「カーカッカッカッー!響け、響け〜! カカカカカッ!」
「もしかして、俺の仲間カキ?」
登場話:第30カイ!「隣のキカイはカキ食うハカイ?!」
データ
身長/191cm
体重/296kg
世界/カキトピア?
名物/不明
名産/カキクエバカネガナルナリ砲
概要
トジテンドが人間界侵略の為に、柿の世界「カキトピア」を閉じ込めたカキトジルギアをクダックに組み込んで、誕生したとされるワルド。
頭部は廃材で作られた様な柿の枝にぶら下がる、オレンジ色に色付いた柿の実を模している。顔に当たる部分は骸骨の様な不気味な造形になっているが、オレンジの頬のお陰でコミカルな第一印象となっている。尚、オレンジ一色の顔からブルーンに「ミカンワルド」と勘違いされた。
更に左腕へ、お寺の梵鐘を模したバスター砲「カキクエバカネガナルナリ砲」を装着している。
また、ワルド共通のクダイターベースのボディ部分はこれまでのワルドと異なり、白と黒を基調とした物になっている。
「~カキ」が口癖の「カーカッカッ」と笑うハイテンションな口喧しい口調で言いつつ右手でカキクエバカネガナルナリ砲を叩き、轟音を伴う音波砲を放つ能力を行使する。
しかし轟音は身動き出来なくなるレベルの耳鳴りは与える物の、それ以上の悪影響を与える事は無い無意味な技に見えたが、実は能力だけでなくカキワルド自身にも秘密があるらしく……。
活躍
イジルデの手によって誕生したようで、人間界に出撃するや否やとあるお寺にてカキクエバカネガナルナリ砲から音波砲を連発、ヤツデを含む広範囲の人々を凄まじい轟音で苦しめるも、轟音を聞きつけたゼンカイジャーと遭遇。
ブルーン「貴方はミカンワルド……ですか?」
「違う!カキワルドカキ!」
今までのワルドの能力から見て、単なる騒音騒ぎじゃないと踏んだジュランから「こいつは何だ!」と問われるが、「カーキ! 教えるわけないカキ〜! カーカカカッ!!」とその場を逃亡を図るも、すぐさま上空から降下して来たゾックスに阻まれてしまう。
万策尽きたかと思ったが、そこに自身を守る為にハカイザーが乱入。ゼンカイジャー達とハカイザーの戦いを野次馬の様に見物し、ハカイザーが「全力破壊銃」ことゼンリョクゼンカイキャノンで召喚した「お覚悟!チャンバラパワー」のフェイク戦隊ヒーロー達が圧倒したのを確認するや、「ついでに喰らえ!」とカキクエバカネガナルナリ砲でゼンカイジャーとツーカイザーに音波砲を浴びせる事に成功。騒音に悶える相手に「ワハハ、ほんじゃあねぇ~!」と言いつつ足早に逃げて行った。
カラフルへと戻ってきた介人達は、戦いに疲れたか喉を潤そうとサイダーを飲みつつ、先程の戦いに現れたハカイザーとハカイザーの持つ武器が五色田夫妻が残したデータを元にしていた事をセッちゃんが突き止め、トジルギアといったトジテンドの技術は五色田博士の発明を盗用したので間違いないと各々が確信に至る中、ふとガオーンが振り向くとヤツデがやかんの中の水を直飲みする異様な光景に気づく。
介人「ちょ、ちょ、ちょ、何してんの!?」
ヤツデ「いや、喉が渇いて渇いて、飲んでも飲んでも渇くんだよ~…」
ヤツデ曰く、何故か異様に喉が渇いて幾ら水分を取っても渇きが治まらないのだと言う。
介人達もカキワルドと戦ってから、やたらと喉が渇いていた事に違和感を感じ、すぐに街の様子を見に行くと、水分を欲する人々が公園の水飲み場や自販機に争いながら殺到し、脱水症状で渇死寸前の人々が転がる飢餓地獄と化していた。
また、ゾックスも例外ではなくクロコダイオー内に備蓄した飲料水を飲んでも喉が潤わなくなってしまう。
この様子にカキワルドの仕業で間違いないとゼンカイジャーは確信するが、瑞々しい果実の柿の筈なのに何故、人々を渇きで苦しめるという正反対の能力なのかと疑問を抱くも、それに応えるかのようにカキワルドが再度出現。
「カーッカッカッカッカーッ!!教えてやるカキ~!! 」
すると、オレンジ色の頬を自ら引っぺがし、ゼンカイジャーの前で真の姿を現した。
「実は俺は……“ホシガキワルド”だったのだホシガキ~!!」
ブルーン「ええっ!? 言葉の語尾にまんまと騙されましたぁ!!」
実はカキワルドでは無く、彼の本当の名は「ホシガキワルド」。
干し柿を模した頭部に頬パーツの飾りをくっ付けてカキワルドに見せかけていたのだ。
以降の活躍はホシガキワルドの記事を参照。