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栃木シティFC

とちぎしてぃえふしー

栃木県の栃木市と下都賀郡壬生町をホームタウンとするサッカーチーム及びサッカークラブ。
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概要編集

トップチームは元々、実業団チームであり、1947年に日立製作所栃木事業所のサッカー部『日立栃木サッカー部』として創設。クラブチーム化は59年後の2006年のことである。そう、柏レイソルとは血筋が同じであり、かつての親戚同士でもある(※柏レイソルは東京都で誕生した日立製作所本社サッカー部が前身)。ちなみにレイソルとは天皇杯本選で2回対戦し2回とも負けている。


日立栃木ウーヴァSC~栃木ウーヴァFC時代編集

さて、2006年にユース世代のチームのみ運営されているクラブ『ウーヴァスポーツクラブ』と合併して日立栃木ウーヴァSC(スポーツクラブ)と実業団チームからクラブチームへと改組する。「ウーヴァ」とはポルトガル語で葡萄を指し、栃木市の旧・下都賀郡大平町地域の特産である葡萄に因んだ愛称である。また、日立製作所栃木事業所は新生・栃木市誕生前からこの地域に根づいている工場でもある。


2010年、JFL初参入を契機に栃木ウーヴァFCに改称。略称は「栃木U」である。現在の略称が「栃木C」なので、『◯◯U』と『◯◯C』という世界的に有名なサッカークラブに沿った略称の仕方を複数も付けたことがあるというクラブでもある。


栃木U時代はJFLボトムズ常連であり、特に最下位となった2012年では地域リーグで当時一番レベルが低いとされる北海道リーグ、そこに在籍するノルブリッツ北海道(当時地域リーグ決勝大会決勝ラウンド3位)に入れ替え戦で負けかけるところであった。この模様は激闘故に有料テレビ局のJスポーツにも記事にされた程である。そして2017年、ブリオベッカ浦安と共に地域リーグ(関東リーグ1部)への自動降格が決まるのであった。


関東リーグ1部に戻った後の栃木Uは、(日立製作所栃木事業所から改組した)日立アプライアンス栃木事業所に変わる新たな親会社として東京都品川区に本社を置く日本理化工業所を迎え入れ、降格1年目である2018年から地域リーグ在籍チームとしては珍しいプロ化(※選手全員プロ契約)を図った。なお、九州リーグ(※1部制)得点王と関東リーグ1部得点王に連年(2017年と2018年)で輝いた元日本代表の森島康仁を擁したこの年は関東1部を制するものの、地域CLでは予選グループ敗退となった。


栃木シティFC時代編集

2019年から現在の名称に改称。ここからクラブ環境の改善を少しずつ図っていく。特に地域リーグ以下の下位カテゴリとしてはかなり稀である自前のサッカー専用スタジアムを持つに至っている。2022年6月には下都賀郡壬生町をホームタウンに追加した。


トップチームはプロ化後、実績のある元Jリーガーを大量補強し、そのおかげで関東リーグ1部では常に上位争いするチームであることを維持できてはいたが、最後の最後で地域CLにて予選敗退したり、リーグ優勝や全社枠を逃して残留するなどのシーズンが続いていた。一方、トーナメント大会では、特に2020年度の天皇杯本選で、当時格上の東京武蔵野シティFCを相手に3-0と優勢に経っていたものの、終盤に強度が落ちてしまったところを尽く相手に突かれた結果、なんと後半アディショナルタイム終了間際までに3失点して追いつかれ、最終的にPK戦で負けるという珍事を起こしてしまっている(※余談だが、PK戦終了後、当時の栃木CのGKの大石文弥がポストにもたれかかって体育座りをしながら呆然とする姿がテレビ中継のカメラに抜かれている)。


それでも親会社の日本理化工業所はトップチームに対する投資を止めることなく我慢強く続けた。そして2023年、この年は自力での地域CL出場権を獲得できなかった一方で関東リーグ1部で2位だったことから、それまで一度も使ってこなかったJリーグ百年構想クラブ制度における1回限りの地域CL優先出場権を行使し出場権を獲得、背水の陣のつもりで地域CLに臨んだ。そして同年の地域CLは予選Aグループで首位通過、決勝ラウンドでも1位となって見事地域CL初優勝を飾り自動昇格枠を獲得、見事JFL再加盟・再昇格を果たすのであった。


JFL復帰1年目の2024年、序盤はややもたついたが第12節で敗れて以降は無敗を維持し、11月17日のアトレチコ鈴鹿クラブに6-0で勝利したことでJFL優勝が決定。この試合で9531人の観客を動員したことでJリーグ入会条件であるホームゲーム平均入場者数2000人もクリア、Jリーグ入会が正式に決まった。


ホームスタジアムとクラブ環境編集

CITY FOOTBALL STATION(シティ・フットボール・ステーション)。数少ない民設民営のサッカー専用スタジアムであり、しかも世にも珍しい公共(市営)の公園の中に建設された民間スタジアムである。J3規格に合わせる形で収容人数は5000人超となっている。


また、『LUXPERIOR FOOTBALL PARK(ラクスペリア・フットボール・パーク)』というクラブハウスが併設された練習施設がスタジアムの道沿いを挟んだ反対側に建設されている。スタンドは無いので、練習見学の際は立って観るしかなさそうだ。


両者とも最寄り駅はJR東日本両毛線岩舟駅だが無人駅である。それだけならまだよいほうだが、駅周辺には何もないので食事面ではスタジアムグルメが売り切れたらジ・エンドと思うしかない。最寄りバス停は栃木市コミュニティバスの遊楽々館だが、1日の本数は4本しかないので、コレを逃したら行き帰りは徒歩30分かけて向かうしかない。なお、タクシーは一応有る。


マスコットキャラクター編集

鴨をモチーフとした『トチモ』。鴨は栃木市の鳥として指定されている。また、栃木市には『宮ねぎ』という特産ネギがあり、トチモはそれを背負うようにデザインされている。偶然か否かは貴方次第。


なお、天皇杯本選で柏レイソルと2度目となった際、某クラブのサポーターである某漫画家先生からネタにされている


別名・表記ゆれ編集

  • 日立栃木サッカー部
  • 日立栃木ウーヴァSC - 「SC」は『スポーツクラブ』の意。
  • 栃木ウーヴァFC

関連タグ編集


  • 栃木SC - 同じ県内チームで宇都宮市をホームタウンとする格上。天皇杯栃木県予選では2017年に栃木U時代の栃木Cに決勝で0-1の完封負けしている。

  • 柏レイソル - 日立系サッカーチームの総本家。なお、日立時代から栃木Cとの関係は薄いが、前述した通り天皇杯本選で2回対戦した経験がある。

  • 日立製作所 - 栃木事業所はかつての親会社。分社化の際、栃木事業所は日立アプライアンス栃木事業所となった。栃木事業所は現在、日立グローバルライフソリューションズ栃木事業所として現存。

  • ぷよぷよ - 地域リーグ時代にコラボした対戦型パズルゲームシリーズ。ぷよであしらった背番号入りの限定ユニフォームも発売された。

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