ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

 聖剣伝説3の主人公の1人ホークアイのクラスの一つで、光光ルートのクラス3。「幸運のサイコロ」でチェンジ可能。

 独特な効果を持つ補助魔法を多数習得し、特殊技能の多いホークアイのクラスの中でも特に異色。必殺技は「バラの舞」。

 原作とリメイクの戦闘システムが大幅に変更されたため、補助魔法の効果が根本的に変更されたものもあり原作とリメイクで性能が激変したクラスの一つでもある。


 wandererという呼称は文字通り「放浪者」「流浪の人」ファンタジー作品のキャラ名や職業としても登場するのだが、レンジャー(聖剣伝説3)からの上級クラスというのはちょっとよくわからない。レンジャーの項目にもあるように、現代ファンタジーの原典とも言える指輪物語に登場するRangersがファンタジー職業としてのレンジャーの原型とされる一方、指輪物語のRengersのルーツが「故国を滅ぼされた流浪の民」というバックボーンがあるため、この辺りに対する制作者側のリスペクトだろうか。

或いはレンジャーが「自然を守る=守るためにその地に留まる」と仮定した場合、こちらは「放浪者」の名の通り世界各地を旅してより多くの見聞を広める事で、天文と動植物の知識をより幅広くより一層深める(即ち月と木の魔法を多く覚える)ようになったと解釈すれば、レンジャーの上級職である事も比較的納得がいく。

 

 後発品聖剣伝説VISIONSofMANAのプレアブルキャラクターモートレアの風のクラスの称号としても登場している。コスチュームなどはホークアイに準拠。


容姿編集


ワンダラーさん

 薄緑の羽帽子を被り、体幹を広く覆う白銀の胸当て手甲を身につけている。恐らくワンダラーの専用装備「風精の帽子」と「幻影のクィラス(Cuirass=胸当て)」の正式デザイン。インナーは赤と薄緑の生地が用いられ、パンツは紫、ブーツにも羽飾りが付いている。スーファミ世代のプレアブル羽帽子キャラであるFF4ギルバートFE聖戦レヴィンに雰囲気が近くなり、特殊な支援スキルを有する「流浪の人」というクラス名もあって吟遊詩人のようなイメージを持たれがち。

この薔薇を貴女に捧げるセンシティブな作品

 なお、必殺技「バラの舞」を反映してか原作販売前の公式イラストで薔薇を咥えており、オシャレな羽帽子の衣装も相まって発売前時点でホークアイに「気障な軟派野郎」というキャライメージを植え付けたビジュアルとして有名。まぁ本編でもジェシカ居るのにリースチューしてたりするので、特に間違っていないが。

 上記のキャラ付けに吟遊詩人風な雰囲気で見落としがちだが、よく見ると胸当て「幻影のクィラス」は騎士キャラとして通用する程度に立派な鎧のデザインをしている。他クラスの公式デザインと比較してみるとホークアイとしては突出して硬そうな装甲をしており、コスチュームのバランスを間違えるとホークアイの盗賊キャラ・特殊技能持ちという雰囲気が損なわれかねない点は注意。


原作版の性能編集

 ステータスダウンに状態異常付与まであり万能ながら固有と言える能力は持たないアタッカーなナイトブレードと対照的で、攻撃能力は控えめながらステータスアップでもセイバー付与でも回復でもない個性的なサポート技能を有しているクラス。クラス2習得の「スリープフラワー」「ボディチェンジ」が全体化する他、ルナの魔法「ルナティック」「ライフブースター」「ハーフバニッシュ」「エナジーボール」、ドリアードの魔法「ポイズンバブル」「オーラウェイブ」「トランスシェイプ」「カウンタマジック」を習得する。このうち「エナジーボール」「オーラウェイブ」以外はワンダラー以外に誰も習得しない(尤も「ポイズンバブル」については、ナイトブレードの「毒霧ブレス」に毒付与、ローグの「グレネードボム」にMP吸収効果があるが)。

 

近接戦闘について編集

 攻撃力はホークアイのクラス3最弱。3番手のローグとの差も大きく、Maxまで伸ばしても最終ダンジョンだと雑魚の一部に1発あたり与ダメ20前後、2連撃としても悲しい数字になってしまう有様。一方で防御はそれぞれ大差ないため、コスチュームの見た目程には硬くない。


必殺技「バラの舞」編集

 真っ赤な薔薇を投げつけた後にダガーの連撃を浴びせる単体対象技。全体技の「飛燕投」の方が使い勝手が良く、ゲージをfullにしてしまう「オーラウェイブ」との噛み合わせが悪い。

 ちなみにホークアイの必殺技で唯一、後発作品の聖剣伝説LOMにも登場している(『背刃襲』といった似た名前のナイフ技はあったりするが)。


習得魔法編集

「ルナティック」編集

 敵単体の最大HPを2割減らす魔法で、なんとボスにも効果がある。ボスに初手で放つと甚大なダメージを与えられ、重ね掛けは出来ないが非常に強力な攻撃手段。

「トランスシェイプ」編集

 『身体を透明にする」』という説明書の記載があるが、実際はエフェクトの無い攻撃に対し7秒ほど無敵になる魔法。透明状態になっても必殺技や魔法を使用すると解除される点は注意。

「ライフブースター」編集

 最大HPを20%up。しかしヒールライトなどで効果が消える致命的なバグ(?)があり、アイテムで回復したりムーンセイバーで回復しないと事実上機能しないなど問題が多い。

「ハーフバニッシュ」編集

 現在のHPの半分のダメージを与える割合ダメージ系、ボスには無効。最大HPが奇数でありながらHP半分以下でカウンター行動を取る雑魚にカウンター行動を取らせず大ダメージを与えられ非常に有効。

「エナジーボール」編集

 クリティカル率アップだが本作はプログラムミスなのかクリティカル自体が発動せず、無意味な魔法。

「ポイズンバブル」編集

 敵単体にダメージ+猛毒付与、さらにMP吸収効果もある。ダメージもそこそこだがMP吸収の恩恵が大きい。

「オーラウェイブ」編集

 味方1人の必殺技ゲージをMaxにする。必殺技もカウンターの餌食になりがちだが、任意のタイミングで誰でも必殺技を撃てる点では強力なサポート魔法。

「カウンタマジック」編集

 敵の魔法や一部の特技(ブレスなど)を反射する上に味方の魔法は反射しないバリアを張るチート級の防御魔法。「デス・スペル」など反射できない魔法もあるが、紅蓮の魔導師なんかは「エインシャント」以外全て跳ね返せてしまい、死を喰らう男ラスボス達にも非常に有効ブラックラビは反射されると「アンティマジック」でカウンタマジックを解除してくる最強の名に恥じないカウンター行動を取る。


まとめ編集

 火力が控えめなのと独特な効果の魔法が並んでいるためナイトブレードの様に初心者向きとは言えない。だが少しゲーム慣れすれば“ナイトブレードの『反則技』よりよっぽど反則っぽい魔法”を活用できるだろう。トリッキーさは作中随一で、戦術のアクセントを楽しめるクラスとも言える。


リメイク版の性能編集

 バトルシステム変更の影響で「トランスシェイプ」「オーラウェイブ」「カウンタマジック」の効果は大きく変更された。この他クリティカル実装に伴い「エナジーボール」にはきちんと効果が出るようになり、「ライフブースター」のバグっぽい仕様は改まり、「ルナティック」はボスには効かなくなった(残念)。

 一方で新設されたアビリティの性能で何故か近接戦闘向きにもシフトできるクラスになった。


近接戦闘と習得アビリティ編集

 ニンジャマスターが術師系にシフトしたため、ホークアイのクラス3では数値だけなら攻撃力3番手、クラス3全体でも中の下といったところ。一応防御力はホークアイ中最硬だが僅差であり、デュランリースには及ばない。

 新設のアビリティシステムでは、ワンダラーはクラス3習得魔法が多いためか新規アビリティは5つであり、ローグ、クラス3アンジェラと並んで少ない。そして出番が控えめな防御系2つを除くと残った3つのアビリティが与ダメージ上昇に関与している。ワンダラーの魔法はアビリティで強化・補強するのは難しいという影響もあったかもしれない。

 ちなみに光クラスならレンジャー段階で『不意打ちII』を習得、ホークアイを狙っていない敵ならダメージ+15%(打撃だけでなく必殺技や特技なども含む)と発動条件が緩い割に高い倍率のアビリティを習得する。隠密キャラのホークアイはこのアビリティを活かしやすく、この手の固有アビリティが無いナイトブレードより光ホークアイの方が実際には打点を稼ぎやすい。闇クラスニンジャと共通だが『強気』『強気II』も隠密キャラのホークアイと相性が良く、意外にも光ホークアイは攻撃強化アビリティに恵まれている。

 ここに加えてワンダラーは『クリティカルアップII(クリティカル率25%up)』と『クリティカルダメージ(クリティカル時ダメージを+30%)』を習得、併用すればダメージ期待値は114%の倍率になる。さらに『攻撃アップオールII』で味方全員の攻撃力7+%にできる。純正の攻撃力強化アビリティとは言いにくいが、ワンダラーはリンクアビリティに頼らずとも1.5倍強の攻撃力を引き出せ、ナイトブレードやローグをも超える近接火力のポテンシャルを有することになる。基礎攻撃力が高く獣化のあるケヴィンや『攻乃型』『憤怒』『一閃』などのアビリティが並ぶ闇デュランには流石に及ばないが、クラス3全体で上位に入る近接戦闘力と言える。

 以上に加えアビリティ『隠密』もあり被ダメを避けながら火力を発揮しやすく、実はノーフューチャー向きのアタッカーになっている。個性である補助魔法を活かすのにアビリティが原則不要で、アビリティ欄に余裕が出来やすい面も強み。実運用としてはケヴィンやSP回収に優れる闇リースあたりに火力強化するリンクアビリティを振り分けホークアイはサポートに専念した方が安定するだろうが、第二のアタッカーないし司令塔として充分機能しうる(デュランは『挑発』があるためホークアイ操作の方がお互いの特性を活かしやすく、アンジェラも不死身AIならホークアイを操作し打撃させた方が良かろうが)。


専用アビリティ『ボルテージ』編集

 バトル開始時に味方全員に「パワーアップ」「プロテクトアップ」「マインドアップ」「エナジーボール」の効果をランダムに付与する。3/4の確率で何らかの与ダメージアップ効果があり、必殺技ならいずれにせよ威力が上がるため、レベリングでは悪くない効果。

 

必殺技「バラの舞」編集

「よそ見してちゃ駄目だぜ?」

「ほら、どうだい?」

「綺麗だったろ?」

 ダガーの連撃と共に薔薇の花弁が舞う、キザな口上の乱舞技。

 薔薇が命中した瞬間からターゲットに18Hit、約10秒間に渡り拘束できる。初撃の薔薇の命中までタイムラグがあり若干空振りしやすいものの、影潜りや千枚斬りより拘束時間がちょっぴり長い。クラス3の「ロック技」の中でも拘束時間が長い部類でCSswap(必殺技リレー)に向いており、リレーできるスキルがあるプレイヤーならノーフューチャーでワンダラーを選ぶ決め手の一つになるだろう。

 

習得魔法編集

 「スリープフラワー」は全体化ではなく広範囲化になった。雑魚戦が楽になった上に逃走しやすくなった影響で出番は少ない。

 一方で「ボディチェンジ」で雑魚をかいがらハンターにに変えてから「ポイズンバブル」や「リーフセイバー」付与して攻撃すると、相手の残りMPに関わらず吸収MPがダメージに比例するシステムであるため、かいがらハンター化してから大ダメージを与えてMP回復に充てるという応用テクニックがある。一般的なRPGと比較してMP回復アイテムの魔法のくるみが潤沢に手に入るため戦闘が途切れる雑魚戦はそこまで無理に使う戦術でもないが、取り巻きの居るボス戦ではかなり有用。シェイプシフターやシャドウゼロには無効な点は注意。

「ルナティック」編集

 ボスに通用しなくなり出番はほぼ無い。

「トランスシェイプ」編集

 一定時間物理無敵というのはリメイク版のシステムだと反則級になるためか(打撃を浴びせまくってSP回収して無敵が切れるタイミングで必殺技に繋げる戦法あたりで無双できる)、被ダメを一回無効化する効果に変更された。1発貰えば即死なノーフューチャーのボス戦で非常に強力なアシスト(当然だが連続ヒットする技は防ぎきれないが)。

「ライフブースター」編集

 ヒールライトで効果が無くなるバグは無くなり普通に最大HP上昇効果が得られる。実は『強気』系などのアビリティは規定のHP以上なら発動するらしく、これらのアビリティの恩恵を維持しやすいというメリットもある。

「ハーフバニッシュ」編集

 雑魚戦が楽になったためあまり使われない。

「エナジーボール」編集

 クリティカル実装に伴いめでたくクリティカル率+20%効果となった。これだけで25%のクリティカル率であり、4回に1回発生というのは結構大きい。クリティカルは必殺技や魔法にも発生する上、アビリティに『クリティカルダメージ』系を持つキャラや『◯◯ブレイク』系アビリティとの相乗効果も得られ、ゲームの戦略性向上にも貢献できる魔法に躍進した。また、同じ効果の魔法アイテム「ウルフデビルの油」が種からしか入手できないため希少価値もやや大きい(とは言え「死狼の魂」もあるが)。

「ポイズンバブル」編集

 威力350で狭い範囲の3Hitダメージ+猛毒+MP吸収の効果の魔法。ワンダラーの特技で唯一実戦的な直接ダメージ手段だが、原作同様MP吸収が重宝されがち。

「オーラウェイブ」編集

 SP増加が1.5倍になる補助魔法。リメイク版で必殺技が強力になったため非常に有用な効果だが、強力なためSPゲージをfullにする効果は流石にゲームバランスを崩壊させると判断したのかもしれない。SPアップ系アビリティが潤沢な他キャラに付与すると特に効果的(ビショップやフェンリルナイトなど)。

「カウンタマジック」編集

 こちらも永続ではチート過ぎたのか、敵からの魔法ダメージ1発分を使用者に跳ね返すバリアを張るものに変更された。1発分で消滅してしまうが、「エクスプロード」の様な多段Hitする魔法は詠唱1回分を全て跳ね返せる。

 紅蓮の魔導師も直接攻撃するようになったためそもそも完封できるボスもいなくなったが、重ね掛けも出来ず原作ほどの鉄壁さは無い。だがノーフューチャーの超火力なボスだとHPの5割近くを吹き飛ばせるケースすらあり、『カウンタマジック戦法』などと呼ばれノーフューチャー攻略の強力な搦手として知られる。代用アイテム「マタンゴの油」の収集自体は簡単になっているが、ノーフューチャーでは戦闘1回に3個しか使えないため、半端な威力の魔法を反射してしまうことはままあることから、ワンダラーの方が運用は安定する。

 ちなみに「トランスシェイプ」と併用すると先にトランスシェイプだけバリアが先に壊されてしまうため注意。




まとめ編集

 被ダメの保険「トランスシェイプ」、『カウンタマジック戦法』の破壊力からノーフューチャーで無二の活躍が出来、「オーラウェイブ」も難易度問わず有用。「エナジーボール」『クリティカルアップII』にホークアイの攻撃Hit数の多さが加わるため、『〇〇ブレイク』系リンクアビリティでステータスダウン付与という面でも活躍できる。リンクアビリティを奪い合いせずとも自前アビリティで与ダメージ強化し、隠密スタイルで近接火力を発揮しやすい点もストロングポイントである。

 総じてノーフューチャー攻略で非常に強力な特性が揃い、ノーフューチャーでは最強・最適解と呼ぶ声まであるクラスになった。


関連項目編集

聖剣伝説3 ホークアイ クラス3

レンジャー(聖剣伝説3) ローグ(聖剣伝説3) スプリガン(聖剣伝説3)


ファンタジーの称号として→ワンダラー

関連記事

親記事

クラス3 くらすすりー

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 4

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました