概要
クラスチェンジアイテムは「死狼の魂」、必殺技は「青竜殺陣拳」/「デッドクラッシュ(原作のみ)」、新規習得特技はクリティカル率を上げる「エナジーボール」。
「デスハンド」については英語でストレートに「死の手」でありファンタジー作品で武器だったり技名だったりだが、本作については光光クラスゴッドハンドとの対比で「死神の拳」あたりの意味だろう。
なおゴッドハンドは白虎を冠した技や装備だが、デスハンドは青竜であり、四神の方角配置としても一応対比になっている。
ちなみに闇光クラスか闇闇クラスかでデルヴィッシュとの混同がみられた時期がある。
容姿
羽付きの紺色バンダナに、同じく紺色でジーンズ調にも見える上下にワンショルダーの虎柄の毛皮を重ね、さらにショルダーアーマーを身につけている。
原作当時の公式デザインの禍々しい表情と専用武器スカルディセクトのデザインから「いかにもな闇クラス」という印象だったが、服装だけ見るとそんなに邪悪とかいう感じでもなかったりする。
原作での性能
クリティカルが死に設定であるため唯一の特技エナジーボールも無意味であり、一方で2連撃するクラスで最強の攻撃力を有するため、良くも悪くもシンプルに殴るしか能がないクラスである。ゲーム性としては味気なさ過ぎる面もあるがDPSなら作中最強のクラスと言って良い。
必殺技
青竜殺陣拳はまるで空間が切り裂かれたかのようにマップが三分割されるエフェクトの全体技、デッドクラッシュは敵を空中に持ち上げ踏み付けつつ地面に叩きつける単体技となっている。
攻撃力最大かつウェアウルフ状態(シェイドの刻)でパワーアップ付与すれば青竜殺陣拳で全ての雑魚を一発で消し飛ばせ、条件付きだが大地噴出剣と同等の火力を発揮できる。ただしどちらかというとクラス1夢想阿修羅拳を細かく放った方が安定するだろう。
リメイク版の性能
クリティカル実装の他、アビリティシステムなど多くの面でバトル設計が改定されたがステータス上の攻撃力でもクラス3最強となった。力の数値は他キャラのクラス4に匹敵しており、ちょっと操作に慣れたプレイヤーなら雑魚戦では攻撃力強化アビリティが要らないんじゃないかという程度の殲滅力を発揮する。
特技「エナジーボール」
「力を貸して！ルナ！」
クリティカル実装により無事にクリティカル率を20%上げる効果となった。必殺技や魔法、アイテム(投擲など)にもクリティカルは発生する上に、クリティカルでデバフ付与といったアビリティの新設もあり支援としての汎用性は広い。
ちなみに代用魔法アイテム「ウルフデビルの油」が植木鉢からしか入手できない激レアアイテムであり、「死狼の魂」こそあるものの特技としては希少性のある効果となっている。
必殺技:青竜殺陣拳
投げ技は廃止されたが全体必殺技も廃止なり、青竜殺陣拳はケヴィンを中心とした円範囲に青い稲妻を発生させる技に変更された。
発動時間が長くヒットストップできないボスだと途中で逃げられ易く、通常は雑魚戦もしくは置き物型のボス相手の使用が勧められる。クラス2ロック技の真空水月斬が強力なので、ボスでは基本的にそちらを用いた方が良いだろう。ただしゼーブルファーのヘルサザンクロスだと中心に陣取れば青ゲージをまとめて破壊できるなど、局所的に有用な場面もあったりする。
なおデルヴィッシュの朱雀飛天の舞とは、エフェクトが違うだけでほぼ同一の技である。
代表的なアビリティ
基礎攻撃力が高く雑魚戦で火力強化が要るか迷うところであり、元々ボス戦向けの能力が多いためそちらを優先して習得すべきだろう。
なお、ケヴィンの中では例外的にノーフューチャーの不死身AIでも活躍させ易いアビリティも習得する。
専用アビリティ『逆鱗』
HP30%以下で攻撃力・防御力を10%アップする。クラス2の『反逆』もHP50%以下での効果発現なので、条件を満たせば攻撃力は125%になる。
HPが減った状態の維持はハードルが高いが、クラス1の『火事場の馬鹿力』など同条件で発動するアビリティが他にもあり、ノーフューチャーだと不死身AIに任せてもある程度の火力を期待できる。
『フィニッシュブロー』
HP30%以下の敵への与ダメージを30%アップするリンクアビリティ。
単純なダメージ期待値としては9%、攻撃力やダメージをアップするクラス3のアビリティとしては作中で中堅程度の効果に相当すると考えて良い。効果的な運用は月の神獣ドランの様にHP減少すると本気モードとなり行動パターンが強化されるボスや、水の神獣フィーグムンドの様に撃破直前くらいのHPだと阻止困難になる青ゲージ技を持つボスを一気に押し切る戦術になるだろう。
『ダメージSP+III』
被ダメージ時、SPを7%アップ。ダメージ0でも発動するためノーフューチャーの不死身AIにてSPゲージを貯められる。
『クリティカルダメージ』
クリティカル発生時、与ダメージを30%アップ。エナジーボールと非常に相性が良い。
『プロテクトブレイクII』
クリティカル発生時、60%の確率で防御力ダウン効果を付与するリンクアビリティ。ここにエナジーボールを併用すれば1Hitあたり7.5%、5Hitなら約32%の防御力ダウン付与となる。ボスを雑に殴るなり魔法連打すれば常時防御力ダウンを維持できる水準になる。
リンクアビリティな点が強みで、ケヴィンに火力強化アビリティetcを集中させたいなら他キャラにセットしてエナジーボールを付与という運用でも機能する。
総評
アビリティによりデルヴィッシュは雑魚戦向き、デスハンドはボス戦向きという傾向はあるが、どちらも攻撃力最強で必殺技もほぼ同一なためモーションも全て一緒、運用上の差異は非常に少ない。グランデヴィナとアークメイジ、ビショップとセージ以上に互いの相違点が少ないとさえ言える。強いて言えば『烈火』を活かすかエナジーボールを活かすか、になるだろう。
必殺技を連発できるゴッドハンドが初心者向き、特にノーフューチャー初挑戦向きとするなら、デスハンドは操作に慣れたプレイヤーのボス戦火力を更に引き出す仕様と言える。闇クラスのケヴィンは打撃のDPSが高い上、『ペイバック』『ペイバックII』のお陰で強力な拘束技である真空水月斬の回転率も良い。『烈火』のあるデルヴィッシュはRTA向け、デスハンドはボス撃破タイムアタック向けと評され易い。
プレイヤー自身が操作した方が火力は発揮し易いが、タイムアタックするつもりなどが無ければキャラチェンジをおり混ぜつつAIに任せてもアタッカーとして機能しやすい点は長所と言える。
関連項目
ゴッドハンド(聖剣伝説3) ウォーリアモンク(聖剣伝説3) デルヴィッシュ(聖剣伝説3)
