ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

他のプレイヤーが加槓しようとした際の牌が和了牌の場合に成立。1翻役。一応、正式には槓ではなく槓であるが、この字が使われる事が多い為、この記事でも槍槓として紹介する。


ローカル役などを除けば恐らく最も出にくい1翻役であり、役満を除く役としては三槓子の次くらいに出にくい役。


その理由はいくつか考えられるが、まず第一に加槓という行為そのものがそれ程頻繁に起こることではないというのが大きいだろう。


まず槓そのものがあまり起きないのだから加槓という行為が少ないのは当然である。ポンした状態で同種牌をもう1種類ツモってくる必要があるが、その状況になることがあまりないだろう。そして、仮に4枚目をツモって来たとしても加槓するかどうかは微妙なところである。


加槓を行う事で得られるメリットとしては符数の向上と槓ドラをめくる権利を得ることが出来ること、そして嶺上牌をツモることが出来る事が挙げられるが、符数の向上は多くの場合は最終的に10符増える程度であろうし、槓ドラをめくったとしてもその槓ドラが自分に有利になるかどうかは不明である。更には加槓をする時点で副露しているため、裏ドラの権利は無いのだから、他のプレイヤーのドラを増やす可能性の方が高いと言える。最後の嶺上牌をツモるメリットも、嶺上開花出来るかどうか、或いは有効牌をツモれるかどうかといえば槓ドラ同様運の要素が強い。


つまり、槍槓以外にも「他家のドラを増やす危険性がある」というリスクを背負って加槓をするかどうかというと微妙なところであり、加槓出来る状態でもそのまま4枚目の牌を捨てたり、順子の構成に用いたりするケースは少なくないだろう。


そして次に基本的に槍槓のみしか役が無いというケースは少なく、加槓するプレイヤーがポンする時に聴牌していれば普通はロンするだろうから、その時点で聴牌ではなく、その後に聴牌、というケースが多いだろう。しかしながら、もしその牌を待ち牌として使うのであれば聴牌形としては和了牌が少ない待ちであるということになる。特にカンチャン、ペンチャン待ちである場合は地獄待ちということになり、他のプレイヤーが順子牌として用いている可能性も考慮すれば、余程その待ち牌の形にこだわりが無ければ待ち牌を変える事が多いはずである。よってこの役で和了される可能性はより低くなる。


一応、立直一発の状況で加槓を槍槓できれば「槓を阻止した」ため一発と複合する。また、国士無双の場合のみ暗槓に対して槍槓出来るルールがある場合もある。尚、槍槓自体は特殊ではあるがロン和了である為、振聴であればそちらが優先(すなわちチョンボ)されるし、槍槓出来る状況を見逃した場合は同巡振聴、立直後であれば以後振聴となる。


ネット上では咲-saki-加治木ゆみの槍槓が有名であるためか槍槓=加治木ゆみという印象も強いようである。但し、同作では彼女と同卓していた池田華菜も槍槓で和了っている(こちらは差し込みの形)。


尚、古役であり現在ではほぼ採用される事は無いが、二索の図柄を槍に見立て、二索の加槓に対して槍槓で和了した場合「二索槍槓」という役が付くルールもあった。満貫役(ただしローカル役、古役にありがちなことだが、点数にばらつきがある)。


中国麻雀では8点役で、打点に恵まれなくても即和了可だが、前述の確率の低さからやはり狙うべきではないのは確か。

また、4点役『和絶張』(待ち牌が場に3枚見えている(捨て牌・副露共に)状態かつその待ち牌で和了する役でリーチ麻雀では不採用)も必ず複合するが、高点法により無効(つまり最低でも8点)となる。


関連タグ

麻雀 麻雀役の一覧 嶺上開花

咲-Saki- 加治木ゆみ

関連記事

親記事

麻雀役の一覧 まーじゃんやくのいちらん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 5447

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました