路線データ
営業距離 | 32.9km |
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軌間 | 1435mm |
駅数 | 22駅 |
複線区間 | 高松築港〜栗林公園間と三条〜太田間 |
電化区間 | 全線(直流1500V) |
保安設備 | 琴電ATS |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
車両基地 | 仏生山車両所(最寄り駅:仏生山駅) |
最高速度 | 85km/h |
最大連結両数 | 4両 |
概要
高松市と香川県仲多度郡琴平町を結ぶ、ことでん(琴電)こと高松琴平電気鉄道の路線の1つ。
ラインカラーは黄色。
当初から鉄道として敷設され、ことでん3線の中では、線路規格・輸送量・路線長全てに長じ、いわば本線格の路線である。ことでん初の冷房車が導入されたのもこちら。
かつて高松藩が整備した「高松五街道」および「南海道」のうち仏生山街道(片原町~仏生山の間)、川島街道(旧南海道)(仏生山~円座の間)、琴平街道(高松金毘羅街道)(円座~琴電琴平の間)という3つの藩街道を前身として、琴平電鉄により敷設された。
昼間時間帯では高松築港~一宮間の列車が15分間隔、一宮~琴平間の列車が30分間隔で運転されている。一部時間帯では一宮駅折り返し列車が滝宮まで延長される。ラッシュ時は4両編成、それ以外の時間帯は2両編成で運転。回送も含めた全列車に車掌が乗務。
駅一覧
高松築港駅~瓦町駅間は長尾線(ラインカラーは緑色)の列車が乗り入れている。
駅番号 | 駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
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| 高松築港 | JR四国予讃線/高徳線(高松駅) | |
| 片原町 | ||
| 瓦町 | 長尾線(N02)/志度線(S00) | |
K03 | 栗林公園 | ||
K04 | 三条 | ||
K04A | 伏石 | 2020年11月28日開業 | |
K05 | 太田 | ||
K06 | 仏生山 | ||
K07 | 空港通り | ||
K08 | 一宮 | ||
K09 | 円座 | ||
K10 | 岡本 | ||
K11 | 挿頭丘 | ||
K12 | 畑田 | ||
K13 | 陶 | ||
K14 | 綾川 | ||
K15 | 滝宮 | ||
K16 | 羽床 | ||
K17 | 栗熊 | ||
K18 | 岡田 | ||
K19 | 羽間 | ||
K20 | 榎井 | ||
K21 | 琴電琴平 | 土讃線(琴平駅) |
現在使用中の車両
すべて関東大手私鉄もしくは、名古屋市交通局からの移籍車だが、過去には自社オリジナル車が使用されていたこともある。
- 京浜急行電鉄からの移籍車
モハ1070形(2扉)、モハ1080形(3扉)、モハ1200形(4扉。長尾線にも在籍)
- 京王電鉄からの移籍車
モハ1100形(3扉)
- 名古屋市交通局からの移籍車
モハ600形(3扉。長尾線、志度線にも在籍)
今後の予定
- 三条駅~仏生山駅間の複線化事業。2020年11月1月に琴平線三条駅〜太田駅間が複線化、同月中に伏石駅の営業を開始した。2026年度を目安に太田駅〜仏生山駅間を複線化し、こちらも中間駅の新設が予定されている。一宮駅までの区間は複線化用地が確保されている。
- ことでんでは以前から、レール幅が標準軌の鉄道路線の中古車を購入・改造して使用していたが、(車齢50年超の車両が多数で)今後数十年を見据えた際中古車の投入だけでは賄いきれないため、国や香川県などの支援のもと(自社オリジナルの)新造車の投入を2026年度以降計画している。
参考文献
- ローカル私鉄「ことでん」が60数年ぶり新型車両 26年度にも導入(朝日新聞デジタル)