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C4-621

しーよんろくにーいち

C4-621は、2023年8月25日に発売したフロム・ソフトウェアのロボアクションゲーム『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』の主人公。
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概要編集

本作の主人公となる強化人間。ある目的の為に惑星ルビコン3で活動するハンドラー・ウォルターに使役されており、半世紀前に消失し、再び出現した万能資源コーラルを巡って起こる、企業、ルビコン解放戦線惑星封鎖機構の戦火に身を投じていく。


素性編集

彼(彼女)は第4世代の強化人間で、劇中ではスッラシャルトルーズなどが言及している。

スッラによれば「第4世代は上手く育てれば優れた猟犬になる」との事だが、シャルトルーズによれば第4世代はアンティークであるらしい。ゲーム中で確認されている最新型の強化人間は第10世代である。


ACVI』の山村優ディレクターによれば、C4-621はACを操縦することだけに脳神経を最適化された“旧世代型強化人間”で、ストーリートレーラーでは操縦に必要な機能以外は喪失しているとされる。


ゲーム本編では、終盤でV.Ⅱスネイルに捕まった後、脱出の為自力でACに乗り込む身体能力と判断能力は有しているようである。

ウォルターが「コーラルを手にすれば人生を買い戻せるだけの大金が得られる」という旨の発言もしている事から、脳内コーラルの焼きつきを中和することが出来るようである。




装置編集

C4-621の頭には、脳深部コーラル管理デバイスが埋め込まれている。

これをハンドラー・ウォルターがAIに命令・起動させることでC4-621が覚醒する所からゲーム本編は始まる。



容姿編集

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ストーリートレーラー編集

ゲームの前日譚を描いた動画『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ストーリートレーラー』では、手術台の上に横たわった、全身をサランラップのような素材でぐるぐる巻きにされたミイラのような姿で登場。吐息が白くなる程の低温の中で“保存”されていたらしい。

性別すら分からない有り様で、トレーラー視聴者からは「サランラップマン」や「生春巻き」だの「冷凍マグロ」だのと見た目に紐づいた愛称で呼ばれていた。

頭をはじめ全身には針やチューブが刺されていたが、トレーラー終盤ではそれらは引き抜かれている。


ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON編集

本編上では一切姿が映らず、他のシリーズの主人公と同様にどんな容姿なのか不明。プレーヤーが彼の声を聞くことはないが、他のキャラクターの反応を見る限り、周囲と最低限は意思の疎通が出来る点は判明している。

情報ログで閲覧できる戦場画家・STVの画稿には各勢力の主要な人物が描かれているが、主人公であるC4-621とは特に接点を持たないため、彼を描いたイラストはない。


二次創作編集

劇中で姿が登場していない事から、SNS、pixivを含む画像投稿サイトやSNSでは多種多様な621観が想像され、またイラストなどに描かれている。性別や背格好、果てには種族さえ一定せずまさにカオス。詳細は項目を参照のこと。



搭乗機体編集

LOADER4編集

C4-621の初期機体で、メイン画像の機体である。

乗ってきた輸送船から飛び出してルビコン3に降着した621の初期機体である。

詳細はリンク先の記事を参照。


TENDERFOOT編集

TENDERFOOTは、予約特典機体である。

「MELANDER C3」フレームのG13(ガンズサーティーン)仕様特別カラー。

G13とはミッションでベイラム・インダストリーに協力する際に同社が擁するレッドガンから与えられたコールサインである。


機体色は濃紺色。

ACデータからプリセットを読み込む事で使用可能。基本的にプリセットデータにあるACは編集制限が掛けられているが、この機体だけカラー編集のみ制限が掛かっており、内装と武装は自由に編集出来るようになっている。

ただし保存は出来ないので注意。


ゲーム上では無印MELANDERよりも耐久力が下がった代わりに軽量化されEN負荷も軽く、全体的に非常にバランスの整った器用万能を地で行く優秀な中量二脚フレームである。

本来の入手のタイミングがかなり遅めのため、チュートリアルが終了する段階でこれらをタダでもらえるという点が本機の最大の長所となる。


活躍について編集

ストーリートレーラー編集

ハンドラー・ウォルター「お前に意味を与えてやる。仕事の時間だ」


ハウンズ達が惑星封鎖機構と戦っているのと同時期、旧世代型強化人間を売りさばく闇医者のもとで冬眠状態となっていたC4-621だが、ハンドラー・ウォルターによって引き取られた。


本編編集

惑星封鎖機構の監視を掻い潜り、惑星ルビコン3のグリッド135に落下。

衛星砲の攻撃により本来の落下位置からずれていた為、同施設のカタパルトを利用して汚染市街へと向かい、そこに遺棄されていたACからライセンスを奪い、独立傭兵「レイヴン」として活動することになる。


独立傭兵としての実績を作る為に各勢力からの依頼をこなし、その過程でルビコン解放戦線の要衝である武装採掘艦ストライダーや「壁」を陥落させるなどの大役を果たしていくが、ウォッチポイント・デルタの制御デバイスを破壊した際に噴出した致死量のコーラルを浴びてしまう。そこで621はエアと名乗るルビコニアンとの邂逅を果たす。


ベリウス地方での戦いを終えた621はRaDの頭目シンダー・カーラの協力のもと、輸送用カーゴランチャーを使いアーレア海を越えて集積コーラルが眠ると言われる中央氷原に到達。

そこでは企業だけでなく本格的な武力介入を始めた惑星封鎖機構、そして621が汚染市街で奪い取った本来のライセンスの持ち主である「レイヴン」との戦いが待ち受けていた。


一時休戦した各企業の共同作戦により集積コーラルを防衛するアイスワームを撃破したのも束の間、ウォルターはある目的を果たす為にウォッチポイント・アルファへと急行。

地中探査を深度3以上まで成功させ企業勢力に先んじて集積コーラルに到達するも、V.Ⅱスネイルが放ったスタンニードルランチャーにより621は行動不能となり、ウォルター共々アーキバスに捕えられてしまった。


だが、ウォルターはあらかじめ621を脱出させる為の手はずを整えており、彼の遺言を聞いた621は技研都市からの脱出を決意。そこで合流したカーラの口からはコーラルの流れを監視し必要とあらば手を下す秘密結社「オーバーシアー」の存在が明らかにされ、ウォルターもコーラルを焼き払う為に活動していた事が判明する。


手始めにカーラは技術者を総動員させて洋上都市ザイレムを起動。バスキュラープラントに突撃させコーラルを焼却する為の火薬庫も兼ねた恒星間入植船として航行させることに成功する。

そして、最終的にカーラと共に行動するか、あるいはカーラを倒すかで大まかにルートが分岐する。


「レイヴンの火」ルート編集

オーバーシアーの目的に賛同し、カーラと共に行動することを選択した場合、人とコーラルとの共存を願うエアとの交信はこれを境に途絶えることになる。


そしてバスキュラープラントを防衛するアーキバス主力艦隊をカーラと共に迎え撃つ中現れたのは、アーキバスを抜け新たな機体に搭乗したラスティであった。コーラルの滅却=ルビコンの破滅を狙う621を「危険因子」と見なし、ルビコンとそこに住まう人々を守るべく戦う彼は激しい戦いの末621に討ち取られたが、その刹那、エアによって掌握された衛星砲からの攻撃がザイレムの制御タワーを貫いた。


621を封鎖ステーションへと呼び出したエアはアイビスシリーズの一つIB-07: SOL 644を駆り、ひとりのルビコニアンとして最後の戦いを挑む。

熾烈な攻撃の数々で翻弄するエアだが、戦いに敗れ消滅するその瞬間まで621への未練をにじませていた。


こうして全ての障害は排除され、カーラの手動操縦で突撃を敢行したザイレムは衛星砲を巻き込みつつ

バスキュラープラントに深々と突き刺さり、ルビコン全土を覆う炎となってコーラルを焼き尽くした。


半ば死に体となったと企業と惑星封鎖機構との共同声明によりルビコン3は廃星として永久に放棄され、621はこれ以降行方を眩ませる。彼が主犯として起こした2度目の災禍は「レイヴンの火」として記された。


「ルビコンの解放者」ルート編集

人とコーラルとの可能性を信じるエアに協力した場合、アーキバスとオーバーシアーの双方と対峙するが、アーキバスを抜けて本来の解放戦線の戦士として復帰したラスティと共闘する展開となる。

時を同じくしてエアはルビコン全土に「灼けた空の上で レイヴンが戦っている」.という檄文を送信。

これに呼応した解放戦線が各地で奮戦していた。


アーキバスの主力艦隊を退ける為にラスティが離脱した後、621はV.Ⅱスネイルと戦いこれを倒す。

これによりアーキバスは戦力の大半を失いルビコンは救われたかに見えたが、その直後ラスティは何者かに攻撃を受け機体反応が焼失。


621はザイレムを止めるためラムジェットエンジンを破壊、するとアーキバスによって「再教育」を施されたであろうウォルターが現れ、こちらに銃口を向ける。

ウォルターを倒した後は、その場を離脱、エアと共に無数の破片となり、ルビコン3へ墜落していくザイレムを見送った。


3周目以降編集

3周目以降では、名前に(ALT)が付くミッションが解放される。

ケイト・マークソンと名乗る独立傭兵からの依頼を皮切りにこれらのミッションをこなしていく621はコーラルリリース計画を進めるオールマインドの手中に次第に収まる形となり、その過程で計画の障害となる者たちを抹殺する。

そしてあるミッションを境に行方をくらませ、やがてウォルターとの関わりすら断ってしまう。


621の暗躍によりコーラルリリース実行可能段階にまで漕ぎつけたオールマインドは用済みとなった621を抹殺しようとするが、ここにきて先の戦闘で殺害されオールマインドに取り込まれたG5イグアスが今までの恨みをぶつけてくる。


最終的にオールマインドの目論見は失敗に終わるが、コーラルリリースはエアによってそのトリガーが引かれた。

バスキュラープラントから発生したマイクロブラックホールはコーラルを吸い寄せ621の眼前で膨張し続けていく。


それからしばらくして、眠っていた621は遂に目覚めた。コーラルによりエアと共にC4-621の精神は星々に伝播。彼とエアはもうどこにでもいる存在へと進化していた。宇宙のどこかの星で、何体ものACが立ち上がる。


エア「メインシステム 戦闘モード起動」



関連イラスト編集

ラップ巻きくん


関連タグ編集

登場作品ACVI
関連人物ハンドラー・ウォルター / エア
関連機体LOADER4

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