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ダンジョン飯

だんじょんめし

漫画誌ハルタに連載している冒険グルメ漫画。
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ダンジョン飯
それは食うか食われるか
そこには上も下もなく
ただひたすらに食は生の特権であった
ダンジョン飯 ああダンジョン飯
※第一話より抜粋

概要

ハルタ2014年2月号より連載中。単行本は5巻(以下続刊)まで発売中。
短編で活躍してきた作者・九井諒子にとって初の長期連載。
古典的なRPGそのままの世界を舞台に、「モンスターを料理して味わいながらダンジョンを攻略する」という異色のアドベンチャーグルメ漫画。

スライムバジリスク、食人植物、動く鎧などといった、TVゲーム世代が古くから馴染んできた定番モンスターを、いま一度理論的に考察(スライムは胃液で体表を覆っている、動く鎧は鎧の形をした貝のような生物である…など)し、その上でやたら説得力のある調理法を用いて美味しい食事へと変えていく。
架空の生き物を料理する漫画には週刊少年ジャンプの「トリコ」などが存在するが、想像を絶する美味を持つ食材が登場しそれらを攻略する同作と違い、こちらは見るからに美味しくなさそうなモンスターを何とかして美味しくいただくといった趣き。
出来上がる料理も(食材が異常な点を除けば)現実に存在するものばかりである。定番の設定に考察を加える作風は、冒険者の財政事情などといった部分にも及んでいる。

あらすじ

ある日、かつて滅びたはずの黄金の国の王と名乗る男が現れた。彼は現在城を支配する“狂乱の魔術師”を倒した者に国の全てを与えると告げ、塵となり消えていった。

その地下ダンジョンに挑む冒険者ライオスが率いるパーティは、ダンジョンの下層でレッドドラゴンと対決する。装備に不備はなく勝てるはずの戦いだったが、疲労と空腹からパーティは壊滅状態に。すんでのところで彼の妹・ファリンの魔法により一行はダンジョンから脱出するが、彼女自身はドラゴンに喰われてしまう。
装備や資金をダンジョン内で失い、資金の問題からメンバーの内ナマリとシュローが離脱。ファリンがレッドドラゴンに捕食されたとしたなら、蘇生が間に合う時間はそう長くはない。そこでライオスは「ダンジョンの中で自給自足する」ことを前提に、ダンジョンへの即時再突入を決意する。
最初は魔物の調理に手間取る一行だったが、そこへ魔物食を研究するドワーフ・センシが加入。パーティに心強いシェフを仲間に迎え、ファリン救出のために、レッドドラゴンを食べるために、一行はダンジョン飯を食べながら下層を目指す。

登場人物

ライオスのパーティー

【現メンバー】

斯くも美味しきこの世界


パーティリーダーを務める剣士の青年。
根っからの魔物マニアで、好奇心から度々暴走して仲間を呆れさせている。

マルシル
マルシルさん


ローブと(アンブロシア)を装備した魔法使い
魔物食を誰よりも嫌がるが、誰よりも美味しそうに食べる。

チルチャック君


鋭い感覚を持ち、解錠や罠の解除などを担う「鍵師」(シーフレンジャー系の冒険者)。
ひねくれもので毒舌が目立つが、パーティ一責任感が強い。

から揚げ


大サソリを食していようとしたライオス一行を偶然見つけ、魔物食を指南した。
妹を救う為レッドドラゴンを探すという目的を聞き、調理したいという一念からパーティに加わる。


【行方不明】

ファリン


ライオスの実妹。補助魔法を得意とするプリーストタイプの冒険者。
物語冒頭でパーティを救う為に脱出魔法を使用したが、自身はダンジョンに取り残されてしまった。


【パーティから抜けた人物】

ナマリさんの


ライオスの元仲間の女性。
何度もドラゴンを撃破した腕利きであり、斧を担ぎ前衛を務めていたが、レッドドラゴンに敗北した直後に脱退。
そして1週間振りに地下4階で再会。現在は城の魔方陣の調査を行うタンス夫妻の護衛として『高い金』で雇われている。一方的に別れたといえファリンの行方を案じ、一行の装備について口を出すお節介焼きな面がある。それ故かかつての仲間が魔物食に興じる姿には思うところがある様子。
武器屋の娘で武器知識に詳しく、センシの鍋がアダマントである事を見抜いた。
また、ライオスでは抑え切れなかったウンディーネの集束放水をセンシと共に鍋で防ぎ、火にかけて焼き殺しマルシルの魔力回復に尽力。再会時には一触即発だったマルシルとも最後には仲直りした。
いきなりウンディーネに額を撃ち抜かれて死亡しているが、蘇生術を会得しているタンス夫妻にとっては日常茶飯事のようだ。

トシロー坊ちゃま


元メンバーの男性。日本刀と和式の具足を装備している。パーティにいた際はドラゴン戦においてトドメを担うなど非常に腕の立つ剣士。ファリンに惚れており、一度ライオスのパーティーから離脱した後、五名の精強な女中を従えてファリン捜索に戻ってきた。なまって呼ばれているが、本名はトシロー

他の冒険者たち

【タンス夫妻のパーティー】

  • タンス (種族:ノーム)
齢210歳の魔法使い。補助魔法の達人で、蘇生術も得意。迷宮にかかった不死の術を解明するため、迷宮内の魔法陣を調査している。島主とも昵懇でシビアな性格。
  • タンス夫人 (種族:ノーム)
204歳。大人しく夫に連れ添っているが、さりげなくごっつい棍棒を持っている。
  • カカ&キキ (種族:トールマン)
男女の双子で、男の方がカカ、女の方がキキ(ナマリは最初どっちがどっちかわからなかった)。20歳。
タンス夫妻をじーちゃん・ばーちゃんと慕っている。

【カブルーのパーティー】
  • カブルー (種族:トールマン)
褐色の青年。笑顔の下に冷徹な判断力を持っており、メンバーからの信頼は篤い。人間観察が趣味で、戦うのも魔物より人間相手の方が得意。ライオス達に良い感情を持っていない様子。…彼もろくでもない奴のように見えるが。
  • リンシャ(リン) (種族:トールマンの東方人種)
黒髪の女魔術師。東方人だがシュロー達とは別の島らしく、彼女自身もこちら生まれ。カブルーといいとこまで行かない。
  • ダイア (種族:ドワーフ)
  • ホルム (種族:ノーム)
  • ミックベル(ミック)  (種族:ハーフフット)
クロの雇い主。チルチャックをおっさん呼ばわりしている。微妙に性別がわかりにくい
ライオス達のパーティ構成を匂いで突き止めるほど鼻が効く。ミックには純真に従う。

【シュローのパーティー】
  • マイヅル
  • タデ

【金剥ぎの一団】
ライオスとファリンが三年前に参加していたパーティ。初めての死亡を経験したパーティでもある。迷宮の壁を飾るの板を剥がすことで稼いでいた。
病気や怪我で迷宮に潜れなくなったメンバーが数名おり、ライオスが分前を与えていたが、その善意に溺れて完治した後まで分前を受け取り続け、最後は密造品を流す闇屋に堕してしまった。前半は美談として、結末は醜聞として知られている。

関連イラスト

ダンジョン飯
ダン!飯!



関連項目

エンターブレイン ハルタ(漫画誌)
グルメ 料理 ファンタジー

関連作品

Wizardry:ダンジョンが発見される経緯や扉絵に描かれる地図、「みじん切りまでは生き返った奴がいる」など随所にWIZを初めとした3DダンジョンRPGへのオマージュが見られる。

ダンジョンマスター:名作リアルタイム3DダンジョンRPG。「ドラゴンステーキ」の概念はもちろん、食糧をそれまでのTRPG的な数値要素ではなく「食品」というアイテムとして扱う観点、モンスターの死骸から食用になる部位を切り出す行動などはこのダンマスが始祖と言ってよい。

グッドイーターガガガ文庫から発売しているライトノベル。ダンジョンで仕留めたモンスターを食べるというコンセプトが似通っている。

関連リンク

ハルタ公式Twitterアカウント


登場モンスター(ネタバレ注意)

ライオス一行を全滅させファリンを食べてしまった、物語のきっかけとなるモンスター。
迷宮の最深部に生息し、モンスターとしてはかなり強力な部類に入る「オーソドックスな」ドラゴン。
センシ曰くステーキにするのが王道らしい。

  • 歩き茸
マイコニドやマタンゴに代表されるキノコ型のモンスター。この迷宮では浅い階層に生息する非常に弱いモンスターの様だが、多種多様な形態を持ち「歩き茸愛好家」も存在するらしい。
「迷宮グルメガイド」によると初心者向けの食材。ライオス達の最初の餌食でもある。

  • 大さそり
人間の頭ほどもある大きな。毒を持つ尻尾も食べる分には無害とされる……が、不味いため生で味見したライオスは吐き出していた。
現実でも蠍を素揚げなどにして食べる文化は存在するが、こちらでは歩き茸と一緒に鍋の具材に。

お馴染みの不定形生物。この世界では火で追い払うのが一般的だが「構造さえ知っていればナイフ一本で倒せる」という、WIZ的スライムとドラクエ的スライムの合いの子の様な存在。
人間でいう胃がひっくり返っており、消化液で体を包んでいるような構造とされる。
内臓を天日干しにすると高級食材になるらしいが、見た目は白滝心太のそれ。

  • 人食い植物
主に迷宮の地下二階に繁茂する植物たちの俗称。実際には動物を絞め殺して自ら堆肥を作る「バラセリア」や捕まえた生物の皮膚下に種を植え付ける「シャドーテール」など様々な種類が存在する。
ライオス達は主に果実部分をもいで食べていたが植物に溜まるゼラチンでタルトを固めるといった利用方法もあるようだ。
地上での栽培、活用を研究する人間も多くいるらしく、薄い本が厚くなるモンスターである。

鶏と蛇の合成獣。コカトリスとは同じ尾蛇類の別種とされる。が、この世界の最新の研究では蛇が本体で鶏が尻尾で、いわば蛇が擬態能力を極度に進歩させたものであるらしい。生み出す卵も蛇のものに似て細長く柔らかい。
足の爪には毒がある。頭が二つあり前後に視覚を有するため一見隙がないように見えるが、鶏側と蛇側の両サイドから同時に攻撃を仕掛ければ二つの脳によって混乱するという弱点を持ち、そのほんの一瞬の隙を突かれライオスとセンシによって倒された。
肉は大きいものの鶏肉そのもので、香草詰めならぬ薬草詰めとしてローストされた。卵の方はオムレツかき揚げの素材にされている。

いわゆるマンドラゴラ。魔力を持つ人型の植物。地面から引き抜くと叫び声をあげ、その声を聴くと良くて発狂、最悪の場合は死に至るとされる。
センシは叫び声をあげる前に首を切断しているが、実はこの世界のマンドレイクは叫び声をあげることで渋味が抜け、まろやかな味わいになるらしい。
作中では根菜として人参かなにかの様な扱いを受けており、オムレツの具やかき揚げにされている。
又、どれだけ綺麗な人型に育てられるかを競うマンドレイク品評会が毎年開催されているらしい。

  • 大蝙蝠
人間ほどの身の丈をもつ巨大な蝙蝠。群れを成して生息しており、昼間は木の洞などで眠っている。
一匹から400gほどの胸肉が取れるようで、作中では鳥天ならぬ大蝙蝠天ぷらとして調理された。
現実でのオオコウモリは姿焼きや串焼きなどにされることが多く、種類にもよるが味は牛肉や鶏肉に似るらしい。

  • 動く鎧
中身が空洞なさまようよろいリビングアーマーに代表される動く鎧。
大抵の場合は魔法によって操られていたり、死霊が取りついているといった設定だが、この世界の動く鎧は「鎧の様な殻をもった貝の様な生き物の群れ」とされている。
の様に卵を産むリーダーの個体と労働階級の個体に分化しており、さらに「兜」「篭手」「胴鎧」「剣」などに擬態した「貝殻」を形成した役割分担個体同士が手をつなぎ合い、群体として立ち歩く人型をとって活動していたのだ。卵の保護は「盾」個体が担当しており、全ての動く鎧はこの個体を最優先で守る習性がある。
味は「うまい!」「味が遅れてくる」「きのこっぽい」「ねっとりしてる」らしい。
なお、ライオス達が食べる前まではこの世界でも魔法生物として信じられていた。未知の生物を口にして生きていられたことは幸運以外の何物でもない。だいたい貝類は毒素を蓄積しやすいし。

ライオスは卵を守る上位個体が持っていた剣(後に「ケン助」と命名)を、自身の佩剣として持ち出した。当然ながら、この剣も動く鎧の群体の内の一匹である。この剣(に宿っている生体個体)は擬態した魔物の気配を察知してライオスに警告するような動作を度々見せており、その度に一行の窮地を救っている。だがライオスはこの剣が生きている事(=魔物を同伴している事)を他のメンバーには隠しているため、異常なまでの危機察知能力を「ますます人間離れしてきた」と白い目で見られるようになってしまった。
そしてこの危機察知能力は、思いもかけない形と機会で仲間たちに露見してしまう…

泥と土、石で人型を模したモンスター。動く鎧とは違い正真正銘の魔法生物。
センシは土でできた彼らの身体を利用し人参かぶじゃがいもキャベツといった野菜を育てている。
この世界では許可のない魔法生物の起動は法の下に禁じているが、センシ曰く「土を掘り返して埋め戻しているだけ」だそうだ。
この世界のゴーレムは人の形をした「核」と呼ばれる魔法具に命令を吹き込むことで大きさや行動を定義されているが、我々の世界で言う「ー(長音)」と「一(漢数字の1)」を手書きで書き分けるような苦労が必要であり、現代ではほとんど禁止されている。

迷宮に住まう亜人種。元は地上で暮らしていたが他種族から攻められ地下に集落をつくっている。
当然、地上の種族には敵対的。だが「オークだって他の種族を沢山殺した」とはマルシルの談。
現在は住処をレッドドラゴンに追われ、普段より浅い階層に居を移している。
と同時に、レッドドラゴン打倒を目指すライオス達とは一時休戦のような状態。
彼らの作る料理は辛みの強い味付けが特徴のようだ。
男女の別があり、一夫多妻制が存在する模様。基本的に(いろんな意味で)ゴツい個体が多いが、意外にも小さな子供は可愛らしい。また、エルフを「野蛮な顔」と称するなど美醜の感覚が他の種族とは異なるとされているが、実際には要素だけを挙げれば判断基準は大して変わらない模様。

  • 宝虫
煌びやかな見た目のおどるほうせきクリーピングコインの様な擬態型のモンスター。
コイン型やネックレス型、指輪型のものなど多様な種類が生息しているようだ。
地上でも比較的なじみ深い生き物の様で、郷土料理に使われたり、収集家が高値で取引したりするらしい。
作中ではコイン虫のせんべいや真珠ムカデの串焼きとしてライオス達のおやつとなった。

  • 幽霊
典型的なゴーストタイプのモンスター。
肉体を失った生物の魂で血の通った暖かい体を追い求め彷徨っており、生者を見つけると取り憑いて体を奪う。その後肉体が死にグールと化す。肉が腐って骨のみとなっても動き、スケルトンになるがその骨も朽ち果てると再び肉体を求め彷徨う。
劇中ではセンシが魔を祓う力を持つ材料(火や宝虫、酒など)で作った聖水(を詰めた瓶)によって撃退した。
霊の体は凍り付くように冷たく、戦闘が終わった後の聖水はソルベになっていた。宝虫と同様ライオス一行のおやつにされた。

  • 生ける絵画
かつて王宮だった食堂に飾られている動く絵。近づくと絵の中に取り込まれる。
その正体は絵画を媒体にして幻を見せる魔術の一種である。取り込まれたら最後、絵の中から一生出てこれないようで死因の6割が餓死で次いで自死と発狂。
食材があまり確保できない地下3階にて発見され、ライオスが命綱を付けて絵に中に潜入。描かれた料理を取って来ようとした。

3枚の絵画に入り込むが、その中でライオスはダークエルフとおぼしき少年?に何故か覚えられており……。
「絵に描いた餅という言葉を知ってるか?」

ドラクエなどでもおなじみのひとくいばこ系統である擬態系モンスターの代表格。
鍵師のチルチャックはペーペー時代このモンスターに何度も辛酸を舐めさせられており、一番嫌いなモンスターとして名前を挙げている。
この世界では大型のヤドカリのような姿をしており、激しい攻防の末にチルチャックに倒され、塩茹でにされた。味は「すげえ うまい ・・・」との事だが、実際のヤドカリと同じくカニ味噌にあたる部分は不味いようだ。
ちなみに箱を宿にする事から、宝虫が宝物と勘違いした冒険者によって新天地へ運ばれる為に卵を産み付けられ、そこから孵った幼虫に本体を食べられてしまうそうだ。

『水棲馬』と書いてケルピーと読む。その名の通り水中に棲息する美しい馬。
地下4階の湖を渡るための魔法を拒むセンシが、自分のやり方で湖を渡るために利用しようとした。センシはこの湖に住むケルピーをアンヌと名付けて可愛がっていた。
アンヌは最初は大人しくすり寄ってきたが、センシが背に乗った瞬間本性を現し水中へ引きずり込んで襲いかかってきた。
センシがただ一人アンヌを解体している途中、マルシルは脂身の部分で石鹸を作る。
その石鹸で絶縁体となっていたセンシの髭を洗い魔法が効くようになったため、それによってライオス一行は全員水上を渡る事が出来た。
センシも魔法に対する印象がちょっとだけ良くなったようだ。

  • 人魚
上半身は人間のような、下半身は魚のような姿をした定番のモンスター。この世界の人魚はほ乳類と魚類の二種類が存在し、3巻の裏表紙では前者が「Mermaid」、後者が「Merman」として区別されている(後者は「魚人」とも呼ばれる)。
ほ乳類の人魚は歌で人を魅了し、水中に引きずり込むとされる。劇中では登場した個体は全て乳房があるため女性と思われ、男性の個体は確認できない。
一方魚類の方の人魚は腕が生えて槍を持っている以外はほとんど魚のような形態であり、水草を頭に生やして人間に擬態している。この水草には卵が付着しており、チルチャックは卵を守るための習性ではないかと推測している。
ライオスは死んだ魚人を食べようとしたが、チルチャックに猛反対されたため断念。しかし拾った麦で作った雑炊にちゃっかり魚人の水草をトッピングしており、マルシルやセンシは普通に食べていたが、正体を知るチルチャックだけは複雑な表情を浮かべていた。

  • 刃魚
エイのような扁平な形状の小魚で、名前の通りヒレの縁が鋭い刃になっている。同種の魚で群れを形成しているらしく、水面にいる生物に対してはトビウオのように水上に飛び上がって一斉に襲ってくる。
センシ曰く「どう料理してもうまい」らしいが、劇中で刃魚料理が振る舞われる事は無かった。

  • クラーケン
イカにメンダコのヒレが生えたような姿をした巨大なモンスター。
元々巨大だが劇中ライオス達が遭遇した個体は通常の数倍の大きさを持つ「ジャイアントクラーケン」と呼ばれるもの(ライオス達は単に「クラーケン」と呼称)で、魚人達を食べ荒らしていた。
頭足類を食べたことのなかったライオスが試しに生食してみたものの評判は悪く、放置された死骸は刃魚のエサとして自然に還っていった。

  • ジャイアント寄生虫
ジャイアントクラーケンに寄生していた巨大な寄生虫。
ウナギのように捌かれた後、蒲焼きと白焼きにして供された。味はライオス曰く「ふわふわしてておいしい」とのこと。
しかしライオスは一部を生食しており、結果寄生虫に寄生していた寄生虫に当たって一晩中うなされる羽目に……。

  • ウンディーネ
空中に浮かぶ巨大な水の球の姿をしたモンスター。厳密には極小の精霊(魔力を食べる微生物のような生き物)の集合体であり、全身の精霊が世代交代を繰り返すことで代謝を行う。
圧縮した水をウォーターカッターのように高速で打ち出すことで攻撃する。この攻撃は人間の体どころか迷宮の石柱や石壁ですら破壊してしまう強力なもので、頑丈な金属の盾でようやく防げるといった代物。一方水の精霊ゆえに熱に弱く、焚き火程度の火力でも死滅してしまう。
体内に摂り入れることで微量ながら魔力を回復でき、劇中では吸収を助けるためにケルピーや野菜、後述のテンタクルスなどを加えてシチューにされ、魔力切れを起こしたマルシルの回復に利用された。

  • テンタクルス
ツタや根などに似た姿をしたモンスター。所謂ローパーなどと呼ばれるタイプの触手生物である。
内部に空洞のある場所を好んで生息する習性があり、罠や宝箱の周りにも多く生息するためチルチャックがミミックの次に嫌う生物でもある。
その正体はクラゲなどに代表される刺胞動物であり、身体に絡みついて相手を捕えた後、ひどいミミズ腫れを起こす麻痺毒を注入して殺す。
ただし胴体への攻撃に対しては非常に貧弱であり、攻撃を受けると捕えた相手を放してしまう。
様々な種類があり、センシの手から取れなくなった「アイビーテンタクルス」は刺胞の動きを抑えられるために酢をかけられ、そのまま酢和えにして食べられた。

  • 大ガエル
読んで字の如く、巨大なカエル型のモンスター。毒々しい外見だが、実際の毒の有無は不明。
冒険者の武器を奪ってから襲い掛かる器用なモンスターであり、更に体皮はテンタクルスの毒を受け付けないため、テンタクルスが大量に自生する螺旋階段を縄張りとしていた。
劇中では三体が次々に襲い掛かったが全て倒され、モモ肉は「テンタクルスのニョッキ」の具に、皮はテンタクルス避けの「カエルスーツ」に利用された。
ただしこのカエルスーツが問題であり、皮を丁寧になめす時間がなかったため内側には血が付着しており、一度着ると容易には脱げないという実に困った代物であった。
現実のカエルは、その土地・文化にもよるが、大型のものなら大概が食用にされる。脂肪細胞が蓄積されないため淡薄で、鶏のササミに似て美味だそうだ。日本でも至る所に居るウシガエルなどは普通に食べられる。

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