KARASAWA
からさわ
名称はフロムソフトウェアの当時社員だった唐澤靖宜氏に由来する。
シリーズ伝統の腕部用のエネルギー銃であり、プラズマライフルかレーザーライフルに分類される。
総じて重量はあるが火力に長け、使いこなすことさえできれば強力なパーツ。
ユーザーの間ではその印象強さからか、名前の一部が同系統のパーツの俗称にも使われることがある。
特徴的なシルエットは、初代AC開発時期にブームとなっていた某汎用人型決戦兵器の武装の一つが元ネタと言われており、初期作品において武器カテゴリーが「プラズマライフル」であるのもそのためである。
NXで母音が消失し「KRSW」という名称になり、4で「KARASAWA」の名前が完全に消えた。
一時期は「唐澤氏が退社したためその名を使うのが難しくなったから」という噂があったが、氏の退社は2の頃であるため名称の変更とは関係がなく、単なる憶測に過ぎない。
事実、Vにて「LR81 KARASAWA」として「KARASAWA」の名前は復活している。
真実は神のみぞ知る。ヽ(´神`)ノガッチターン
WG-1-KARASAWA
ムラクモ・ミレニアム製エネルギーライフル。
初代カラサワ。初代とPPでは「プラズマライフル」。MOAから「レーザーライフル」に分類される。
ムラクモ・ミレニアムから受ける「ある依頼」の潜入先に隠されている。
単発威力の高さからは考えられないほど発射間隔が短く、いかなる敵も粉砕する凄まじい時間火力を誇る。そのうえ総火力も十分、オプショナルパーツでさらに強化可能と至れり尽くせり。
ただし、ロックオンサイトが狭く照準精度も悪いため、実戦でスペック通りの火力を発揮するにはそれなり以上の技術が必要。特にACのような機動性の高い敵とは相性が悪く、対人戦では弱い武器として忌避される事もある。加えて、装弾数の少なさや腕部武器ワースト1の重量といった欠点から、機体構成にも工夫が求められる。
タンク、四脚、および重量二脚「LN-SSVR」との組み合わせは不可能。
この武器に関する有名なエピソードが、1作目における中盤のミッション『ACバトル』。
同作には同じ名前のミッションが2つ存在し、通常は敵AC2機とのハンデ戦になるのだが、ある条件を満たすと敵AC・ワイルドキャットとの一騎打ちとなる。
後者で登場するワイルドキャットはいきなり自機の真正面で停止するため、カラサワを装備していればただ武器発射ボタンを押しているだけで瞬殺可能。成功報酬が高額で、かつエンディング後には無条件で何度でも挑戦できるため、カラサワの良い的にされた。この時の一連の流れを表した擬音から転じて、弱い敵を瞬殺&荒稼ぎする行為を『ピーピーピーボボボボ』と呼ぶようになった。
主な使用機体はバウンティ(初代・MOA)、アナイアレイター(MOA)。小説版『ザ・フェイクイリュージョンズ』ではナインボールにも搭載されていた。
ちなみに、書籍『アーマード・コアを一生楽しむ本』やMOAのEXアリーナには前述の唐澤氏が考案した機体が記載、あるいは収録されているが、いずれもカラサワを装備していない。
WH04HL-KRSW
ミラージュ製ハイレーザーライフル。デザインはMWG-KARASAWAと同一で、性能も基本的にはそちらに準ずる。
命中時の発熱量が大幅に強化されたものの、装弾数が大きく減少し、発射消費ENも激増。エネルギー管理が難しいNシリーズ全般の調整も逆風となり、他の優秀な右手武器と比べて利点が少なくなった。
LRにおいては仕様変更により発射精度が大幅に低下、初代カラサワを思わせる癖のある武器となった。
しかし左手にも同型の武器が追加され、浪漫溢れるダブルカラサワが可能に。
また、左手武装は他部位の装備と同時に使用できるため、特に重装タンクのキャノン系武器+左カラサワは脅威となる。
主な使用機体はアイアンL-OW75(NX)、フォックスアイ(NX・LR)。また、小説版『BRAVE NEW WORLD』ではマーウォルスが使用している。
YWR27HL-KRSW2
ミラージュ製ハイレーザーライフル。
KARASAWA-MK2の復刻パーツ。
LRPに登場。デザインはSLPのKARASAWA-MK2と同一。
WH04HL-KRSWと比べると軽量で、発射間隔と攻撃力では勝るものの、消費ENが多い。
CR-WR93RL
クレスト製リニアライフル。
名称がKARASAWAではないどころかエネルギー武器でさえないものの、公式ではカラサワ系デザインの武器として扱われている。
ACNXが開発中だった段階では「CWG-RF-CHROME」という名称で【実弾版カラサワ】と報道されていた。
銃身にリニア機構が組み込まれているため、従来のライフル系武器と比べ高い火力・発熱量を誇る。重量もKARASAWAと比べて軽いため、他の武器との組み合わせもしやすい。
全弾命中させれば、これ一挺で重量ニ脚型ACや巨大特殊兵器を倒す事すらある。
主な使用機体はオラクル(NX・LR)、アイアンL-OW75(NX)、CR-C98E2(=NB版ナインボール)。
HLR01-CANOPUS
メリエス製ハイレーザーライフル。
読みはカノープス(りゅうこつ座のα星の名)、通称「カノサワ」。
名称こそ「KARASAWA」では無いものの、4版カラサワとしてデザインされている。
4・fAの設定画集では「4本目ともなると元ネタとされる某ライフルとは似ても似つかない形になった」と書かれている通り、従来のものと異なり後部コンデンサブロックが2股に分かれているデザインになっている。
カテゴリ全体の特徴として発射間隔が長いため、時間あたりの火力は特筆すべきほどではない。
しかし装火力は豊富で、さらにレギュレーション更新とともに強化される傾向にある。
コレを持っていけば、ネクストACが複数登場するミッションも安心してこなしていくことが可能。
しかしクリティークの方は、レギュレーションファイルによってはAIの問題か殆ど使おうとしない場合がある。
LR-81 KARASAWA
第二世代パーツのレーザーライフル(TE属性)。
「KARASAWA」の名称が復活。
Vシリーズのレーザーライフルは発射の際にエネルギーチャージ(所謂「溜め撃ち」)が必要で、フルチャージまでに要求される時間やエネルギーは多いものの、構え武器であるレーザーキャノンをも超える圧倒的攻撃力を持ち、弾の初速や距離減衰抵抗もレーザーライフル中では最高クラス。
代償として弾数が4発しかなく、過去シリーズに登場したエネルギースナイパーライフルに似た性能特性といえる。
他のレーザーライフルやレーザーキャノンとは若干異なる専用エフェクトが用意されており、加えて光沢の関係からカラーリングがやや暗く、艶めくような補正がかかっているなど、特別な武器であることが表されている。
主な使用機体はハングドマン、アクアリウス、MoH分隊(いずれもV)。
VDでは「X000 KARASAWA」に名称が変更されている。
44-142 KRSV
ACVIでは、オールマインド謹製のマルチENライフルとして登場。
KARASAWAの名称が再び消滅。カラサヴァ…?
(ちなみに、アルファベットにおけるWは元々UU又はVVの短縮文字であったため、KaRaSaVvaでちゃんとカラサワとなる)
ライフルを横に2挺束ねたような異様な外観をしているが、「マルチENライフル」という名が示すようにチャージでプラズマとレーザーを使い分けることが可能。
そのまま撃てば初代のようにプラズマ弾を高速で連射でき、1段階チャージで変形しレーザーを放つ。この時の外観は過去作のKARASAWAに似たものになる。
さらにチャージを続けることでプラズマとレーザーの複合ビームを放つ事ができ、このビームを当てれば大抵のACを一撃でスタッガー状態にできる。
欠点は腕武器最悪の重量とワースト2位のEN負荷であり、搭載するフレームやジェネレーターを相当に選ぶ。
また連射性能の割に発熱の大きさや弾数の少なさ(80発)も目立ち、通常射撃9連射でオーバーヒート、チャージすると4発、10発と消費弾数が増えていく(つまりフルチャージは最大で8回しか撃てない)。
加えて一撃でスタッガーできるとはいえ、命中後に発生する爆風が追撃扱いになるため、敵機がすぐに復帰してしまう。
直撃補正もあまり高くないため、ロマン武器枠のくせにロマンのある威力とは言い難く、オールマインドがポンコツ呼ばわりされる一因にもなっている。
後にアプデで弾数が2倍の160、弾単価も600から400になり継戦能力が大きく上昇。
…が、チャージの消費弾数も2倍になっているため
火力運用での使い勝手はむしろ燃費が悪化。チャージ一発で8000cが蒸発する。
火をつけろ。燃え残った全てに(※ただし報酬も含む)。
比較的軽量で、エフェクトの特徴がカラサワに似たレーザーライフルのことを
一部ユーザーの間では総じて「カルサワ」と呼ぶ傾向がある。
ZWG-XC/01
ジオマトリクス製レーザーライフル。
AAに登場。実質的な初代「カルサワ」。
武器としての性能自体は決して低くはないものの、対抗馬であるKARASAWA-MK2やEWG-XC213があまりに強力な為、レーザーライフルの中では性能も人気も最下位。
CWG-XCMK/70
クレスト製レーザーライフル。
SLに登場。
説明文には「クレストがカラサワに対抗して作った」と記されており、「カルサワ」というスラングが生まれるきっかけとなった武器とされる。同社初のレーザーライフルでもある。
カルサワの通称に相応しい軽量な武器で、外見もカラサワよりかなり小さい。
クレストの技術力不足のせいか単発火力・総火力ともにいまひとつで、カラサワのような主力武器としての活躍は到底期待できない。速射性・弾速に優れているため「ヒット数で稼ぐ削り用の武器」としての使用が基本となる。
確実に命中させていけば、当武器一つでACを倒すことができる。
CR-WR98L
クレスト製レーザーライフル。デザインはSLのCWG-XCMK/70と同一。
NXシリーズに登場。
説明文は「クレスト初のレーザーライフル、弾速の速さが特徴」となっており、カラサワに対抗したという文句は消失した。
カタログスペックはかなり悪く、NX、NBでは装備しているプレイヤーも少ない。
が、説明文の通り弾速に優れ当たり判定も大きめで、LRでは対AC戦用武器としての立ち位置を確立した。
絶対的な火力は心許ないため、組み合わせる左手武器のチョイスが重要。EOタイプのコアとの組み合わせも検討したいところ。また、追加弾倉エクステンションを活用できる数少ない武器でもある。 追加弾倉を装備したうえで、全弾命中させることができれば 当武器一つで戦車型ACを倒す事も可能である。
LR-81M KRSW
第二世代パーツのレーザーライフル。
Vに登場。
LR-81 KARASAWAの派生品で、形状は全く同じ。ただしカラーリング補正は存在せず、攻撃時のエフェクトも通常のレーザーライフルと同一。
少弾数・高攻撃力というスタンスは同じだが、LR-81 KARASAWAのような極端な調整とはなっておらず、扱いやすさでは勝る。
性能だけで言えばこちらの方が従来のカラサワに近いのだが、重量がわずかながら軽いため、カルサワのひとつとして扱われている。
VDでは「Au-L-K29」に名称が変更されている。
主な使用機体はR.I.P.3/M(VD)。
VE-66LRA
アーキバス先進開発局が開発した単身式レーザーライフル。
VIに登場。
作中では惑星封鎖機構に対抗するために基本性能を強化したとされている。
設定や作中の取得フラグ的にこちらの方が早く入手可能である上に、「カラサワとの差別化品」としての意義すら失われている。 劇中では。
だが、弾速はわずかにKRSVを上回り、構成次第で取り回しと火力のバランスがKRSVより良好(それこそ対人用武器として愛用する傭兵も多数)、何より長い銃身と肘側に伸びる機構も含めたシルエットがしっかりカラサワの文法に則っていることから、ファンの間では『軽いカラサワ』であった従来作のカルサワシリーズをまとめたような評価を与えられている。
AC→MoA | 2→AA | 3/SL | NX→LR | 4→fA | V→VD | |
---|---|---|---|---|---|---|
値段 | 75000 | 99000 | 88000 | 88000 | 1050000 → 200000 | 50000 |
重量 | 1000 → 1120 | 1120 | 1520 | 1400 | 1960 | 1081 |
EN消費 | 422 | 442 | 422 | 722 | 915 | 1001 |
攻撃力 | 1550 | 1580 | 1600 | 1400 → 1440 | 8551 | 10253 |
発熱量 | --- | 68 → 42 | 14 | 9000 → 8100 | --- | --- |
装弾数 | 50 | 50 | 50 | 30 → 40 | 60 | 4 |
射程距離 | 10000 | 500 | 550 | 550 | 671 | 352 → 452 |
リロード時間 | 8 | 53 | 55 | 72 | 114 | 300 |
使用時消費EN | 2900 | 3280 | 3400 | 4250 → 4462 | 4150 → 4450 | 27000 → 45950 |
※4系以降は最終レギュレーション時の性能。
全シリーズ共通(ロックタイプ:特殊)、タイトル固有のステータス(PA貫通など)は除外。
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一人称が狂っていて死にたくなる。それ以上に頭がおかしくて死にたくなる。友人と話していてコンガラガッタためにこういう話になった。東方で武器とか持ち出しちゃいけないんだろうなと思いながら。一応、前の話の続き。http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8056638,229文字pixiv小説作品