概要
2005年の合併で人口が50万人を超えた。四国内では最大の都市である。
市内の野球場など、結構いろんなものに夏目漱石の「坊っちゃん」の名が付けられているのだが、同作品の主人公・坊っちゃんは松山をクソミソにけなしている。なぜ松山市民は坊っちゃんをそれでも珍重するのか…? 同県民から見ても 謎の一つである。
名物など
- 坊っちゃん団子
- 一六タルト : 伊丹十三がCMに出演していた。
- 労研饅頭 : マントウの一種。満州より製法を学び作られた。
- 野球拳 : 大正時代に伊予鉄道の野球部が余興で踊ったのが起源とされ、春まつりでは全国大会、夏まつりでは踊り流しが行われる。
俳句などについて
俳句に関する史蹟は、実際市内に多い。そして近代俳句に大きな功績のある正岡子規、および後継者の高浜虚子の生誕地である。そのせいかわからないが市内では俳句が盛んであり、夏休みおよび冬休みの宿題には、俳句関係のものがほぼ必ず存在する。
にもかかわらず、前世紀までは従来の各結社とも互いに関せずという状態が続いており、いわば冷戦状態であった。そんな中では、俳句人口が大きく広がりを見せるわけもない。
そこに風穴を開けたのが、夏井いつき氏らを始めとする人々の作り上げた俳句甲子園である。結社に所属してない学生たちが自ら句作し、従来の結社から独立した俳句の楽しみ方を提示して見せたことは、正岡子規以来の、俳句界における一大事件といってよい。夏井氏はそれからもTBS系列局番組の「プレバト!!」に出演し、俳句の楽しみをより多くの人々に伝え続けている。
※ なお、夏井氏は過去、所属していた結社内での論争が原因で、松山市内どころか愛媛県内の俳句界から村八分を食わされたことがある。これだけでも、従来の俳句界の病的な閉鎖性が解るというもの。