概要
ルイス・ショーンブラン監督による2011年のZ級映画『エイリアンvsアバター』(原題:Aliens vs. Avatars)の日本版DVDパッケージに付けられたキャッチコピー。
あまりに身も蓋もない投げやりなキャッチコピーであり、公式のパッケージとは思えない突き放し方が笑いを誘う。
映画の内容よりキャッチコピーの方が知れ渡っている。
ちなみに本家のキャッチコピーは「Don't get caught in the middle」(巻き込まれるな)。
タグとしては、何やら盛大にバチバチと火花を散らしてはいるが、争いとしてはシリアスさや緊迫感に欠け客観的に見れてしまうものをネタにして付けられる。
なお、『エイリアンvsアバター』は稀代の名作『エイリアン』と『プレデター』のクロスオーバー作品『エイリアンvsプレデター』および『アバター』を彷彿とさせるタイトルだが、内容も製作会社も全く別物の低予算B級映画である。「エイリアン」と「アバター」が固有名詞ではないのをいいことに無断でイメージを拝借しているだけで、言うまでもなく元の映画とは無関係。
パッケージではリドリー・スコット監督の『エイリアン(ALIEN)』に登場する漆黒の怪物「ゼノモーフ」っぽい生き物と、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター(avatar)』に登場する青肌の巨人「ナヴィ」のような人物が向かい合っており、「勝手に戦え!」というキャッチコピーが描かれている。
ちなみに、レンタル版のパッケージは「地!球!決!戦!」となっているらしい。
もちろん、作品内に「ゼノモーフ」も「ナヴィ」も登場しない。宇宙から来た漆黒の怪物と、青肌の宇宙人女性が登場し、たまたま居合わせたキャンプ中の学生6人を巻き込みながらトンデモ展開で殺し合いをするだけの内容である。
※さらに言えば『アバター』とは「化身」を指す言葉であり、元の映画において青肌の異星人『ナヴィ』と交流するために、地球人がナヴィに似せて作った擬似的な身体のことを指す用語である。決してナヴィそのものをアバターとは呼ばない。
※『エイリアン』は「異邦人」を指す言葉であり、元々宇宙人や怪物を指す言葉ではなかった。エイリアンシリーズに登場する黒い外骨格を持つ生物は、原作において「ゼノモーフ」という名前が付けられている。
※ちなみに、他の星から地球に来ている時点で、どちらも「エイリアン(異邦人)」である。
新たなる戦い
2021年10月、更なる戦いが幕を開けることになる。
その名は 「エイリアンvsジョーズ」
そしてそのキャッチコピーは 「もう結果だけ教えろ!」
投げやりにもほどがある。
なお日本語版ジャケットを製作したのはヨロコヴ氏
関係者曰く
「『エ○リアンvsプ○デター』っぽい感じで!とお願いしたはずなのに、正気を疑うような宇宙サメ曼荼羅を送りつけてきたので全会一致で採用されました。みんなヨロコヴさんの精神状態を心配していました。大丈夫ですか?」
との事。