概要
萬子、筒子、索子のどれか1種類のみを使って和了すれば成立する。6翻。副露すると食い下がりで5翻となる。
ローカル役を除く役満以外の役としては最高位の役であり、門前であれば跳満、副露しても満貫が確定する。タンヤオ・ピンフ・対々和・一気通貫など複合可能な役も多く、立直やドラも含めた複合の仕方次第では数え役満も射程に入る程の破壊力のある手。牌の種類や面子の構成によっては、上位役の九蓮宝燈、緑一色、大車輪など役満手になる場合がある。
河には一色を除く数牌と字牌が大量に捨てられるため、混一色以上に相手にばれやすい。大体の場合はポンやチーを駆使して手を進めることになるだろうが門前であっても、中盤以降ともなればほぼ間違いなく警戒される。
また、門前であれば多面待ちになって待ち牌が分かりにくくなるだけでなく、そもそも聴牌しているかどうかもわかりにくいことも少なくなく、初心者泣かせの役であるとも言える。ゲームであればあがれるかどうかは自動判定してくれるだろうが、リアルの場合は誤和了、そうでなくてもフリテンに注意。
勿論の事だが、一種の数牌だけを14枚集めればあがれる訳ではなく、『門子4組+対子』か『対子七組』の形で揃える必要がある。
チンイツと略される事が多い。チンイチとも言われる事があるが最近はまず用いられない。また、門前の清一色はメンチンと呼ばれるが、期待値的には四暗刻よりも完成しにくいと言われる(実際には、四暗刻が出来る前にポンすることも多いだろうから、メンチンの方が上がりやすいとは思われる)。三人麻雀では出にくいのは確かだが、それでも大分出やすくなる。
いずれにせよ、配牌で一種の数牌が固まっていた時には視野に入れると良いだろうが、混一色を狙えるなら無理に清一色にしないのも一手。
中国麻雀では24点役で何と、七対と同じ点数かつ、小三元(64点)以下…とリーチ麻雀とはあべこべの待遇ぶりで、下位役の『混一色』に至っては配点が6点で単体での和了は不可の始末。
台湾麻雀では8台役でリーチ麻雀でいう役満に等しい配点。
また、最遊記の登場人物の名前でもある(下のイラストを参照)。
関連イラスト
麻雀の清一色の例 最遊記の清一色