香川県をホームタウンとするJリーグチーム。
概要
チームの創設は1956年にさかのぼる。
地域の県立高校である香川県立高松商業高校のサッカー部が源流であり、元々は同校のOBとその知人たちによる有志の草サッカーチームである高商OBFC(高商FC)。
1991年に県より指定強化チームとなるように要請され、これを受けるとともに高商OBやその知人ではない一般の選手にも門戸を開く事として、チーム名を「香川紫雲FC」に改称した。
2006年に現チーム名に変更。
これから5年間四国リーグを戦い、2010年にJFL昇格。
JFLでは、1・2年目は昇格条件が整わなかったが、3年目となる2013年にJ2ライセンスと順位(2位)を確保。入れ替え戦でガイナーレ鳥取を破り、2014年よりJ2参加となった。
今後当面は、J3リーグクラブからJ2クラブへの昇格となるので、カマタマーレは当面最後の、Jリーグ外からJ2に昇格したクラブということになる。
2018年シーズン、開始より低調を続け、第40節にて栃木SCに敗れたことで自動降格圏内が確定。そのまま最下位に至り古巣のJ3へ降格。2019年シーズンより再び昇格を目指すこととなった。
チーム名の由来
公募で決定。釜玉うどんの釜玉に海を意味する~レでカマタマーレ。
マスコット
J参入前は黒歴史。
2017年にうどん鉢を被り、サッカーとうどんが大好きな元気で、明るい男の子をモチーフとしたマスコットを発表。
名称を公募、「さぬぴー」に決定した。
因みに香川の対岸である岡山のファジアーノ岡山のマスコットファジ丸は、スタジアムでバリバリ活動しているがJリーグの承認が下りず未公認となっている。
ホームスタジアム
県立丸亀競技場(Pikaraスタジアム、丸亀市)
アクセス
競技場の駐車場のほか、BOAT RACE丸亀や丸亀駅の駐車場を利用でき、これらから送迎のシャトルバスが出る。
余談
カマタマーレ讃岐は2011年から2014年まで背部ユニフォームスポンサーに地元家電量販店であるビッグ・エスを迎えていた。この会社が何かというと、実はケーズデンキの中四国地方フランチャイジーである。そのため当時のカマタマーレ讃岐は当然のようにケーズデンキのロゴを背中に負って戦っていた。
が、実はケーズデンキの本体となるフランチャイザーであったケーズホールディングスは水戸ホーリーホックの最大のスポンサーであった。そのためカマタマーレ讃岐がJ2昇格を迎えた2014年における水戸ホーリーホック戦はケーズデンキのロゴをユニフォームに頂くチームによる、一種の「ケーズデンキダービー」となった。(紛らわしいためカマタマーレ側はケーズデンキロゴに企業名である「ビッグ・エス」を表記した)
しかし、ケーズホールディングス側は、当然この事態を看過できなかった(そもそも1つの資本が系列が違うとはいえ2つのチームのユニフォームスポンサードをする事はJリーグのスポンサー規約に反している)ため、ビッグ・エスのカマタマーレ讃岐に対するスポンサー契約は2014年で終了と相成った(背部ユニフォームスポンサーの後釜となったのは地場のスーパーであるマルナカ)。ただし、ビッグ・エスによるオフィシャルスポンサード自体はカマタマーレがJ3陥落した事もあいまって現在も継続している。
ちなみに香川県高松市の前身となる讃岐高松藩の藩主は水戸徳川家ご連枝の高松松平家であるため、その意味でも水戸と全く無関係のチームとも言い難かったりする。
関連タグ
徳島ヴォルティス:同じ四国地方、特に東四国を本拠地とするサッカーチーム。東四国クラシコを構成する。
愛媛FC:同じく四国地方を本拠地とするサッカーチーム。四国ダービーを構成する。
FC今治:同じく四国地方を本拠地とするサッカーチーム。特別なダービーは設定されていないがPRIDE OF 中四国のメンバーである。(これに関しては他の中四国チームも同様)
ファジアーノ岡山:瀬戸内海対岸の隣県である岡山県のサッカーチーム。瀬戸大橋ダービーを構成する。
水戸ホーリーホック:ケーズデンキスポンサードおよび徳川松平家つながり。