解説
プロフィール
※1『LoVA』『ミリオンアーサーアルカナブラッド』『GESTALT ODIN』『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』にて担当声優。
※2舞台版『聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE』にて担当役
経歴
ある日、ナバール盗賊団にエリオットを利用された事で国を護っていた風が止まり、ローラントは突然の侵略を受けてしまう。
その結果王城は陥落、国王である父ジョスターはリースの腕の中で死亡し、更には自身の判断ミスで弟のエリオットも攫われてしまう(判断ミスと言っても、敵が城内に進入している可能性が高い以上、エリオットを先に行かせるのは危険であり、自身が血路を開いて父王の下に集結しているであろう友軍と合流するという判断は其れなりに筋が通っている)。
辛うじて生き残ったリースは、死の間際にリースに看取られて死んだ父が遺した言葉を胸に国家再興と弟の救出を決意し、廃城と化した故郷を後に1人旅立つ。
リメイク版ではOPにてジャド行きの船上で小さな男の子に手を振られて、優しく微笑み返した後で物憂げに船で過ごすシーンが描かれている。
人物
槍の使い手で王国のアマゾネス軍のリーダーを務める。本来の「アマゾネス」としてはむしろメインであるはずの弓は使わない(似合いそうではあるが)。
まだ少女特有のあどけなさを残しているが気高き王女であり、真面目で礼儀正しい。しかしエリオット絡みの事で感情的になることもしばしば。特に父の仇に当たる美獣やナバール盗賊団に対する怒りは強い。普段は敬語だが普通の少女らしい言葉もたびたび使う。
その一方、組織乗っ取りに気付いて逃げ出したり、洗脳されていたりしたナバール人の事情に無理解と言う訳でも無く、ホークアイと手を組んだり、洗脳が解けたナバール盗賊団員を奪還したローラント城で保護したりもしている。
ジャドの牢に監禁された際には「隣の牢屋から脱獄の穴を掘っている」と騒いで見張りの獣人兵を騙して自分の入っていた牢に幽閉したり、幽霊船の呪いで自分が幽霊になってしまった時は、仲間に身代わりになってもらおうと考えたり、敵勢力に聖地の封印を解かせてからマナの剣を奪おうと提案するなど、策士なところもある。ただしこれらに関しては、全主人公共通の台詞であるためリース以外のキャラも口にする。
一方で説明書や関連書籍に書いてある様な現実主義的な面は劇中で見られる事はなく、やはり上述の通り頑固な一面もあるが真面目で礼儀正しく、他者に対して心優しく接する少女という印象が強い。
ちなみに毛先を括っているリボンは亡き母の形見であるが、最初は緑色だったのに何故かクラスチェンジにより色が変わる。
リメイク版でのクラスチェンジ後は、違うリボンで髪を纏めており、形見のリボンは左手首に巻くようになっている。髪留めとして使っているときと、手首に巻いているときで、明らかにサイズ感が異なっているが、気にしてはいけない。
容姿に関しては文句なしに美人と言える外見だが、自分の外見が美少女という自覚をある程度持っているアンジェラ、自信満々に美少女を自称するシャルロットと違い、リースは自分の容姿が優れている自覚は殆どないようで、リメイク版では仲間に選んだ際にマイアで話しかけると「先ほどからいろんな男性が道を訪ねてくるのですが‥」と困惑したりしている。おそらくそれは間違いなくリースの美人ぶりに魅力された男性たちなのだろう。
アマゾネスの衣装が国外でいう「セクシー」「キュート」に相当することにも気付いていなかったようである(原始人の衣装感覚で着ていたのかもしれない)。
余談だがリメイク版のみ瞳の色がやや紫がかった青になっている。それまではサファイアの様な純青だった。
性能
武器は槍。攻撃力、回避率(素早さ)共に優れた接近戦キャラクター。それ以外の能力値も低くなく、全キャラクター中最もバランスの取れた能力値を持つ。
習得特技は光ならバフ(パワーアップなど)、闇ならデバフ(プロテクトダウンなど)であり、リメイク版のアビリティもそれを強化するものが多く、良くも悪くもMPの使い道は至ってシンプル。
クラス3ではさらに各クラス1体ずつ召喚魔法を習得する。本来は高威力な全体攻撃/広範囲攻撃といった位置付けだが、リメイクでは発動時に短時間ながらリースが無敵になるため、ボスの大技の緊急回避に裏技的に使用できる。
リメイク版
素早さの概念が廃止され、旧作での長所を一つ失った。ただしステータスはバランス型と言いながら数値的な攻撃力や守備力は(クラスにもよるが)デュラン並であり、主人公6人の中で明らかに前衛の物理アタッカーである。
ただしアビリティに於いて火力補強や被弾時に役立つアビリティが揃うケヴィンやデュランと異なり、リースはバフ・デバフのアビリティが多い。リンクアビリティの運用にもよるが、習得魔法も活かしつつアビリティ蘭を埋めるとなると、結果的に前衛としては彼等に見劣る面が出てくる。火力だけで言うと魔法の威力・持続力の強化にアビリティが特化しているアンジェラにも遅れを取りがち。
操作性については、原作の素早さを反映したのか、素早さ廃止の割を食わせないためか、攻撃時の振りがホークアイに次いで速くなっている。加えて原作と異なり槍のリーチの長さが明確に活きるようになり、扱いやすさを意識した調整がなされた。クラス3から会得できるコンボ攻撃の最終段の攻撃倍率が大きく、この時期に闘うことになるボスたち(主に神獣戦)にはかなりの火力を発揮する。ギミック破壊後はボスがダウンするので、そこを突いてコンボを叩き込めば大抵のボスはすぐに倒せてしまう。適正レベルならラスボスも3分とかからない。この仕様上、ザン・ビエなど失敗すると致命的なギミックも壊しやすいので初プレイ向けの性能と言える。
一方、最終コンボは3連撃なので発動してしまうと攻撃フレームが長くなることは注意。特にボスは怯まないゲームなので、ケヴィンにも同じことは言えるが、先手で強力な攻撃を叩きつけてもお構い無しに反撃されかねない点は留意されたし。危ないと感じたら必殺技を発動させたり、フレームの短いクラス2強攻撃の突進で脱出できるのが理想的。
クラス一覧
クラス1
風の王国を守る女戦士。
全てにおいて平均的な能力で非常に扱いやすい反面、強敵相手には決め手に欠ける。
必殺技「旋風槍」は6人のクラス1必殺技で唯一の2連撃。リメイク版「旋風槍」は大きく性能が変わり、槍の回転で発生させた竜巻を前方に撃ち出し、敵を吸い込みつつ連続ダメージ(最大4Hit)を与え、最後にリースが巻き込まれた敵達に突進して貫くという槍技。リメイク版のクラス1必殺技は原則2-3Hitで直接武器で殴る技ばかりの中、例外的に超常現象めいたエフェクトを伴い、多数の敵を巻き込みやすく多段Hitもする点で高性能と言える。
クラス2
自己鍛錬を怠らない真面目な女騎士。
『パワーアップ』『プロテクトアップ』『マインドアップ』『スピードアップ』を習得。
必殺技『真空波動槍』は振り回した槍から敵に円形の刃が飛んで切り刻む全体技。名前はこの通りだが、当然風属性ではない。
リメイク版では、先述のとおり素早さの概念が廃止されたため、『スピードアップ』も削除されている。他方、アビリティで味方の能力値を僅かながらも常時底上げすることができるようになり、バッファーとしての性質が強くなっている。
また専用アビリティ『エインヘリヤル』で攻撃1Hit毎にSP1%を回収できる。
『真空波動槍』は広範囲型ではなくなり直線上に5発の刃を発射する技に変更された。貫通性能がある上にワープするボスなどでもターゲット修正して狙ってくれるが、位置取り・タイミングを意識しないと全弾命中は難しい。逆に全弾命中だとかなりの火力になる技でもある。
目的の為なら手段を選ばず、魔女とも呼ばれる女戦士。
『パワーダウン』『プロテクトダウン』『マインドダウン』『スピードダウン』を習得。
必殺技『飛天槍』はリース自身が敵を個別に急降下突撃する、リースが分身だかワープだかしているような少々謎いエフェクトの全体技。
リメイク版では、光クラスと同様に『スピードダウン』が削除。他方、クリティカルヒット時に相手の能力値を落とすアビリティを新たに習得可能となり、こちらもデバッファーとしての性能が強くなっている。
『飛天槍』は敵一体に狙いを定めて急降下し、着地と同時に起こる爆発で広範囲も巻き込む技に変更された。『真空波動槍』と較べると扱いやすい範囲技だが、5連発当てた同技には明らかに火力が劣る面も否めない。
リメイクに際して公式デザインが明かされたクラスの一つだが、この鎧ファッションはどことなくFFの竜騎士(のレナあたり)に似ている。飛天槍もFFのジャンプに似ていることもあり、リースの祖母がドラゴンマスターであった設定から「ルーンメイデン→ドラゴンマスターが正規ルートっぽい」といった要素は意識されドラゴン的な意匠が組み込まれたかもしれない。
クラス3
心優しくも悪を許さぬ戦女神。
召喚魔法『フレイア』を習得。
北欧神話の女神の一柱が由来だが、ヴァナディースはそもそもフレイア(フレイヤ)の別称である。豊穣を司る絶世の美女であり、他にも「愛」や「死者を迎える」役割も担うとされ、ワルキューレのリーダーではないかと考える神学研究者もいる。その意味ではワルキューレからのクラスチェンジとしては正統派とも言える。
ビジュアルは全体に肌の露出を抑え、黄金の装飾を有しつつも華美ではなく落ち着いた、それでいて女性らしい身軽なデザインの鎧を纏っている。リースの清楚さ・真面目さがよく顕れているクラス。
ちなみにクラスチェンジアイテムブリーシンガメンは、フレイヤの象徴でもある魔法の首飾りである。
旧作ではLV3の必殺技『光弾槍』が最終クラスの中で唯一の全体攻撃となっており、デュランの最終クラスなどと同様『オーラウェイブ』+『パワーアップ』からの必殺技を放つ連携が有効。デュランと比べて力が劣るため威力は若干落ちてしまうが『パワーアップ』を自身でかけることが可能と言う点で優れている。
リメイク版では、専用アビリティ『女神の祝福』(バトル勝利時、味方全員のHPを7%回復)により、パーティ全体の継続戦闘能力を上昇させられるように調整された。『光弾槍』もリースのクラス3では唯一の円形広範囲攻撃であり、どちらかと言えばザコとの連戦に強いクラスか。
結城信輝氏曰く「元々のリースのイメージを突き詰めた感じ」「ストッキングは気分(笑)」との事(イラストレーションブックより)。
星の光のように槍を煌めかせる、誇り高き騎士。
召喚魔法は何故かバビロニア神話の『マルドゥーク』を習得。『パワーアップ』『プロテクトアップ』『マインドアップ』『スピードアップ』(『スピードアップ』はリメイク版では削除)が全体化。
リースのクラス3では唯一北欧神話と無関係。何故なのか…。
リメイク版で正式な立ち絵が明らかになったが、青いレオタード型の鎧に桃色の羽を遇らった、防御力より機動力と特殊効果に期待したくなるファンタジー女性騎士に特有のデザインになっている(聖剣伝説3はアクセサリ以外殆ど特殊効果はなく、重さやリーチの変化もない)。
旧作ではバフ全体化の存在感が非常に大きく、沈黙を付与するマルドゥークも魔法カウンター封じに有用だったため、リースの最終クラスはスターランサー一択と言われるほどだった。現在では攻略が進み、闇クラスの召喚魔法も有効活用できるテクニックが見つかったため、そこまでのことは言われなくなったが、それでも役割が明確で扱い易い人気のクラスとなっている。
リメイク版では専用アビリティ『流星の光』(特技でのステータスアップ時間をバトル終了まで延長)が非常に強力。必殺技『流星衝』は拘束効果のある範囲攻撃でボス戦(特にワープなどで逃げ回る敵や、攻撃が複数箇所に当てられるタイプのボス)向きであり、ヴァナディースとは対照的にボス戦で真価を発揮するクラス。
使用感はよくも悪くも旧作とほぼ同じ。新設されたアビリティについても「攻撃アップオールII」「ラッキーアップ」とバフ・支援方向に重点がおかれ、有用であることは間違いないものの、目新しさには欠ける。それで充分と取るか、以前と違った運用を求めるかで、評価が割れるところ。
竜の力で邪竜を打ち倒すとされる伝説の戦士。
召喚魔法『ヨルムンガンド』を習得。北欧神話の主神トールを相打ちとは言え毒で殺害した最強の大蛇が由来であり、リースの喚ぶドラゴンのデザインもワーム型で、役割も毒を吐く邪竜となっている。ちなみにフェンリルの弟。
リメイク版で正規のビジュアルが示されたクラスだが、どっしりとした深緑の鎧を纏った重騎兵であり、華奢なリースの体躯でも「ドラゴンを統べる騎士」の力強さが存分に表現されている。
なお裏設定として「リースの母ミネルバはドラゴンマスター」らしく、見るからに軽騎兵なFF竜騎士(女性)のルーンメイデンから重騎兵ドラゴンマスターへの進化こそリースの正規ルートと言われることがある。
旧作では何故か力が低く設定されデバフ魔法も単体のまま。ヨルムンガンドもなかなか有効利用できる方法が見つからず不遇のときを過ごしてきたが、近年同じく不遇と言われ続けてきたアンジェラとの組み合わせによる最高峰の連携が発見され、大きく地位を上げた。
リメイク版では、専用アビリティ『覇竜の加護』(HP100%の時、攻撃力を20%アップ)による攻撃性能および『ダウンSP+』『召喚SP+』によるSPゲージ回収率が高い、攻撃型のクラスに調整された。必殺技の『竜牙槍』は直線上にドラゴン型のオーラを三連射する仕様となった。貫通性能と広い横幅に高い火力で、雑魚にもボスにもギミック破壊にも有効打となりやすくなった。
また、与えたデバフと逆の効果を自身に付与するアビリティ「リバースアップ」も強力。リメイク版は雑魚戦は楽になりボス戦が高難易度化しているため、通常戦闘は素の火力で敵を倒しMP温存しつつ、ボス戦では単体にデバフをかければある程度デバッファーの役割を果たせるようになった。そしてリメイク版のAIはかなりポンコツでダメージリソースとしては頼りなく、特に高難易度でのボス戦ではプレイヤー操作キャラが頑張らないと戦えない。割り切って操作キャラだけにバフをかけてもコト足りなくは無いため「デバフもバフも同時にできる」リバースアップは貴重かつ強力である。
この他にリンクアビリティである詠唱中にダメージを受けても90%の確率で中断しない『スペルレジスト』が、周回でアンジェラなどに渡せると高難易度では重宝する。
魔狼さえ従わせる戦闘狂。
左はSFC版、右はリメイク版となっている。ビキニが左右で色が違う他、狼の尻尾が付いたベルトが追加されているという違いが見られる。いずれにせよ赤をベースに挑発的かつ非常に扇状的なデザインであることには変わりない。
召喚魔法は『ラミアンナーガ』を習得。『パワーダウン』『プロテクトダウン』『マインドダウン』『スピードダウン』(『スピードダウン』はリメイク版では削除)が全体化。
旧作ではそこそこに高い物理攻撃力と全体デバフにより、そこそこに人気はあった。しかしラミアンナーガは追加の状態異常が付いておらず、ヨルムンガンド同様になかなか有効活用できる場面が見つからずにいた。しかし近年、追加の状態異常のない魔法でしかできない強力な連携テクニックが発見されたことから、こちらも同様に地位を上げることとなった。
リメイク版では、ドラゴンマスターと同様に『ダウンSP+』(特技でステータスダウンさせた時、SPを15%増加)が追加。このアビリティで獲得するSPはダウンさせた敵の数だけ乗算される性質を持つため、このクラスにとってのデバフ魔法は敵を弱体化させる手段であると同時に、SPゲージ回収手段でもある。これは、攻撃可能部位が複数に分かれているボス相手にも有効で、ゲージ回収効率はこちらが圧倒的に上。ザコにはクラス2で習得した『飛天槍』、ボスには『百花乱舞』と、幅広く対応できるクラスに調整された。SP回収目的でデバフ魔法をかけることもある関係で、専用アビリティ『魔狼の災禍』(特技でのステータスダウン時間をバトル終了まで延長)とはいまいち噛み合いが悪いものの、それを差し引いても充分すぎるほど。
リースの闇闇クラスのデザインは大分思考錯誤があったらしく、結城信輝氏は当時のスタッフ(高橋氏)と何度もやり取りをしたらしい。最初は蝙蝠の羽根兜にボンデージ衣装、その次は髑髏の鎧に狼の毛皮、そして現在のデザインとなった(イラストレーションブックより)。
クラス4
光の最上級クラス。「meteor」の名前通り流星を司る騎士。
専用アビリティは『救済の光』(必殺技使用時、味方全員のHPを10%回復)。
必殺技『天星槍』は岩石を広範囲に巻き上げて連撃を加え、最後に隕石を落とし大ダメージを与えるもの。エフェクトは異なるがヴァナディースの『光弾槍』の強化版に近い。逆を言うと役割が重複してしまい、ヴァナディース経由だと拘束タイプの必殺技が一つもなくなってしまう。
習得アビリティはアップオール系やラッキーアップ系の強化版に偏っており、基本的にスターランサーのアビリティの発展版が目立つ。
どちらかというとスターランサー経由の方が拘束タイプの必殺技(流星槍)と広範囲必殺技(天星槍)が揃い、全体バフの専門家として運用も齟齬無く継続できる。ミーティアの字面もスタランからの延長を意識されており、コスチュームのデザインも明らかにスタランに近い。
リースのクラスはその殆どが北欧神話をモチーフにしているが、スターランサーとミーティアは北欧神話要素が無い。しかし能力もビジュアルもスターランサー→ミーティアのルートが整合性がとれる形に見える。
闇の最上級クラス。モデルは北欧神話の巨大な鷲で、ドラゴンナイトやフェンリルナイトより地味だが鷲を思わせるパーツのあるコスチュームである。
専用アビリティは『神鳥の飛翔』(必殺技使用時、ランダムな味方のSPを35%増加)。
必殺技『煌鷲槍』は長時間の拘束を伴いつつも範囲攻撃でボス戦に重宝する。
アビリティはドラゴンナイトとフェンリルナイトの延長上であり、経由元の特性を伸ばせば良い形。ミーティアと違い片方のクラス3に偏ったりはしていない。
人気
90年代当時の女戦士キャラクターのスタンダードであった「男勝り」「お転婆」「姉御肌」といった固定観念を打ち破る生真面目な性格、且つその内面に反するがごとく胸元が見え、歩くだけで見えそうな素晴らしいデザインのスカートの服や、露出した細腕に生足という、フェティシズム及びエロティシズム満載のギャップ際立つ容姿に当時の紳士達は魅了されまくった。
とはいえアマゾネスこと女戦士らしく感情的かつ腕力に訴える言動もしばしば見せる、清楚な脳筋…と女子力(物理)を地で行っている。
1995年発売のソフトであるが(現在は移植、リメイクされている)、未だに根強いファンを持っており、過去に心奪われた紳士達が思い出したように(主にエロい方向で)今もなおイラストを投稿し続けている。
眼福である。
なお、当初の設定画は貧乳だったが、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)からのリテイクで胸が膨らんだとキャラデザ担当の結城信輝氏は語っている。
品行方正で家族思い(特に弟をかわいがっている)であり、祖国の復興を目指す健気な王女様だった点、金髪碧眼で美乳、美脚でミニスカートというオーソドックスな容姿だった点、漢女と乙女のいいとこ取りのデザイン、初心者でも扱いやすい万能タイプのキャラだった点、さらに聖剣伝説シリーズ特有の優しいキャラの見せ方、そのいずれもが現在まで続くキャラクターとしての人気の要因となっている。
聖剣伝説3の25th企画として人気投票が開催されたが、揺らぐ事なく堂々の1位をキープしている。やはりリース人気は不動である。
1位記念でHACCAN氏がフェンリルナイト(ビキニの上が赤一色〈ToMでは赤・黒の二色〉のため、結城氏のSFC版が基準になっていると思われる)のイラストを新規で描いた(後ろには2位のアンジェラ(メイガス)と3位のホークアイ(ナイトブレード)が一緒に描かれている)。
竜将リース
GREEにて配信されていたゲーム『聖剣伝説CIRCLEofMANA』に登場する公式悪堕ちリース。
1月イベント「吹き荒ぶ風と漆黒の炎」前半のクエストボス 及び レイドボス。
並行世界のリースたちが竜帝に破れ、闇の力に取り込まれて竜帝に従っているという設定。
格闘ゲームへの進出
「私はローラントのアマゾネス、リース!お相手いたします…!」
拡散性ミリオンアーサーシリーズの一つである格闘ゲーム「ミリオンアーサー アルカナブラッド」への参戦が聖剣伝説公式のTwitterアカウントにて発表され、同時に動画も公開(公式サイトには現在未掲載)。
クラス1の外見を基本にしているが、クラス3の技である流星衝も使っている。また大技の演出時に衣装が変化する。
2P以降のカラーで他クラスのカラーリングもあり得そうである。
ちなみにリース本人ではなく、リースの因子から生み出された存在で、オリジナルの記憶を強く持っているという設定である。
二次創作でのリース
敬語キャラという面が強調される傾向にあり、性格もお淑やかなものとして描かれることが多い。
上記の通り原作では敬語を使わない場面も多くあり、淑女とは思えない行動もとるので混同に注意されたし。
余談
非常に根強い人気を誇るリース自体が、ある種の完成されたキャラクターデザインを持つため、色々なキャラクターデザインの雛形にもなっているようだ。
リース役の小松未可子女史は『スター☆トゥインクルプリキュア』の香久矢まどか/キュアセレーネ役も演っており、pixivではリース同様品行方正キャラである事と相まってキュアセレーネの格好をしたリースや逆にリースの格好をした香久矢まどかも投稿されている。
リメイク版のその後の生活を映したスタッフロールのEDムービーでは、ローラントの山頂で弟エリオットと共に仲睦まじく戯れる姿が描かれており、世界中を飛び回るフラミーを見送る場面で主人公達のEDは締められる。
キャラクターデザイン
リースのデザインについて、聖剣伝説3でゲームデザインディレクターを担当した石井浩一氏は公式イラストブックで以下の様に答えている。
- 巫女とピーターパンを掛け合わせたイメージ。 ※実際には衣装がお揃いのティンカーベルのほうが似ている。
- 吾妻ひでお 先生の女子高生に雰囲気が近かった。 ※「初期設定より痩せた」「リテイクで胸が膨らんだ」の二つの経緯を持っている。
- アマゾネスという設定なので、結構男っぽいキャラクターだった。
- 出来上がったイラストを見て、細身で足が長く可憐な感じなので丁寧語でいくしかないと思った(笑)。
スカートの中の秘密
アマゾネスのスカートの中がどうなっているかが長年の論争の種となっていたが、ゲスト出演した『隔離性ミリオンアーサー』や『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』で緑のレオタードである事が判明している。
ちなみにワルキューレ(画像左側)は前垂れ風ミニスカなので、リメイク版では走っているだけでパンチラする。色は緑。
リースの衣装の中では最もパンツ感のあるものだが、厳密に言うとパンツかレオタードかは不明。下半身から上の分のテクスチャがないため判別できず、判断はプレイヤーに委ねると言ったところか。
他にもスカートな衣装はあるが、中はすべてレオタードである。
フィギュア化
2022年7月にスクウェア・エニックスからフィギュアが販売された。
リメイク版の公式イラストを忠実に再現した造形となっている。
関連イラスト
リメイク以前
リメイク以降
二次創作
ToM発売前に投稿されていたもの
下記はスターランサーとドラゴンマスター。
関連タグ
個別
ネタ
ほかのクラス
ヴァナディース スターランサー ドラゴンマスター フェンリルナイト
公式悪堕ち