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ショウガツワルド

しょうがつわるど

『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する敵組織・トジテンドが造り出したワルドの一体。
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「確かにミカンも付いているが、俺はイジルデ様配下、ショウガツワルドだショウガツ!」
「嫌な事は全て忘れろ!喰らえ、年越しフラッシュ!はい、おめでとう!」

CV:濱健人
スーツアクター:井口尚哉
登場話:第38カイ!「ご先祖様だョ!大霊界」第39カイ!「無限あけおめ誕生会!」

データ

身長/190cm
体重/294kg
世界/ショウガツトピア
名物/新年のご挨拶
名産/オオミソカノン、アケマシテオメデ刀

概要

トジテンドが人間界侵略の為に、正月世界「ショウガツトピア」を閉じ込めたショウガツトジルギアクダックに組み込んで、と正月が一緒に来たように誕生したワルド

ショウガツワルド


頭部は一見カキワルドの色違いだが、頬パーツに黒い穴が開いておりダイダイとなっている他、胸には伊勢海老のレリーフをあしらっている。白と黒と金で塗り分けられたボディとも合わせると、黒塗りの台に飾られた鏡餅を人形にしたかの様な見た目となっている。
また左腕の、カキワルドと同型であるお寺の梵鐘を模したキャノン砲「オオミソカノン」はそのままに、鐘の撞木を紅白柄と「福」マークで彩った様な木刀形の武器「アケマシテオメデ刀」も携行している。

ショウガツトピアの力を悪用する事で、鐘撞きの様にアケマシテオメデ刀でオオミソカノンを打つ動作と共に目から放つ「年越しフラッシュ」を浴びせた者を新年を迎えた気分にして無力化、クリスマスが近いのに“新年のご挨拶”をさせる能力を行使する。
除夜の鐘の幻聴が聞こえるや否や、相手は新年のご挨拶をして嫌な事を忘れて心機一転、楽しい事に意識を向けてしまうので、敵の戦意を簡単に失わせる事が可能。
更にこの効果は1時間毎に繰り返されるため、ショウガツワルドを倒さねばと思っていても、効果が発動する度に感覚的に新年を迎えて戦意がリセットされてしまい、能力に嵌めた後はサイクルの変わり目に気を付けて立ち回れば、敵の妨害や自身が討伐される危険性を最小限に無くせる。

しかも、この能力の最も恐ろしい点は「どんなに大きな失敗をして後悔や反省をしたとしても、1時間で必ずリセットされる」事。
そもそも人間が後悔や反省をするのは、同じ失敗を2度と繰り返さない様にする為であり、それが全てリセットされるという事は、失敗を繰り返さない様に努力したり、発見した欠点を修正する事が出来なくなる事であり、能力の影響を受けた人間は1日の間に何度も同じ失敗を繰り返し続け、それでも尚己の行為や失敗を顧みる事が出来ない状態になる。
ショウガツワルドが言っていた「将来的に困らせる」とは、正に文字通りの意味であり、作中ではショウガツワルドの能力で借金を気にしなくなった男性が登場しており、これが一番分かり易い例である。

個人レベルならまだしも、もし社会インフラに関わる様な重大な失敗やミスをした相手を選んでこの能力を使った場合、甚大な被害が齎される事は想像に難く無く、より大規模で能力を使う事もそうだが、どちらかと言えば使う相手を厳選してこそ真価を発揮する能力だと言える。
しかし作中の時点では、彼が出撃する目的は既にハカイザー強化改造完了までの時間稼ぎになってしまった事と、下記する通り途中で指揮系統が変わった影響から、そこまで能力が活かされないまま被害規模としてはあくまで散発的な物で終わってしまった。
加えて心機一転を促す能力なので、リセット出来るのはあくまで嫌な感情のみで、楽しいと言ったポジティブな感情には効果が無いのが弱点であり、作中ではこれを逆手に取られてしまった。

年越しフラッシュ以外にはこれと言った能力は有しておらず、戦闘力も並程度なのでステイシーやハカイザーに頼り切っているが、能力的にも「~ショウガツ」と積極的に前線に出てくる前衛型の性格であり、前回のボンワルドとは対照的である。
但し、自身の純粋な戦闘力の無さは理解していた様で、ボンワルドとタッグを組んで世界改変の二重掛けを試す等、試行錯誤ぶりを見せており、加えて派閥争いで互いに殺伐としているトジテンド構成員としては珍しく高い社交性を持つ。
また、ゼンカイジャーと対面した際には座礼をしながら名乗る等、礼儀正しい一面も見せる。

一方で所属はイジルデの配下なのだが、イジルデがボッコワウスから別任務を任された事で、第39カイ!時点ではバラシタラの指揮下で動く事になったという、やや複雑な立場のワルドでもある。
その為、既に上司のイジルデは違う任務に注力しており、バラシタラも本来自身の部下ではない事に加えて、イジルデがボッコワウスに任された任務の方に関心が移っていた事から、碌な作戦や能力を活かした運用をされる事もないまま退場する事となった、ある意味悲劇のワルドである

活躍

第38カイ!

物語開始前にイジルデの手で生み出されるも、バラシタラの製作したボンワルドと偶然にも遭遇し、所属違いを超えて意気投合。そのまま独断で互いにタッグを組んで人間界に出現する。

ジュラン「クリスマスだっつーのに、盆と正月が一緒に来んじゃねぇよ!」
「いやあ~、バッタリそこで出くわしたもんで~」
ボンワルド「協力して戦う事にしたボン」

出現を察知して駆け付けたゼンカイジャーの前で能力の同時使用を試みるも、番組開始から38話目にしてワルドの能力は同時使用出来ないと言う事実が判明し失敗する。

ボンワルド「ボンパワー、開放!」
「ショウガツパワー、開放!」

(※パワーが相殺される)

マジーヌ「…もしや、トジルギアって1個ずつしか使えない?」
ボンワルド「え~!! 知らなかったボン…!」
「そっか。じゃあ、また俺は次の機会に(銃撃)ぐわあ!??」
ゾックス「折角来たんだ、一緒に倒されてけよ」

程無くゾックス/ツーカイザーも参戦し、更にステイシーザーハカイザーがワルドらを助ける為に駆け付け、混戦となる。その隙に高い所へ抜け出たボンワルドが能力を展開、混乱を発生させた隙にボンワルドの後を付いて行く形でこの場を退散し、今回の作戦行動はボンワルドに譲る事となった。

第39カイ!

12月12日の五色田介人バースデーパーティーの最中で再出撃。民間人を襲っていた所、出現を感知したセッちゃんに促されて、程無くゼンカイジャー5人&ゾックスが現れる。

「おお、ゼンカイジャー!来たなショウガツ」

ブルーン「あれから中々出てこないと思ったら……よりによって今日、介人の誕生日に!?」
介人「折角皆が色々準備してくれたのに!!」
ゾックス「人が気持ち良く歌おうとしてた時に!!」
ガオーン「人が気持ち良く聴こうとしてた時に!!」
ジュラン「どうせ来るなら、二十日後に来てくれますか!?」
マジーヌ「只でさえ、まだクリスマス前で季節外れのクセに!!」

「お!??何か、凄く責められてるショウガツ……」

折角の祝いの席に水を差されて激怒した一同から口々に罵声を浴びせられるが、「フフフフッ、怒ってる怒ってる。さあ、ドンと来いショウガツ!」と余裕を取り戻す。
その余裕は頼りになる用心棒二人を当てにしての物であり、介人達がチェンジするのを見て、早速「ハカイザー!ステイシー!」と呼ぶも、誰も救援に来ない。
それもその筈で、今回ハカイザーはボッコワウスの命令でイジルデの秘密作戦を実行中で不参加。ステイシーは近くに待機していたのだが、前回介人に助けられた事でゼンカイジャーと戦うべきか、更にハカイザーの事でも迷いが生じており、戦闘参加を逡巡していたのだった。

予想外の孤立無援となって「ボンワルドの事は守った癖に~!!ハカイザー達はどう言うつもりショウガツ!?」と取り乱しつつも、自身の能力を行使。年越しフラッシュを6人へ浴びせ、これを受けた6人は年が明けたと錯覚して良い気分になり、ショウガツワルドと戦うのも忘れてカラフルへ引き返した為、

「ウフフフフッ…清々しいお正月だショウガツ。午前10時、作戦成功♪」

と作戦が上手く行った事にほくそ笑む。それからは暫く様々な場所に出没して年越しフラッシュを浴びせ、嘘の新年を迎えて嫌な事を放棄して上機嫌な人々を増やし無力化させていく。

その後、パーティを再開しようとした介人達は再度出現の一報を受け、現場に駆け付けるも、時計の針が11時を指すと同時に再び元旦の挨拶をして、目の前のショウガツワルドを無視して正月気分で引き返してしまう。
最初の戦闘から極端に早く戻って来た兄達を疑問に思い、カッタナーリッキーを伴ってこの2回目の戦闘の様子をこっそり窺っていたフリントは、一部始終を見た事で状況を把握。介人達は彼女から殴られた上で、正月どころかクリスマスさえ迎えていない現実を教えられ、クリスマス一色の周囲の様子を見て、漸く自分達の置かれた異状に気付く。

更にフリントとセッちゃんの分析で再リセットまでの間隔は1時間と分かるが、時間がギリギリかつ広範囲に神出鬼没で現れるショウガツワルドを見付けるのに手間取り、3度目の出撃ではその姿すら見られないままタイムリミット。元旦の再々挨拶でまたも感情をリセットされてしまった。
「こんな事をしている間に介人の誕生日が終わってしまう」と途方に暮れるゼンカイジャーの面々だが、「明日になっても自分の誕生日を祝って貰える」と前向きに捉える介人は、ある突破口を見出す。

その頃、「皆を将来的に困らせてやるショウガツ!」とキャンプ場にいた人々を襲撃していた所、クリスマスのおめでたい小道具を目一杯身に付けた介人達が駆け付ける。何度来ようと同じだと、今度も元旦の挨拶の時間を待って介人達の戦意喪失を狙うが……

「張り切っても無駄ショウガツ。また、そろそろ時間ショウガツ……はい!あけましておめ…」

介人「ちょあ~!!」
ゾックス「ヨッホホ~イ!!」

「アタタタッ!?…ちょっと待った!?アタ~~ッ!!」

しかし介人達は挨拶を返すどころか銃撃を浴びせ、ショウガツワルドは蜂の巣にされてしまう。

「何で、年が明けて心機一転しないショウガツ!?」
ガオーン「HEY!HEY!ワルド!教えてやるYO!僕達、YOUを倒すのをめちゃくちゃ“楽しみ”にして来たんですYO!」
マジーヌ「YO!嫌な事は忘れても、楽しい事は覚えてるんで~す♪」
ジュラン「狙いが当たってぇ~♪ますます楽しくなってきたぜ~♪」
ブルーン「年末の~ワルド掃除~、楽しみで~す~♪」
ゾックス「どんだけ痛快に暴れられるか、楽しみしかねえな!」

「いやいやそんな、聞いてないから…あら、ちょっと!」
介人「前向きゼンカァーイ!」

介人は、何回正月を迎えてもジュラン達が自分の誕生祝いを忘れていなかった事から、年越しフラッシュの効果で忘れるのは嫌な感情だけであり、楽しい感情はそのままである事に気付いた。そこで「ショウガツワルドにパーティーを邪魔されて嫌な気分」「ショウガツワルドを倒す事が楽しみ」と前向きに発想を変える事によって、強引にリセットを乗り切ったのである。
思わぬ手段で能力を破られ、焦ったショウガツワルドは大急ぎでクダック部隊を呼び出し嗾けるも、ツーカイザーが久々にシンケンフォームに変身し、ゼンカイジャーもそれに触発されてキョウリュウジャーギアの力でサンバのリズムに乗って戦い、難無く蹴散らしてしまう。

その勢いからオーレンフォームの鉄拳を浴びそうになるも、乱入したステイシーザーがツーカイザーを押さえ込んで仕切り直し。しかしゼンカイジャーはゴーカイジャーギアを使用、固有武器を交換したキカイノイドメンバーの連携に翻弄された挙句、ゼンカイマジーヌがブルーンピッカーで掘った落とし穴へ落下する羽目に。
何とか這い出すも、今度は手持無沙汰だったゼンカイザーゼンリョクゼンカイキャノンの「お覚悟!チャンバラパワー」で召喚したニンジャホワイトハリケンレッドシンケンレッドシロニンジャーの連携を浴び、シンケンレッドよりシンケンマルを貸し出されたゼンカイザーの炎の剣戟を喰らった上に烈火大斬刀の重い一突きで吹っ飛ばされてしまう。

「貴様ら……盛り込み過ぎショウガツ……」
ゾックス「しょうがねぇだろ!お前を倒すには、痛快に楽しまなきゃいけねぇんだから♪」
介人「そーだそーだ!」

そして最後は、「俺たちからの、クリスマスプレゼントだ!」と言われながら起き上がりへ超ゼンカイスーパーバスターにゼンカイフィニッシュバスター、ツーカイザー・レックスリフレイザーの必殺技の総攻撃を盛大に叩き込まれて爆散・敗北。これを以って繰り返される前倒しの元旦気分は終わった。

残されたショウガツトジルギアは「こっちは心機一転だ!」と言いつつ出撃して来たクダイテストに吸収され、ダイショウガツワルドを誕生させた。

余談

  • スーツは一目瞭然だが、カキワルド(ホシガキワルド)のスーツをリペイント・小改造し、小道具のパーツを追加した物。ブルーンが間違えた「ミカンワルド」が間接的だが本当に実現した形になった。
  • 尚、アケマシテオメデ刀はジシャクワルドの「マグネッ刀」をリペイントした物である。


  • 初登場した回で倒されなかった戦隊怪人は少なくないが、今作においてワルドは登場したその回で倒され、前後編に該当する回でもそのどちらかしか登場しないケースが多く、次の回に持ち越しになったのはこのショウガツワルドが初となる。



  • デザインを担当したK-SuKe氏が子供の頃の年越し準備の作業で鏡餅の台のペーパークラフトを作る係だった際、紙にイセエビの装飾が付いていた事がショウガツワルドのデザインの原体験になっている(『機界戦隊ゼンカイジャー公式完全読本』p.118)。

  • 今回ゼンリョクゼンカイキャノンで召喚した「お覚悟!チャンバラパワー」の戦士4人(ニンジャホワイト、ハリケンレッド、シンケンレッド、シロニンジャー)は今回裏設定としてイメージカラーは赤と白(オマケに赤は男性、白は女性)とショウガツワルドが王晦日を利用すると言う2つの観点から恐らく今回の狙いは大晦日に代表される番組紅白歌合戦を意識して選ばれたと思われる。

関連タグ

機界戦隊ゼンカイジャー
トジテンド ワルド(ゼンカイジャー)
正月
ボンワルド

レトロワルド:同じく時を操るワルド(但し、レトロワルドは「過去に戻す」のに対して、ショウガツワルドは「“感覚だけ”未来へ進める」と言う違いがある)。

正月オルグナナクサルンバ:正月やそれに関連した事がモチーフの偉大なる先輩怪人。
イセロブ・スターフライド3年前のメイン脚本家が同じスーパー戦隊の、同じく第39話に登場した怪人。こちらはモチーフその物がイセエビである。また初登場時は別の怪人と共に登場したが諸事情で一旦退場し、相棒が倒された翌週に改めてメインの怪人として登場した点も同一である。

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