概要
黄金卿の統治者であったメリニ王国国王。
物語冒頭で塵となって消えたその人である。
プロフィール
人物
容姿
王族にふさわしい髭面の人物。
妙齢で不老不死となった。
性格
王族として民を守る方法に悩んでいたほか自分や息子が死に直面するのを恐れていた。
それらがシスルを黒魔術に傾倒させたとして長く気に病む。
シスル曰く剣術が好きで剣術大会の観覧に楽しむ側面もあったとのこと。
能力
王としてどれほどのことが出来たのかは不明。
シスルによく頼って彼の力を借りていたようだ。
動向
シスルの回想や生ける絵画によって彼の人生が少しずつ切り取られ語られている。
彼がまだ赤ん坊の頃から面倒を見てきたシスルだったが二人は兄弟同然に育ち、シスルに宮廷魔術師になるよう言ったのもデルガル。
ライオスは彼の生誕や結婚式、戴冠式といった節目を生ける絵画の中で見た。
とくに結婚式では直接デルガルから視認されて自分の結婚式だから多少羽目を外すのは許してやってくれと擁護される(もっともあくまで絵の中での出来事である)
およそ1000年前、国は不幸のどん底に陥る。天災に見舞われ飢餓にあえいでいるところを敵に囲まれ息子の病の治療に医者を呼ぶこともままならなくなった。
それらを解決する手段としてシスルは迷宮で翼獅子が封印された本を見つけて新たな迷宮を作り上げた。
それからおよそ1000年が経過した後、シスルの暴走に責任を感じて地上へ向かう。自分の身体を使うと悟られるという理由で息子であるエオディオの身体を使った。
地上へ出るとエオディオの身体は崩れてそれと同時にデルガルの魂も消えることとなる。デルガルは狂乱の魔術師となったシスルに囚われている現状を語り、「魔術師を倒した者には我が国のすべてを与えよう」という遺言を残して塵となって消えた。
関連タグ
シスル:宮廷魔術師
血縁者
ヤアド:孫
エオディオ:息子
フリナグ:父