お前に意味を与えてやる。仕事の時間だ
概要
ハンドラー・ウォルターに使役されるレイヴンではなくリンクスの側、“自由じゃない方”の傭兵。
当初は強化の影響で感情が欠落している、と紹介されていたが、後に公開されたトレーラーでは操縦に必要な“機能”以外は喪失しているらしい事が判明している。
ハンドラー・ウォルターからは「脳を焼かれた独立傭兵」、V.Ⅳラスティからは「ウォルターの猟犬」とも呼ばれている。
素性も過去も一切は不明だが、ACシリーズの主人公としてはこれでも比較的明瞭な人物像である。
コーラルに近づかんとする人物ハンドラー・ウォルターの所有する手駒として、惑星封鎖機構の監視を掻い潜り惑星ルビコン3のグリッド135に潜入。
ACの残骸から得た傭兵ライセンスで身分を偽装。独立傭兵として活動を始め、「人生を買い戻すだけの大金」さえも得られるという万能資源コーラルをめぐる各勢力の争いに巻き込まれて行く。
強化人間
AC操作に最適化する為の強化手術を施された者達。
AC部隊を擁する企業でも重用される覇権争いの尖兵で、『アーマード・コア』シリーズでは形を変えながら引き継がれるお馴染みの概念で有り系譜である。
『ACVI』では新資源であるコーラルを用いた技術として発展してきた。
第1世代などは施術の成功率が1割にも届かないという有り様だったが、本編中では第10世代まで改良が重ねられており、問題の有った人格面への影響も軽減されている様子。
「C1-249」を冠する敵も登場する為、「C○」が強化人間としての世代表記ではないかと考えられており、C4シリーズの時点で少なくとも600人以上が“強化”を施されてきた事が窺える(これが「C4シリーズだけで600人」だった場合は更に数が膨れ上がる)。
少なくとも第6世代まではコーラルが用いられ、621を介して具体的な描写のある第4世代については開頭手術や脳内へのコーラル注入と思しき処置が施されており、「脳深部コーラル管理デバイス」なる装置も取り付けられている。
単純に摂取するだけでも酩酊するドラッグとしての側面を持つコーラルを流し込んだ結果が感情の希薄化、加えて記憶障害である。
極一部の被験者には幻覚の様な症状も現れる様だが……
「アイビスの火」によってコーラルが焼失してしまった事もあり、第7世代の時点で代替の(より安全な)強化方式が実用化され、「ニューエイジ」と呼ばれる第8世代の登場により、それまでの強化人間は“旧世代型”に格下げされた。
ストーリートレーラーでは621と同様の境遇と思われる617、619、620の駆るAC部隊「ハウンズ」が登場。敵基地での兵器破壊と思しき任務に僅か3機で挑み、猛烈な戦いぶりを見せ全員玉砕と引き換えにミッションを達成した。
なお、この任務にガトリングガンを持ち出してカタフラクトを沈めて見せた617は特に「617先輩」の敬称で多くの621に親しまれている(619や620についても、それぞれの立ち回りを分析し称賛する声が聞かれた)。
しかし本編ではアーキバス社・ヴェスパー部隊を中心に新世代型の強化人間が続々登場し、今さら旧型の第4世代など出る幕では無い世情である事が判明。“在庫処分”を待つ身だった621をわざわざ引き受けて面倒を見るウォルターの背景を推測する手掛かりの1つと成っている。
尚、序盤で共闘するベイラムのAC部隊・レッドガンのメンバー、G5イグアスも同じく第4世代の強化人間(賭け事で負けてそのカタに手術を受けさせられた)である。
性能
能力ではない。“性能”だ。
非正規のルートでルビコン3へ潜入した為、独立傭兵として活動する上での有効な傭兵ライセンスは所持しておらず、ACの残骸を漁って傭兵ランキング圏内の登録番号Rb23、識別名「レイヴン」に成りすます事になる。
こうした経緯ゆえか、別のシーンでは「偽りの名義」「借り物の翼」とも称されている。
上記の通り「旧世代型の強化人間」であり、後述の“容姿”も相まってシリーズでも屈指の悲惨な身の上が明らかに成っている。
旧世代型の名は伊達ではなく、本編では非合法の闇医者のみが取り扱う過去の遺物。
ストーリートレーラーでは「まあいい 在庫処分の手間が省ける」と消耗品を通り越して不良在庫扱いされており、人間としての運用など以ての外である(英語字幕では「He(彼)」でも「Her(彼女)」でもなく「It(これ、それ)」とさえ呼ばれる)。
身体機能に関しては上述の通り、操縦に必要な“機能”以外は喪失したとされている。
しかし作中で他人や機械による介助が受けられない状況に陥った際、自力でACに乗り込んで脱出している為、少なくとも立って歩く程度の身体能力はあると推測される。
また、敵が取引を持ちかけてきた時に話に乗るか否かを自らの意志で選んだり、ウォルターにも「お前が決めろ」と言われたりするので判断力はある。
更に自身の“幻聴”についてウォルターに報告しているらしい様子や海越えの手段をカーラに提案しているであろう事から、最低限のコミュニケーションは可能である事が窺える。
ウォルターの努力も有ってか感情も徐々に取り戻しつつある様で、ある別離を選んだ際には「寂しそうにしている」と周囲に評され、望まぬ戦いを強いられた末に相手を殺害せざるを得なかった際にはギリギリまでその相手の最期を見守っているという描写がある。
機体の塗装を延々と調整し続けたり、100枚を超えるレイヤーを操って黙々とデカール作成に励んだり、愛機の姿を気の済むまで撮影しまくったりしている為、決して無趣味ではない。
容姿
ストーリートレーラー
ゲームの前日譚を描いた動画『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ストーリートレーラー』では、手術台の上に横たわった、全身をサランラップの様な資材でぐるぐる巻きにされたミイラの様な姿で登場。吐息が白く成る程の低温の中で“保存”されていたらしい。
もはや性別すら分からない状態で、インターネット上のユーザーからは「サランラップマン」だの「生春巻き」だの「冷凍マグロ」だの、更には昨今の世情に倣って「フロム式ポリコレ対策」だのと言われ放題である。
621は強化手術が完全に成功しなかったのか、もしくは別の要因で重傷を負っていた、あるいは先述の保存環境を見るに、凍傷などの予防措置なのかもしれない。
頭や身体の至る所に針やチューブが刺され、最終的にはそれらが痛そうな音と共に体の穴から引き抜かれている。
ウォルターの「It」呼びも相まって、まるでACの生体パーツかの様な扱いは、この世界の無情さを雄弁に示している――かに思われたが……?
本編
本編では一切姿が映らず、相変わらずミイラ姿なのか少しはマシな格好をしているのかさえも不明。ボイス、テキストともに設定されておらず『画面には表示されないが登場人物間では会話が成り立っている』という、所謂『”喋らない主人公”としてのデフォルメされた描写』なのか、実際に声も出せない境遇にあるのかも判然としないが、なんらかの手段により周囲とコミュニケーションを取れる事は分かっている。
情報ログで閲覧できる戦場画家・STVの画稿には各勢力の主要な人物が描かれているが、主人公であるC4-621とは特に接点を持たない為、621が描かれる道理は無く外見を推し量る糸口はやはり作中には無い。
ただ、同世代の強化人間である事が判明しているイグアス(と思われる人物を含む集団肖像画)を見るに、「ラップ巻き」は強化人間に不可分の要素という訳では無い様子。
ミッション中には彼の嫌味や悪態を存分に聞けるので、同じ形式の手術を受けても一律で無感情に成るものでは無いらしい。
また上述の通り、自力でACへ搭乗出来る程度の身体能力は維持している為、少なくとも常時ラップ包装されている訳では無いのだろう。
またウォルターの発言から、十分な金があれば「自分の人生を買い戻せる」模様(実際に脳内コーラルの焼きつきを中和する技術が確立されている様で、V.Ⅲオキーフがその手術を受けたとされている)。
その他
SNS、画像投稿サイトには多種多様な621が様々な性別・背格好で現されることが多い。
しかしそんな姿は本編中には一切登場しない。致死量のコーラルを浴びたプレイヤーたちが見た幻覚である。
初期機体「LOADER4」
メイン画像の機体。
乗ってきた輸送船から飛び出してルビコン3に降着した621の初期機体である。
パーツ説明や「積込機」を意味するネーミングから推測するに、本来は荷役などの作業用に使う機体に武装を施している様で、性能面では心許ない。
内装系に致命的な問題を抱えているが、フレームは性能は低めながらも低負荷かつ最低限の能力はある為、プレイヤーの方針によっては長く使っていけるパーツもあるだろう。
初期状態では左肩のスロットが空いており、OSチューンもされていないためコア拡張機能も非搭載。
詳細についてはリンク先の記事を参照。
予約特典「TENDERFOOT」
予約特典でのみ手に入った「MELANDER C3」フレームのG13(ガンズサーティーン)仕様特別カラー。
G13とはミッションでベイラム側に協力する際に同社が擁するレッドガンから与えられたコールサインである。
しかしてそのカラーリングは某吸血部隊を彷彿とさせるデカールが貼られていて、メインはカラー濃紺色でパイロットも強化人間と、もはやリスペクトを隠す気すらない。
実は同様のフレームが用いられているG5イグアスのAC「ヘッドブリンガー」と見比べてみると、此方は左肩にレッドなショルダーっぽいデカールが貼られていて、テンダーフットとの対比と成っている。
因みにこの専用カラーの使用には機体データのプリセットからダウンロードする必要があり、しない場合は単にC3が手持ちにあるだけと成る。
その機体データは他のプリセット済機体同様、色分けと機体フレームの編集にロックがかかっているが、特別な仕様として内装と武装は自由に編集可能。
君だけのG13専用機を作り上げよう。ただし内装と武装の保存は出来ないので注意。
フレームの「MELANDER C3」は原型機のベイラム製中量二脚「MELANDER」に、基礎フレームの軽量化と部分装甲の追加(腕部のみ運動性能向上)を施してより実戦向けに仕上げたという設定。
ゲーム上では無印メランダーよりも耐久力が下がった代わりに軽量化されEN負荷も軽く、全体的に非常にバランスの整った器用万能を地で行く優秀な中量二脚フレームである。
本来の入手のタイミングがかなり遅めの為、チュートリアルが終了する段階でこれらをタダで貰えるという点が本機の最大の長所となる。
予約特典で入手した場合は相当に長くお世話に成る事だろう。
HD-012 MELANDER C3 | 部分装甲とスキャナーモジュールを追加した頭部。 |
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BD-012 MELANDER C3 | 基礎フレームを軽量化し部分装甲で補ったコア。 |
AR-012 MELANDER C3 | 基礎フレームを軽量化し運動性能を引き上げた腕部。 |
LG-012 MELANDER C3 | コア同様に基礎フレーム軽量化と部分装甲を施した2脚。 |
C4-621(プレイヤー)
発売前にプロモーションとして開催された全国規模の試遊会では、構築済み機体の内1機を選び、長い道中の下でAC戦と強MTとの死闘を交え、大取に待ち構えるボス“デスルンバ”ことスマートクリーナーに挑むというプレイ体験が用意された(試遊会で使える機体は、二脚・逆関節・四脚を軸に構築された3機のいずれか。最終日である20日の試遊会では更にタンク脚の1機が追加された)。
試遊会用に調整されたアセンブルとは言え、並のプレイヤーでは「組み換えNGの機体で15分以内にボス撃破」という壁はとても厚く、合計で900人に届かんばかりの参加者達は地に伏した。しかしその中でも各地でボスを乗り越えた凄腕や、とんでもない状況でプレイを試みる珍妙不可思議なプレイヤーの目撃談が相次ぎ、それぞれの地名や使用機体などにまつわる異名でその活躍が伝えられた、以下はそのプレイヤー達の一例である。
また、小倉P、山村Dが出演した公式のトーク番組では観覧客を選出してのチャレンジ企画が主催されたが、偶然選ばれたヘビープレイヤーが番組側の段取りをよそに初公開のステージを一発クリアするという伝説も生まれ、前作から10年の時を経てなお牙を研ぎ続ける傭兵達の姿が垣間見える機会となった。
こんな連中が紛れ込んでしまったルビコン3の明日はどっちだ……?
異名 | 名前の由来 |
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梅田の逆脚 | 試遊会イベント最初の異名。逆関節機体を駆り試遊会一人目の挑戦者にして文字通りの完全初見でクリアした事から。当該プレイヤーは元アーキテクトとのことで自ら達成報告を上げており、ファンアートが描かれる程の反響を呼んだ。 |
梅田の二脚 | またの名は名も知らぬドミナント。本人が名乗り出なかった事も有り、上記の逆脚乗りの話題性の影に隠れたが、後に試遊会参加者から二脚の火力不足が指摘された事で「二脚機体による最初の突破者」として方々で話題に上がる様に成った謎の強者である。 |
秋葉の四脚 | 梅田での完全初見クリアに対抗して、此方は四脚で初見クリアを達成したことから。当人は先行プレイを見ていた点を補足している。 |
名古屋のハウンズ | またの名を名古屋の三連星。初見クリアが三人連続で達成された事から、ストーリートレーラーで基地攻撃を成し遂げた3機組のAC部隊の名になぞらえ、クリア達成者を総称してこう呼ばれた。余談だが三人連続で達成のその後にもう一組、三人連続クリアしていたりする。 |
名古屋の壁越え兄貴 | 名古屋の会場に現れた「共に壁越えと行こうじゃないか」と621を誘ったV.Ⅳラスティの機体の被り物をした参加者。最初は被ったままプレイしようとしていたが画面が見えずに断念しそのままプレイしていた、クリアには至らなかったものの会場に強烈なインパクトを残した。 |
広島の隻狼 | 片腕、もとい右手指に傷を負い、固定した状態で試遊イベントに挑み、クリアしたことから。 |
博多のワタリガラス | 初見クリア勢初の海外出身者。発売を目前に控えているのに我慢出来ずこの為に来日した事から「海を渡ってきた」という事に因んでいる。因みに、ワタリガラスは英語名でRaven(レイヴン)である。 |
博多のダウンギャンブル | 『ACVD』の名台詞の一つ「最新型が負けるわけねぇだろ!」を叫んで突撃、あっけなくやられた元ネタとは対照的に見事壁越えを達成した。クリア時の言葉は「ヨユーっす!!」だったそうな。背負ってしまった異名には葛藤がある様子。 |
博多の剣豪 | 初のブレード主体の二脚で突破したレイヴン。 |
横浜のドミナント | 初めて15分の試遊時間でデスルンバを2度クリアしたイレギュラー。なおその後の試遊会でも同じく2度クリアした者が出たとの報告もある。 |
日本橋のガチタン/仙台の有澤 | 最終日に追加されたタンク機体で突破した参加者2名。最終日という事であまり話題にならなかったが、タンクでの突破者はこの2名しか居ない大変に希少な存在であり、彼らの腕への敬意を表して此処に証として記載しておく。 |
ファイアワークス(渋谷の花火師) | SIEのトーク番組「PLAY! PLAY! PLAY!」にて企画された直前イベント「『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』SPECIAL BRIEFING」内で行われた初出しミッション「大型ミサイル発射支援」において、与えられた僅か1分のアセンブル時間で機体を構築、開発陣すらリトライを織り込んでいた高難易度ミッションだったにもかかわらず見事初見クリアを果たした歴戦の傭兵。ミッション終盤に現れた強襲艦を前に両手武器が弾切れに成るも、武装切り離しからの近接格闘と肩部ミサイル斉射によって撃墜し会場を大いにどよめかせた。 |
- 観戦勢に付けられた異名
異名 | 名前の由来 |
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博多のスーパードライ | 早朝の博多会場でスーパードライを飲む姿が目撃された観戦勢。どうやら試遊参加者の付き添いだった様だが、異名組の流れに巻き込まれただけと思われる。 |
強化人間C4-621 余談モード移行
- パーソナルデータどころか個人名すら設定されないことが珍しくないACシリーズにおいて、(個体識別番号ではあるが)数少ない「明確な名前を持つ主人公」。アナトリアの傭兵や黒い鳥など特定個人を指し示す通称はあったものの、ナンバリングタイトルとして明確な”名を持つ主人公”というのはシリーズにおいて初である。(ファンの中でも間違われやすいが「フリッツ・バーン」は小説版マスターオブアリーナの主人公)
- 6, 2, 1の並びを足すと9であり、歴戦のプレイヤーの中には“最強”を想起する者も少なくない。ただし開発スタッフからは偶然だと明言されている。
- その性別すらわからない無残な姿から、近年のゲーム業界におけるポリティカル・コレクトネスに対するフロム流の「Answer」なのかもしれない。(男だろうが女だろうが白かろうが黒かろうが黄色かろうが、皆平等に人権無しである。そんな平等があってたまるか)
- 逆を言えばその「包装」の下の姿は各プレイヤーの想像に委ねられるため、pixiv上でも多種多様な621が投稿されている。心持ち女性の姿が多い(女621)。中には人の業を体現したような性癖重量過多な621も。
- 顔を描かない主人公像には大多数の思い描く姿と大きく乖離しないという利点もあり、全身ラップ巻きの姿で動き回るシュールな621も二次創作界隈では比較的多い。アイマスPや罪袋モブなどの系譜にある手法であると思われる。
- その中でも薩摩ホグワーツの火付け役とされる某人物が提唱した「デカパイ621」概念がSNSである『X』(旧Twitter)を介して拡散、多くのコーラル摂取者に集団幻覚めいた621像を投影している。
- 作中では度々「犬」呼ばわりされる為、621を犬に見立てたファンアートも散見される([[621(犬))。もちろんミイラ巻きは標準装備。
- 絵心の有る傭兵などはそれぞれに“認識”した幻覚の擬人化、あるいはルビコン3で関わった人々の姿を周囲に伝えようと絵筆を取り、戦場画家と化している。性癖には積載上限など存在しないのである。
- 著しく希薄な人となりに反して自機のカラーリングやデカール作成に異常な拘りを見せる点は過去作の主人公と共通している。別次元のロボットを再現しようとしたり、異世界の組織のエンブレムを入れてみたり、ノーズアートよろしく美少女の肖像を描き上げたり、戦闘用ロボットに貼り付けたら面白そうなアイテムを手当たり次第に生み出したりと、ガレージの様相は十人十色。
- 機体の操作に習熟した傭兵の中には武器を捨てて機体一つで敵に挑む者も少なからずおり、彼らが使う近接格闘術は格闘技の一種になぞらえて「ルビコン神拳」「ルビコニアンカラテ」「ルビコンカラテ(忍殺風)」等と呼ばれている。Wasshoi!!
- 主人公を取り巻く『AC』シリーズらしからぬ人間模様に晒された古参傭兵からは「恋愛シミュレーションでもやっているかの様だ」との困惑混じりの報告が相次いでいる。
- 「様子のおかしな人」筆頭のオーネスト・ブルートゥとは自機システムボイスの中の人が共通である為か、ブルートゥの声が幻聴として聞こえてしまう要再調整なレイヴンもクイッククイックスロースロー
- 三周目でメッキの剥がれていくオールマインドに嗜虐心をくすぐられ、「従順にミッションこなしつつ、時々別勢力の依頼を受けてオールマインドの計画に致命的な損害を与えて涙目にさせたい」「見放されたら全力で敵対して"手を離したら殺される"からと時々噛み付かれる事を許容させたい」とDV夫の様な発想をする者もチラホラ現れており、彼らは「DV4-621」と呼ばれている
- 2023年11月22日には『ネット流行語1002023』において、エントリーされた。50音順なので、トップにはACVIがあり、その中に621も入っていた。上司であるハンドラーもノミネートされているのだが、どのような結果になるのか……。なお、後述関連イラストにある元ネタもノミネートされているが、これは別の意味でも余談と言えるかもしれない。
- ACの主人公と言えば気が付くと周りに裏切られる展開に成る事が多く本作でもそういう展開が発生するが、621の場合むしろ自分が裏切る側という展開が多い。
- ターゲットを偽情報でおびき寄せて襲撃するミッションが幾つか存在し、周回プレイでは堂々とミッション中に裏切って攻撃する事も。
- アーキバスからの裏があるミッションではラスティが助言や真意を説明してくれたり、解放戦線の依頼では不可抗力で起きた事態に依頼人が大真面目に謝罪してくる等、ケアがしっかりしており本当に裏切られる展開でもエアが事前にハッキングして警戒を促す、裏切りこそしないが雑用しか寄越さない大豊にはウォルターが仕事の縁を切る…等、仕事関係では周りもケアが歴代主人公の扱いを考えると驚く程に手厚い。
- 交友関係も驚く程に恵まれており、見方によっては乙女ゲーやギャルゲーの主人公さながらに周りの好感度が高い。
- 雇い主でありオペレーター・交渉役を務めるウォルターはかなり気を遣って管理してくれており、飼い主というかもはや父親同然のムーヴ。
- エアやラスティなど戦場でふと出会った人物から非常に好感度が高く、上記の様な本来なら初見殺しじみた展開に成るミッションをサポートしてくれる。特にラスティは「もう自分の仕事は終わったのに善意で増援に駆けつける」「檄文を送ったら新機体を引っ提げて真っ先に駆けつける」など何をどうしたらそんなにしてくれるんだと言わんばかりの行動を示す。終盤のあるやり取りを含めて「友人」は621、ひいては本作のテーマの一つなのかもしれない。
- 一方でツッコミどころ満載なブルートゥ、上記メンバーと比べたら大した交流がある訳でもないが異様な執着の末にとんでもない事になるイグアス等、双方向・一方通行問わず様々な感情を向けられる。
- そんなあちこちから単純な傭兵では無く一個人として見てくれる登場人物が各勢力に現れるが故に、終盤は信じてくれた仲間や友人の内の誰かを裏切る事が避けられない二者択一を迫られる事に成るのもAC6の特色と言えるだろう。
関連イラスト
本編では容姿どころか性別も一切不明であり、公式からも説明が無い。
男性、女性、ネタ絵からシリアスでかっこいいものまで、犬、ラップ人間、オリジナルデザインのキャラ等々を始め、初期乗機を描いていたり、果ては企業の依頼で存在しないマスコットキャラに扮していたりと、半ば概念に片足突っ込んだ存在になっており実にイラスト内容のバリエーションが多い。
繰り返すがこうした姿はほぼ全て二次創作であり、想像の産物である。
関連タグの時間だ621
ACVI 強化人間 コーラル ルビコン3 621(犬) 女621