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麻雀

まーじゃん

順番で牌を引いて、捨てて(打牌)、和了できる型を作って点数・順位を競うテーブルゲーム。
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曖昧さ回避

  • テーブルゲームの一つ。本項で解説。
  • 同名のおそ松さんの第21話Aパートのサブタイトル。→麻雀(おそ松さん)



概要

麻雀とは、中国発祥のテーブルゲーム。名前の発音は「麻将」の中国語読み。

8月1日は日本記念日協会認定による麻雀の日となっている。ちなみに、オンライン麻雀の日も制定されており、こちらは4月26日。

詳細

一から九まである「萬子」と「筒子」と「索子」、東南西北の「風牌」、白發中の「三元牌」、これらにそれぞれ同じ牌が4枚あり、合計136枚の牌で組成したゲームである。8枚の「花牌」(春夏秋冬梅蘭菊竹)も存在するが、日本のルールでは普段は使わない。その他に赤牌(赤ドラ)・予備牌がある。

麻雀牌


一卓のプレイヤーは基本的に4人だが、3人の場合3人用に調整されたルールで対局する。順番に牌を引いて(自摸)、捨てて(打牌)、和了(「ホーラ」と読む。「あがり」の事)できる型を作るのが目的。
他人の捨てた牌を納めて(チー・ポンなどで)、自分の牌の型の一部にすることができる。ローカルルール(地方ルール)が非常に多く、その全てを網羅するのは不可能であるため、本項では日本で主流の関東麻雀(いわゆるリーチ麻雀)について出来る限り簡潔に記述する。

関東麻雀

麻雀は配牌(最初に配られた牌)から常時(一部例外あり)13枚の牌を所有し、山(積まれた牌)からツモと呼ばれる動作で一時的に手牌を14枚にし、和了(あがり)とならない場合は手牌から不要となる牌を1枚を河(山の中央側の空き地)に捨てる動作を4人で繰り返すゲームである。

和了となるには役を完成させることが必要とされ、役が無い場合は和了する事が出来ない。役は基本的に14枚の牌を4面子(3枚1セットで、3枚とも同じ牌か、3枚が連続した数字(同種の数牌)になっている組み合わせ)1雀頭(同じ牌2枚)という形で揃える事で完成するが、七対子および国士無双のみ例外的な牌姿となる。
誰かが和了するか、全員和了出来ずに王牌を除いた山がなくなるまでツモり切った時を一局と呼び、基本的には8局(東場4局、南場4局)で一勝負となる。この8局を半荘(はんちゃん)と呼ぶが、これは中国の麻雀が基本的には16局を基本の一荘としていたことに由来する。日本では時間短縮の観点から半荘戦が主流であり、オンライン麻雀ではさらに短期決戦となる4局の東風戦も数多く行われている。また、近年スマートフォンなどで1局のみで対局を行う事が出来るものも登場している。

プレイヤーは親(1人)と子(3人)という身分を与えられ、一局ごとに反時計回りに親がずれていく。親の場合は和了った場合の点数が子の1.5倍となるが、ツモ和了された場合の責任払いが合計点数の半分(他2人の倍)となり、親で和了った場合は親が移動せずに同じ局を繰り返す(連荘(「れんそう」または「れんちゃん」)と呼ぶ)。
和了となった場合、役と和了形に応じて既定の点数が他者から支払われ、全8局終了時この点数が最も高い者が勝者となる。

プレイヤー間では「実力6割運4割」と表現されるほど運の要素が大きいゲームであり、一般的な麻雀ルールでは数局であれば初心者がプロに圧勝する事も珍しくない。こうした運による偏りを排除するには試行回数を増やす事が最も確実であり、そのため麻雀の強弱は長期的なスパンでのアベレージで測られる。また、厳密に腕前を測る必要があるプロのルールでは一発、裏ドラ、カンドラ、天和地和を認めないなど、極力運の要素を排する工夫がなされている。

しかし、現実的には一般人が数百、数千もの対戦を行うことは難しいため、数局、数半荘程度の勝負で雌雄を決する場合がほとんどである。運の要素も活かすのが麻雀というテーブルゲームの醍醐味であり、こうした戦いの方が麻雀の本質を表していると言えるだろう。
また、日本式麻雀はゼロサムゲームであるが、加点の方法が基本的に和了の場合に限定されて他者の和了に偏るとじり貧になりやすい。そう言った事態を減らす工夫(例えば役なしでも和了可にする等)そのものはほとんどされないことも実力重視に拍車をかけている。
容赦なく言ってしまえば、楽しむことを放棄した計算優先の者が勝つ仕組みになっていく。そうすると、後述の通り賭博として楽しむプレイヤーが多い現状、初心者狩りが横行しやすくなる。勝てない挙げ句に金銭を巻き上げられれば競技人口は衰退の一途を辿り、実力の低い新規も入ってこない悪循環に陥る。更に変化すると言うことは「覚えることが増える」ため、年配の人はその変化に戸惑い、ついていけない者、更に老齢による計算能力が衰えた者が負けていくので、実際に実力ゲームへと変化していっている。
このような競技人口の衰退を打開するべく、ノーレートフリーの『健康麻「将」』(後述)を皮切りに、プロ麻雀団体もノーレート競技麻雀の場をアマチュアにも提供してプロとアマチュア間の交流を図ったり、アマチュア限定ノーレート競技麻雀団体が発足されたり、何よりマナーの徹底(感情的な態度は慎む(特に牌や点棒の扱い方で現れやすい)等)を呼びかけたりと様々な取り組みがみられる。

プロ

将棋囲碁と同様に競技としてのプロがあり、段位制度を採用している。
アマチュアの打ち手に対しても、『日本プロ麻雀連盟』のオフィシャルネット対戦サイト『ロン2』を通じて段位・級位の授与が行れている。
競技麻雀のプロは「プロ雀士」と呼ばれる。ただ、プロとは言っても収入は決して高いとは言えず、副業(雀荘のスタッフ等)をこなす傍ら…の者も少なくない。しかし、近年のMリーグ発足により、抜擢されたプロ雀士には年俸が支給されるという好待遇…と前述のプロ雀士の所得はあまり高くないイメージを覆す流れも。

基本的なルール

  • 萬子、筒子、索子、字牌の計34種類136牌を使う
  • まずは席順を決める。字牌の東南西北を裏向きに置きそれぞれのプレイヤーが取り、取った牌が自分の仮の家となる(この時に東を取ったプレイヤーを仮東という)
  • その後サイコロで開始時の親を決める
  • サイコロを振り、山を開く場所を決め、そこからルールに従って、牌を取り、手牌を作る
  • 王牌の牌をめくりドラを決める
  • 親から順に山牌から牌を取り(自摸)和了でなければ捨てるを繰り返す
  • 和了の際、1翻以上の役が必要。(一翻縛りで、ルールによっては積み場が多いと二翻縛りになる場合も)
  • 和了(ロンかツモ)が宣言されたら成立役、符・翻を元に点数の享受を行う(詳しくは後述)
  • 王牌14枚が残った状態で和了者がいないと流局し、テンパイしている者とそうでない者との間でノーテン罰符として全員で計3,000点のやり取りを行う(後者はルールによってはなし)。
  • 規定局(東風戦なら東4局、半荘戦なら南4局)が終わるか、誰かの点数が無くなった時点で勝負終了(後者の場合続けるルールもある)

ポン/チー

他のプレイヤーの捨て牌に対し、一定の条件を満たす場合、その牌をもらって面子を作る事が可能である。ポンは捨て牌を使って刻子を、チーは捨て牌を使って順子を作る際に宣言する。チーは自身の前のプレイヤー(上家)の捨て牌に対してのみ行える他、チーとポンが被った場合にはポンが優先される。

ポンもチーも行った場合、手牌の該当する牌を晒す(副露と呼ばれる)ことになり、その面子はその局の間放棄したり、組合せを変更することは一切出来ない。何より、晒す事で相手に狙いを絞られやすくなると同時に放銃しやすくなる欠点もある。

カン

上述のように面子構成は3種類の牌を1つの組合せとするが、同一牌4枚を使って面子を構成することも可能であり、4枚で面子を作る時にはカンを宣言する。カンを宣言した場合、同一牌4枚を1面子として扱う事が出来る。この時事実上、手牌が1枚少なくなってしまう為、嶺上牌をツモって補充を行う。
また、他のプレイヤーの捨て牌をカンすることも可能であり、これは大明槓と呼ばれる。既にポンしている面子の牌がある場合もカンが可能で、これは小明槓と呼ばれるが、相手にロンされる場合もある(槍槓)。また、手牌に同じ牌が4枚ある状態でカンをすることも可能。こちらも牌を晒すことになるが、副露にはならない。ちなみにこのカンを暗槓と呼ぶ。

リーチ

面前で聴牌すると1,000点を場に供託してリーチをかける事が可能。リーチをかけると、1翻増え、一巡目和了で一発、和了時に裏ドラのチャンスも出てくるため高得点が期待できる。但し、入れ替えが出来ないだけでなく、相手に自分の聴牌を知らせる事になるためアガリ牌が出にくい欠点もある。また、暗刻と同じ牌をツモった場合、待ちが変わらない場合のみカン可能(ルールによっては和了放棄になる場合もある)。なお、一発・裏ドラなしのルールだとリーチのかけどころがより重要になってくる。

ドラ

麻雀で役のボーナスがつく牌のことをドラと呼ぶ。各局毎に1種類の牌がドラになる他、カンを行うことでドラを意図的に増やす事も出来る(前述のプロのルールでは採用されない事が多い)。また、赤ドラと呼ばれる常時ドラになる牌を使う場合もある。役がプラスされるため点数が高くなるものの、ドラのみは役として認められない。

フリテン

聴牌時、自分の捨て牌に待ち牌と同じ牌が1枚でもあったり、立直後にアガリ牌を一度でも見逃してしまったりするとロンできないという制約がある。また、立直をしていない状態で見逃がした場合その巡目では他のアガリ牌が出てもロンできないが、自分のツモ番の後だとロンが可能(同巡フリテン)。
なお、マークしている相手の捨てた牌や、ロンされなかった牌と同じ牌を捨てるという相手のフリテンを利用した守備のテクニックも存在。

点数

和了が発生すると和了者と他の対局者(ロンの場合放銃者)間で点数のやり取りが行われるが、この点数計算が麻雀での重要な要素であると同時に初心者の難関でもある

符は基本符20符に面子では刻子・槓子の揃え方(2(明刻(ロン含む))・4(暗刻)・8(明槓)・16(暗槓)、ヤオ九牌は中張牌の2倍)・待ちの状態(1種のみだと2符だが、複数ある場合でも1種あるようにとれる場合(ノベタン等)も2符)・アタマに使われている牌(役牌2符(ルールによっては連風牌4符))・和了方法(ツモ2符、但し平和自摸や七対子にはつかない)や状態(面前ロン・喰い平和10符平和自摸20符固定)の総和の1桁を切り上げ(但し、七対子は25符として扱う)、翻数は『場ゾロ2翻+役の翻数(複合含む)+ドラの数(1枚につき1翻)』で計算し、基本的に単位点は『符×2^(翻数)』に2桁以下の数値を切り上げて計算(但しこの計算式での上限は2,000(満貫))されるが、7翻以上だと翻数のみで計算(満貫(7翻2,000)・跳満(8~9翻3,000)・倍満(10~12翻4,000)・三倍満(13~14翻6,000)・数え役満(15翻以上8,000(ルールによっては三倍満どまり)))し、役満だと無条件で8,000点(ルールによっては役満同士の複合は16,000)になり、子のツモは子1倍・親2倍(満貫だと2,000・4,000)でロンは4倍となり、親のツモは2倍オールでロンは6倍(前述の1.5倍)となる。
なお、親の和了連荘や流局等で積み場がある場合、1本場につき300点加算される(ツモで各100点、ロンで300点)(ルールによっては積み場が1,500(通称『場千五』)だったり、積み場そのものがなかったりする場合もある)。

一部のローカルルールでは符計算をしない場合もあり、その場合、30符統一で計算される。

暗黙のルール

麻雀ではマナー遵守の徹底・イカサマ禁止は勿論、『競技性を損ねる行為をしない』という暗黙のルールがあり、以下の行為をすると他のプレイヤーの反発を招く事も少なくない。

  • オーラスで4位のプレイヤーが4位のままになる和了をはじめ、トップ以外のプレイヤーが順位の変わらない和了(親の場合は連荘になるため除外)。
  • カンドラありでテンパイしていないのにカン(他家の晒している明刻や槓子に新ドラが乗った日にゃ…ドラポンと同じ戦慄)。
  • 一発・裏ドラありでダントツトップのプレイヤーが役があるのにリーチをかける(リーチでの和了は一発・裏ドラで満貫になりやすく、1位と2位以下の差が大きくなりかねない)。
  • トビありで故意に相手をマイナスにする和了(役満や裏ドラでの加算は除外)。
  • 故意にチョンボを犯す(対象者がパオの場合、役満払いにするルールもある)。


余談

金銭を賭したギャンブルの対象とされる事も多いが、日本では違法行為である。ちなみに国会議員が仲間うちで賭け賭博をしていたのではという疑惑が出た際、国会でどのくらい賭けたら違法かと質問が出たが、サラリーマンの食事代くらいは黙認という答えが当時の法務大臣から出ている。
また、とある重大な事件が発覚した際に報告を受けた警察幹部が、報告を放置して賭け麻雀を続けていた疑惑が出た際には「賭けていたのは商品券だから問題ない」と弁明した例もある。
どの道違法に変わりは無いので、言い訳には使わない方が身のためである。

また、このギャンブルの対象というイメージが強いためか、後述する漫画やドラマ等の創作作品で麻雀が取り上げられる場合、しばしば金銭に留まらず生命や身体そのものを賭けの対象とされたり、その展開においてもイカサマ行為が横行したりと言った「闇ゲーム」扱いの描写となることが少なくない(例えば「アカギ」の「鷲巣麻雀」や、アーケードゲームの脱衣麻雀作品など)。そういった創作作品の悪影響以外にも、一時期大学生等がタバコを吹かしたりしながら徹夜で延々と麻雀に明け暮れる(所謂徹マン)という姿が有名になったこともあり、不健康で退廃的な印象が非常に強い。
こういった悪印象を打ち払うため、「賭けない吸わない飲まない」を標榜し、純粋な思考型テーブルゲームとしての麻雀を推奨する「健康麻将」を提唱するNPO団体やそれに賛同するプロ雀士も存在する。また「咲-Saki-」は麻雀を題材にした漫画作品でありながら賭け事や裏社会をテーマとして取り扱わないという方向性で話題を呼んだ作品であるが、一方で麻雀専門誌や麻雀大会を開催するCS局などはむしろ積極的に裏社会をテーマにした作品を流し続けており、社会的な印象としても未だ純粋なテーブルゲームの座には戻れていないのが現状である。

ビデオゲームにおいては、かつては脱衣麻雀と呼ばれる一種のアダルトゲームが主流であった。その後規制の進行に伴ってアーケードシーン等で見ることは殆ど無くなり、代わりにインターネットの普及とコンピュータの高性能化に伴い、インターネットによって対戦相手を募って対局を行うオンラインゲームや、プロ雀士の打ち筋を再現するCPUルーチンを持ったタイトルなどが主流になり、一応このジャンルでは「健全化」がされた状態になっている。
ただし前出の創作作品における扱いによる悪印象や、脱衣麻雀や初期麻雀ゲームの劣悪な(あるいはインカムを重視し極端に偏った)洗牌ルーチンによる、特に相手方の役満が極端に出やすいという異常な調整が行われた時代が長かったためか、現代のオンライン麻雀ゲームにおいても洗牌に偏りがある、開局時点で誰が勝ち誰が負けるか決められていてそれに沿った形でツモの内容が決められている、等とする、いわゆるイカサマが横行しているという噂は絶えない。このためタイトルによってはそう言った意図的な調整をしていないことを証明するために、牌山の内容を後から確認できるようになっていることもある。

関連タグ

ゲーム テーブルゲーム 麻雀牌
ドンジャラ ポンジャン 雀荘
ギャンブル 賭け麻雀 描け麻雀 競技麻雀 Mリーグ
近代麻雀 片山まさゆき 福本伸行
麻雀(おそ松さん)

麻雀漫画 - 麻雀以外のゲームで賭け事や勝負が行われている事もある。

麻雀ゲーム

麻雀格闘倶楽部 セガNET麻雀MJ - オンライン対戦の出来る麻雀ゲーム。現在のゲームセンターで麻雀ゲームと言うと、この2作品を指す事が多い。

ひぐらしの哭く頃に雀 東方幻想麻雀 役満DS
桃色大戦ぱいろん 雀偵物語 雀魂

脱衣麻雀 - かつてのゲームセンターにおける麻雀ゲームの代表格。規制が進んだため現在ではPC用アダルトゲーム以外で見かけることはない。

フラッシュ麻雀 しらぎくフラ雀 - リーチ麻雀(三人麻雀含む)は勿論、中国麻雀台湾麻雀アルシーアル麻雀等も網羅。

別名・表記ゆれ

マージャン

麻雀用語

麻雀役の一覧 ドラ チョンボ 立直 満貫 ハネる

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