回せー!
「チェンジ痛快!」
ツーカイザー!
(Hey)
(HeyHey!)
(Hey)
(HeyHey!)
ヨーソロー!ツーーカイに、レボリューーション!
「海賊のパワー!ツーカイザー!」
「痛快に行くぜ!」
CV:増子敦貴(各フォーム共通)、鈴木崚汰(シンケンフォーム時に追加)、松田颯水(オーレンフォーム時に追加)、森日菜美(中身入れ替わりバージョン/スピンオフ)
スーツアクター:伊藤茂騎/五味涼子(フリント)/米岡孝弘(コピー)
概要
世界海賊ゴールドツイカー一家の長男ゾックス・ゴールドツイカーがギアダリンガーを使って変身する戦士。
後に妹のフリント・ゴールドツイカーもゴーカイツイカーユニットを装着したゴーカイセルラーで変身した。
初登場時は上記の名乗りだったが、途中からはたまに「海賊のパワー」と「ツーカイザー」の間に「ヨホホイ」が入る様になり、メモリアルギアダリンガーの名乗り収録は其方が採用されている。
フリントがトジテンドパレスから強奪したセンタイギアの設計図と界賊稼業で世界を訪れ感銘を受けたゴーカイジャーのデザインを元にシステムを開発した。
初登場は第8カイ。
尚、上記の通り、トジテンドの技術とゴーカイジャーのデザインをパクって製作されたシステムであり、謂わばゴーカイジャーの海賊版と言える戦士である。
更に第19カイ!以降は、ゼンカイジャーに依頼されたゼンカイジュウギアも無断複製と言う形でパクって使用する事となる。
「変身シークエンスに長いダンスを挟む」特徴があり、このダンスの内容自体が歴代の特撮シリーズからしてもブッチギリの難易度を誇っている。
そして、後述するスーパーツーカイザーもこれと同等かそれ以上の難易度である。尚仮面ライダーセイバーとのコラボ回時には、倫太郎や凌牙から「何故踊るんですか?」、「何故踊る?」と都度ツッコミを受けた。
尚、実際には別に踊らないと変身出来ない訳では無いので、劇中でも緊急時等に何度かダンス無しで変身している。
また、そのイリーガルな経緯からか変身自体は誰でも可能であり、第32カイ!ではサカサマワルドによってゾックスがフリントと身体が入れ替わった状態でフリントの身体で変身した(因みにデザイン元になったゴーカイジャーもアイテムさえあれば誰でも変身が可能である)。
このフリントが変身したツーカイザーはゾックスのツーカイザーと比較するとやや小柄であり、スーツアクターも五味涼子氏が演じている。
但し流石に相応の身体能力は問われるらしく、戦いが終わり元に戻ったフリントはヘトヘトになっていた(これは入れ替わったゾックスがいつもの調子で戦闘をしていたのもあるだろう)。
容姿
スーツカラー及びメインカラーはゴールド。デザインはゴーカイレッドを模しており、頭部のシルエットにはゴーカイオーの意匠も加えられている。
額にはフォーム(後述)毎に異なる作品番号とシンボルマークが現れ、腰にはゼンカイザーのゼンカイバックルの色違いであるツーカイバックルが装備されている。赤いカラーに金色の「V」のデザインは、さながら彼を彷彿とさせる。
名乗り時のポーズはゴーカイレッドの全員名乗り時と同様に腕を組んだ後、ダンスを挟む派手な物が続く。
決めゼリフの「痛快に行くぜ!」は、ゴーカイレッドの決めゼリフ「派手に行くぜ!」のオマージュだろう。
スペック
身長 | 185cm |
---|---|
体重 | 100㎏ |
スピード | 120km/h |
パワー | 1600馬力 |
アイテム
- ギアダリンガー
大きな舵輪が付いた片手銃。
ゼンカイジャーのギアトリンガーと同じく、変身アイテム兼メイン武器。
レジェンド戦隊のセンタイギアを使用すると歴代戦隊の追加戦士と番外戦士をパワーを行使出来る。
- ツーカイザーギア
基本形態への変身に使用する金色のセンタイギア。
番号は「35」。
- ツーカイカッタナーギア
シンケンフォームへのフォームチェンジに使用する、カッタナーを模した赤色のセンタイギア。
番号は「33」。
- ツーカイリッキーギア
オーレンフォームへのフォームチェンジに使用する、リッキーを模した青色のセンタイギア。
番号は「19」。
形態
フォームチェンジの正式登場は第9カイからだが「ひみつ全開ファイル④」にて先行公開された。
- 基本形態
ゴーカイジャーの力を宿したツーカイザーの基本形態。変身時にはギアダリンガーをタンバリンの様に叩きながら、鋭いダンスと共に変身する。
額にはゴーカイジャーの作品番号「35」にカットラスが加えられたシンボル、両肩には海賊船を横から見た様な(或いはゴーカイオーの肩部に近い)装飾、胸部にはゴーカイジャーのシンボルがそのまま現れる。
基本造形と相まって元ネタの要素が非常に強く、新規造形されたゴーカイジャーの新メンバーと誤解しかねない外見をしている。
挙げ句に変身アイテムであるギアダリンガーのボイスも、元ネタと同じ関智一が担当している上にイントネーションまで丸々盗用されている。
ブレイクダンスを織り交ぜたダンシブルかつスピーディーな戦闘スタイルを得意とする。ステイシーザーをも一方的に追い詰める程の戦闘力を持つ。
ノリ重視に見えるが、要所で肘打ち、膝蹴り、頭部への蹴りなどえげつない技を多用(ゼンカイザーはその戦法を見て「痛そう」と評した)しており、会話で隙を誘発しての騙し討ちや背中への発砲など海賊らしいダーティプレイにも躊躇いがない。
- 派生形態
今作のゴーカイチェンジに該当する。他戦隊の力を借りるこそ共通しているが、変化するのはスーツの一部のみで、表向きも「ツーカイザー」のまま。
- 強化形態
ゼンカイジュウギアを経て獲得した強化フォーム。
詳細はスーパーツーカイザーを参照。
Vシネクスト『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』に登場するキラメキゼンカイジュウギアでの強化フォーム。
詳細はキラメキツーカイザーを参照。
フォームの共通点
フォームのモチーフがオーレンジャーとシンケンジャーなのは、オーレンジャーのキングレンジャーの「王」、作中でシンケンレッドを「殿」と呼ぶ事を「カイザー」の1種と捉えて「2つのカイザーに変身出来る」のだろう。
モチーフの点から見ても海賊、侍(和風)、古代文明とゼンカイジャーのメンバーのモチーフと被っていない事も理由の1つだろう。
キャラクターデザインの鶴巻氏のインタビュー(公式完全読本)によると「ツーカイザーがフォームチェンジしたときに額のマークが変わること事になったので、分かり易いシンケンジャー(火のマーク)とオーレンジャー(星のマーク)を選んだ」と述べられている。
尚、この2つの戦隊はそれに加えて、
- 初期メンバーのカラーと性別が同じ(男性が赤青緑、女性が黄と桃)
- 更に、ゴーカイジャーもカラー、性別全て共通している
- レッドが隊長、殿とそれぞれ上司部下の様な呼び方をされている。
- モチーフの1つとして図形があり、図形が変形する合体ロボが登場する
- 昔から受け継がれてきた力を使う戦隊(超力、モヂカラ)
- 1号ロボの外観が兜を被り、胸部にライオンの顔がある点で共通する(兜が独立しているロボの意味ではゴーカイオーとも共通している)
- 初めて他作品とコラボした戦隊(オーレンジャーは別の戦隊と、シンケンジャーは同時期に放送していた別の東映作品とコラボした)
- 追加戦士の顔に漢字が使用されている(実際にゴーカイジャーがシンケンジャーにゴーカイチェンジした際にゴーカイシルバーだけ王がデザインされたキングレンジャーにチェンジしてしまう一幕があった)。
- どちらも比較的に真面目な戦隊。
特にオーレンジャーでは変身アイテム音声担当の関智一が同じく「カイザー」の名を持つラスボスの声を担当していた浅からぬ関係も見られる。
余談
- 戦隊メンバーに含まれない追加戦士としては炎神戦隊ゴーオンジャーのゴーオンウイングス以来(但し、ゴーオンジャーと名乗った事自体はある)であり、単独としてはシュリケンジャー以来19年ぶりである。
- 追加戦士としてはスターニンジャーと並び最速の登場。
- 更にスターニンジャーの方は最初は顔出し程度だったので、本格参戦の意味ではツーカイザーが1番となる。
- 上述した様にゴーカイジャー要素が強過ぎた事から、Twitterでは「ゴーカイゴールド」がトレンド入りしていた。
- ゴーカイジャーは10作品前の作品であり、ゼンカイジャーと同様、過去の戦隊をフィーチャーした戦隊だった。その為、アニバーサリー作品である今作にて「何かしらの形で関わってくるのでは?」と考察されていたが、追加戦士での登場となった。
- 名前の由来はゴーカイ(豪快)→ツーカイ(痛快)、「追加」のアナグラム、2カイザー、等だろう。
- 第12カイにて、ゼンカイジャーと一緒に名乗りを上げた際に、全員での総名乗りの時に「俺をカウントするな!」と拒否しているが、実は「超新星フラッシュマン」の第5話において女性戦士2人が名乗りを拒否したシーンのオマージュだったりする。
関連タグ
フリントツーカイザー:フリントver
海賊戦隊ゴーカイジャー、ゴーカイレッド:基本形態のモチーフ元。ゴーカイレッドとはシアターGロッソで度々共演していたが、遂にゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャーにて夢の共演を果たす。
ゴーカイゴールド:ツーカイザーの某SNS等での呼ばれ方の1つ。詳しくは個別記事参照。
超力戦隊オーレンジャー 侍戦隊シンケンジャー:派生形態のモチーフ元。
鳳桜・カグヤ・クォーツ/仮面ライダーレジェンド:似た様な立場の後輩ゴールドヒーロー…と言うか思い切りツーカイザーを意識しているが、リスペクトに関しては全くの正反対。
ゴー☆ジャス:海賊モチーフなのもあり、変身音の元ネタ(「レボリューション」の部分)はこの人だと思われる。尚、特撮好きとして知られており、戦隊シリーズでは烈車戦隊トッキュウジャーにおいて、ジャックインザボックスシャドーの特殊能力によりゲスト出演している。因みに、この発言に関して当人が動画を上げたが、自分のネタを変身音声に使って貰った事をゴー☆ジャス氏は喜んでいる。
また、後の一件の影響からか変身ポーズの完コピも披露している。
スーパー戦隊シリーズ歴代ゴールド