概要
元々将棋でよく使う言葉であり、王手(次の一手が王(玉)を取る手)になり、どの指し手であってもその王手を防げない状態を指す。
将棋では相手を詰ませる事が目的であり、詰みになった方が負けとなる。実際の対局では詰みになる前に投了(負けを宣言)する事が多いが多くの場合どうやっても負けが確定する=最終的に詰みとなるために投了する、というケースが多い。
チェスではチェックメイトと呼ばれるが意味合いはほぼ一緒である。
転じて
これらの事から転じて「どうにもいかない状況」の事を詰みと言う事がある。これはゲームだけでなくネットではよく使われる表現である。
「フン! 逃れることはできんッ! きさまはチェスや将棋でいう『詰み(チェック・メイト)』にはまったのだッ!」
ゲームでも同様に死亡、ゲームオーバーが確定などという意味で使われる。死亡やゲームオーバーすら出来ずリセットまたは離脱、あるいはタイムオーバーまで待つしかなくなった状態も含まれる。プレイヤーがコースやシナリオを作れる作品ではこのようなことが起こりやすい。死亡すらできない詰みは作成者の不手際であることが多く、こういう詰み方をする可能性はできるだけゼロに近づけるようにすべきだ。詰み方によってはバグの一種とも言える。一方でパズルゲームではプレイヤーの進め方次第で詰みが起こりやすいジャンルのため、簡単にやり直せるようなシステムにしていればシステム上の問題とはならない。英語ではstickという。過去形・過去分詞はstuck。『スーパーマリオメーカー』ではstuckというコメントが付くことがたまにある。
また麻雀などの場合安牌がない状態等、完全にどうしようもなくはないが自分として危険な状況に追い込まれる事も意味する場合がある。