曖昧さ回避
蠕虫
- 『仮面ライダーカブト』に登場する、いわゆる怪人を指す語。 → ワーム(仮面ライダーカブト)
- 『モンスターファーム』シリーズに登場するモンスターの一種。 → ワーム(モンスターファーム)
- 『スカイガールズ』に登場する敵勢力の機械生命体。→ワーム(スカイガールズ)
大蛇(オロチ)
- 『遊戯王OCG』に於けるカテゴリ。 → ワーム(遊戯王OCG)
- 『女神転生』シリーズに登場する種族”邪龍”の悪魔。
- 『MTG』に於ける、緑主体の種族の一種。
蠕虫
蠕虫(ぜんちゅう)、またはワーム(英語:worm)とは、ミミズやゴカイ、芋虫、蛆虫などという、体が細長く、脚か目立たない動物を指す便宜上の総称である。
実在の動物は次のものが該当する。
- 環形動物全般:ミミズ、蛭、ゴカイなど
- 扁形動物全般:プラナリア、ヒラムシ、コウガイビル、サナダムシなど
- 葉足動物全般:アイシェアイア、ハルキゲニアなど
- 節足動物:芋虫/毛虫/地虫/蛆虫型の幼虫、シタムシ
- 軟体動物:フナクイムシ
- その他:カギムシ、線虫、ハリガネムシ、ヒモムシ、エラヒキムシなど
ただし前述した特徴を満たすものの、蛇やヤツメウナギなどの脊椎動物、ナマコなどの棘皮動物を含まないため、「虫」(英語:bug、バグ)のカテゴリの一つとも言える。
多くが湿った環境を好み、泥や土などに潜む無防備な小動物で、鳥など捕食者の餌にされてしまうことが多い。ハリガネムシやシタムシのように寄生虫のものも少なくない。
ファンタジー・SFなどのフィクション作品に登場する際は大概巨大化と共に人食いになっており、『デューン/砂の惑星』や『トレマーズ』などが有名。
目が無い・円形に配置された歯・ブヨブヨした皮膚、などが良く見られる特徴である。
大蛇(オロチ)
語源となる古英語「Wyrm」(ワイアーム、ウィルムとも)や「Wurm」は元々蛇や脚のないドラゴン類の事を指していたため、度々ファンタジーのモチーフになっている。その性質上、八岐大蛇もワームだと言える。
基本的に手足も羽も無いので地を這う以外は地面を掘って進むのが一般的だが、中国龍みたいに空を飛んだり泳いだりする場合もある。
ドラゴンとの違い
ファンタジーの場合において、ドラゴン(果ては竜/龍)との違いは非常に曖昧なものとなっている。
スペルの違いは「worm」か「warm」。ドラゴンを、蟲のワームの意味を込めて呼ぶのは侮辱に値するとされる事もある。
違いの一例として、
- ドラゴンは羽根があるが、ワームは羽根が無い
- ドラゴンは手足があるが、ワームは手足が無い
- ドラゴンは火を噴くが、ワームは火を噴かない
- ドラゴンは崇拝の対象となりうるが、ワームは単なる害獣扱い
など、ドラゴンよりも下等な扱いを受けることが多いようである。
もちろん、線引きは出来ないためこの限りではない。
手足を持たないドラゴンのような姿のワームであった場合、ワイアーム、ウィルムなどと表記されることもある。
現在では、翼があり腕が無いものをワイバーン、翼も手足も無いもの・または特に古いものをワーム、その他のものをドラゴンとする分類が一般的であるようだ。
また、固有名詞としての「ワーム」に関しては「ランプトンの竜物語」がある。
この言い伝えに登場する「ラムトンのワーム」は、斬られた部分がすぐ元通りにくっつくという高い再生能力を持ち、数多くの騎士を返り討ちにしている。
このワームは賢者から必勝法を授けられたランプトン家の男によって退治されるが、「最初に家に入った者を殺す」という代償を男が行使しなかった(本来は自分を労った実父を殺さなければならないのを、情に負けて猟犬を身代わりにした)ため、ランプトン家は八代にわたって呪われついには滅亡してしまったという。
もっとも、そもそもこのワームがこうも大暴れするきっかけを作ったのがこのランプトン家の男であり、そういう意味では自業自得と言える。
関連イラスト
関連タグ
ドラゴン ワイバーン ワイアーム ウィルム ワーム(ドラゴン) ストアワーム
類似・モチーフとするキャラ
パラサイトワーム 貴星虫ドレインワーム 骸醒虫バルマンティス・ワーム
ゲルワーム 冥獣ワーム デスワーム(キュウレンジャー) ワーム(魔物娘図鑑)
登場する作品
- デューン/砂の惑星 - 惑星アラキスに巨大な砂虫(サンドワーム)が生息。先住民フレーメンからは信仰の対象となっている。
- ホビット
- サンサーラ・ナーガ2 - 第2階層の守護竜ストーアワーム。
- DOD - ボスとして登場する予定であった。
- パンツァードラグーン ORTA
- ダンジョン飯 - ドラゴンの一種として登場。外見は異様に胴の長いオオサンショウウオで毒ガスを吐く。