4部リーグ)
- イタリアのセリエD(4部リーグ)
- フランスのシャンピオナ・ドゥ・フランス・ナシオナル(3部リーグ)
の5つが挙げられる。
なぜこの5つを上げたのかと言うと、日本と同様にこの五カ国も「プロリーグが上位リーグでアマチュア(ノンプロ)リーグが下位リーグ」というリーグ構成であるため。というか日本のリーグ構成はそもそもこれらを手本にしている(そこ、まんまパクってるだけやんけとか言わない)。
この中でJFLと同じ全国リーグはナショナルリーグとシャンピオナ・ドゥ・フランス・ナシオナルの2つであり、前者はJFLと同じくプロ契約選手に対する制限がなく、後者はプロ契約選手に対する制限がある。
昇降格制度
J3リーグ⇔JFL
今季から昇降格枠は0~1.5枠となっている。
J3リーグ下位との入れ替え要件 | J3リーグ:20位 | J3リーグ:19位 |
---|---|---|
JFL:1位と2位がJ3ライセンス保有 | JFL:1位との自動入れ替え | JFL:2位との入れ替え戦 |
JFL:1位はJ3ライセンス保有で2位は非保有 | JFL:1位との自動入れ替え | J3リーグに残留 |
JFL:1位はJ3ライセンス非保有で2位は保有 | JFL:2位との入れ替え戦 | J3リーグに残留 |
JFL:1位と2位がJ3ライセンス非保有 | J3リーグに残留 | J3リーグに残留 |
2022年以前
JFLからの一方的な昇格となりJ3からの降格は無かったが、Jリーグ公式サイトの『About Jリーグ』に掲載中の『Jリーグ入会(J3リーグ参加)の手引き』の5ページ目にて「J3クラブライセンスが不交付などの理由で退会となることはあり得ます」と書かれている通り、トップチームの成績以外での降格は公式で明言されていた。つまり「クラブ経営で援護できないやらかしをしたら落とすからな?(威圧)」ということであるが、こういうトップチームの競技成績以外でのJFL以下への降格(=Jリーグ退会)については引き続き継続される。
余談だが、2021年当時のJリーグ副チェアマンである原博実は、JリーグのYouTube公式チャンネル内での番組『JリーグTV』の生配信にて、ファンからの「J4は出来るのか?」という質問に対して「今のところは」と回答直後に自己フォローしつつも「イヤ、出来ないね」と即答している。
また、「今の考え方で言うと」と前置きしつつ「ドンドコドンドコ増やすというよりはJFLとの接合をどうしていくかというところを、JFAやJFLとも話し合っている」とも語っていた。
JFL⇔9地域リーグ
こちらも今季から昇降格枠は0~1.5枠となっている・・・はずだったが、FC神楽しまねのリーグ退会により(※後述)、今季に限りレギュレーションが特殊な内容となった。
9地域リーグとの入れ替え要件 | JFL自動昇格枠(1枠) | JFL:15位(降格圏) |
---|---|---|
地域CL(※注):1位と2位はJFL昇格意思有り | 地域CL:1位が自動昇格枠獲得 | 地域CL:2位との入れ替え戦 |
地域CL:1位はJFL昇格意思有りで2位は無し | 地域CL:1位が自動昇格枠獲得 | JFLに残留 |
地域CL:1位はJFL昇格意思無しで2位は有り | 地域CL:2位が自動昇格枠獲得 | JFLに残留 |
地域CL:1位と2位がJFL昇格意思無し | JFL昇格意思の有る地域CL:3位または4位が自動昇格枠獲得 | JFLに残留 |
※注:ここでは地域CL決勝ラウンド上位チームのことを指す
JFL昇格圏内に入るには、まず各地域リーグで優勝し、「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)」へ出場しなければならない。詳細は単独記事を参照。
地域リーグへの降格圏は、年間16位と15位であり、仮に地域リーグ降格が決まった場合は同時にJFL退会ともなる。
歴史
詳細はJFLの歴史を参照。
2023年シーズン参加チーム
北から順に記載。計15チームで開催。
- 地域リーグから昇格したチームは☆。
- J3昇格(Jリーグ参入)を目指すチームの中で・・・
- J3ライセンス保有のチームは③。
- J3ライセンス非保有のチームは◯。
チーム(クラブ)名 | 呼称(※1) | 在籍(加盟)年 | 備考 |
---|---|---|---|
ラインメール青森 | 青森 | 2016- | ③ |
ソニー仙台FC | ソニー、ソニー仙台 | 1999- | 優勝1回 |
ブリオベッカ浦安 | 浦安 | 2016-2017, 2023- | ☆/◯ |
クリアソン新宿 | 新宿 | 2022- | ◯ |
東京武蔵野ユナイテッドFC | 武蔵野 | 1999- | ◯ |
Honda_FC | Honda | 1999- | 優勝9回(最多) |
FCマルヤス岡崎 | マルヤス | 2014- | |
ヴィアティン三重 | V三重、三重 | 2017- | ③ |
鈴鹿ポイントゲッターズ | 鈴鹿 | 2019- | ◯ |
レイラック滋賀 | 滋賀 | 2008- | ◯/※2 |
FCティアモ枚方 | 枚方 | 2021- | ◯ |
高知ユナイテッドSC | 高知 | 2020- | ③ |
ヴェルスパ大分 | V大分 | 2012- | ③/優勝1回 |
ミネベアミツミFC | ミネベア | 2005-2006、2009- | ※3 |
沖縄SV | 沖縄 | 2023- | ☆※4/◯ |
※1:前者はリーグからの公式な呼称。
※2:「MIOびわこ滋賀」から改称。
※3:「ホンダロックSC」から改称。
※4:全国リーグ初参入。
なお、FC神楽しまねは昨季途中で判明したクラブ経営危機から年越し後も改善しなかったことが判明した為、来季の参加を事実上認められず退会した。
過去に参加したチーム
JFLを退会した順に紹介。
- △はJリーグ在籍チーム
- ▼は地域リーグ以下の在籍チーム
- ✕は解散したチーム
- ☆はJFL歴代優勝チーム(※年間優勝チームのみ)
チーム名 | 在籍年(加盟年) | 備考 |
---|---|---|
水戸ホーリーホック | 1999 | △/元・企業チーム(※旧名称:プリマハムFC土浦)/現行のJFLにおけるJリーグへの昇格第1号 |
横浜FC | 1999-2000 | △☆/前身を持たず且つ既存のリーグへの参加実績すら持たないまま参入した唯一の歴代在籍チーム/現行のJFLにおける初代優勝チーム/1999年はJFL準会員として在籍(※在籍条件付きの会員)/優勝2回 |
静岡産業大学サッカー部 | 2000-2002 | リーグ参加は全国大学サッカー連盟(JUFA)の推薦による |
エストレーラ宮崎 | 2002 | ✕/元・Jリーグ昇格を目指すチーム/在籍時の名称は『プロフェソール宮崎』 |
ジヤトコFC | 1999-2003 | ✕/企業チーム |
おこしやす京都AC | 2000-2003 | ▼/元・企業チーム(※企業チーム時代の名称:教育研究社サッカー部(教育研究社FC))/2000年はJFL準会員として在籍(※1999年シーズンの地決予選リーグ敗退から唯一の参加決定となった為)/2000年は『FC KYOKEN』、2001年は『FC KYOKEN京都』、2002年~2003年は『FC京都BAMB1993』の名称でそれぞれ在籍。 |
国士舘大学サッカー部 | 1999-2004 | リーグ参加は全国大学サッカー連盟(JUFA)の推薦による/リーグ退会は部員の不祥事による |
徳島ヴォルティス | 1999-2004 | △☆/元・企業チーム/在籍時の名称は『大塚製薬サッカー部(大塚FC)』/優勝2回 |
ザスパクサツ群馬 | 2004 | △/在籍時の名称は『ザスパ草津』/飛び級で参入したチームの1つ(※参入決定時の在籍カテゴリは関東リーグ2部) |
愛媛FC | 2001-2005 | △☆/優勝1回 |
佐川急便東京SC | 2001-2006 | ✕/企業チーム/リーグ退会は佐川急便大阪SCとの合併に伴う解散 |
佐川急便大阪SC | 2002-2006 | ✕/企業チーム/元・学生チーム(※旧名称:体大蹴鞠団(大阪体育大学サッカー部の旧サテライトチーム))/リーグ退会は佐川急便東京SCとの合併に伴う解散 |
アローズ北陸 | 2000-2007 | ✕/企業チーム(※北陸電力サッカー部)/リーグ退会はYKK AP FCとの合併に伴う解散 |
YKK_AP_FC | 2001-2007 | ✕/企業チーム/リーグ退会はアローズ北陸との合併に伴う解散 |
ロアッソ熊本 | 2001-2002、2006-2007 | △/元・企業チーム/2001年は『NTT西日本熊本FC』、2002年は『アルエット熊本』、2006年~2007年は『ロッソ熊本』の名称でそれぞれ在籍。 |
FC岐阜 | 2007 | △ |
栃木SC | 2000-2008 | △ |
カターレ富山 | 2008 | △/2007年まで在籍していたアローズ北陸とYKK AP FCの合併に伴い誕生 |
ファジアーノ岡山 | 2008 | △/元・ヴィッセル神戸のサテライトチーム(※旧名称:リバー・フリー・キッカーズ) |
三菱自動車水島FC | 2005-2009 | ▼/企業チーム/リーグ退会はクラブ経営危機による自主降格 |
ギラヴァンツ北九州 | 2008-2009 | △/元・企業チーム(※企業チーム時代の名称:三菱化成黒崎FC)/在籍時の名称は『ニューウェーブ北九州』 |
ガイナーレ鳥取 | 2001-2010 | △☆/2001年~2006年は『SC鳥取』の名称で在籍/優勝1回 |
流通経済大学FC | 2005-2010 | ▼/2005年~2009年は『流通経済大学サッカー部』の名称で在籍(※トップチームと同名称)/リーグ参加は全国大学サッカー連盟(JUFA)の推薦での地決参加からの勝ち上がりによる/流通経済大学サッカー部のサテライトチームの1つ |
アルテ高崎 | 2004-2011 | ✕/元・Jリーグ昇格を目指すチーム/2004年は『群馬FCホリコシ』、2005年は『FCホリコシ』の名称でそれぞれ在籍。 |
ジェフリザーブズ | 2006-2011 | ✕/2006年は『ジェフ・クラブ』の名称で在籍/ジェフユナイテッド千葉のサテライトチーム |
松本山雅FC | 2010-2011 | △ |
SAGAWA_SHIGA_FC | 2007-2012 | ✕☆/企業チーム(※旧名称:佐川急便SC→佐川急便滋賀FC)/2006年まで在籍していた佐川急便東京SCと佐川急便大阪SCの合併に伴い誕生/優勝3回 |
V・ファーレン長崎 | 2009-2012 | △☆/優勝1回 |
カマタマーレ讃岐 | 2011-2013 | △/J3リーグ創設前最後のJ2リーグ昇格チーム |
FC琉球 | 2006-2013 | △ |
ブラウブリッツ秋田 | 2007-2013 | △/元・企業チーム/2007年~2009年は『TDKサッカー部(TDK SC)』の名称で在籍 |
ツエーゲン金沢 | 2010-2013 | △ |
AC長野パルセイロ | 2011-2013 | △☆/優勝1回 |
Y.S.C.C.横浜 | 2012-2013 | △/JFL在籍時の呼称は『Y.S.C.C.』 |
藤枝MYFC | 2012-2013 | △ |
FC町田ゼルビア | 2009-2011、2013 | △/現行のJFLにおけるJリーグからの降格第1号 |
福島ユナイテッドFC | 2013 | △ |
SC相模原 | 2013 | △ |
レノファ山口 | 2014 | △ |
SP京都FC | 2003-2015 | ✕/企業チーム/2003年~2013年は『佐川印刷SC』、2014年は『佐川印刷京都SC』の名称でそれぞれ在籍。 |
鹿児島ユナイテッドFC | 2014-2015 | △ |
アスルクラロ沼津 | 2014-2016 | △ |
ファジアーノ岡山ネクスト | 2014-2016 | ✕/ファジアーノ岡山のサテライトチーム |
栃木シティFC | 2010-2017 | ▼/元・企業チーム(※企業チーム時代の名称:日立栃木サッカー部)/在籍時の名称は『栃木ウーヴァFC』 |
ヴァンラーレ八戸 | 2014-2018 | △ |
コバルトーレ女川 | 2018 | ▼ |
流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎 | 2015-2019 | ▼/飛び級で参入したチームの1つ(※参入決定時の在籍カテゴリは関東リーグ2部)/歴代在籍の学生チームで唯一タイトル獲得経験があるチーム(※2016年シーズン1stステージ優勝)/流通経済大学サッカー部のサテライトチームの1つ |
FC今治 | 2017-2019 | △/元・愛媛FCのサテライトチーム(※旧名称:愛媛FCしまなみ) |
テゲバジャーロ宮崎 | 2018-2020 | △ |
FC刈谷 | 1999-2009、2021 | ▼/元・企業チーム/1999年~2005年は『デンソーサッカー部』の名称で在籍 |
いわきFC | 2020-2021 | △☆/優勝1回 |
FC大阪 | 2015-2022 | △ |
奈良クラブ | 2015-2022 | △☆/優勝1回 |
FC神楽しまね | 2019-2022 | ✕/2019年~2021年は『松江シティFC』の名称で在籍/リーグ退会はクラブ経営危機による |
Jへの門番
とにかく強いのにJリーグへ昇格する気がないチーム(クラブ)に対し送られる称号である。
取り敢えず「昇格する気は無いのに常に上位争いしてくる」チーム全般を指すが、基本的には特にHonda_FCを指す。(※同チームの備考欄を参照のこと)
初めてこの称号が登場した際はどちらかというと蔑称として使わていた。「Jリーグ入りを阻む厄介者」という印象があるためだ。
しかし、長年、そのスタンスで有りながら常に強さを保ち続け、且つ、時々Jリーグ在籍チームやJリーグ入りを目指すチームに良い選手を供給することもあり、現在の意味合いは蔑称から敬称・愛称へと変わっており、Jリーグ在籍チームからも一目置かれる存在となった。
ただし、天皇杯においてJリーグ在籍チームからは恐怖の対象になっている。それは、「Jリーグ在籍チームと同等の実力があるのに、『Jリーグ在籍ではないチーム』という理由によりJへの門番と言われるチームに負けたJリーグ在籍チームは『ジャイアントキリングされた』扱いになってしまう」為である(特にHondaについては「J1チームと同等の実力がある」とまで評する者も居る)。
また、中には「Jリーグ参入を目指さないチームにJリーグ在籍チームが負けるということは、Jリーグの存在意義やレベルの高さに対して懐疑的に観られてしまうので、負けることはあってはならない」と危惧している者も居るが、この意見・主張は過去にそういう類いの罵りや貶しが周囲から実際に有ったことが影響しているという点も併せて知っていただきたい。
で、一例として、2019年度大会では静岡県代表として出場したHondaが前回大会王者でもあるJ1の浦和レッズと4回戦(ベスト16)にてJリーグ開幕以降初めて対戦、2-0のスコアで勝利した。この試合を以って、Hondaは静岡県予選を含めたJリーグ在籍チーム撃破数が対戦相手の浦和で5チーム目となり(※内、浦和以外で撃破されたJ1勢が北海道コンサドーレ札幌)、且つ、現行のJFL開幕以降2度目のベスト8入りを果たし(※他にベスト8入りしたことがある現行のJFL勢は2004年度大会のザスパ草津のみ)、全国のサッカーファンに衝撃を与えた。(ハイライト動画)
余談だが、浦和はこの結果を以って2020年度のACL出場権を完全に逃してしまい、応援に来た多くのサポーターはバス囲みをするなど、荒れに荒れた。
最後に、この門をこじ開ける「J2の鍵」をホンダロックSCが配っていたが、J3発足に伴い今度は「J3の鍵」が配られるようになった。
配られる瞬間を是非観てみたい者は、昇格決定がかかった試合が発生したら、是非足を運んでみよう。
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デサント - サポーティングカンパニーその1。『アンブロ』ブランドで関わっている。
全日空 - サポーティングカンパニーその2。『ANA』ブランドで関わっている。
YouTube - 生配信の主媒体である動画配信サイト。一部の在籍クラブは別媒体で配信している。
Jリーグ - 上位カテゴリ。内、J3リーグは直上のカテゴリである(次項目参照)。直轄組織は異なる。
地域リーグ/都道府県リーグ - JFLより下位のカテゴリ(次項目参照)。両者とも直轄組織は異なる。
Jリーグ百年構想クラブ(制度) - Jリーグ加盟を目指すJFL以下の在籍クラブに課す制度。
Jリーグクラブライセンス制度 - JFL在籍の百年構想クラブへ付与されるライセンスはJ3のみ。
ダービーマッチ - 各種ダービーマッチを参照のこと。
天皇杯 - JFL在籍チームがアマチュア最上位だとJFL優勝チームに次回の本選シードが付与される。
スカパー! - 天皇杯の一部の生中継を担う。
かつて存在した国内サッカーチーム
サッカー
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