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概要編集

1937年11月30日、イギリス・サウスシールズに生まれる。

大学卒業後、BBC(英国放送協会)にセットデザイナーとして入社するが、やがて自分の制作会社を設立し、退社。CMなどの大量の仕事をこなす。

1977年、『デュエリスト/決闘者』で映画界に進出し、カンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞。

1979年、『エイリアン(ALIEN)』が大ヒットし、シリーズの生みの親となる。これ以降、活動の拠点をアメリカ合衆国に移す。

他の代表作にカルト化したSF映画ブレードランナー』や、『CoD4:MW』等の現代戦を題材としたFPSゲームに多大な影響を与えた戦争映画の問題作『ブラックホーク・ダウン』、第73回アカデミー賞作品賞並びに第58回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞を受賞した歴史映画の大作『グラディエーター』など。

2012年には『エイリアン』の前日譚となる『プロメテウス』を監督した。


のトニー・スコットも同じく映画監督で、プロデュースの際には協働することが多い。

非常に高い画力を持っていることで有名で、特に作品のイメージをまとめた絵コンテやイメージボードは映画愛好家のコレクターズアイテムともなっている。

BBC時代の経験から美術、編集、フィルム、レンズ、照明など映像製作に関するすべての作業に精通しており、撮影などを自らの手で行うことも多い。


業界屈指の映像派であり、美術から照明など細部にわたりディテールを詰めて構築していく完璧主義者である。それゆえ、製作ペースの遅れやスタジオとの対立から公開予定日までに満足行くものが間に合わず、数多くのディレクターズカット版が作られている。また、アメリカで映画撮影を行う際にはオペレートなどの点で仕事の範囲を侵犯するため撮影監督と対立し、トラブルを引き起こしたケースも少なくない。


戦争映画やSF、サスペンススリラー、歴史映画など手がけるジャンルは幅広いが、その多くが異種族や異文化、異なる価値観同士の接触や摩擦を題材としているのが特徴。


2003年にはナイト(Sir)の称号を授与されている。


作品編集

監督編集

『デュエリスト/決闘者』1977年 - カンヌ国際映画祭新人監督賞

エイリアン(ALIEN)』1979年

ブレードランナー』1982年 - 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映像化

『レジェンド/光と闇の伝説』1985年

『誰かに見られてる』1987年

ブラック・レイン』1989年

『テルマ&ルイーズ』1991年

『1492 コロンブス』1992年

『白い嵐』1996年

『G.I.ジェーン』1997年

グラディエーター』2000年 - アカデミー作品賞

ハンニバル』2001年 - 『羊たちの沈黙』の続編/ハンニバル・レクターを参照

ブラックホーク・ダウン』2001年

『マッチスティック・メン』2003年

キングダムオブヘブン』2005年

『それでも生きる子供たちへ』2006年

『プロヴァンスの贈りもの』2006年

アメリカン・ギャングスター』2007年

『ワールド・オブ・ライズ』2008年

ロビンフッド』2010年

プロメテウス』2012年

『悪の法則』2013年

『エクソダス 神と王』2014年

オデッセイ』2015年

エイリアン・コヴェナント』2017年

ゲティ家の身代金』2017年



製作編集

ドミノ』2005年

『ジェシー・ジェームズの暗殺』2007年

特攻野郎Aチーム THE MOVIE』2010年

『THE GREY 凍える太陽』2011年

『リンカーンを殺した男』2013年

リピーテッド』2014年

『ヘイロー: ナイトフォール』2015年

『ロスト・エモーション』2015年

高い城の男

ブレードランナー2049』2017年

オリエント急行殺人事件』2017年

『ザ・シークレットマン』2017年

『ゲティ家の身代金』2017年


関連タグ編集

映画監督

リドリー


外部リンク編集

リドリー・スコット - Wikipedia

リドリー・スコットとは - はてなキーワード

リドリー・スコット(Ridley Scott) のプロフィール - allcinema

リドリー・スコット - 映画.com

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