概要
門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)とは、麻雀役の一種。1翻。
名前の通り門前(メンゼンで)清(混じりのない)自摸(ツモ)和(和了)をすると成立。
要するに他者の牌を一切使わずに和了すると成立する役である。
略して「ツモ」や「メンツモ」と呼ばれるが、壁牌から牌を1枚取得する「ツモ」とは別物である事に注意。
副露しなければ牌姿や状況にかかわらず成立する役であるため、点数が1000点未満で役なしでも立直をかけられない、役なしでダマテン、フリテン立直といった時に頼らざるを得ない役である。
嶺上開花や槍槓などと違い偶発役とはみなされない事が多いため、なしなしルール等で門前清自摸のみであがっても基本的には認められるし、二翻縛りも基本的には突破出来る。
三人麻雀では萬子の中張牌が抜かれており、扱う牌が少ないため、面前でテンパイしやすい事と相まって和了の頻度が高い。
中国麻雀では4点役『不求人』に相当し、副露したら和了条件である8点以上が見込めない(0点で和了する役『無番和(8点)』狙いを除く)場合、面前で手を進めてツモアガリを狙うケースも。