ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

中国本場の麻雀のルールで、国際公式ルールでもある。日本のリーチ麻雀とは似ても似つかないゲーム性(詳しくは後述)。

もともと、北京オリンピック頭脳スポーツとして導入を試みたルールが由来であるが、今ではリーチ麻雀とともに欧州麻雀協会の公式ルールとして採用されている・

花牌8枚も使用するため、計144枚の牌を扱う。役の数もリーチ麻雀の倍近くあり、馴染みのない役は勿論、リーチ麻雀では役にもならないような役(待ち等)も多く存在する(詳しくは採用役一覧表に)。役の配点もリーチ麻雀と異なり、優遇されている役(七対混ヤオ九小三元等)もあれば、そうでない役(タンヤオピンフ役牌全帯ヤオ九一色等)もある。

役の多さからリーチ麻雀とは違い、役の取捨選択が求められる局面が多く、運よりも技量に重点が置かれる。

点数の単位は1で、日本ではリーチ麻雀の点棒の点を100で割って換算する。

花牌はツモったらすぐに抜いて扱う。抜いた花牌は和了した際1枚につき1点加算される。また、抜いてツモ和了しても槓上開花はつかない

槓について、暗槓は相手に何を槓したか伏せておき、和了した際に開示する。

点数計算は全役の加算で、必ず複合する役は点の高い役を優先する(例:1点役『無字』(字牌なしだが1・9牌あり)と2点役『タンヤオ』(字牌も1・9牌もなし)は後者が優先)。

和了の条件は花牌を除いて8点以上で、和了の際、ツモアガリもロンアガリも「和(フー)」と発声する。ロンアガリは主に放銃者から点を取る(和了点に供託の8点追加で、放銃していない者も供託として8点払う)のに対し、ツモアガリは全員から点を取る(和了点に供託の8点追加)ため、ロンアガリ以上の得点になる。

アガリ牌によって高め低めの分岐がある場合、低めだと和了条件である8点に満たないケースも多く、ほぼ高め一択になりやすい。(ただ、低めを見逃しても後述のフリテンの概念がないため後で高い方が出ても遠慮なく和了可)

因みに、フリテンの概念がないため、現物でもロン可能。逆に言えば、リーチ麻雀とは打って変わって、攻めに重点が置かれるため、守りを意識するのは相手の晒した牌に対してのみ(大・小三元狙い等)となる(ただ、ツモアガリされると前述の得点システム上、放銃以上の失点になるが)。

日本では麻雀と言えばリーチ麻雀が主流だが、国内でも国際公式ルール(中国麻雀)を採用している団体も存在する。

基本的なルール

  • 1点単位
  • 一荘戦(北場まで)
  • 和了の際は8点以上必要(花牌除く)
  • 和了者以外全員供託として8点支払う
  • 王牌なしで、ツモ牌がない時点で流局
  • 連荘はなし
  • 場が変わる度に席替えを行う
  • 複数ロンは頭ハネ(上家優先)
  • フリテンの概念なし(現物でもロン可)
  • 後付けの概念なし
  • 喰い替え自由
  • 包はなし

など。

採用役一覧表

役名点数内容備考
自摸1副露状態で自摸アガリ不求人の下位役
一般高1一種の数牌で二組の同じ順子を揃えるリーチ麻雀で言う一盃口にて副露可
喜相逢1二種の数牌で同じ順子を揃える三色三同順の下位役
連六1一種の数牌を順子で123・456等と繋げる清龍の下位役
老少副1一種の数牌で123・789と揃える清龍の下位役
無字1字牌なしで揃える老頭牌ありにて断幺の下位役
幺九刻1老頭牌・客風牌の刻子これに限らず刻子系の役は槓子でも可
明槓1一組の明槓子を揃える双明槓の下位役
缺一門1一種の数牌以外で揃える字牌の有無は問わない
辺張1辺張待ち待ちが複数ある場合は無効
坎張1坎張待ち同上
単調将1単騎待ち同上
花牌1花牌を抜く1枚につき1点だが、8点縛りを満たさない
門前清2門前でロンアガリ
平和2全面子が順子かつ字牌なしリーチ麻雀とは違い待ち・副露の有無は問わない
断幺2老頭牌・字牌共になしで揃えるリーチ麻雀でも採用
箭刻2三元牌の一つを刻子で揃えるリーチ麻雀でも採用
圈風刻2場風牌を刻子で揃えるリーチ麻雀でも採用
門風刻2自風牌を刻子で揃えるリーチ麻雀でも採用
四帰一2四枚の牌を槓せずに面子や対子として揃えるいわゆる四枚使い
双同刻2二種の数牌で同じ刻子を揃える三同刻の下位役
双暗刻2二組の暗刻を揃える三暗刻の下位役
暗槓2一組の暗槓子を揃える双暗槓の下位役
不求人4門前で自摸アガリリーチ麻雀で言う門前清自摸和
和絶張4捨牌や副露で場に待ち牌が三枚見えている状態で和了する待ち牌の種類が複数ある場合は三枚見えている種類の牌のみ
双明槓4二組の槓子を揃えるうち一組は暗槓子も可
全帯幺4字牌や老頭牌絡みの面子のみで揃えるリーチ麻雀とは違い字牌の有無は問わない
三色三歩高6三種の数牌で順子を1ずつずらして揃える一色三歩高の下位役
碰碰和6全て刻子で揃える役リーチ麻雀で言う対々和
混一色6一種の数牌と字牌で揃えるリーチ麻雀でも採用
五門斉6全種の牌で揃える萬子・索子・筒子・風牌・三元牌を使用
全求人6全て副露してロンアガリ暗槓子があると不成立
双箭刻6三元牌のうち二つを刻子で揃える箭刻の上位役
三色三同順8三種の数牌で同じ順子を揃えるリーチ麻雀で言う三色同順
花龍8三種の数牌で123・456・789と揃える清龍の下位役
槓上開花8槓をした際に和了するリーチ麻雀で言う嶺上開花
搶槓和8相手が自分の待ち牌を加槓した際にロンアガリリーチ麻雀で言う槍槓
妙手回春8最後の一枚で自摸アガリリーチ麻雀で言う海底撈月
海底撈月8最後の捨て牌でロンアガリリーチ麻雀で言う河底撈魚
双暗槓8二組の暗槓子を揃える暗槓の上位役
三色三節高8三種の数牌で刻子を連番で揃える一色三節高の下位役
推不倒8筒子の1234589、索子の245689、白だけで揃える逆さでも同じ見え方の牌
無番和8役無しで和了0点の最低条件として1~3組副露、数牌は全種、順子1組以上、暗刻1組以下、槓子なし、字牌は対子のみ、複数待ち、ロンアガリ
三風刻12風牌のうち三つを刻子で揃える小四喜の下位役
大于五12数牌の6~9だけで揃える全大の下位役
小于五12数牌の1~4だけで揃える全小の下位役
清龍16一種の数牌で123・456・789と揃えるリーチ麻雀で言う一気通貫
三色双龍会16二種の数牌で123・789、残りの種類の数牌は5の対子で揃える一色双龍会の下位役
一色三歩高16一種の数牌で三組の順子を1~2ずつずらして揃える123・234・345、123・345・567等ずらし方を揃える必要あり
一色四歩高32一種の数牌で四組の順子を1~2ずつずらして揃える同上
三同刻16三種の数牌で同じ刻子を揃えるリーチ麻雀で言う三色同刻
三暗刻16三組の暗刻を揃えるリーチ麻雀でも採用
全帯五16全ての面子と対子が数牌の5絡み
全大24数牌の7~9だけで揃える大于五の上位役
全中24数牌の4~6だけで揃える
全小24数牌の1~3だけで揃える小于五の上位役
一色三節高24一種の数牌で三組の刻子を連番で揃える一色四節高の下位役
一色三同順24一種の数牌で三組の同じ順子を揃える一色四同順の下位役
七対24七つの対子を揃えるリーチ麻雀とは違い四枚使いも可
全双刻24偶数牌だけの全刻子・対子で揃える
清一色24一種の数牌のみで揃えるリーチ麻雀でも採用
七星不靠24全ての字牌を1枚ずつ揃え、数牌を筋で揃える数牌は種類ごとに147・258・369と揃える必要あり
全不靠12数牌を筋で揃えつつ字牌を1枚ずつ揃える同上
組合龍12数牌を筋で揃え、残りは面子・対子か字牌1枚ずつかで揃える同上
混幺九32字牌と老頭牌のみで揃えるリーチ麻雀で言う混老頭
三槓32三組の槓子を揃えるリーチ麻雀で言う三槓子
一色四節高48一種の数牌で四組の刻子を連番で揃える一色四同順より揃え易い
一色四同順48一種の数牌で四組の同じ順子を揃える88点役より頻度が低い
小三元64三元牌のうち二つを刻子、残り一つを対子で揃えるリーチ麻雀でも採用
小四喜64風牌三つを刻子、残りの一つを対子で揃えるリーチ麻雀でも採用
清幺九64老頭牌のみで揃えるリーチ麻雀で言う清老頭
字一色64字牌のみで揃えるリーチ麻雀でも採用
四暗刻64四組の暗刻を揃えるリーチ麻雀でも採用
一色双龍会64一種の数牌で123・789をそれぞれ二組並びに5の対子を揃える三色双龍会の上位役
大三元88全種の三元牌を刻子で揃えるリーチ麻雀でも採用
大四喜88全種の風牌を刻子で揃えるリーチ麻雀でも採用
連七対88一種の数牌で七組の対子を連番で揃えるリーチ麻雀のローカル役『大車輪』が近い
四槓88四組の槓子を揃えるリーチ麻雀で言う四槓子
十三幺88十三種のヤオ九牌のうち一種を2枚刻子、それ以外は1枚ずつ揃えるリーチ麻雀で言う国士無双
九蓮宝燈88一種の数牌で1112345678999にて同種の任意の数牌を揃えるリーチ麻雀とは違い純正である必要あり
緑一色88索子の23468並びに發だけで揃えるリーチ麻雀でも採用

関連タグ

麻雀

外部リンク

日本麻将体育協会 - 国際ルールである中国麻雀ルールを採用している麻雀団体。

フラッシュ麻雀 しらぎくフラ雀 - 中国麻雀がプレイ可

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

中国麻雀
4
編集履歴
中国麻雀
4
編集履歴