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初期機体

しょききたい

初期機体とは、ゲーム作品やアニメ作品におけるプレイヤーや主人公が最初に搭乗する機体である。 ここでは、ロボットアクションゲーム『アーマード・コア』シリーズのものについて解説する。
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概要編集

主人公(プレイヤー)が最初に搭乗する事に成るAC、及びその機体構成。

基本的には、主人公がACパイロットとしての活動を始める際に、所属する組織支援者から支給されるものなのだが、出所に関して明確な情報が無く、他の作品から推測するしかないケースも少なくない。

LRまでは実弾タイプのライフル、小型ミサイルレーザーブレード索敵用レーダーユニットを装備した中量二脚タイプの機体というのが1つのお約束だった。


各作品の初期機体編集

PSシリーズ編集

  • 初代:ニューゲーム開始直後に開始されるミッション「レイヴン試験」で搭乗し、合格後に支給される。
  • PP:ニューゲーム開始時に所有している。加えてゲーム開始時に支度金が支給される。初代ACのデータをコンバートした場合は、機体構成と所有するパーツ・資金が引き継がれる。なお、PPの主人公はストーリー開始時点で既にACパイロットとして活躍しているという設定であり、そう言った点ではコンバートを前提としている様に思えなくもない。
  • MoA:ニューゲーム開始時に所有している。加えてゲーム開始時に支度金が支給される。初代AC、及びPPのデータをコンバートした場合は、機体構成と所有するパーツ・資金が引き継がれる。

2シリーズ編集

  • 2:ニューゲーム開始直後に開始されるミッション「レイヴン試験」で搭乗する事に成り、合格後に支給される。本作で追加された武装であるインサイド、及びエクステンションは搭載されていない。また、本作から一度に3種類のアセンブリをガレージに保存出来る様に成ったが、最初に保存されているアセンブリは全て初期機体と同じ構成である。
  • AA:ニューゲーム開始時に所有している。加えてゲーム開始時に支度金が支給される。2のデータをコンバートした場合は、機体構成と所有するパーツ・資金が引き継がれる。

3シリーズ編集

  • 3:メイン画像の機体が当機である。ニューゲーム開始直後に開始されるミッション「レイヴン試験」で搭乗する事に成り、合格後に支給される。本作から新たなコアの拡張機能「イクシードオービット(EO)」が登場したが、初期機体には2シリーズに引き続き「オーバードブースト(OB)」搭載タイプのコアが採用されている。
  • SL:ニューゲーム開始時に所有している。3のデータをコンバートした場合は、機体構成と所有するパーツ・資金が引き継がれる。

NXシリーズ編集

  • NX:通称クレスト69式。ニューゲーム開始時に所有している。本作からコアの拡張機能に特定の武器を予備として格納する「ハンガーユニット」が登場、初期機体にも同タイプのパーツが採用された(一方でOB・EOはどちらも非搭載)。本作からパーツの性能を上げる「チューン」が追加されたが、初期機体を構成しているパーツは全てチューン不可。更に、NXシリーズに共通する仕様として、初期機体を構成するパーツは緊急事態への対応の為、売却が出来ない。

  • NB:ニューゲーム開始時に所有している。前作では不可能だった構成パーツのチューンが自由自在になった。本作ではニューゲーム開始と同時に大部分のパーツが解放される様に成っており、最初から十分なアセンブルが可能。NXのデータをコンバートする事も可能だが、幾つかの問題が報告されている。

  • LR:ニューゲーム開始時に所有している。初期パーツの売却は相変わらず出来ないが、支度金が支給される本作では致命的なデメリットとは為らないだろう。また、本作では保存可能なアセンブリの数が5つに増えたが、初期状態で保存されているアセンブリは例によって全て同じである。本作から追加された対AC戦闘テストでは、イエローカラーの本機が練習相手として登場、ファンからは「テスト先生」という愛称で親しまれている。NX、もしくはNBのデータをコンバートした場合は、機体構成と所有するパーツ・資金が引き継がれる。

4シリーズ編集

作品ごとに使用する機体が異なる。


  • fA:ニューゲーム開始時にセレン・ヘイズアーキテクトを務めた機体「ストレイド」を斡旋され、4種の中から選択して入手する事に成る。また、選択した機体に応じて隠しパラメータ「企業貢献度」の初期値が変化し、ゲーム開始時に購入出来るパーツも変化する様に成っている。
    • GAN01-SUNSHINE-L (GA)ベース
    • TYPE-LANCEL(ローゼンタール)ベース
    • Y01-TELLUS(インテリオル・ユニオン)ベース
    • 03-AALIYAH(旧レイレナード)ベース

Vシリーズ編集

  • V:ニューゲーム開始時に所有している。Vシリーズではゲーム開始時から複数のパーツを所有しており、ある程度のアセンブリが可能。最初から所有しているパーツ群は「ジャンクパーツ」と呼ばれ、「破損により劣化している」という設定で必要最低限の性能しか有しておらず、売却も出来ない。因みに、ストーリー導入部では全く異なる機体を操作する事に成る。

  • VD:ニューゲーム開始時に所有している。本作では特殊な条件下でニューゲームを行う「ハードコアモード」が追加され、初期機体のお世話になる機会が増えた。Vのデータをコンバートした場合は、武器のチューン状況を除いた機体構成と所有するパーツ・資金が引き継がれる(ハードコアモードでの引き継ぎは不可)。

編集

  • 通称「LOADER 4」。 ニューゲーム時に所有。惑星ルビコン3に降り立つ際に搭乗する。「実弾ライフル・光学ブレード・小型ミサイルを装備した中量二脚タイプ」という機体構成で、外付けレーダーこそ無く成ったもののシリーズ初期の構成に回帰した様な構成と成った。本作では、戦闘アクションを強化する「OSチューニング」の追加や、武器を失った状態ではエネルギーを消費しない格闘戦が可能に成る等システム面が刷新された事で、過去の初期機体と比べて絶対的なアクションの幅は広がった。


ゲーム以外のメディア編集

小説『アーマードコア~マスターオブアリーナ~』では主人公フリッツ・バーンが物語前半で搭乗する「アベンジャー」がこれに該当。

作中では用意された支度金で支給された機体に強化を施してから初めての出撃に臨んでいる為、原作ゲームで言う所の初期機体とは異なる。

強化段階は以下の通り。TYPE-2、TYPE-3はミッションで得た報酬が上乗せされた強化だが記載しておく。


TYPE-1:脚部を積載量を向上させたタイプに変更。実弾ライフル⇒大型ハンドガンに変更。単発発射式小型ミサイル⇒四連発射式小型ミサイルに変更。FCSを標準型⇒広域型に変更。動力を初期型⇒高出力型のものに変更。推進器を初期型⇒高推進力型に変更。レーダーを標準型⇒軽量型に変更。


TYPE-2:四連装小型ミサイル⇒単発発射式中型ミサイルに変更。最軽量レーザーブレード⇒強化型レーザーブレードに変更。レーダーユニットを小型・軽量のものに変更。


TYPE-3:脚部を積載量・防御力を強化したタイプに変更。単発発射式中型ミサイル⇒分離拡散型対空ミサイルに変更。ハンドガンを対AC用散弾タイプに変更。FCSをよりロックオン速度の速いものに変更。レーダーユニットを長距離タイプに変更。オプショナルパーツとして防御スクリーン、ロックオン高速化チップを追加。物語中盤で新型ACにバトンを渡す。



主人公以外の状況編集

AC自体がパーツの組み換えによる拡張性を売りにした兵器という事もあり、機体構成を大幅に変更する行為があまり一般的ではない世界観の4シリーズを含めても、主人公以外のパイロットが初期機体そのままの構成で戦闘するシーンはまず見られない。

PPの地雷伍長や3のアデューの様に、ほぼ初期機体そのままの様に見えても何かしらの手を加えている場合がほとんどである。


数少ない例外が3に登場するアップルボーイで、レイヴン試験時やストーリー前半のミッションで初期機体そのままのACを駆る姿を確認出来る。

レジーナも設定上は本機でレイヴン試験を受けていた様だが、プレイヤーが実際にその姿を確認する術は無い。


関連タグ編集

アーマード・コア アーマード・コア(ロボット) 中量二脚型AC 企業標準機

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