概要
元ネタは『修羅の刻』宮本武蔵編の主人公・陸奥八雲のセリフ「あ~あ、出会っちまった」から。
作中、八雲は宮本武蔵の弟子である伊織と出会い、伊織が発した「武蔵様が最強だ」という言葉に対し「俺の方が強い」と言い返しており、その際「なら兄ちゃん武蔵様と会ったら勝負しろよな」と言われ、後に詩織が攫われた際にその場に居合わせた武蔵と再開する事になる。その時に八雲が言ったセリフである。その後、八雲は伊織との約束通り武蔵との真剣勝負に臨む事となるが……
その後、『メルティブラッド』シリーズ等に登場する七夜志貴の台詞に「あーあ、出会っちまったか」という類似したものが登場し、知名度としてはこちらの方が上かと思われる(実際、当記事名も「出会っちまったか」である)。こちらは戦闘開始演出(イントロ)用の台詞で、「殺人鬼である自分に出会ってしまった対戦相手を憐れむ(しかし見逃すつもりもない)」という憐憫を含む挑発的な言葉であり、『修羅の刻』や後述の用法とは意味合いが若干異なる。「逃げるなら……いや、もう遅いか」というイントロ台詞もあるが、こちらも意味合いはほぼ同じである(相手に逃げるなら今のうちだと促しつつ、逃がさないと宣言している)。また様々な版権キャラが入り乱れるゲームエンジン『MUGEN』においても、発生頻度が非常に高いことで有名。
用法
このタグは、主に出会うはずのない他作品の人物が出会う状況に付けられる。
何かと似通ったキャラの会合、いわゆるキャラ被りの状態にある人物の出会いを指すことが多い。
その中でも同一モチーフを扱った作品同士で発生しやすい。同じモチーフを持ちながら別々の作品で似たようなキャラ付けをされたパターン同士は良い方で、全く別ベクトルのキャラ付けをされた人達が出会った場合や、異世界の自分が自分の性癖ど真ん中だとよりカオスな状況になりやすい。
また、声優が同一のキャラ同士や、愛憎入り乱れる修羅場必須の組み合わせ、同一の空間にいると嫌な予感しかしないトラブルメーカーのツープラトンなどの状況にもよく見られる。
用法例(似た者同士の邂逅)
- 絶対一緒に乗り合わせたくない
- 食糧庫逃げて超逃げて
- ドス黒い腹の探り合い
- 頂上決戦!最強VS最強
- 同業者(商売敵)
――つまるところ、混ぜるな危険ということである。
関連タグ
七夜志貴:ニコニコ動画ではコイツの台詞のほうが有名。
MUGEN:発生率高し。
悪夢の共演(悪夢の構図)、混ぜるな危険(出会うな危険):類義語。