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「こうして私の信用は、拡大していくのだ!」


概要編集

CV:赤坂柾之

アリーナランクは第26位のEランク、エンブレムはプラズマライフルのような武器とレーザーブレードのような武器を構えたヒロイックな青白い覆面男と非常にカッコイイ。


「アイビスの火」によって消失したはずのコーラルが惑星ルビコン3で再発見されたことを知った星外企業の進駐に紛れる形で密航してきた独立傭兵。

一攫千金を求めてやってきたことがアリーナでも語られており、「コーラルを手にすることで『脳を焼かれた人間でも人生を買い戻せる』ほどの富を得られる」と嘯くハンドラー・ウォルターの計を踏まえるとかなり普遍的な経緯を辿っている。


しかし……




ストーリーでの活躍編集

「かかったな、取り立て屋!」


この独立傭兵、実はストーリーに直接関わってこない。


彼は「自分の金と他人の金を区別しない」という(『独特な金銭感覚』と相当オブラートに包まれてはいるが)どうしようもないダメ人間であり、借金をしては返済を踏み倒すことを繰り返している。

現実で考えると金銭が絡むトラブルは信用に関わる由々しき問題であり、繰り返すとブラックリスト入りしてお金を借りられなくなるものだが、この世界では特に後ろ盾を持たないであろう人間が高級兵器を扱う独立傭兵として活動することが当たり前に成り立っていることを考えると、AC乗りというだけでそれなりの信用を得られるのかもしれない(傭兵になれば命の危険もあるので、必死になって稼ぐのが当然と判断してもおかしくない)。


彼が登場するミッションはチャプター2「グリッド086侵入」。

アーレア海の向こう側、集積コーラルが眠るとされる中央氷原に行く為、その移動手段の途上にあるドーザー集団・RaDのリーダーであるシンダー・カーラの居城グリッド086の内部にある溶鉱炉エリアのパイプを進んだ先にある閉所に潜んでいる。


この閉所には隠しパーツの入ったコンテナが置かれており、それに近付くとノーザークがC4-621(プレイヤー)を「借金の取立屋」と勘違いして闇討ち気味に攻撃を仕掛けてくる。


戦闘中には「借りた金をなぜ返す必要がある!?」という絶句モノのセリフをぶちかましてくるが、その声色から皆がなぜ自分の考えを理解してくれないのか本気で理解できていないかのような困惑が読み取れるため、ある意味ではオーネスト・ブルートゥとは別ベクトルの人格破綻者だったのかもしれない(返す必要があるのは借りたお金だからです)。


「ある金は活かすべきだ…なぜ理解しない…」


621に対しては終始「借金の取り立てに来た輩」という認識であったようで、撃破されても尚、自分と同じ独立傭兵だとは思っていなかったようである。


ちなみに本物の取立屋の方もノーザークを追ってグリッド086に来てはいたのだが、知らなかったとはいえドーザーの縄張りに入り込んでしまったのが運の尽き。道中で回収できる情報ログによれば、事情を知らない彼らに機体ごと捕縛され、そのまま溶鉱炉に投げ込まれてしまったようだ。哀れ。ちなみにログをよく見ると物陰にはビタープロミスの姿が……。




乗機「ビタープロミス」編集

彼の乗機は中量二脚「ビタープロミス」(BITTER PROMISE)。

独立傭兵らしくアーキバスベイラム両陣営のパーツがバランスよく組み込まれている。

中距離はバーストライフル、近距離は拡散バズーカ、その中間距離でレーザーハンドガンを撒いてくる戦闘スタイル。


一見すると全ての防御属性に対応した武装だが、瞬間火力はハッキリ言って低く、チャージ攻撃とバズーカで機体動作が止まる為、アラートの仕様を理解すればアリーナでは苦戦することはないだろう。

ただし、上下方向に狭い閉所となるミッションでの会敵は弾が散る拡散バズーカで衝撃値の蓄積を受けやすく、厄介な存在となる。


アセンブル編集

HD-011 MELANDERベイラム製中量頭。EN負荷の低さと防御性能の高さから防御を高めたい序盤には重宝する。
コアVP-40Sアーキバス製中量コア。とりあえずこれを選べば間違いない、能力バランスの良さが光る一品。
AR-011 MELANDERベイラム製中量腕。装備負荷に対して腕部積載量の高さから重い武器を使いながらフレームを軽くしたい人にピッタリ。
VP-422アーキバス製中量二脚。ベイラムの「LG-011 MELANDER」をEN防御に振ったような性能。
ブースターFLUEGEL/21Zシュナイダー製。推力と消費ENのバランスに優れた軽~中量機向け高機動モデル。
FCSFCS-G2/P10SLTファーロン・ダイナミクス製。トップクラスのミサイル適正を持つFCS。ただし当機はミサイルを使用していない
ジェネレータVP-20Cアーキバス製。軽量な割に性能面での不足があまりない高コスパの軽ジェネ。
コア拡張なし装備していない理由は不明。

右腕武器VP-66LHアーキバス製のレーザーハンドガン。攻撃時発熱が低く長時間の連射にも耐える、弾持ちも良く長期戦にも持ち込める高汎用武器。チャージ攻撃は6連射レーザー。
左腕武器MA-J-200 RANSETSU-RFBAWS製のバーストライフル。適度な射程距離と火力の高さ、装弾数の多さからミッションに担いで行くのに持ってこいの実弾ライフル。チャージ攻撃は3点バーストで発熱しないという特徴がある。
右肩武器SB-033M MORLEYベイラム製の拡散バズーカ。1射で同時5発の砲弾を射出する為、複数回ヒットからスタッガー→直撃を見込める高火力兵器。その仕様上、距離を詰めるほど威力を発揮する。
左肩武器VP-61PSアーキバス製のパルスシールド。これといった長所はないものの扱いやすく、短時間の連続展開にも耐えれる冷却性能を持つ入門向けシールド。

余談編集

グリッド086はフロム公式が発売前に公開したゲームプレイフッテージのメインステージでもあり、広大なメガストラクチャーによって構成された探索向きなマップであるが、ノーザークの登場する場所はその入り組んだ狭所。

一見するとただのマップオブジェクトにしか見えない場所の最奥まで行かなければ遭遇できないため、ゲームプレイによっては彼の存在に気付くことなくミッションを終えてしまうプレイヤーも少なくはない模様。


種々様々な人物がそれぞれの思惑でルビコンに赴き活動するACVIにおいて、ストーリーにもミッションにも直接関与しないACパイロットは稀有な存在。

ノーザーク以外にも横道を逸れることで遭遇する敵ACはそれなりにいるが、大なり小なりプレイヤーに対して何らかの意図があって対峙するので、「純粋な人違いで遭遇する」ことも「ミッションの過程でやり取りがあるわけでもない」人物は彼が唯一人である。


なお、作中のどの勢力にも関与していないにもかかわらず、撃破すると「借金王 ノーザーク」の撃破として40000cも報酬が上乗せされる。

2周目のとあるミッションで菟集できるSTVの画稿(5)でSTVがメモした「借りた金を返さない馬鹿がいる」という殺し屋の会話からもわかるように方々で恨みを買っているのは間違いないので、賞金でもかけられていたのだろう。


また、彼が持つ拡散バズーカは癖が強いこと以外にも装備している人物が根っからの戦闘狂であるV.Ⅰフロイトと深刻な人格破綻者であるオーネスト・ブルートゥぐらいしか居ないため、『様子のおかしい人が好む武器』というあんまりな評価を受けていたりする。(一応、PVではハウンズの617も装備しているが、影が薄い)


関連タグ編集

アーマード・コア ACVI

ACVIの独立傭兵

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