概要
人口約42万人で北部の瀬戸内海に面する。
海上部分も含めて、坂出市、さぬき市、三木町、綾川町、まんのう町、直島町、土庄町、小豆島町、徳島県美馬市、岡山県玉野市と隣接している。
気候は基本的に一年を通して温暖で降水量は比較的少ない。
かつては国鉄宇高連絡船の四国側の発着地であり、四国最大の交通玄関口として発展した。
現在も国の出先機関や企業の支社・支店が多く、愛媛県の松山市と並ぶ四国トップクラスの商業都市である。
その一方で郊外や山間部では米作や野菜・花卉栽培などが行われる。
各地域
南郊外部
概ね高松自動車道高架より南の地域。
都市港湾部を支える商業地・ベッドタウンとして発展しており、香川大学林町キャンパスや県立図書館などが立地。
南山間部
高松空港付近より南の地域。
塩江温泉が存在する。
古高松(旧高松)
屋島周辺より東の地域で、最初の高松城はこの地に築かれていた。
源平合戦における「屋島の戦い」の古戦場跡が知られており、現在はロードサイド店舗が立ち並ぶ。
西街道部
概ね本津川より西の地域。
平安時代末期頃までは讃岐国の中心地であり、隣の坂出市からの崇徳上皇関連の文化の影響も受けているとされる。
四国八十八箇所80番の讃岐国分寺がある関係でお遍路関係者が行き交う地であったため、交流商業地としての特色が強い。
東郊外部
概ね新川の東側から古高松に該当する地域を除いた部分。
南郊外部と同様ベッドタウンおよび商業地が広がる。
牟礼、庵治
小説・映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の舞台としても知られ、心霊スポットとして有名なトンネルも所在する。
海峡諸島部
男木島や女木島などがあり、特に女木島は鬼ヶ島のモデルとされている。
主な交通拠点・機関
四国八十八箇所(お遍路)
四国八十八箇所巡礼では80番札所の讃岐国分寺から高松市に入ることになる。
ただし讃岐国分寺の前後の札所(79番天皇寺・81番白峯寺)は坂出市にあるため、本格的にお遍路が高松市に入るのは82番札所の根香寺からである。順番は以下の通り。
(79番・天皇寺高照院/坂出市)→80番・讃岐国分寺→(81番・白峯寺/坂出市)→82番・根香寺→83番・一宮寺→84番・屋島寺→85番・八栗寺→(86番・志度寺/さぬき市)
根香寺→一宮寺→屋島寺の区間において、ルートや日程の次第では高松市街地を歩く(場合によっては市街地で宿をとる)事ができる。