概要
三元牌の内2種類を刻子または槓子にし、残る1種類を雀頭にすると成立する。2翻。食い下がりはない。三元牌の2つが役牌となるため実質4翻役であり、三元牌2個+役牌対子であるため、高確率で満貫以上が確定する手である。
上位役には大三元がある。
小三元が出来る状況は主に4つであり雀頭の単騎待ち、雀頭確定での無関係の箇所の待ち、三元牌同士のシャボ待ち、高目大三元のシャボ待ちである。
雀頭の単騎待ちのケースの場合はもしも白待ちの時に発、中を既にポンしてしまっている場合、恐らく白を捨ててくれるプレイヤーは居ないだろう。前述の通り、上位役には役満である大三元がある為、既に立直を掛けており降りられない状況か、(最悪大三元に対しても勝負出来るほどの)勝負手でなければ出和了はまず期待出来ない。その為、この状況になると大三元はおろか、小三元すら狙うのは厳しくなる。
高目大三元のシャボ待ちの場合も二副露している場合もう一つが出てこないためしょうがなく安目の小三元で和了、というケースも多いだろう。
大三元も同様であるがこの役の場合無関係な箇所で待つことが出来れば和了出来る可能性は高まるし、運良く暗刻で三元牌を集める事が出来れば、警戒される可能性は低いのも強みである。
中国麻雀では64点役で、リーチ麻雀で役満役の四暗刻・小四喜・字一色・清老頭と同じ点数…とかなりの優遇ぶりである。また、下位役に『双箭刻』(三元牌の2種を刻子として揃える6点役)が存在する。
台湾麻雀では4台役で、1台役『三元牌』とは複合しないが、複合させる場合は2台役として扱われる(本役+三元牌×2で実質4台)。