曖昧さ回避
- 『機界戦隊ゼンカイジャー』の主人公。
- 『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の登場人物。『機界戦隊ゼンカイジャー』の五色田介人とは同姓同名の別人。(→五色田介人(暴太郎戦隊ドンブラザーズ))
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「そうだ、俺も諦めたくない。俺、まだ何もできてない……決めた!俺は世界を守る!」
「結果出すまで、全力全開だ!」
プロフィール
生年月日 | 2000年(平成12年)12月12日 |
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星座 | 射手座 |
年齢 | 20歳→21歳※(第39カイ!で誕生日を迎えた) |
一人称 | 俺 |
演 | 駒木根葵汰(『ドンブラザーズVSゼンカイジャー』ではドンブラトピア(仮)の介人と2役)、上野山夢輝(幼少期) |
キャラソン | はじめてにBANZAI! |
概要
ゼンカイザーに変身する人間の青年。
口癖は「全力全開」。その他にも全力疾走する際には「爆速全開!」、スシワルドのワサビームを食らった際には「辛さ全開~‼︎」と口にする他、何かしら甚だしい事態や場面に対し「◯◯全開!」と度合いを示す言葉をよく口にする。また、戦闘時は「ちょあーっ!」等の掛け声を用いる場面が多い。
キカイトピア王朝トジテンドから人間とキカイノイドが共に生きる世界を守る為に、セッちゃんからギアトリンガーとゼンカイザーのセンタイギアを受け取った。
分野を問わず「世界初」を目指す底抜けに明るくノリのいい若者で、「ピザすき焼き」なる謎料理を即興で思いつくユニークな感性の持ち主だが、ヒーローの素質である熱い心と真っ当な正義感も持っており、平和を踏みにじる悪党には怒りを露わにする。
どんな人物も決して見た目で判断せず、善良なキカイノイドには親愛を持って接する等、懐の深さも筋金入り。
実際メンバーのキカイノイド達は、彼等だけで統率を保つのは到底無理であろう曲者連中だが、そんな彼等の行動や考えを肯定して温かく受け入れ、時に背中を押せる介人だからこそ、「機界戦隊ゼンカイジャー」が一丸となって戦えていると断しても過言ではない。
また、敵であっても(最終的に)仲良くなれる可能性があれば、それに賭ける信念も持っている。特にバカンスワルドの能力でトジテンドと仲良くなった(後にバカンスワルドがバラシタラに粛清された)時、他のメンバーは能力が解かれた事で「相手はトジテンドだった」と思い直す中、介人だけ純粋にバカンスワルドの死を偲んだ上、「トジテンドとも仲良くなれた」事実=いずれトジテンドとも手と手を取り合える可能性に喜ぶと、本当の意味で博愛主義の鑑のような言動を見せた。だが、それ故にその可能性を見出だしてしまうと、相手への気遣いから戦意喪失の一歩手前に陥る危険性ともなっているのが難点。
その思いが特に向いているのがステイシーであり、中身が入れ替わってトジテンドでのステイシーの境遇を知ったこともあり、ボンワルドの時にはステイシーを助けただけでなくハカイザーの奪還を諦めている。
一方で氷河期の概要を知らず、敵味方両方を唖然とさせる等、教養面はかなりお粗末ではっきり言っておバカの範疇。しかも『ひみつゼンカイファイル⑤』では自分の名前を平仮名で書いていた(メタな話、メイン視聴者の子供でも読めるようにの配慮と思われるが)。大丈夫だろうか……
また、第1カイで東京スカイツリーからバンジージャンプしようとする等、良くも悪くも行動力は人並外れている(しかも、第3カイで出禁になっていたことが発覚)。
総じて、良くも悪くも少年が純粋な心を失わずに、そのまま大人になった人物と評せる。
10年前に両親である五色田功と五色田美都子は行方不明になっており、現在は駄菓子屋兼カフェ「カラフル」の店主である祖母の五色田ヤツデと2人暮らしをしており、店の仕事を手伝って生活している(雇用形態はアルバイト)。
尚、両親の行方不明に関しては「凝り」として残っており、幼少時はそれが原因で塞ぎ込み、現在も両親の所在の手掛かりが関わると、ゼンカイジャーの務めをおざなりにしそうになる事態も。
介人もまた「普通の人間」である以上、過去の幸せに抗えない部分もあり、レトロワルドの洗脳はジュラン達が居なければ解けなかった。
…そして、介人がついに「世界初」を勝ち取ったのは、自身の21歳の誕生日の翌日だった…。
最終カイ!では全ての並行世界を解放した後、ゴールドツイカー一家に倣って「世界から世界へ」渡るべく、ゲート解放機能を得たセッちゃんを含めたゼンカイジャー6人で並行世界を巡る旅に出た。
「目指せ世界初! 全部の世界に行った戦隊だ! 全力全開! ちょあー!」
女装ゼンカイ!
『機界戦隊ゼンカイジャー』第20カイ 映画公開記念合体スペシャル「剣士と界賊、兄の誓い。」にて、髪を結った女性を次々と浚うヒコボシワルドを誘き出すべくチアガールに扮した女装姿を披露した。
キカイノイドであるジュラン達の女装は人間(=視聴者)の審美感ではちょっとアレだったが、五色田介人を演じる駒木根葵汰のへそチラ&美脚に視聴者やファンからは「普通にかわいいのがズルい」「ふつうにカワイイ女の子に見えてしまう」と反響があった(実際、作中でもガオーンから「介人かわいい〜!」と好評だった)。
同話にてすね毛ゼンカイのピンクチャイナ姿を披露したお兄様とのツーショット作品も…。
暴太郎戦隊ドンブラザーズでの介人
鬼頭はるか/オニシスターのアルバイト先である喫茶店「どんぶら」のマスターであり、ゼンカイジャーの世界における介人とは同姓同名の別人。普段着は黒主体。
スーツのカラーリングが黒と白主体に置きかわったゼンカイザーブラックへ変身する。ドンブラザーズのサポート役だというが、現時点での詳細は不明。
詳細はこちらを参照。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』でもう一人の介人と出会うが…
関連人物
- ゼンカイジャーの面子
一癖も二癖もあるキカイノイドの面々が一致団結していられるのは、介人の人柄による所が大きい。一方、介人もまた「普通の人間」が持つ弱さがある為、ジュラン達に助けられている部分もあり、持ちつ持たれつの関係になっている。
祖母。同居人であり、カラフルでの雇い主。介人からの呼び名は「ヤッちゃん」。キカイノイド相手にも分け隔てなく接する介人の気さくさは、彼女譲りの模様で回想シーンでは「両親が帰ってくるまで2人で楽しく過ごそう」と励まされた過去が、現在の介人の人格形成に繋がっていると思われる。
ただし、トジテンドの侵攻に際して一緒に戦おうとせがまれた際は、還暦を理由に断っており、流石に孫ほどのバイタリティは無い。
言わずもがな両親。夫婦揃って博士号を持つ名うての科学者で、並行世界について研究していた。
介人は「父ちゃん」「母ちゃん」と呼んでいる。
二人とも決して諦めない根気強さの持ち主で、上記の台詞は両親からの受け売り。
それと併せて「失敗も挽回! 何回もトライ!」の言葉が、介人の今の人格形成に多大な影響を与えているのは想像に難くない。
第26カイ!にて、介人の戦闘時の掛け声「ちょあーっ!」は美都子譲りであるのが明らかになった。
トジテンド側のライバル。バラシタラの息子だが愛情を注がれずに杜撰な扱いを受けて育った為、両親に愛されて育った介人に対して激しい嫉妬心と敵愾心を燃やしている。親子関係に焦点を当てて見ると、両者は正に鏡合わせの対極に位置する存在である。しかし第16カイ!にて自分の仲間達や周りの市民達を助ける為、「自分にできないことが出来る」のを理由に頭を下げてでも助けを求めたり、終盤ではヤツデとのやりとりから見ると、介人は敵対どころか寧ろ歓迎しようとする姿勢を示している。
スタンスの違いから何かと衝突が絶えないが、その妹や弟達を含めてその関係は決して険悪ではない。物語が進むにつれ自然な共闘関係が構築されつつある。
- カラフルの常連達
32カイ!にて、サカサマワルドによって本人と人格を入れ替えられていたステイシーはスーさんを始め、店にやって来る子供達から介人が如何に慕われているかを目の当たりにした。
余談
- 名前の漢字で「田」と「介」で「界」となり、「五色」「界」「人」で構成されるその名は「機界戦隊ゼンカイジャー」をこれ以上なく表したものだと言える。
- 演者の駒木根氏は幼少期からの大のスーパー戦隊ファンであり、特に『爆竜戦隊アバレンジャー』をリアルタイムで観ていたと答えている。
- 韓国での名称は"전려욱"(ジョン・リョウク)。由来は「全力」を韓国人の名前っぽくもじったものと思われる。なお韓国には「全(전)」という姓が実在する。
- 更に言うと、本人の口癖である「ちょあー」は奇しくも韓国語で「良いね」や「よーし」を意味し、韓国語版でも度々ちょあーを聞くことができる。
- 駒木根氏は五色田介人役として「ゼンカイジャー」「ドンブラザーズ」の2作品連続レギュラー出演。このパターンは過去に「電子戦隊デンジマン」「太陽戦隊サンバルカン」に登場したヘドリアン女王役の曽我町子女史の事例がある。
関連タグ
はじめてにBANZAI!:キャラソン
カラフル(ゼンカイジャー):祖母である五色田ヤツデが店主をしている駄菓子屋カフェであり、本作における活動拠点。介人はアルバイトをしながら両親が帰ってくる日を待っていた。
ピザすき焼き:五色田介人の会話の中に出てきた謎の料理名。きっとピザ風味のすき焼きなのだと思われる。
戦隊主人公
アム←五色田介人
関連キャラクター
- 五色田介人(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)/ゼンカイザーブラック:次回作に登場するそっくりさん。
- 鶴姫/ニンジャホワイト:ホワイトリーダーの先輩だが、こちらは女性。
- ラッキー/シシレッド:強化フォームであるが白の戦士に変身する1番手繋がり。戦隊メンバーに機械生命体がいる点、小さな動物ロボットを友人に持っている点も共通。