いわてグルージャ盛岡
いわてぐるーじゃもりおか
創設年 | 2003年 |
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加盟年 | 2014年 |
ホームスタジアム | いわぎんスタジアム |
クラブカラー | ホワイト、レッド |
マスコット | キヅール |
岩手県内全市町村をホームタウンとするプロサッカークラブ。グルージャ(Grulla)は、スペイン語で「鶴」。
2003年12月、「特定非営利活動法人Jリーグチームを盛岡に作る会」が発足。
盛岡商業高校、盛岡中央高校出身者により2000年に創設された「ヴィラノーバ盛岡」を改組してグルージャ盛岡が発足した。
なお、現在の名称に変更したことに合わせ、地域名呼称が「盛岡」から「岩手」に変更されている。
2004年、東北社会人サッカーリーグ2部北ブロックで優勝。翌年1部優勝、全国地域リーグ決勝大会は1次ラウンドを1勝1敗の成績で1次ラウンド敗退。しかし前年末に選手への給料や業者への未払金が1,000万円に達していることが明らかになり、2006年に経営陣と監督が辞任する。
2013年8月にJリーグ準加盟クラブとして承認、東北リーグ1部で3年ぶりにリーグ優勝を果たす。第49回全国社会人サッカー選手権大会で準優勝、第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会で初優勝した。12月2日、Jリーグ入会が承認され、2014年のJ3リーグ参加が決定した。
2019年10月22日、NOVAホールディングスが経営権を取得。2021年、J3リーグ2位でフィニッシュし、初のJ2昇格が決定。
2022年、開幕戦勝利から第7節まで6位に食い込む快進撃を続けたが、その後大型連敗し、降格圏まで転落。その後一度も連勝することができずに1年でJ3への降格が決定した。これを以て3シーズンクラブを率いてきた秋田監督が退任、後に親会社である株式会社いわてアスリートクラブ代表取締役社長兼オーナーに就任することが発表された。
2023年、松原良香監督が就任。J2復帰を目指すシーズンであったが、後半戦に入った9月、9勝6分12敗14位と厳しい成績の中、目標達成が難しい状況であるとして監督が途中解任となり、後任に中三川哲治ユース監督が就任。それでもブーストをかけるには残り試合数が少なく、混戦と化した昇格争いを繰り広げる上位陣も大きく崩れることがなかったため10位という結果に終わっている。
2024年、第11節の福島ユナイテッドFC戦でJ3史上最多失点となる0-9で敗れるなど低迷し、2勝3分8敗の最下位に低迷したことで中三川哲治が解任され、後任にはGMの神野卓哉が就任。その後も低迷は続き、第24節終了後に神野卓哉から星川敬へシーズン2度目の監督交代が行われた。だがそれでも成績は好転せず、第35節終了時点で最下位が確定。11月17日にJFLで優勝した栃木シティFCのJ3入会が正式に決まったことにより、JFL降格が決まった。JリーグからJFLへの降格は2012年のFC町田ゼルビア以来2チーム目で、J3が創設されてからは初の降格となった。
折り鶴をモチーフにした「キヅール」。座右の銘は「折れない心」。羽根は上に畳むことができ、落語好きという設定から紫の座布団を持ち歩いていることもある。
公式により複数のマスコット候補が挙げられる中、角張った身体、無表情で大きな目、足だけが人間っぽいビジュアルがひときわ異彩を放っていた。その影響か主にWebの得票率が凄まじいことになり圧勝。公式マスコットとしてお披露目されることとなった。
盛岡南公園球技場。
2016年に岩手銀行が命名権を取得、いわぎんスタジアムの呼称が用いられた。照明設備がなかったため、クラブライセンス制度に基づくスタジアム基準を満たせておらず、2020年に設置された。
岩手飯岡駅から徒歩で15分。ホームゲーム開催時には盛岡駅西口から臨時バスが運行している。
2006年にはグルージャ盛岡から分離独立する形で「FCガンジュ岩手」設立。3年後に意見の相違から「アンソメット岩手・八幡平」が分離。2012年アンソメット岩手に改名するも2013年2月解散、直後に「八幡平トーレゾール」創設。
2017年に八幡平トーレゾールはFCガンジュ岩手と統合。
2024年現在、FCガンジュ岩手は東北1部でJリーグ参加を目指している。